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2019年3月13日 (水)

『和楽』 4・5月号

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『和楽』4・5月号です。
日本美を探す春の旅!京都、金沢、奈良が特集されています。
奈良のページです。
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奈良、花の名刹を巡る
入江泰吉さんの写真でこれは仏隆寺の千年桜です。
見開き2ページの大きな写真ですが、スキャナーが小さく左半分の写真で申し訳ありません。
協力は入江泰吉記念奈良市写真美術館。
そして構成は、小西治美さん。小西治美さんは高校以来の同級生です。今も大活躍です。

「奈良では東大寺のお水取りがすむと、寒さのなかにも陽光に春の訪れが感じられます。次々と花が咲きそろい、物静かだった古刹も華やぎを見せます。そんな花の大和の風趣をこよなく愛した入江泰吉。
花開く天平の文化に想いを馳せ、花を愛でた万葉びとの心を添わせて訪ね歩いた写真家の作品は、私たちの原風景ともいえる美しい日本の春を誘ってくれます」

陽春法起寺塔遠望

雪柳と當麻寺東塔

「大和路の風趣は、四季を彩るとりどりの花によって、よりこまやかに、より豊かなものにされる」ーー入江泰吉

大野寺枝垂れ桜

春めく二月堂裏参道

大仏殿春爛漫

山田寺跡 白藤

室生寺塔と石楠花

東大寺大仏殿と桜
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奈良の春の魅力を伝えてくれています。
「和楽」のHPです→https://www.shogakukan.co.jp/magazines/series/022000

そして実際に奈良県各地を訪れるのが第一ですが、なかなかそれぞれの最高の場面にタイムリーにいくことも難しいものです。が、そこは写真家の皆さんがその魅力を伝えてくれるのも有り難いと思います。
先日訪れた奈良市高畑町の入江泰吉記念奈良市写真美術館では4月7日まで、「奈良の世界遺産」展が開かれています。
入江泰吉さんのおすすめページ→http://irietaikichi.jp/gallery/

2019年2月 9日 (土)

安部龍太郎著、小説『平城京』

先日なら100年会館の万葉オペラのための鼎談とコンサートがありました。万葉学者の上野誠先生やバリトンの三原剛さん、NHKの湯木奈良支局長の鼎談がありました。興味深いお話でした。
そしてソリストや合唱団による演奏がありました。
2月11日の万葉オペラの案内でもありました。
会場に、第148回の直木賞作家の安部龍太郎さんがおられ上野先生から場内の満員の人々に紹介されました。わたしもお会いできました。そういえば昨年、啓林堂書店で安部龍太郎さんの小説『平城京』を買ったままになっているのを思い出し、このほど読み終えました。
角川書店。1800円+税

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藤原京から急遽、平城京に遷都されることになったこと、その様子をリアルに小説にしていました。
主人公、阿部船人の活躍。遣唐使のこと。葛城族や行基集団のこと。唐や百済のこと。天智天皇系と天武天皇系の角逐があったこと。元明天皇や元正天皇のこと。藤原不比等のこと。阿倍仲麻呂、吉備真備のことなどいろいろな人間関係が描かれ、平城京の建設当時のことを描いています。
ストーリーは意外な展開でしたがこれは読んで確かめてみてください。

2019年1月 8日 (火)

森見登美彦『熱帯』

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直木賞候補になっている、森見登美彦さんの「熱帯」を奈良・小西通りの啓林堂で買いました。1700円+税。分厚くて以前は見送っていたのですが、今回は思い切って買いました。読み始めると引き込まれてしまいました。不思議な展開です。文藝春秋のページ→「熱帯

森見さんは奈良出身で京都大学に行かれたとのこと、現在は奈良の郊外に住まれているとのことです。

16日には直木賞の発表があるそうです。

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(追記)

直木賞発表までに読もうと読み出しましたが、引き込まれて三夜で500ページあまりを読み終えました。不思議な感覚です。この本を最後まで読んだ人はいない、と本の帯には書いてありますので、ともかく最後まで読もうと思いました。
感想文想文は?と友人から言われたのですが、わたしには手に余ります。東京での沈黙の読書会という不思議な会があり、京都の吉田山あたりの不思議な扉にはいり、満州に行き、「熱帯」に行きました。そこでの次から次へと起こる不思議な出来事。千夜一夜物語とかロビンソンクルーソー、宝島、など・・・。


2018年10月18日 (木)

澤田瞳子著 『龍華記』

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興福寺中金堂落慶法要が終わり、小西通りの啓林堂書店で、澤田瞳子著 『龍華記』に出会いました。平家による南都焼け討ちのころを書かれた新作です。角川書店発行、1700円+税。

第1章、平家の軍勢によって般若坂の守りが破られ、興福寺、東大寺や町などが焼け討ちになる様子、第2章、復興の様子、第3章、庶民や町の様子など・・・、第4章、平家の没落、終章、興福寺、仁和寺、山田寺・・・。

澤田瞳子さんの鋭い筆致で、焼け討ちがいかにたいへんなことであったか、そのころのこと、人間模様が深く描かれています。320ページながら、後半はとくに一気に読み終えました。

