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JR関西本線、愛称、大和路線のJR奈良駅から郡山駅のあいだは距離が長いので、従来から新駅及び高架化が検討されていました。
八条駅(仮称)という駅が済生会病院近くに設置されます。また京奈和自動車道(京都ー奈良ー和歌山)という高速道路もかなりの区間ですでに営業されていますが、郡山と奈良の間、奈良と木津インターの間、たしか奈良北道路といっていたように思いますが、その間はまだ進んでいません。
郡山と八条の間がようやく工事が、国道24号線の郡山あたりが着手されています。八条インターあたりは土地買収交渉中のようです。
奈良は残念ながら、道路網の整備がとくに盆地あたりで遅れています。
東北、山陰、九州などを旅行すると奈良の道路整備の遅れを実感することです。
戦後の政治のせいでしょうか。かつて八選された知事は奈良には道路予算をもらわなくて良いと、行動されなかったからだとも最近聞きました。
どなたかのYoutubeで、関西本線の八条あたりの仮線準備が進んでいると動画で伝えられています。
https://www.youtube.com/watch?v=tl3tTDNAm6U
奈良八重桜の会からのお誘いです。
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「奈良八重桜の会」では来年4月27日(土)に開催する復曲能《奈良八重桜》の上演に向けて準備を進めております。
お能を身近に感じ、来年本番の上演をもっと楽しんでいただくために、ワークショップを実施します。
日 時 : 令和5年11月29日(水) 13:00開会
会 場 : 春日大社 感謝・共生の館
概 要 : シテを務める金春穂高氏の講演、体験コーナー、水谷神社参拝
会 費 : 1,000円
集 客 : 先着200人
申し込み: naranoyaezakuranokai@gmail.com
FBページからでもお申し込みいただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まほろばソムリエの会の友人Fさんから、教えてもらって早速手に入れました。
来年2月に飛鳥。・藤原検定が始まるとのことです。2400円+税。淡交社発行。この10月発行の本です。
486ページにも及ぶ厚い本ですが、とても読みやすく書かれています。
322ページ、アララギ派の歌人と『万葉集』には、くわしく書かれています。そしてお世話になった小谷稔先生の『飛鳥に来た歌人』も紹介されています。
そして320ページには、写真として、入江泰吉さんと保山耕一さんが紹介されています。
その他、最近までの発掘調査や研究結果がとてもくわしく書かれていて、飛鳥・藤原に関してぜひおすすめの1冊です。
2月10日行われる検定の案内チラシです。
検定については以下のホームページをご覧下さい。
https://www.asukabito.or.jp/certification_1.html
そして
映像作家保山耕一さんの作品「命の映像詩 やまとの季節 秋から冬へ」が
10月27日(金)午前3:00~午前4:00(60分) NHKBSプレミアムで放送予定です。
堀尾岳行さんの紹介です。
「奈良在住の映像作家・保山耕一さんが撮影した冬から春へのうつろい。
一期一会の映像とピアニスト・川上ミネさんが奏でる楽曲。
響きあう音と光で、季節を感じる映像詩。
藤原宮跡のコスモス、彼岸花・月ヶ瀬・大柳生、藤原宮跡の夜明け、
綿・山の辺の道、安倍文殊院、斑鳩町、彼岸花・御所市、金木犀・平城宮跡、
曽爾高原のススキ、秋の蝶・淨教寺、五條市の秋、元興寺の萩、平城宮跡の秋、
白毫寺の萩、飛火野の秋、不退寺の秋、長岳寺の秋、正暦寺の秋、岡寺の秋、
奈良盆地雲海、矢田寺の紅葉、春日奥山、大仏池の初霜、晩秋の飛鳥川、
朱雀門、初雪・春日大社、山の辺の道・白石町、二上山落日」とのことです。
上記のように保山耕一さんの映像が、NHKで連日放送されますので紹介します。
以下は映像作家の保山耕一氏からのメッセージです。
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「命の映像詩、やまとの季節」
NHK BSプレミアムにて全4作4夜連続の再放送となりました。
トータルで4時間の映像詩。
ナレーションなし、すべての楽曲は川上ミネさんのソロピアノ曲。
番組へのご感想やご要望は是非ともNHKへお届けください。
NHKへ届いた視聴者のリアルな声が私や川上ミネさんへの一番の応援になります。
SNSに投稿する感覚で一言だけの感想でも大丈夫ですからNHKへ届けてください。あなたの声がNHKを動かすこともあります。
あなたの声には力があるのです。
局内で評価されるのは数字ですから、一人でも多くのご感想を蜘蛛の糸を掴む心境でお待ちしております。
