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2017年9月 6日 (水)

「ニッポンの国宝100」啓林堂で販売されています。

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新聞に1ページの全面広告が出ていましたが、ウィクリーの「ニッポンの国宝100」という本が出ました。

小西通りの啓林堂の店頭では、旧知のNさんがこの本を販売中でした。「ニッポンの国宝100」が山積みされています。初回は、税込500円。おまけもついています。
早速、買いました。
やはり、本は地元の本屋さんで買うことをおすすめします。

この本にも関わっている旧知の友人のKさんからのおすすめのメールを紹介します。

「けさの朝刊に宣伝が載っていますが、小学館「ウィークリーブック ニッポンの国宝100」が今日創刊されます。

第1号は阿修羅像と風神雷神図屏風

このように毎号、2つのジャンルの異なる国宝を紹介していく50冊のシリーズです。

阿修羅は、高校入試の試験問題にも出ましたし、思い出深い仏像です。
よくぞ天平時代から何度もの被災をくぐり抜けて残されたものと思います。
実物大で掲載する頁があり、その魅力に迫ります。

このシリーズの最後の頁に「写された国宝」という連載があり、明治初期から国宝がいかに記録され、また写真家によって表現されてきたかをたどります。この特集を担当しておりますので、店頭でご覧ください。

今や全国の2割の市町村に書店がないという事態ですから、店頭というのもなかなか難しい。
私の住んでいる町も、家を出てすぐの場所に、小さな本屋さんがありましたが、つぶれてしまい、神保町ですら、大型書店がなくなってABCマートになる時代。

初回500円で、鳥獣戯画の模様があるトラベルケースが付いています。
全巻予約すると国宝図書カード500円、3枚セットプレゼントというビックリの小学館が久しぶりに力を入れている企画です。」

2017年8月 6日 (日)

小谷稔著 『明日香に来た歌人』

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万葉集の始まりの地といえる、奈良・明日香。万葉集にも多く歌われています。
そしてその風景は、日本の原風景ともいわれています。
明治以降多くの歌人が明日香を訪れ、歌を残しています。
そこに焦点をあてて、このたび新アララギの選者であり歌人である小谷稔先生が、『明日香に来た歌人』という本を書き表されました。
明日香に行った歌人ではなく、明日香に来た歌人というタイトルから、著者が奈良に住み、何度となく明日香を訪ねていることがよくわかります。

文芸社発行。700円+税。文庫本サイズ、292ページ。

行政区分としての明日香ではなく、現在の橿原市、桜井市、高取町の一部をも含む「明日香」を中心とされています。

明治以来の長塚節、島木赤彦、中村憲吉、斎藤茂吉、土屋文明、上村孫作、落合京太郎、柴生田稔、釈 超空、川田順、佐佐木信綱、會津八一、尾上柴舟、窪田空穂、佐藤佐太郎、小暮政次、前川佐美雄、岡野弘彦、前 登志夫、大塚布見子、宮地伸一、雁部貞夫、猪股静弥、倉林美千子、三宅奈緒子という25人の歌人の短歌と飛鳥の歴史、文化などが書かれています。

最後に明日香のご自分の歌も披露されています。


細峠の若草藉(し)きてただに向ふ山の彼方に山霞みたり     (昭和43年)

山田寺回廊跡の草生には干瓢の種二筵(むしろ)干す  (昭和63年) 

飛鳥川の水みな引きて浄御原の早苗の田原光みなぎる (平成2年) 


斉明紀の石の工事の跡見れば赤兄思ふ欺かれし有間皇子思ふ (平成12年) 

飛鳥川の源流の穿つ森ふかく女(め)滝ありさらに登りて男(お)滝 (平成18年) 

文明先生の歌あれば葉を裏返し紫背(しはい)すみれを友に示しぬ (平成19年) 

この古墳に母恋ふる幼きまぼろしの二人を置きて峡に下らむ (平成22年) 

故里のごと奥明日香親しきにここにも子ども一人だに見ず

   (平成27年)