「怨みごころは怨みを捨てることのみによってのみ消ゆる」というお経の一節が再三述べられます。

ちょうど14日、興福寺会館で出版記念の帝塚山大学のフォーラムがありましたのですこし聴講してきました。

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作者プロフィール

澤田 瞳子(さわだ とうこ、1977年生まれ )は、日本の歴史学者、小説家。京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。専門は奈良仏教史。(ウィキペディアより)



 


 

2018年8月 8日 (水)

佐伯啓思著 『死と生』

お盆が近づき、終戦・敗戦記念日が近づきました。
先輩のMさんからご紹介を受けました。
奈良県出身で奈良女子大附属高校の同窓である、佐伯啓思さんの『死と生』という新潮新書からこの7月に出版された本です。

題名は重くて、避けたいタイトルですが、読みはじめるとすべて理解できたわけではないのですが、読み進めることが出来ました。本体760円。

月刊『新潮45』連載の「反・幸福論」(2017年7月号~2018年4月号)に加筆を施し、改編したとのことです。
この連載からすでに6冊の新書と1冊の選書が上梓されていて今回が8冊目ということです。

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・「生老病死」は以前からよく聞いた熟語ですが、生死の間には、老と病があること。

・死そのものは経験して語る人がいないのでわからない生の方から見た「死」である。

・死そのものよりも、自分では何もできない死に至る長い期間が怖いのではないか、
・最後には弱り自分では何もできず、自分ひとりでは死ぬことが出来ないこと。
・仏教から見た死について、

などが印象にのこる言葉です。

目次を見ると

第1章、超高齢社会で静かに死ぬために

第2章、「一人では死ねない」という現実を知る

第3章、われわれは何ひとつわからない

第4章、死後の世界と生命について

第5章、トルストイが到達した「死生観」

第6章、仏教の輪廻に見る地獄

第7章、「あの世」を信じるということ

第8章、人間は死ねばどこへゆくのかーー浄土と此土

第9章、「死の哲学」と「無の思想」--西部邁の自死について

第10章、「死」と日本人ーー生死を超えた「無」の世界

2018年7月 8日 (日)

森本公誠著 『東大寺のなりたち』 岩波新書

東大寺の森本公誠長老(東大寺218世別当)の最近上梓された、『東大寺のなりたち』が小西通の啓林堂書店にたくさん平積みされていました。最近話題の本であり早速買って読みました。新書ながら学術書なみの内容の濃さでしたがわかりやすく書かれています。

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森本公誠著 『東大寺のなりたち』 岩波新書、840円+税。

最初に、東大寺の創建のころをくわしく書かれています。
聖武天皇の息子である基親王の夭折、羂索堂、法華堂、東大寺山界四至図などから書き起こされています。

本の扉より

華厳宗大本山東大寺。聖武天皇の発願に始まるこの寺院は、古来どのような存在意義を有していたのか。入寺から約七十年。東大寺長老である著者は、その問いかけの答えを創建時代の歴史に求めてゆく。朝廷内の政争と陰に陽に絡みながらも、救済の寺としての道を歩んだ東大寺のなりたちを解き明かす。

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目次

 

はじめに

 

第1章、東大寺前史を考える

 

1、山房の時代

 

2、金鐘・福寿寺の時代

 

3、大養徳国金光明寺の時代

 

第2章、責めは予一人にありーー聖武天皇の政治観

 

1、学習の時代

 

2、政治の真価とは何か

 

3、仏教思想による民心の救い

 

第3章、宗教共同体として

 

1、天皇の出家と譲位

 

2、寺院と墾田地

 

3、寺院形態への模索

 

4、国分寺と東大寺

 

第4章 盧舎那大仏を世界に

 

1、開眼供養会へ向けて

 

2、大仏開眼会の盛儀

 

3、新羅はなぜ大使節団を派遣したか

 

4、聖武太上天皇の晩年

 

第5章 政争のはざまで

 

1、権謀術数をめぐらす仲麻呂

 

2、仲麻呂の排除

 

3、称徳天皇重祚

 

4、政争ふたたび

 

第6章 新たな天皇大権の確立

 

1、仏教界の綱紀粛正

 

2、仏教勢力の排除

 

3、藤原種継暗殺事件

 

4、平安京で構想新たに

 

参考文献

 

略年表

 

結びにかえて

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森本公誠師のプロフィール(ウィキペディアより) 

 

森本 公誠(もりもと こうせい 1934年 - )は華厳宗の僧侶・イスラム学者。文学博士。

2004年から2007年まで第218世東大寺別当・華厳宗管長を務める。現在は東大寺長老。

長年にわたり仏教者の立場から国内外でイスラム教との交流を重ねてきた。

経歴

兵庫県姫路市生まれ。
1941年、父が京城の師団司令部附となり家族で移住。
京城府の龍山国民学校に入学。
父の異動のため帰国し、小学1年の二学期から小学四年まで広島市で過ごす。
通った中島国民学校(現・広島市立中島小学校)は今の平和記念公園の南側にあり、原爆の爆心地のすぐ近くだった。
退役していた父が再び臨時招集を受け、原爆投下4ヶ月前の1945年3月に奈良に転居。
広島の家の近所の子供や友人はほとんど亡くなった。
15歳で東大寺に入寺。
奈良女子大学附属中等教育学校を経て1957年、京都大学文学部卒業。
1961年エジプト・カイロ大学留学。
1964年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
1968年京都大学文学博士取得。

