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2020年11月23日 (月)

『大和の古墳を歩く』

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この11月15日に『大和の古墳を歩く』という古代史探訪の最適なガイドブックが出版されました。

著者は、何度か講演を聞いたり、平城京散策でご指導いただいた、元奈良市埋蔵文化財調査センター所長であり、現在奈良県立橿原考古学研究所共同研究員である、森下惠介先生です。同成社発行。2400円+税。238ページ。

はじめに

 古墳とは何か?/さまざまな古墳/こんなにおもしろい大和の古墳/古墳見学のポイント

Ⅰ 大和東南部の古墳  纏向古墳群など

Ⅱ 大和北部の古墳   佐紀古墳群など

Ⅲ 大和北西部の古墳  生駒と平群の古墳など

Ⅳ 国中と大和西南部の古墳 馬見古墳群など

Ⅴ 飛鳥と高市の古墳

Ⅵ 宇智と吉野の古墳

Ⅶ 宇陀と都祁の古墳

奈良県がほぼ地域に分けて網羅されています。

それぞれの古墳が全体の写真とか図、石室内部の写真、出土物、地図などでくわしく説明されています。

またそれぞれの地域の古墳の探訪コースを紹介されています。

古墳探訪はウォークとしてもとても良いと書かれています。

まほろばソムリエの検定試験では古墳はよく出題されますが、なかなか適当なテキストがなく、勉強に苦労する分野ですが、この本はとても良いテキストだと思います。

 

 

2020年11月21日 (土)

『おんまつり』

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ことしのおんまつりは神事は行われますが、お渡り行列や大宿所祭はコロナ禍のためやや縮小されて行われます。

そんな中、子ども向けと思われる『おんまつり』という絵本が啓林堂書店の店頭に並んでいました。福音館書店発行。700円+税。

早速読んでみましたが、決して子どもだけのものではなく大人も楽しめる本になっています。文も絵も素敵です。

作者の方は、おんまつりをすべて見るのに7年かかるといわれると書かれています。

わたしも子どもの時からずいぶん見ていますし、大名行列の奴さんで出たり、最近では大宿所詣でにも出たりしていますが、すべてを見ることは出来ていません。わたしも真夜中の遷幸の儀や還幸の儀も年を分けてみましたし、まだ見ていない芸能もあります。

12月8日から今年も奈良国立博物館で「おんまつり」展も開かれます。HP→

2020年11月 6日 (金)

『神仙境 吉野の謎に迫る』

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出版が待たれていた、『神仙境 吉野の謎に迫る 壬申の乱と修験道の誕生』という本が出版され、近鉄奈良駅近くの啓林堂書店の店頭にならんでいましたので早速買ってきました。


著者は古代吉野を見直す会、大淀教育委員会の松田度さんのご指導による、奈良まほろばソムリエの会の10名の皆さんによる長年の活動の成果です。おめでとうございます。

書かれた奈良まほろばソムリエの会のみなさんは、

宇田光美さん、沖田拓司さん、亀田幸英さん、川井祐司さん、繁田泰樹さん、鈴木和子さん、富田良一さん、中瀬道美さん、前田景子さん、道崎美幸さん。

出版は地元の京阪奈情報教育出版株式会社、京阪奈新書。900円+税です。

目次

第1章 吉野と王権の神祇政策~壬申の乱前後~

第2章 吉野の神と仏~修験道のはじまり~

第3章 吉野古代史の現地を訪ねる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

序にかえてで 前園實知雄先生は「本書の白眉は第三章です。吉野古代史の現地を訪ねるというタイトルで「古代吉野を見直す会」の方々が、六年に及ぶ坐学と現地踏査に基づいて書き上げられた、古代吉野を学ぶための必携の書になっています」と書かれています。

前園先生のアドバイスにしたがって、まず第3章を興味深く読みました。

そしてかなり専門的な1章から2章をゆっくりと読み終えました。かなり内容が濃い1章2章です。

たぶん3章から読み始める方が良いのではないかと思いました。

京阪奈情報教育出版のページ→http://www.narahon.com/book/2020/10/31/56

 

