★中心市街地活性化協議会支援センターよりのお知らせが届きました。
https://machi.smrj.go.jp/
号外 / 2022.9.1
■「逆境に打ち勝て!令和の商店街まちづくり」シンポジウムの参加申込を受付中
中小企業庁主催にて、商店街や地域の未来を探るシンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムは、商店街や中心市街地をベースに、持続的なまちづくり、伴走支援、都市経営の観点から考える商店街と、各回でテーマを変えながら全国3箇所で開催いたします。
参加費は無料で、オンラインでのご視聴も可能です。全国どの回にもご参加いただくことができますので、奮って、ご参加くださいませ。
□シンポジウムの詳細(事務局HP)
https://www.sympo-jinzai.jp/
※ご参加には申込みが必要です。お手数ですが、本ホームページからお申込みください。
□参考:第1回の開催日・テーマ(詳細は上記事務局HPをご参照ください)
開催日時:9月13日(火) 14:00~16:30
開催場所:愛媛県松山市 (オンラインのご視聴も可能です)
テーマ:持続的なまちづくりにおける商店街の方向性
□申込期限
9月12日(月)13:00
※現地参加は定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申し込みください。
NPO法人の「まちづくり協会」の季刊 まちづくり協会 20号が発刊されました。(画像をクリックすると拡大します)
「地方会員の方々の活動状況や頑張りなどについて寄稿いただきました」、とのことです。
末席に名を連ねている、わたしのつたない文も掲載いただきました。奈良の報告としてアップします。
NPO法人 まちづくり協会のホームページです→http://npo-tma.org/
ホームページにも掲載されています。
かつて視察に訪れてお世話になった、長崎県佐世保市の竹中慶三さん。
石川県小松市の山本義之さん。新潟県十日市町の小林 均さん。
京都市の早崎 真魚さん。まちづくり協会の増田 勝理事長。常任理事の鈴木 隆男さん。
そうそうたる皆さんの投稿が載せられています。
最近でた話題の本を手にいれて読みました。木下斉さんの「稼ぐまちが地方を変える・・・誰も言わなかった10の鉄則」という本です。
スローガンだけの「地方創生」はもう要らない。稼ぐ民間が、まちを、公共を変える!地域ビジネスで利益を生むための知恵を10の鉄則にして伝授。
NHK出版新書 本体740円
木下斉さんは1982年東京都生まれ。まちビジネス投資家/事業家。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事。早稲田大学卒業。一橋大学大学院修了、経営学修士。内閣官房地域活性化伝道師。
以前奈良市役所の一般公開の職員研修の講演会でもお話を聞いたこともあります。
10の鉄則とは
鉄則1 小さくはじめよ
鉄則2 補助金を当てにするな
鉄則3 「一蓮托生」のパートナーを見つけよう
鉄則4 「全員の合意」は必要ない
鉄則5 「先回り営業」で確実に回収
鉄則6 「利益率」に徹底的にこだわれ
鉄則7 「稼ぎ」を流出させるな
鉄則8 「撤退ライン」を最初に決めておけ
鉄則9 最初から専従者を雇うな
鉄則10 「お金」のルールは厳格に
ちょうど奈良新聞に共同通信の記事がでていました。
奈良もちいどのセンター街北入口から50mのところに「きらっ都・奈良」が10月1日にオープンします。(旧奈良マーチャントシードセンターですが、名前も変わります)ただいま最後の工事中です。
オープニングセレモニーは10月1日朝11時から。
1階の10軒の起業家の店舗は、先立って9月30日(日曜日)采女祭りの日に、プレ・オープン予定で進められています。
オープン後はどうぞ賑々しくご来館ください。
なお、株式会社まちづくり奈良、そして奈良市中心市街地活性化協議会の事務局は、「きらっ都・奈良」の4階にすでに移転しています。
完成予想のパース図です。
