戦死の兄への叔父の一枚のハガキ
ことしアメリカのペンシルバニア州のラファイエット大学にて、GHQの検閲を経た終戦期のそれぞれへは届かなかった日本人のハガキが400枚ほど見つかったそうです。この夏、NHKのアメリカ総局の田辺さんからわたしに国際電話がかかってきました。
そして11月NHK奈良支局の寺井記者らカメラクルーがわたしのところへ取材に来られました。
12月20日、NHK・BSテレビ放送の「国際報道」の中で、全国に放送されました。英語版にされて国際放送でも伝えられると聞いています。
78年前の、父の弟の正雄おじさん(1921年生まれ)にあてた弟の慶三おじさん(1925年生まれ)の一枚のハガキです。裏には、奈良公園の鹿寄せの風景が描かれた絵ハガキです。1945年12月に投函されたハガキです。
以下はBS衛星テレビの番組です。大切な記録としてアップしておきます。
400枚のハガキが見つかったラファイエット大学。
寄付された方。75才とか。
どういう行く末をたどったのかわからないそうですが、10年ほど前に亡くなった父母の遺品整理をしたらでてきたとのことです。そしてラファイエット大学に寄贈され今アメリカできちんと保管されています。
NHK奈良支局の寺井記者が私のところへ来られました。2時間にわたって取材を受けました。
ハガキを書かれた松森慶三叔父。戦後、丸紅で商社マンとして世界を駆け巡られました。わたしもよくお世話になりました。
終戦期の貴重な第一級の史料だと、先生方は評価されています。
5分間ほどの放送でしたが、よくまとめられていました。全国の親類や知り合いから見たと電話やメールをいただきました。
ありがとうございました。
盆や彼岸の施餓鬼や毎月のお墓参りなど、他のご先祖と共に戦死された正雄おじさんのお参りをしています。
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