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2018年7月 6日 (金)

長谷川潔著『ある新聞記者の履歴書』

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フェースブックつながりで長谷川潔さんからご案内をいただきました。

「前の職場の日経からなかなか言ってこないので、自分で「私の履歴書」を書いて出版しました。
生い立ちや企業取材や国際報道の現場で体験したことなどを失敗談を混じえてまとめました。
古稀を過ぎたいま、先延ばししない方がよいと考えました。
どんな担当でも一流の記者たらん、とした奮闘記ですが、もう一つの人生となった合唱音楽をめぐる幸せな歩みにも紙幅を割きました。
Amazonで1000円で買えます。「一時的に在庫切れ」とサイトでは表示されますが、注文があると出版社から取り寄せるようで、申し込んでいただくと、いつ頃届けられるかのメ-ルが来る仕組みです。
読みやすい文章は保証します。
お読みいただければ、嬉しいかぎりです。」

長谷川さんは、学生時代、合唱団での先輩です。

素晴らしいベースで、うしろで歌っていただくととても歌いやすかったことを思い出します。

その後、長谷川さんは日本経済新聞社にお勤めになりました。

現在、東京アカデミー合唱団の代表を務めておられます。
演奏会でお会いしたり、メールのやり取りをしています。
素晴らしい方とお知り合いになれたものです。東京アカデミー合唱団のHPです→https://www.tokyo-academy.com/

 

早速注文して5月末に到着。ちょうど休みでしたので、早速読み始めました。 

長谷川さんの三重県津市の幼少のころから、中学高校、大学へ。
東京外大のグリー、そして東京アカデミー合唱団へ。
 

日経新聞に入社され、奥様との出会い、本社や地方勤務、そしてアジアへ。
要人との思い出やときどきの世界情勢などを交えての記者生活が詳しく書かれています。
 

アジアの総責任者やニューヨークのアメリカの責任者など。
音楽とのかかわり。
日経新聞社の顧問を2年して、アカデミー合唱団を中心とした生活に。
 

2011年東日本大震災の直後の演奏会。
バンクーバーでの演奏会。
バッハのマタイ受難曲。
昨年のロ短調ミサ・・・。

長谷川さんの濃い半生をまとめられていて、まさに日経新聞の「私の履歴書」、いえそれ以上の量であり中味であると思います。

一気に3時間で読み終えました。

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長谷川潔著『ある新聞記者の履歴書』

Amazonで1000円(税込)

2018年6月21日 (木)

『地域創生の戦略と実践』

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このほど『地域創生の戦略と実践』が出版されました。

目次は

第1章、地域創生の概念と戦略的視座

第2章、地域創生とマーケティング戦略

第3章、地域創生とブランディング・デザイン戦略

第4章、地域創生と地域居住戦略

第5章、商店街再生による地域創生

第6章、地域創生と観光まちづくり

第7章、地域創生へのツーリズム戦略

第8章、地域創生とクリエイティブシティ

第9章、地域創生と推進主体

終章、今後の地域創生への展望と課題

①地域創生のあるべき姿

②今後の地域創生への展望

③地域創生へ向けた今後の課題

編著者や著者の中に、濱田恵三先生や神戸一生先生、中川佳英子先生ら旧知の先生方もおられます。
奈良もちいどのセンター街にも取材頂き、夢CUBEを第6章の実践例として書いていただいています。
ありがとうございました。

『地域創生の戦略と実践』 晃洋書房発行、1900円+税

2018年3月30日 (金)

「かぎろひの大和路」発行されました 

奈良の良心的地域情報誌「かぎろひ」がこのほど発行されました。復刊第34号です。
今回の特集は、大和三山をめぐる、麓の神話、古代の息吹をもとめて、です。
300円+税。

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かぎろひさんのブログです→http://kagiroi3.blog.fc2.com/blog-entry-1768.html

かぎろひの大和路のHPです→http://www4.kcn.ne.jp/~kagiroi/

2018年2月 6日 (火)

増田隆著「沈黙する伝承」

2月5日は川上村での朝拝式でした。

奈良まほろばソムリエの会の川上村唯一のメンバーである前田景子さんが先日の毎日新聞奈良版に書かれています。専務理事の鉄田さんのブログにも紹介されています→どっぷり!奈良漬

そして以前から南朝のことを本に書くといっておられた旧知の奈良市在住の増田隆さんが「沈黙する伝承ーー川上村における南朝皇胤追慕ーー」という本を2月5日初版第一刷として上梓されました。
旧知の住田幸一さんが経営されている京阪奈情報教育出版発行です。1400円+税。
京阪奈情報教育出版発行のHPです。→http://www.narahon.com/

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