「万の言の葉の歌 改訂新版」 啓林堂奈良店にて
近鉄奈良駅近くの啓林堂奈良店の1Fレジーのすぐ近くの奈良本の棚に、入荷していました。西田大栄営業部長ありがとうございます。
店内をうろうろしていると、城で有名な千田嘉博先生の色紙に並んで、4年前に書いた、わたしの色紙も展示されているのを見つけました。(アレー!!)
そして奈良新聞1月27日付で、下村敏博さんの記事が大きく載っていました。
(以下、有料購読の奈良新聞電子版の記事です)
本業の弁護士の傍ら、テノールの歌い手としてリサイタルや作曲など音楽活動を続ける「奈良まほろば法律事務所」(奈良県大和高田市高砂)代表、下村敏博さん(73)=香芝市=が昨年12月、万葉集の和歌に曲を付けた楽譜集「万(よろず)の言の葉の歌 改訂新版」を出版した。下村さんは「歌い、聴くことで、現代の人が万葉集に親しむきっかけになれば」と独唱や合唱、合奏などでの活用を願っている。
楽譜集には、万葉の四季▷挽歌(ばんか)・辞世の句▷防人(さきもり)の歌▷万葉の恋の歌―などのテーマごとに、84首の万葉歌を題材にした36曲を収載。巻末に40ページの解説を添えた。
曲目は、志貴皇子の和歌「石(いわ)走る垂水(たるみ)の上の早蕨(さわらび)の萌え出づる春になりにけるかも」の楽曲「さわらび」から始まる。春が来る喜びの情景を、女性のソプラノとアルト、男性のテノールとバス―の混声四部構成でみずみずしく表現している。
「詩は音楽と一体になった時、新たな生命を吹き込まれる」と下村さん。作曲の過程では「和歌を繰り返し読み、言葉一つ一つにふさわしい旋律を思い浮かべた」と振り返り、車で移動中も、頭に旋律が浮かべば口ずさんで譜面に書き留め、曲を展開し、ピアノの鍵盤で和音を探ったという。
下村さんは一橋大学で混声合唱団に所属。奈良に戻り弁護士になってからも音楽をライフワークとする。2011年、明日香村で開かれた万葉歌コンクールで作曲した「ひめゆり」が明日香村村長賞を受賞したのを機に、万葉集に楽曲をつける試みを継続。17年には万葉歌の合唱団「アンサンブル・エテルノ」を結成。県内外で不定期に活動する。
本業では県弁護士会会長や自治体の委員などを歴任。15年春、労働行政功績で藍綬褒章を受けた。「音楽の美しさは対立と調和で生まれる。社会全体や弁護士の仕事のあり方に通じる」と「紛争ゼロ」の社会を目指し、話し合い、納得のいく解決に取り組んでいる。
書籍はB5判全180ページ。2200円(税込み)。インターネット通販Amazоnなどで販売。
6月30日午後1時30分、奈良市三条宮前町のなら100年会館でソロリサイタルを開催。空席があれば当日入場無料。秋には万葉歌を歌うリサイタルも企画中。問い合わせは下村さん、電話090(3283)8902。
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