 

 

2020年10月29日 (木)

西山厚先生著『仏像に会う~53の仏像の写真と物語』

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元奈良国立博物館学芸部長で、現在、帝塚山大学客員教授、半蔵門ミュージアム館長の西山厚先生がこの10月、『仏像に会う~53の仏像の写真と物語』という本を発刊されました。ウエッジ発行。2200円+税。

まえがきに

「縁あって、仏像の本をつくることになったので、仏像史の本ではなくて、私が出会った好きな仏像、大切に思う仏像に関する、歴史エッセイ的な文章+α(学術性)でつくってみようと考えた」

「重要なのは写真だ。気に入った写真しか使いたくない、その仏像のよさが一番でている(と私が思う)写真を使いたい」

と書かれています。

たしかにどの仏像の写真もとても素晴らしい写真です。カメラの角度や高さなども大切ということです。

目次

はじめに

〇飛鳥・白鳳時代  6点

興福寺の仏頭

薬師寺の薬師三尊像、

聖観音立像など。

 

〇奈良時代 13点

興福寺 八部衆

東大寺 盧舎那仏座像

唐招提寺の鑑真和上像、

聖林寺の十一面観音立像

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(画像をクリックすると拡大します)西山先生は聖林寺の十一面観音立像の収蔵庫の改修のお世話をされています。

大安寺 楊柳観音立像 

2003年(アメリカによるイラク空爆があった頃)のニューヨークの特別展には大安寺の河野良文さんのメッセージが日本語と英語で記されていた。

「この仏像の忿怒の表情は、大義がいかなるものであれ、愚かしい戦争を怒るものである。その悲劇を憤り、嘆くものである。仏の怒りと悲しみをあえてお伝えするべく、開陳を認めた。大安寺住職 河野良文」

 

〇平安時代 17点

法華寺の十一面観音立像  後ろ姿の写真は初めて拝観しました。

勝常寺(福島)の薬師如来坐像

清涼寺の釈迦如来立像

平等院の阿弥陀如来坐像

浄瑠璃寺の阿弥陀如来坐像

 

〇鎌倉時代 17点

円成寺の大日如来坐像

浄土寺の阿弥陀三尊立像

伝香寺の地蔵菩薩立像

福智院の地蔵像菩薩坐像

五劫院の五劫思惟阿弥陀如来坐像

など合計53点の仏像を丁寧に解説されています。

 

仏像の種類

おわりに

4年前から出版の話があったが、多用の中のびのびになっていた。コロナ禍で講演会など中止や延期となり、その分、家にいる時間が増えて、この本の執筆に力を注いだといったことも書かれています。

何度も拝見している仏像も西山先生の解説を読むと、仏様を浅く見がちなことがよくわかり、なるほど、と新しい知見を得ることができました。

この本はとても読みやすく書かれています。一気に読み終えてしまいました。何度も読みかえしたい本だと思います。

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封筒には達筆な字でサインを書かれています。西山先生ありがとうございました。
西山先生にはこの二十年あまり、講演会や勉強会でお話を伺うだけでなく、細い路地にあったダイニングバーの「樹樹」でよくご一緒になりました。樹樹が閉店したら、みなどこで飲むのだろうかと西山先生もいっておられましたが、最近はご一緒できていません。またどこかでご一緒したいものです。

もう3年になるのですね、「樹樹、最終日」の鹿鳴人のつぶやきに西山先生のことも書いていました。→

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2020年10月21日 (水)

『フン虫に夢中 ウンチを食べる昆虫を追いかけて』

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(画像はクリックすると拡大します)

中学生の頃から、奈良公園の鹿のフンとフン虫に興味を持って40年ほど、ならまち糞虫館までつくった中村圭一さんを題材にした『フン虫に夢中  ウンチを食べる昆虫を追い続けて』(くもん出版刊)という本が刊行されたと奈良新聞にでていました。