目下、株式会社まちづくり奈良では、オープンに向け、入居者の皆さんと共に準備の真っ最中です。
奈良商工会議所や株式会社まちづくり奈良の皆さんで視察旅行に行ってきました。出発前にSさんがしらべてくれた概要です。
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1. 日程等
○視察日程/平成24年7月3日(水)~4日(木)一泊二日
○視察地 /大分市中心市街地(中央町・竹町)
北九州市小倉中心市街地(魚町地区)
2.視察の目的
○視察目的/今後の「まちづくり会社」運営や具体的なまちづくり事業を、行政からの委託の枠を越えて実行して行くには、各先進地まちづくり会社の 事業例や運営計画ならびに事業採算性などについて視察研修を実施する必要がある。
○大分市選定の理由と視察のポイント
/大分市では、2007年に大分市と大分商工会議所、地元新聞と同系列の IT会社、各金融機関、地元百貨店「トキハ」、大分市中心部の商店街振興組合 などが出資する「(株)大分まちなか倶楽部」(資本金1000万円)を設立
(社長:矢野利幸氏=ヤノメガネ社長・大分県振連・竹町商店街振興組合理事長)、
タウンマネージャー牧 昭市氏の下で「まちなか開業サポート」「イベントプロデュース」 などの事業を展開している。
一方、近年JR大分駅の整備に併せた大型店の進出も計画されており、商店街としても予断を許さない状況となっている。これに対する対策も参考としたい。
○小倉地区選定の理由と視察のポイント
/小倉駅南西の地区は、古くから商業集積として賑わったところであり、魚町商店街のアーケードは、商店街の力で設置された日本最初のアーケードであったといわれる。
TMO「北九州まちづくり応援団株式会社」(2005年設立、会議所、小倉商業連合会、北九州市、井筒屋ほか各種民間企業が出資、資本金3200万円)が「こくらタウンナビ」のサイトを開設し、開業支援やイベント開催、情報発信などを行っている。
また、魚町には三つの商店街組合(魚町1丁目商店街振興組合、魚町商店街振興組合、魚町サンロード商店街協同組合)が存在するが、二つの振興組合が出資して 「タウンマネジメント魚町」という事業目的会社が作られている。(社長 梯 輝元氏=中屋興産社長、魚町一丁目(商振)理事長)
同社では、ICポイントカード「UOCA」や100インチ「魚町ビジョン」の運営等を行っている。
また梯社長の中屋興産では「家守事業」として古いビルをリノベーションした「メルカート三番街」を開設し商店主やアーティストの支援育成を通じて商店街の活性化を目指している。
1丁目と2,3丁目を結んで、国道をまたぐアーケードも設置されている。 (平和通り向かい側の「コレット」は元の「小倉そごう」である)
大分は、単一のまち会社ですが、小倉はTMO会社とともにより狭い地域での会社が存在。民間会社である「中屋興産」の役割も大きそうです。
もと奈良女子大学生活環境学部の西村一朗先生のブログのことは、以前から奈良女子大学の現代GPでうかがっていて、時々拝読していました。
しばらくぶりに、拝見しましたら今回の東日本大震災について非常にわかりやすく、なるほどというお話を展開されています。
おすすめしたいブログです。
春に奈良に来られた NPO法人まちづくり協会理事長の三橋先生のメルマガの以下の記事が届きました。なるほど、と思います。三橋先生から転載のご了解をいただきましたので、紹介します。
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皆様:
構想日本の発信するメルマガ【JI.メールニュースNo.476】で、西郷さんの論説が 出ていましたので、ご紹介方々、私の考えも展開させていただきました。
【1】 コンパクトシティは中小企業を振興する 都市計画家(コミュニティデザイナー)西郷真理子 ~数字のマジックを見抜く発想の転換~
高松市の丸亀町商店街で、食に係る連続イベントを行った際、「未来の食卓」を見た。
小学校の給食をすべてオーガニックにしていくことに取り組んでいる南仏の村を舞台にしたドキュメンタリーで、本国では思わぬ大ヒットを記録したということだ。
