春日大社の萬葉植物園の藤
萬葉植物園の藤が咲いているとのことを聞き、25日行ってきました。朝10時ながら車とバスが駐車場入場待ちで10分あまりでしょうか、待ちました。出る頃(11時半頃)には県庁東交差点から車が並んでいました。
万葉植物園には待たなくてもすぐには入れましたが、藤園はにぎわっていました。人が写りこまないように、写真はアップ気味に撮りました。
藤の薫りもよく薫りました。
新聞でも報道されていましたが、万葉集の解説板が新しくなっていました。上野誠先生の解説とのことです。
そして會津八一の歌碑。服部素空氏の解説です。
かすがの に おしてる つき の ほがらかに
あき の ゆふべ と なり に ける かも
(春日野におし照る月のほがらかに秋の夕べとなりにけるかも)
春日野 「現在の奈良公園。“若草山の麓より西の方一帯の平地をいふ。古来国文学の上にて思出深き名にて、今も風趣豊かなる実景なり。”自註鹿鳴集」
おしてる 「おしは接頭語、くまなく照っている」
ほがらか 「あかるく澄んだ月」
歌意
春日野にくまなく照っている月の光はあかるく澄み渡っている。まさに秋の夜になったのだ。
在りし日の服部素空氏
前川佐美雄夫妻の歌碑、釈迢空の歌碑もありました。
片岡梅林から移設された円窓(まるまど)。
鯉の餌(100円)を投げるとたくさんの鯉が集まってきました。
外国の人もたくさん来られていました。
ツツジにアヤメに大根の花も咲いていました。順々に咲くそうですから5月くらいまで藤は楽しめるそうです。
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