ちょうど、近鉄奈良駅前の小西通りの啓林堂書店で延期になっていたお話し会と観察会が24日(土)朝10時からあるそうです。

要申し込み。啓林堂書店(電話0742-20-8001)

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2020年10月17日 (土)

『興福寺の365日』

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興福寺の執事である辻 明俊さんの本が出ました。『興福寺365日』という本です。

目次は

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はじめに

興福寺と私と修行

何でもない日常

ちょっと不思議な話

日々の歩みから思うこと

至宝を受け継ぎ、次世代へ

興福寺の今と昔 そしてこれから

西日本出版社から。160ページながら紙が分厚く立派です。1700+税。

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それだけでも十分ですが、

さらに映像作家 保山耕一さんの映像DVD(66分)映像詩「天平の祈り」がセットになっています。

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このビデオのPR動画がYOUTUBEにアップされています。(8分余)→

 https://www.youtube.com/watch?v=PnFi545JSCc&feature=share&fbclid=IwAR1equFdwpzuU7wVUaFqPCL-a3l6Aua-eRHhtoKE_YLOaBHIRN36sCv0HWo

また10月17日の毎日新聞奈良版に大きく取り上げられています。(クリックすると拡大します)

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また10月16日の奈良新聞にも大きく取り上げられています。

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 興福寺の辻明俊執事(42)が初のエッセー本「興福寺の365日」(西日本出版社)を出版した。入山20年の体験談を交えながら、あまり知られていない僧侶の日常について分かりやすくつづっている。

 辻さんは平成12年に興福寺に入山し、同23年に一生に一度しか受けることができない口頭試験「竪義(りゅうぎ)」に満行。長く広報や企画事業を担当してきた。

 本では、辻さんが同寺と縁ができた経緯を披露し、寺での生活や修行の様子など僧侶の日常を記した。同寺に受け継がれてきた至宝の数々を解説し、未来に向けた思いもつづる。仏像ブームを巻き起こした「国宝 阿修羅展」(同21年)を担当した際の成功と反省も振り返っている。

 

DVD付きで、映像作家で奈良新聞文化賞受賞者の保山耕一さん(57)が撮影した興福寺の映像も収録。保山さんが「奈良を代表する美しさ」と評する夜明けをはじめ、仏像や四季、祈りの場面を収めている。

 

 辻さんは「寺は身近な存在でありながら『普段は何をしているの』と尋ねられることも多い。本を手にとって、祈りを大切にしていることを分かってもらえれば」と話す。

 A5判160ページ。1700円(税別)。全国の書店で販売。

 問い合わせは西日本出版社、電話06(6338)3078。

 

2020年10月 2日 (金)

『ならら』10月号

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『ならら』の10月号が出ています。

奈良国立博物館の正倉院展は発表が遅かったので、残念ながら11月号に載るそうです。

内容満載ですが、わたしの注目記事は

祭り巡礼  題目立  写真・文  野本 暉房さん

新大和人物志  多聞院英俊    講師  幡鎌一弘さん

奈良大学考古学講座 須恵器のいろは 植野浩三さん

大和の古道・街道ある記  「山の辺の道」 加藤なほさん

やまとのおっさん 和尚 鑑真和上     文・写真 高次喜勝さん (修行のため暫くお休み、とのこと)

 

なららのホームページです→https://www.narara.co.jp/

2020年9月29日 (火)

あまから手帳 10月号とパインストア

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『あまから手帳』10月号は、久しぶり奈良特集とのことです。

奈良市内の知っている店、私どものすぐ隣の「パインストア」、今御門の「おか田」も載っています。また県内のお店が載っています。また奈良市内にも知らないお店もたくさん載っています。定価815円(税込)

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早速パインストアへ昼食を食べてきました。オープンして早くも5年になるそうです。