葡萄に農薬を散布する農民が、散布後は鼻血がとまらなくなると語るシーンがあるが、一緒に参加していた、地産地消レストランを成功させた「葡萄の樹」の小役丸さんも、かつて同じ経験をしたそうだ。
沢山の印象に遺るカットの中で、私が気になったのは、専門家が無農薬でない野菜は本当に安いのだろうかと問いかける場面である。 農薬や土地に対する被害、流通にかかるエネルギーの消費などを勘案すれば、実は有機野菜より高価なのではないかいうことだ。 環境などへの外部不経済が価格に内部化されていないという問題は、ズッと前から指摘されていて別段新しいことではないが、ツイそんなことは忘れざるを得ないほど日常化しており、思い出さされるとハッとするのである。
私が取り組んでいる中心商店街の再生にも、同じようなことがたくさんある。商店街は、郊外大型店に比べて、品揃えが少なく、価格が高く、サービスが悪いと言われる。
そしてしばしば従業員一人当たりの売上げが比較される。 実際、大型店では従業員ひとりあたりの年間売り上額は4000~5000万円で、 商店街の1000万円程度に比べれば遥かに大きい。
これをもって効率あるいは生産性が比較されるわけだが、ちょっと待って欲しい。
これを雇用問題と捉えれば、同じ売り上げで、商店街の方は何倍もの雇用を生み出すことができるということだ。
郊外の大型店は、その維持に、中心市街地の商店の何倍ものコストがかかっているのである。利益も大きいが、それは現地には残らない。 中小企業は集積してこそ効果があがる。 中小企業ががんばることによって地域社会は活性化し、雇用も生み出される。
コンパクトシティ(※)を実現する中心市街地は、そのような場としてきわめて重要だ。
もっとも、こんな数字のマジックをいくら説いたところで、中心市街地商店街の魅力が顧客となる市民の目線とズレていては意味がない。 中心市街地商店街はどのような役割を果たすべきなのか、私はここでも大きな錯覚があったと思っている。
つまり、商店街が大型店と同じ品物で競おうとしてきたことである。 言い換えれば、中小企業の育成目標を大企業に置いたところに間違いがある。 商売の醍醐味は、 「どんなに優れた製品も、売る人、使う人がいなければ、成り立たない」 ということである。
この原点に立つと、商店街には大型店では出来ないビジネスの領域が一気に広がる。
中心市街地商店街の逆襲はこれからが本番である。
(※)コンパクトシティ:従来の都市計画を見直し持続可能な都市開発を目指す
都市・まちづくりの政策。 具体的には「住」を含めた様々な諸活動(「職」・「学」・「遊」「憩」など)を都市の中心部にコンパクトに集積することで、中心市街地活性化等の相乗効果を生もうとするもの。
西郷さんの ~数字のマジックを見抜く発想の転換~ を興味深く拝見しました。
何年か前に、「エコマネー」を巡って、この分野の先駆者加藤敏春さんとさわやか財団の堀田力さんが対談しているのを聞きました。 両者期せずして、新ライフスタイル論となりました。 モノの効率より、心の充実が重要となる時代となったという認識です。
『モノの効率』 =仕事量 ÷ 時間
『心の充実度』 =時間 ÷ 仕事量
例えば、車5台を1時間で作ると、『モノの効率』は、5
5時間かけて車を1台作るとすれば、『心の充実度』は、5
幼児が、積み木の車をすばやく1時間で5台作るのと 考えながら5時間かかって車1台を作るのを比べると、『心の充実度』は考えながら5時間かかって車1台を作る幼児 の方が、はるかに高い、ということ。
これからの日本は、『モノの効率』を上げるように、努力すること、これも大事だが 、『心の充実度』を上げるような、ライフスタイルに転換することが大事、 ということだ。
大体、小売業が、一人当たりの生産性や、店舗面積当り生産性を言い出してから、日本の小売業はおかしくなった。 これは、1975年くらいから始まった。
工場のベルトコンベアと同じように、客扱いを始めたからだ。 工場のベルトコンベアのスピードを上げれば生産性は上がる。 しかし、顧客の扱いで、生産性向上を目指すことが、果たして消費者満足につながっているか。
