ロータリークラブの全国誌「ロータリーの友」10月号のロータリー歌壇、
選者 佐佐木幸綱さんの選で、一席に取り上げられました。有り難いことです。記念にアップします。
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悠然と時の流れる東大寺
良弁杉(ろうべんすぎ)に月かかりたり 松森重博
選者の著名な歌人 佐佐木幸綱さんの評。
「悠然(ゆうぜん)と時の流れる」が東大寺にかかり、かつ良弁(ろうべん)杉にもかかるかたちになっています。
有名な東大寺をうたう難しさを意識しつつ、まとめた一首と読みました。
*編集部注 「良弁杉」は東大寺二月堂前に生えている杉。東大寺開山僧・良弁が二歳の時、大ワシにさらわれてこの杉に置き去りにされた、という伝説を持つ。
この10月はちょうど開祖、良弁上人の1250年ご遠忌の月です。二月堂前の良弁杉です。 昭和36年(1961年)第二室戸台風のあと先代の杉を引き継いで植えられた杉です。
二月堂から見る良弁杉です。大仏殿、奈良の町、生駒山が見えておすすめのビューポイントです。
このほど奈良・キャンベラ姉妹都市三十周年を記念して本が出版されました。
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アマゾンで取り寄せできます。⇒ うたの葉の歌集
アマゾンの紹介文です。
「このアンソロジーは豪州と日本の独特の自然を写し、豊か な情緒を吐露する詩を集めた。 日本では、古来の時代の人々と同様に現代人もこの詩形を 今なお日常的に楽しんでいる。英語国民は、このアンソロ ジーを読んで、英詩としての短歌の優れた力を知るであろ う。 読者は、頁をめくるごとに、日本と豪州の短歌歌人が、互 いの未知の自然の姿を、また、両国の人々に共通する感情 を表現しているのを見出すだろう。 この短歌というスタイルが、短いながら、奥深い余韻を、 読者の心に響かせるアンソロジーである。
is anthology comprises poems written about the particularities of nature in Australia and Japan, together with the multi-faceted emotions engendered thereby. Japanese people cherish the tanka form as much now as they did in ancient times. And for English-speaking people, this anthology will provide an excellent way of experiencing tanka as English poetry. Composed by poets in Australia and Japanese, the tanka within these pages reveal previously unknown aspects of the natural world, while also enabling mutual understanding of shared feelings between the two countries. ey may be brief, but these poems will leave deep reverberations in their readers' hearts and minds.」
お世話いただいた田中教子さんによれば、
「キャンベラでは、TANKAを行う詩人がたくさんおられ、この日本との交流を喜んでおられます。
9月23日キャンベラのアートセンターで行われたイベントに、本当にたくさんのオーストラリアのTANKA作者が参加してくださいました。
なお、この集はキャンベラ在住のアメリア・フィールデンさん(ドナルド・キーン賞受賞)と小城小枝子さん(オーストラリアへ初めて日本語教師として渡豪され50年)が中心となって翻訳してくださいました。
また、メルボルン短歌会の伊藤さとさん(元メルボルン大学講師)と、マーガレット・ニューマンさん(元メルボルン大学講師、日本の大学で英語を教えておられた経験もあり)も後半部分を翻訳にしてくださっています。
豪日協会ACT(首都キャンベラ)の主催、CJCキャンベラ・ジャパンクラブの協力のもとに出版されました。」とのことです。
オーストラリアの方の TANKA です。
また、川嶌一穂さんや田中教子さんからのお誘いをうけて、わたしも短歌を投稿したところ、英語訳もつけられて載りました。
奈良公園に百日紅の赤き花咲きて夕べに燈花の灯る 松森重博
in Nara Park
scarlet crepe myrtle
is blooming,
and evenings
the flowers are lit up
ーMATSUMORI Shigehiro
燈花会のころを歌った歌です。英語の翻訳もありがとうございます。
ロータリークラブの全国版会報誌「ロータリーの友」2月号です。
奈良ロータリークラブの柳沢育代さんが大きく紹介されています。
そして毎月、ロータリー歌壇があります。
私もときどき掲載されるのですが、2023年2月号に、今回なんと1席に取り上げられましたので、記念にアップします。
選者は、著名な佐佐木幸綱さんです。
くらきやみ
ご造替の春日若宮の昏き闇神官の声高く響けり 松森重博
以下は佐佐木幸綱さんの評です。
2022年10月に春日若宮で20年に一度の式年造替が行われました。
大きなしかも荘重な儀式を一首に歌うのはとても難しいのですが
闇の中の「神官の声」に焦点を合わせ成功しました。
有り難いことです。
神さまのお引っ越しのチラシです。白い布の中に神官の声(警蹕)に包まれて、若宮さまが引っ越しされました。
2月2日、毎日新聞奈良版のやまと歌壇。横山季由先生選。
あかつきの春日大社に初雪のしんしんと降り朱(あけ)際立ちぬ
期せずして、春日大社を詠んだ歌がふたつ選ばれました。
2月12日の保山耕一さん上映会の案内が届きました。まだ席はあるようです。ぜひお出かけください。
昨年8月から、毎月私も短歌で出演させていただいています。
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2月12日(日)
奈良公園バスターミナル東棟2階レクチャーホール
会場:13時30分 開演:14時
大人3,000円、学生500円、全席指定、当日精算
コロナ感染予防対策として入場者数を減らして開催します。
■第一部、14時〜
ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録
提供:株式会社淺沼組
■第二部、15時30分〜
映像作家保山耕一作品上映会
※お客様にもれなく萬葉ラムネをプレゼント。
チケットウェブ予約
https://event.nara.jp/sp/feb
お問い合わせ、チケット予約
hozan4kmovie@gmail.com
【出演者】
ゲスト:松田大児(画家)
司会:中川直子(ならどっとFM)
出演:岡本彰夫
出演:松森重博(歌人)
出演:西山美穂(萬葉ラムネ)
出演:竹田博康(奈良県地域デザイン推進局)
朗読:上本京子
歌:大垣知哉
歌:檜垣里枝子
ピアノ:すみかおり
ギター:牧野由希子
バイオリン:秦進一
パーカッション:森内清敬
ワールドシップアンサンブル
バイオリン:農澤明大
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