また明日香の歴史や見どころ、南渕請安、中大兄皇子や藤原鎌足の話、大海人皇子のたどった道や、稲渕、栢森、飛鳥川などの明日香、飛鳥寺、岡寺、橘寺、石舞台、甘樫丘、雷丘、酒船石。

畝傍山、耳成山、天の香久山、藤原宮・・・・。

 
読んでいると、明日香を時を超えて歩いているような写実的な描写です。 
読んでいるうちに、歌の解説のみならず、明日香の歴史、意味、関わり合い、まるで実際に、明日香を歩いて訪れているような展開でした。早速読み終えました。おすすめの一冊です。

 

 

 

 

 

 

2017年7月29日 (土)

『正岡子規 人生のことば』岩波新書

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新聞の書評を読んで、本屋に立ち寄るたびに探していた、この春発行された『正岡子規 人生のことば』岩波新書を
奈良市花芝商店街のベニヤ書店で見つけました。820円+税。

「病と闘いながら短い一生で文学革新をなしとげた正岡子規。畏友夏目漱石には「僕はモーダメニナッテシマイマシタ」と弱音を吐き、人生行路定まらぬ高浜虚子には「貴兄ニ半椀ノ飯ヲ分タン」と激励するーー著作・書簡を読み解きながら彼の人間的魅力を紹介し、そのことばのなかに、私たちが今を生きるヒントを見いだす。」

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目次から。

泣・・・生きているから弱音もはく

希・・・病んでいるから、望みをもつ 

友・・・知己には厚く、熱く

笑・・・苦しいからこそ、ユーモアを

識・・・本質を見通し、突く

独・・・俗を離れて、ひとりゆく

親・・・家族、故郷を思う

進・・・ひたむきに、道を

正岡子規年譜(1867年愛媛県松山生まれ、1902年逝去。36才)

子規を巡る人々(索引)

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全部で80の項目で正岡子規を浮かび上がらせています。

正岡子規と奈良とのつながり
日清戦争従軍記者として、中国にいき、船で神戸へ帰りましたが喀血して重病に、そして入院加療。
奈良にその後最後の旅行をし、有名な柿の歌、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」などを残しています。
奈良市内の対山楼に逗留しました。
その対山楼のあとは現在、天平倶楽部という日本料理店になっており、その庭には「子規の庭」が子規の妹の律の子孫の方によって作られています。
おすすめスポットです。→
http://shikinoniwa.com/summary

2017年7月 7日 (金)

月刊『ならら』7月号

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月刊『ならら』7月号は伊勢本街道の旅(大和から伊勢国境まで)を特集されています。
かつて大阪から奈良に入り伊勢までお参りされたという話があります。
今も年末からお正月にかけて旅されるユースホステル主催の催しもあるそうです。
かつて年末から正月にかけて、奈良大学の鎌田先生のゼミを中心に学生さんが伊勢参りをされていたことを思い出します。文中、やはり興福寺南円堂近くの旅籠に宿泊されたらしくその絵地図も載っています。

江戸庶民の夢、一生に一度のお伊勢参り。伊勢本街道は、奈良から伊勢に向かう3つの街道のなかでも最短で参宮できるルートとして賑わいました。鞍取峠など旅人に恐れられた難所を含むことでも知られます。7月号ではこの伊勢本街道を特集!街道を歩いて路傍に佇む道標や燈籠を訪ねながら、伊勢国境を目指します。

2017年7月1日発売/定価:500円

器まつもりでも販売しております。

月刊『ならら』のHPです→http://www.narara.co.jp/

2017年5月 1日 (月)

呉座勇一著『応仁の乱』

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近頃、周りで読んでいる人も多く、ベストセラーだという呉座勇一著『応仁の乱』を読み始めています。中公新書、300ページ。

応仁の乱

室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(1467~77)。細川勝元、山名宗全というときの実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれだけ長期化したのかーー。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。

との紹介です。

応仁の乱は京都のことと思っていましたが、奈良でもその影響が大きいことを知りました。室町時代の応仁の乱のこの本には春日大社、興福寺、大乗院、一乗院などが描かれています。ただ一読したくらいではあまりよく理解できてはいません。

書店では最近、この本にかぎらず応仁の乱の本が多いように思います。

2017年4月30日 (日)