小売業は、一つ一つの商品に責任を持ち、一人ひとりのお客さんの心の満足を追求すべきであり、無闇に生産性を上げるだけでいいはずはない。
これは飲食業でも当てはまるものだろう。
西郷さんの ~数字のマジックを見抜く発想の転換~
から、広く展開した話になってしまいましたが、
私が思っていることを引き出していただき感謝しています。
2010年11月4日
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三橋 重昭(S.Mitsuhashi) clc@d3.dion.ne.jp
NPO法人まちづくり協会 http://news.tmaj.jp/
理事長(事務局)
〒112-0002 東京都文京区小石川2-3-26小石川ビル403
TEL 03-3812-4158 FAX 03-3812-4159
☆ 三橋重昭著 『よみがえる商店街』 ↓ 「学芸出版社」より刊行
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1262-0.htm
☆ 三橋重昭著 『地域小売店のカード戦略』 」(1997年ダイヤモンド社刊)
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長浜城近くの琵琶湖岸の和風旅館に一泊しました。
朝から長浜城公園の一角を散歩したあと、暑い盛りですので、曳山博物館をたずねました。
涼しくて快適。りっぱな曳山が2台ガラス越しに展示されているのが見えました。
2階では、曳山祭りなどのDVD映像を自由に見ることができました。同業のこの町のKさんもお世話役で画面に登場しました。
6才から12才の男の子が2ヶ月くらいの特訓で、みごとに子供歌舞伎を演じます。本番は4月15日ころだそうですが、すでに来年のスタートははじまっているそうです。
黒壁界隈の、町家へ。町家横丁を久しぶりに訪ねました。クーラーがきいてとても気持ちが良いところでした。小さな店がたくさん並んでいます。
大手門通りのかつての集合商業施設が、この5月に「まちの駅」に変わっていました。とても雰囲気の良いお店でした。入り口には、ミストが設置されていました。聞くところによれば、まちづくり会社が経営されているということでした。
黒壁スクエアから北国街道へ。
以前、町家を一棟ごと貸す、宿泊施設をつくる計画をききましたが、見事にできていました。
季の雲ゲストハウスというそうです。hpがありました。
http://www.nagamachi.co.jp/news/cat6/post_1.html
中心市街地活性化基本計画で、国の予算もたくさん獲得され、すすんでいるようにうかがいました。これからも注目したいし、参考にしたい町です。
夢京橋キャッスルロードはセットバックして、ファッサード(建物の正面)も同じイメージでつくられた通りです。
「街並みづくりのイメージテーマは、城下町の伝統を継承した格子窓、
袖壁、白壁、軒庇が続く町並み……古くて新しいOLD NEW TOWN。
街路拡幅工事は平成元年着工で平成11年に全て完成した。
当初は、現在のような商店街づくりを目指したものではなかったが、建物景観の統一を図り、すぐ背後に国宝彦根城があることにより、建物を建替えた地権者にはテナント出店の申込みが相次ぎ、建物、景観イメージに合った店舗の出店が相次いだ。」ということです。(後述の三橋理事長の文から引用させていただきました)
その一画に以前は知らなかったのですが、今回はじめてたずねたのは、「彦根四番町スクェア」です。大正ロマンをイメージして作られたという再開発のまちです。
NPOまちづくり協会の三橋理事長の彦根四番町スクエアの以下のレポートにくわしく書かれています。「hikone.doc」をダウンロード
かつての、銀座通りは懐かしい感じもしました。スーパー平和堂はかつてのように町の中でがんばっていました。
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