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2022年10月31日 (月)

綿谷正之さん著『墨に五彩あり~墨の不思議な魅力~』

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もと呉竹会長であり、もと白藤学園理事長の綿谷正之さんが、この10月に立派な本を上梓されました。

『墨に五彩あり~墨の不思議な魅力~』  京阪奈情報教育出版。7000円+税。

 

奈良は数々の日本文化発祥の地.

その文化を支え続けてきた墨は、奈良の地において1300年間作り続けられている最も古い伝統産業のひとつである。


書道用具メーカー呉竹の創業者一族として生まれ、「筆ペン」の開発者である著者の生涯をかけて得た知見をまとめた一冊。


これ1冊で墨の歴史や製造方法、硯と紙との関係などの使い方までわかる墨の大百科!!

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そして綿谷正之さんが書かれた『墨と生きる』は、綿谷さんの半生記ともいうべき本です。

同じく京阪奈情報教育出版から出版されています。900円+税。

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なお10月28日から30日まで当方のギャラリーまつもりで水彩画展も開かれ、好評のうちに終了しました。

綿谷さんありがとうございました。皆様ご来場ありがとうございました。

http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f91eae.html

 

2022年10月13日 (木)

前園実知雄『律令国家前夜ーー遺跡から探る飛鳥時代の大変革』

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9月末に、毎日新聞に前園実知雄先生の本が紹介されていました。前園先生のお話は何度か聞いたように思います。

早速、啓林堂・奈良店で買い求めて、読み始めていますが研究書ですので、読み終えるのは時間がかかりそうです。

実際に見た古墳やお寺はくわしく書かれているので比較的わかりやすく思いますが、辞書のようにときどき必要な時に探して読むのも良いように思います。

新泉社発行 2700円+税。

(画像はクリックすると拡大します)

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2022年9月 9日 (金)

和田秀樹先生著「80歳の壁」

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さて、本屋でよく見かける「80才の壁」という本がありますが、本屋では売り切れになっていました。

ネットで要約を分かりやすい動画で見ることが出来ました。

【ベストセラー】「80歳の壁 」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】


https://www.youtube.com/watch?v=ef2G0Au04Ww

 

 

2022年9月 6日 (火)

島田 雅彦 (著)「パンとサーカス」

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エンタテインメント政治小説、「パンとサーカス」話題になっているということです。

 

560ページと分厚い本でしたが、ストーリーの展開にどんどん読み進めることが出来ました。

 

「パンとサーカス」 単行本
島田 雅彦 (著)  ¥2,750   講談社

本の紹介を引用します。

「政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。
戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。
不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、
日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。
ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人……

世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、いざ、サーカスの幕が上がる!

 

「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦

 

メディアやSNSで話題沸騰! 続々重版!
いま、もっとも読まれている”政治小説(エンターテインメント)”

 

日米同盟という名の永続占領から自由日本を開放する
革命戦士たちの叙事詩 ――前川喜平

 

スケールの大きな謀略小説であり、極辛の政治風刺劇であり、
極太のエンターテインメントである ――鴻巣友季子

 

パンとサーカスさえ与えておけば国民はおとなしくしているなんて思っているヤツらに
一泡吹かせたい ――永江 朗

私たちが夢想する革命に立ち上がる主人公に
快哉を叫んだ! ――立川談四楼」

以上引用です。

以下は毎日新聞より(画像はクリックすると拡大します)

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2022年7月31日 (日)

「ならら」8月号は「行基 天平の名僧」特集

毎月愛読している「ならら」ですが、8月号の表紙を見て驚きました。

「行基、天平の名僧」とあります。

とても時機を得た特集です。

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まず特集1は、やまとの行基ーー行基創建の寺院とその教えーー

書いておられるのは、薬師寺本坊主事(前喜光寺副住職)の高次喜勝師です。5年前の行基さん大感謝祭の立ち上げ以来、存知あげている方です。(画像はクリックすると拡大します)

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そして特集2は、行基と長屋王。6頁にわたってぎっしり、行基さんのことを書かれています。
書かれているのは、もと建設省河川局長、第3回世界水フォーラム事務局長、6年ほど前、故郷である奈良に帰ってこられて、行基さん大感謝祭実行委員会の会長をつとめられている尾田栄章さんです。主な著書に「セーヌに浮かぶパリ」「行基と長屋王の時代」があります。