視聴者の方から私に番組のご感想をメールやお手紙で送ってくださることがあります。私にとってすごく励みになり、本当にありがたいです。
ですが、それによって何かが変わるわけではありません。
もし、そのご感想を私宛だけではなくNHKへも送ってくだされば、次につながる力になるかもしれません。
私が最も望んでいる未来につながるかもしれません。
自分の力だけではどうすることも出来ない、でも、皆様のそんな力が集まれば道は出来ると信じたいのです。
きっとこれが私にとって最後のチャンスになると切実に感じています。
厚かましいお願いをお許しください。
どうかよろしくお願い致します。
NHK全国
https://www.nhk.or.jp/css/contact/
NHK奈良局(奈良県在住の皆様は奈良局へ)
https://www.nhk.or.jp/nara/contact/
全国と奈良局、両方に送って下さっても大丈夫です。
第17回目を迎える、あるくん奈良スタンプラリーです。
正倉院展期間中の10月28日(土)から11月13日(月)まで。
主催は、はじまりは正倉院展実行委員会。奈良市の中心市街地の商店街を中心としていろいろな団体の支援を受けて、今年もおこないます。
写真は、駅やいろいろなお店で無料で配布される、冊子の一部です。最後ゴールで、スタンプ3個で1回の抽選。いろいろな景品が当たります。
奈良県外のかたも、県内の方も歓迎です。奈良国立博物館での正倉院展とともに、どうぞ奈良市内の中心市街地の商店街へお越し下さい。
くわしくは以下のホームページをご覧ください
https://www.arukunara.info/
(画像をクリックすると拡大します)
紹介されて、東寺のすべて展を見てきました。
食堂では土門拳展もされていました。金堂、講堂、五重塔なども拝見。広くてすべては見ることはできませんでした。
数年前に建てられた、會津八一の歌碑も洛南会館前に見つけ、拝見できました。(會津八一の京都での初めての歌碑です)
五重塔
金堂
講堂
立体曼荼羅といわれたくさんの仏像がおられました。
會津八一が詠んだ、軍荼利(ぐんだり)も拝観することができました。
食堂(じきどう)では、土門拳展が開かれていました。
洛南会館前の會津八一の歌碑。(画像をクリックすると拡大します)
歌碑の裏
以下は會津八一研究家の服部素空氏の解説です。
「この日醍醐を経て夕暮に京都に出で教王護国寺に詣づ 平安の東寺にして空海に賜(たま)ふところなり講堂の諸尊神怪を極む(第1首)
たち いれば くらき みだう に ぐんだり の
しろき きば より もの の みえ くる
(たち入れば暗きみ堂に軍荼利の白き牙より物の見えくる)
歌意
暗いみ堂に立ち入るとまず最初に軍荼利明王の白い牙が浮かび上がり、その後から次第に他のいろいろな物が見えてくる。
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2018年3月の鹿鳴人のつぶやきに書いていました。http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-223b.html
歌碑が建立されて早や5年、ようやく拝見することができました。
多方面でご活躍の、田中教子さんの展覧会が奈良市高畑町の藤間家住宅で開催されるということです。11月4日から12日まで。
以下、田中教子さんから。
「奈良・高畑町の古民家、藤間家住宅の公開イベント/奈良見ル知ル2023同時開催
11月4日(土)〜11月12日(日)
13:00〜16:30
18世紀に遡る春日大社の社家・藤間家住宅の内部を公開する貴重なイベントの一環で、田中教子個展を開催させていただきます。
2022年パリのサロン・ナショナルでダブル金賞を受賞した「End of the silk road」東大寺二月堂青石壇のインスタレーションを縮小したかたちで展示のほか、シルクロードをテーマとした金箔画、布のタペストリーなどを展示します。
また、11月4日(土)オープニングイベント
14:00〜15:00
高畑の画僧・藤岡隆聖(1902〜1981)新薬師寺についてのお話を、現在様々な場でご活躍中の華厳宗の尼僧にして日本画家の中田文花さんにしていただきます。
15:00〜16:00
東大寺二月堂南側の青石壇について、これまで調査研究してきたことを田中教子が報告いたします。
11月9日(木)
14:00〜15:00
東大寺二月堂南側の青石壇について、これまで調査研究してきたことを田中教子が報告いたします。
また、拓本のワークショップを下記の日時で行います。(参加費材料代1000円)
11月5日(日)13:00〜16:00
11月11日(土) 13:00〜16:00
11月12日(日) 13:00〜16:00
