13日、春日大社の春日祭へお参り
春日祭は、天皇の勅使を招いておこなわれる、春日大社の格式の高いお祭りです。
毎年3月13日に行われているそうですが、ふつうは拝観不可で、行ったことがありませんでした。
お招きをいただきましたので私も初めてお参りをしてきました。
「春日祭は朝廷主催の祭であり、宮中より天皇陛下のご名代である勅使の参向を仰ぎ、国家の安泰と国民の繁栄を祈ります。
嘉祥2年(849年)に始まったとされ、朝廷より出発した斎女(内侍)が賀茂川で潔斎し、童女等を連れ、更に大臣や神祇官等総勢2000人の行列が祈願のため春日大社へ渡ってこられました。年2回、旧暦の2月と11月の上の申の日が式日であったことから申祭とも呼ばれ、明治に新暦に改められると祭日は現在の3月13日に定められました。三大勅祭(葵祭、石清水祭、春日祭)の一つです。」
一の鳥居では、ふつう左だけ榊が立ててありますが、春日祭のときだけ春日山から切り出された、榊が両方に立てられると聞いていましたので
まず拝見しました。10日に立てられたということです。
春日大社で8時40分頃受付をして、テントの席で、膝掛けとカイロをもらってはじまりを待ちました。
9時から御戸開之儀という勅使を招く前の神事が始まりました。
10時前から、祓戸神社(はらえどじんじゃ)で勅使を招いて、神事が行われました。
座られている黒い衣装の方が勅使です。赤い衣装は旧知の千鳥権禰宜です。
再び本殿へ。
道の真ん中には特に清浄な砂が敷かれています。
10時…勅使参向之儀
「勅使以下斎館を出て、祓戸の儀、着到の儀を経て幣殿・直会殿の作合の座につき、御棚奉奠(みたなほうてん)、 御幣物奉納(ごへいもつほうのう)、御祭文奏上(ごさいもんそうじょう)、神馬牽廻(みうまのけんかい)、 和舞奉奏(やまとまいほうそう)、饗饌(きょうせん)、見参(げざん)、賜禄(しろく)をもって正午過ぎ祭儀が終了します。」
本殿前では勅使を迎えて神事が行われました。
ふだん入れない、四殿の前での神事も、画面で見ることが出来ました。
四神に特別な料理のお供えが供えられ、清酒や濁酒が供えられました。また刀や鏡など四神宝もお供えされました。黒い衣装が花山院宮司さま。
最後に管弦の演奏で、男性2人と、男性4人による和舞い(やまとまい)が舞われました。和舞い(やまとまい)は、いま春日祭だけに伝わると聞きました。
すべての神事が終えられたのは昼の12時過ぎでした。
この日の屋外気温は5度くらいだったでしょうか、時折冷たい風も吹きとても寒い3時間あまりでした。
そのあと感謝共生の館で、4年ぶりという直会がひらかれました。ありがとうございました。
春日大社のホームページです⇒https://www.kasugataisha.or.jp/
境内の馬酔木です。
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