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この日のスパゲティランチ1000円です。

 

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2020年9月24日 (木)

上野誠 著 『万葉集講義 最古の歌集の素顔』

つい最近、上野誠先生は『万葉学者、墓をしまい母を送る』を発刊され、第68回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞されたばかりと思っていたら、

この9月、奈良大学の万葉学者 上野誠著の『万葉集講義 最古の歌集の素顔』という本が出版されたことを啓林堂書店のメール情報で知りましたので早速買い求めて読みました。
中公新書 本体880円+税。
奥付には2020年9月25日発行とあります。

 

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目次は

はじめに

第1章 東アジアの漢字文化圏の文学

第2章 宮廷の文学

第3章 律令官人の文学

第4章 京と地方をつなぐ文学

第5章 『万葉集』のかたちと成り立ち

第6章 『万葉集』の本質は何か

終章 偉大なる文化遺産のゆくえ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

万葉集講義とあるように、それぞれの章の最初に、前の章のまとめが書かれ、前回の復習を前置きに次の章を進めておられますので、連続した万葉集講義を聴いているような気持ちになりました。

第1章はタイトルからして、少し難しかったのですが、第2章以降はわりあい読みやすい講義です。

よく上野先生が言われるように、「難しいことを わかりやすく。 わかりやすいことを 楽しく。楽しいことを 深く」

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上野誠先生、奈良市観光協会のページより拝借。

終章では、つぎのように書かれています。

日本の歌の二つの源流

「一つの淵源は、日本語の歌である。私たちが未来永劫に知り得ない、五世紀以前の人びとが、口から耳、耳から口へ歌い継いでいた日本語の歌々である。」

「もう一つの源は、中国の『文選(もんぜん)』という書物である。『文選』は昭明太子(501~531)の撰による詩文集」である。」

「『文選』なくして『万葉集』なし」

 

「今、私が、本書を世に問う理由は次の一言に尽きる。

それは『万葉集』そのものが、東アジア漢字文化圏の同調重圧のなかで、もがき苦しんだ先祖の文学であったということを、少しでも多くの人びとに知ってほしかったからである。」

 

ホームページ「上野誠の万葉エッセイ」→ http://www.manyou.jp/

2020年9月 4日 (金)

『新形コロナ~見えない恐怖が世界を変えた』

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写真展企画会社のクレヴィスでは、多くの写真展が中止・延期になり社長が「コロナにやられっぱなしは悔しい」と企画したという、写真リポート『新形コロナ~見えない恐怖が世界を変えた』が発売されました。税別1500円。

早速届きました。

表紙は、東京銀座の和光からJR有楽町駅方向の写真に本の帯がついています。

緊急事態宣言。4月7日安倍首相が埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都道府県が対象に、4月7日から5月6日の1ヶ月間、緊急事態宣言を発令。休業要請で銀座4丁目交差点はゴーストタウンのように。4月18日。

という写真です。

「手探りの明日を生きる。国境を超え、またたく間に地球を覆った未知のウィルス。終わりが見えないコロナ危機。世界50カ国の街と、人々の暮らしの変貌を210点余の写真で一望する」と本の帯に書かれています。

この8ヶ月間に、いろいろな出来事や言葉が飛び交って、何があったのだろうと思うことです。世界の実にあちこちでコロナ危機に見舞われていることがよくわかります。

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コロナウィルルスの終息を願い、東大寺の呼びかけで宗教や宗派を超えて僧侶、宮司、司祭が大仏に祈った。社寺の拝観も停止。4月24日。

ロックダウンが緩和されたロシア正教のカザン大聖堂でソーシャルディスタンスをとって礼拝する。ロシア、サンクトペテルブルク、6月5日。

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この2枚はわたしが撮ったものです。4月29日、奈良三条通、昭和の日。祝日です。とても良い天気でしたが休業要請がでていましたので、人も車もほとんどありませんでした。記憶は薄れますが写真はきちんと記録してくれています。

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