堺屋太一著 『団塊の後、三度目の日本』

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表紙の太陽は、日の出でしょうか、あるいは日の入りでしょうか。

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出張先の書店で見つけて早速買いました。
堺屋太一著の予測小説です。
いままで、何冊か堺屋太一の予測小説を読んでいますが最新作です。
発行がこの4月30日です。
いま、2020年の2回目の東京オリンピックに向けて世の中は目標としてよく言われていますが、そのあとの時代はあまりよくわかりません。
2026年ごろに時間を設定して、どうするのかという予測小説です。
一番上の世代のおじいさんは1948年生まれの団塊の世代で70才代の半ば過ぎです。
その息子は中央官僚で50才くらい。

孫は大学生で就職間近です。
316ページ。
毎日新聞出版。1600円+税。

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そういえば、以前にやはり堺屋太一著の『平成三十年』という何もしなかった日本の暗い未来をあらわした青い本と、改革をした明るい未来をあらわした赤い本とがありました。来年はいよいよ平成三十年、どちらの方向に向かっているのだろうか気になります。

2017年4月20日 (木)

『地域商業の底力を探る』

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先日、関西への出張の折、奈良もちいどのセンター街を数年ぶりに訪問され歓談させていただいた、三橋重昭先生からこの3月30日に発行された本『地域商業の底力を探るーー商業近代化からまちづくりへ』をご紹介いただきました。早速白桃書房に注文して送ってもらいました。

「地域商業の文化表現力は崖っぷちに立たされている地域商業の「底力」となるのではないかと問題提起した」

具体的に、地方都市として高松市(香川県)、甲府市(山梨県)、鶴岡市(山形県)、長岡市(新潟県)、都会の船橋市(千葉県)、立川市(東京都)をとりあげて書かれていますが、大なり小なり各地方都市の参考になると思います。白桃書房、定価3400円+税。244ページ。

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2017年3月26日 (日)

ならら4月号

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ならら4月号はちょうど、快慶の特集をされています。税込500円。器まつもり・本店でも販売しています。

2017年3月16日 (木)

『かぎろひの大和路』復刊33号発行される

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いつもじっくりと調べられて書かれている『かぎろひの大和路』復刊33号がいよいよ発行されました。
全国各地の奈良ファンの方にたいへん好評です。
バックナンバーもいつまでもよく買われているそうです。
今回の特集は「藤原氏の光芒」佐保、奈保の道です。
定価300円+税。
全28ページながらとても内容豊富で何度もじっくりと読むことができます。

HPです→http://www4.kcn.ne.jp/~kagiroi/

2017年3月13日 (月)

尾田栄章さん著『行基と長屋王の時代』

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ご紹介いただいていた本を小西通りの啓林堂書店で先日ようやく見つけました。
尾田栄章さん著『行基と長屋王の時代』です。副題として、行基集団の水資源開発と地域総合整備事業と書かれています。現代企画室発行、2400円+税。

日本書紀や古事記、そして続日本書紀などの文献などをしらべて、図面や現地を訪れて、行基集団がいかに大きな土木工事をしたか、そして長屋王と行基の結びつき、長屋王の後ろ盾があったから行基集団は大きな土木工事ができたと説かれています。
また、尾田さんがフランスのセーヌ川やアジア、エジプト、中東、ブラジルなどの世界中の現場で見られたことを元に行基集団の土木技術の高さを解き明かしておられます。
以前の尾田栄章さんの「セーヌ川」の上流から下流までをくわしく書かれた本もずいぶん前に読みましたが、徹底した現場主義の展開はとても説得力がありますし、自分で考えることの大切さ、納得するまで考えるという姿勢に共感を覚えます。

そして文中の最後に、「故里・奈良での新しい一歩を踏み出す寒い朝、平成28年12月16日  尾田栄章」とあります。

奈良に帰られ、ますますのご活躍を祈念します。よろしくお願いします。

※なお、小西通りの啓林堂では、あまりこの本は品薄で入ってこないといっておられましたが、12日行くと一番奥の奈良や歴史関連の棚にたくさん並んでいました。

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