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特集3は、初期の初期の行基と道慈。

書かれているのは、若井敏明さん。生まれも奈良市の伏見で、行基さんにもくわしく、第1回行基さん大感謝祭りのシンポジウムの講師を務められています。

今回は、大安寺でよくお話しに出てくる道慈と行基さんに焦点をあてられています。

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特集4は、行基建立の隆福院。

帝塚山大学附属博物館長の清水昭博さんが、瓦から隆福院を説き起こされています。

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そして「行基の生馬直道」を生駒民俗会会長の今木義法さんが語られています。インタビューされているのは、「ならら」編集部の旧知の加藤なほさん。「行基年譜」「天平十三年記」に記す「直道」の推定ルート、大阪の淀川の高瀬大橋から茨田郡、そして生駒大山登道あたりまでを語られています。

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さらに毎月、奈良の行事の写真と文を提供されている、写真家の野本 暉房さんの素晴らしい写真が載っています。

野本 暉房さんは、山田法胤喜光寺住職(薬師寺長老)とともに、
行基さん大感謝祭のフォトコンテストの特別審査委員長をおつとめ頂いています。

行基さん大感謝祭フォトコンテストの締切りは8月31日です。⇒http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-33aa43.html

 

たいへん内容が濃い「ならら」8月号です。税込660円。縁あって当方の器まつもりでも販売しています。

2022年6月 8日 (水)

森下惠介先生著「伊勢旧街道を歩く」

ずいぶん前になりますが、奈良大学の鎌田先生や学生たちが、菅笠とわらじ姿でよく伊勢詣りをされていたことがあります。
大阪から幟をたてた一行が伊勢詣りで奈良の三条通りを歩いておられたこともあります。

このほど、森下惠介先生が「伊勢旧街道を歩く」を上梓されました。東方出版。2545円+税、2800円。

早速買い求めました。

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歩く道は国土地理院の地図に黒く線が引かれています。尼ヶ辻から橋本町あたりの地図です。(クリックすると拡大します)
かつてはこのあたりでよく宿をとられました。
昔の人が1日歩くのはおよそ10里(38キロくらい)、大阪から奈良がちょうどそのくらいとのことです。

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橋本町御高札場は、1984年復元されました。ガイドのかたはよくこの前で説明をされますし、皆さんもよくご覧になっています。

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左手前には、奈良県里程元標です。2010年復元。

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東西南北の標柱への距離が書かれています。

この本のなかにも、標柱など写真や図でたくさん出てきます。

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奈良県内で見かけたところもありますし、見たことのないところも写真で載っています。

この本を読んで実際に歩くのが一番だと思います。本を読んでいるだけでも、点が線になってつながっていきます。

著者の森下先生は健脚ですからたぶん実際に歩いて書かれたのでしょう。

電車が並行して走っているところが多いので、それぞれが選んで何回か分けて歩いて伊勢に行くのも良いのでしょう。

読むだけでも楽しい本です。

本の帯です。

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2022年5月20日 (金)

続『大学的奈良ガイドーー新しい見どころ60編』

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12年ぶりに、奈良女子大学から『続 大学的奈良ガイド』が発刊されました。前回も好評で奈良女子大学をきっかけに全国の大学による地域ガイド本が同じ出版社から発行されたとか。昭和堂発行。

情報満載の地域月刊誌の『ならら』に書かれたものから選ばれた60編が集められています。

奈良新聞5月6日付に、旧知の奈良女子大学なら学センター長の寺岡伸悟先生が書かれています。(画像をクリックすると拡大します)

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2022年5月 4日 (水)

倉橋みどりさんの第一句集『寧楽』

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40年ほど俳句を作ってこられたという、山口県出身で現在奈良でご活躍の、倉橋みどりさんが第一句集をこのほど上梓されました。タイトルの「寧楽」(ねいらく)の通り、奈良を詠んだ俳句が多いということです。倉橋さんの俳句の先生はじめ多くの方が長年発行を待ち望まれた俳句集とのことです。倉橋さんは俳句結社「寧楽」も主宰されていて今回相当量の俳句から387句を選ばれたということです。角川書店発行。税込2970円。

4月30日夕方、小西通りの啓林堂書店奈良店2階でたくさんの人を集めて、ミニトークとサイン会がありましたのでいってきました。

今までの道のりを語られたあと、自選十句を解説していただきました。

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黄落(こうらく)や正倉院に錠(かぎ)おりて           黄落=紅葉のこと  錠おりて=正倉院の鍵がかけられること