くわしくは、画像をクリックして拡大してご覧下さい。
18日夜、NPO法人 まちづくり協会主催でオンライン(ZOOM)によるミニフォーラムがありました。
奈良もちいどのセンター街の前田マネージャーと直前理事長のわたしが、質疑応答ふくめてあしかけ2時間お話しさせて頂きました。
もちいどの商店街のあゆみ、もちいどの夢CUBEのできたいきさつ、その後16年間をわたしがお話ししました。
あわやシャッター商店街になるというピンチを、公売のパチンコ店を商店街で手に入れ、インキュベーダーという起業家を育てる
商業施設を作り、それをきっかけとして人通りが増え、賑わいを取り戻した16年間です。
前田さんがもちいどの夢CUBEの現在とこれからしようとしていることを話してくれました。無事終了しました。
NPO法人、まちづくり協会の皆様、ありがとうございました。
いよいよ、10月27日からはじまります。
星さんからフェースブックで届きました。紹介します。星さんありがとうございます。
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ノボリとチラシ作りました
最初に奈良で個展を行ったのは2013年の飛鳥園です。奈良にほとんど知り合いがいなく、新聞社や雑誌の編集社に情報を送り掲載をしていただきました。大きなノボリを作り、登大路の飛鳥園ギャラリー入り口に設置しました。
チラシもつくりました。奈良で知り合った方が全面的に協力してくださり、あちらこちらの観光案内所やお店などに配ってまわることができました。懐かしい思い出です。
勇斎さんで開催した時には、思いがけず、ならどっとFMさんに出演させて頂いたり、番組で紹介して頂いたりしました。感謝しています。
奈良は今、外国人も含めたくさんの観光客で賑わっているようですね。一層たくさんの方にご来場いただけたらと思いノボリとチラシを作りました。楽しみです。
個展直前ですが、チラシはこれまでお世話になった方々や施設、観光案内所や美術館関係などに郵送したいと思います。奈良に到着してからも配って回る予定です。
10月14日から16日まで、東大寺 良弁僧正 1250年御遠忌法要がありました。
東大寺友の会に入会していますので招待があり、中日の15日に参列することができました。
朝9時の受付に並びました。
この日頂いた、しおりです。
10時開式されました。
福井県からの越前米の奉納があったり。合唱団の「盧舎那仏讃歌」が歌われたり、地元鼓阪小学校生徒の歌の奉納がありました。
草月流の献花、表千家の献茶がありました。
東大寺別当大僧正の橋村公英僧正によって良弁僧正の慶讃文が読み上げられました。
この日のプログラムです(画像をクリックすると拡大します)。
以下、南大門から大仏殿前広場のスナップ写真です。
良弁僧正のご法要と関連催しが書かれています。(画像をクリックすると拡大します)
大仏殿前広場に特設舞台があります。
天理大学の雅楽部の伎楽の行道など。
多くの僧侶が参列されました。
五色の幕、幡などがきれいです。
蓮の散華が何度か舞っていました。(画像をクリックすると拡大しますが散華は見えるでしょうか)
別に頂いた散華です。
最後に「良弁上人、華厳の悟り(慈悲)」という伎楽が奉納されました。12時頃退出となりました。
この日はとても良い天気に恵まれ、お参りの良い機会をいただきました。
存じ上げている方にも遠目にお会いできたり、また当方のブログをよく読んでいるという方にも声をかけていただいたり、うれしいことでした。
幡なびき散華舞い散る大仏殿 良弁僧正のご遠忌に参る
重博
毎日新聞やまと歌壇 11月9日掲載
毎月、奈良新聞で楽しみにしている、川嶌一穂さんの美ビット見て歩き※121は京都の龍谷ミュージアム特別展「みちのくいとしい仏たち」です。文の中に、ちょうど先月末にお参りした天台寺のこともくわしく書かれています。
鹿鳴人のつぶやき⇒http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2023/10/post-412876.html
美ビット見て歩き 私の美術ノート *121 川嶌一穂
龍谷ミュージアム秋季特別展「みちのくいとしい仏たち」
写真 多聞天立像 江戸時代・寛政二年(一七九〇)頃 本覚寺(青森県今別町) 86.8cm 撮影 須藤弘敏
「みちのくの仏」というと、何が思い浮かぶだろう。わたしは、藤原清衡の開いた奥州平泉中尊寺金色堂(岩手県平泉町)の諸像だ。金色堂に一歩足を踏み入れると、全身が金で覆われたたくさんの仏さまが文字通り眩しくて、直視できないほどだ。
砂金によって莫大な富を築いた奥州藤原氏の平泉文化は周辺にもおよび、2年前に本欄で訪れた「白水阿弥陀堂」(福島県いわき市)も、東北に現存する貴重な阿弥陀堂である。