秋の蚊に小指を食はれ業平寺(なりひらでら)           業平寺=佐保路の不退寺のこと        

つちふる(土降る)と都の址に都人                つちふる=中国大陸からの黄砂

去年(こぞ)今年(ことし)奈良太郎の音(ね)鎮(しず)もれる  去年今年(こぞことし)=除夜の11時45分から12時15分ころ                   

                                奈良太郎=東大寺の大鐘のこと

行く春や転害門(てがいもん)ある手貝町(てがいちょう)     転害門も手貝町も=てがい、字は違うが同じ事

再建の塔より秋の風の音(おと)                 再建の塔=斑鳩の再建された法輪寺の三重塔

大寺をつつんで若草山眠る                    大寺=東大寺のこと。山眠る=冬の季語

時雨(しぐれ)きて鹿も加はる雨やどり              冬急に雨が降り雨宿りをしたら私の両側に私をはさんで鹿も雨宿りした

佐保川の千鳥ぞ光る石拾ふ                    佐保川の千鳥=万葉集に出てくる歌をふまえて

満行や大和の春は調(ととの)ひぬ                満行=お水取りの終えたこと

 

俳句は季語がありますから、わたしなど解説がないとよくわかりませんが、辞書をひいたりインターネットの季語のサイトでしらべたりしながら味わっています。

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倉橋みどりさんとは、月刊誌「あかい奈良」の頃からの知り合いです。

倉橋みどりさんのプロフィールです⇒https://www.arca-nara.jp/about/kurahashim/

(追記)

読売新聞5月13日、2面の「四季」の欄に、倉橋みどりさんの俳句を発見しました。

長谷川櫂さんの欄です。

いま一片やがて一切花吹雪

満開の桜から花びらがひらひら舞い降りる。そのひとひらを見て、数かぎりない花びらの飛び交う光景を予感しているのだ。

ひとひらの静かさと無数の花吹雪の静かさ。何事もはじめはかすかだが、たちまち本流となる。句集『寧楽』から。

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2022年4月26日 (火)

『古寺行こう』東大寺

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小学館ウィークリーブック、『古寺行こう』東大寺です。入江泰吉さん、土門拳さん、小川光三さんらの写真がたっぷり掲載されています。そして奈良にも居をかまえて近年奈良や東大寺を撮られている三好和義さんの新しく撮られた写真も随所に掲載されています。

戒壇院の広目天を4人の写真家がそれぞれ撮られている写真が並べられているのも味わい深いものがあります。

近年の調査で、創建時の三月堂(法華堂)のほとけ様がわかったそうですが、不空羂索観音像を本尊に塑像七体を紙上で再現されています。

写真も文も素晴らしい本です。

『古寺行こう』東大寺、700円+税。小学館発行。

 

 

2022年4月18日 (月)

『復興・陸前高田 ゼロからのまちづくり』

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東日本大震災から11年が経ちました。独立行政法人 中小企業基盤整備機構のころ以来、陸前高田市の復興に長らく携わっておられる、現在神戸の流通科学大学商学部准教授の長坂泰之さんから紹介いただいた、『復興・陸前高田 ゼロからのまちづくり』という本です。

長坂泰之さんも多くのページに書かれ、本の編集者の主要メンバーです。

300ページにわたって、前代未聞の復興事業がくわしく書かれています。
またゼロからのまちづくりと掲げられているとおり、コンパクトシティ、中心市街地、まちづくり、まちなか広場、図書館、公園の子ども向けの遊具、高齢者や中高生むけのしかけ、などまちづくりの大きなヒントが込められているように思います。参考にしたいと思います。

 

鹿島出版会発行。2800円+税。

 

主要な目次です。上の写真は「うごく七夕まつり」とのことです。

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商店街の人々が、津波が来る前から避難を呼びかけ、震災直後から、救援に始まり商店街が必要なのだと仮設商店街づくりに始まり、祭りの復活など町の人々への献身的な活動が描かれています。当初自分の商売の復活よりも町の復活を心がけて、通信も交通もいろいろ不便な中、活動されています。国や県や市、いろいろな組織、人々のつながりや動きが多方面から書かれています。

以前、2015年、一度だけ三陸を訪ねたときの当方のブログです。あのときちょうど中心市街地のかさ上げ工事をされている真っ最中でした。どうなるのだろうと思いましたが、いまかなり復興されたようです。皆さんのご努力にエールを送りたいと思います。

http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-041c.html

とてもそんな生やさしいものではなかったことをこの本を読んで思うことです。長坂泰之さん、今後ともよろしくお願いします。

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長坂泰之さんからコメントいただきました。

「松森理事長。ありがとうございます。官民連携、公民連携はあるべき論としては間違っていませんが小さなまちでは容易くありません。それを皆さんが成し遂げたことが素晴らしいと思っています、」

 

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