藤原氏の栄華を象徴するこれらの仏像や寺院は、おそらく中央から仏師や大工を招いて造られたものだろう。もちろん、これらの仏さまは、テーマの異なる本展にはお出ましになっていない。
ほかに東北には、まさに東北らしい仏さまがある。「一木造り」の仏である。木は乾燥させてから細工しても、どうしても干割れがおきる。しかもムクの木は重い。それを解決するために、平安後期の仏師・定朝が「寄木造り」を完成させてから、仏像の多彩な表現が可能となった。木彫の技法が大きく変化したのだ。
それでも東北では、一木造りの仏が好まれた。今の私たちも、たとえば奈良豆比古神社(奈良市奈良阪町)境内に自生する樟の巨樹の下に立つと、その圧倒的な存在感に包まれて、神々しさを感じる。まさに御神木である。
木の神性を表現するには「一木造り」が適している。中でも、究極の仏、正確には神像が白山神社の「女神立像」(秋田県湯沢市)である。何と、女神像の足元にはケヤキの根っこが残されている。御神木から神が立ち現れたその瞬間を現した像だ。本展にはいらしてないので、ぜひネットなどでご覧下さい。
一昨年に亡くなった作家の瀬戸内寂聴さんが長年住職を務め、復興に尽力した天台寺(岩手県二戸市)に、寂聴さんの説法を聞きに、大勢の人が集まる映像をテレビで見た方も多いだろう。
岩手県の最北端、漆器で有名な浄法寺町に位置する天台寺は、奈良時代の草創とも伝わる古刹だ。本展の、大きな如来立像と伝吉祥天立像(二像とも平安時代・十一世紀)は、どちらも桂の一木造りである。
天台寺は、境内の桂の大木の根元から今も清水が湧く、平泉文化以前からの観音信仰の霊地だ。その「場」と「木」に対する土地の人々の信仰が、仏の形となった二像である。表情も、学年に一人は居たような庶民的なお顔で、身にまとう衣もごく簡素だ。
天台寺には、ほかにも素晴らしい仏さまがいらっしゃるが、すべて桂の木で彫られている。特筆すべきは御本尊・聖観音菩薩立像(平安時代・十一世紀)である。お顔と腕を除くほぼ全身にわざわざノミ跡を残して、「鉈(なた)彫り」風に美しく仕上げてある。霊木としての桂の木の姿をとどめたご本尊に、いつか必ず現地でお会いしたい。
会場は、これまでの美術展では出会ったことのない「いとしい」仏さま大集合だ。中には「いとしい」を通り越して「切ない」「いたわしい」作もある。
地方の民間に伝わった仏の作者としては珍しく名前の分かっている大工・右衛門四良(えもんしろう)作の多くの像もその例だ。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため…」という「賽の河原地蔵和讃」が聞こえてくるような「童子跪座像」(右衛門四良作・十八世紀後半・法蓮寺<青森県十和田市>)。像の底に丸みがあり、前後に揺れて、何度も鬼に謝るようになっている。何ともあわれだ。
写真の「多聞天立像」は、津軽半島の北端、もう目の前が津軽海峡という本覚寺の多聞天堂に伝わった。左手に宝塔を持ち、足元に邪鬼がいるので多聞天であることは確かだが、背中から頭上に舞い昇るのは龍神、横棒のついた花びらのような冠は閻魔大王、おまけに胸には大黒天を表す三つの宝珠が見える
。
今年5月、青森県の岩木山登山道入口までタクシーに乗ったとき、そこここに残雪があって、そのことを言うと、運転手さんは一言「雪は魔物だぁ」と言われた。みちのくは、長い冬に苦しめられ、大きな自然災害に見舞われ、何度も中央から攻められてきた。造仏の儀軌(約束事)、そんな細かいことは言っていられないのだ。
美しく表面を整えた像はない。小さくて、稚拙で、傷んだ作も多い。しかし帰り道に、忘れていた大切なことを思い出すような、そんな展覧会だ。
=次回は令和5年11月10日付(第2金曜日掲載)=
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ 龍谷ミュージアム 京都市下京区堀川通正面下る。電話=075(351)2500。京都駅から徒歩12分・西本願寺前。
https:// museum.ryukoku.ac.jp. 会期は11月19日(日)まで。月曜休館。
秀吉の「奥州仕置き」については、安部龍太郎『冬を待つ城』(新潮文庫)が必読。
10月16日(月)付本紙に、本展招待券の「読者プレゼント」あり。ふるってご応募下さい。
令和5年秋の特別ご開帳日程並びに『夜間拝観』日程決定とのことです。
金峯山寺では、世界遺産・国宝の「金峯山寺仁王門」の大修理勧進のために、同じく世界遺産・国宝の「金峯山寺本堂・蔵王堂」の秘仏ご本尊金剛蔵王大権現3体の特別ご開帳を今秋、下記の日程で行うこととなりました。この機会にご参拝いただきまして、ご本尊と深いご縁を結んでいただきますようにご案内申し上げます。
期 間 : 令和5年10月27日(金) ~ 11月30日(木)
拝観時間 : 午前8時30分~午後4時(法要等により一時的に入堂を制限する場合があります。)
特別拝観料: 大人1,600円・中高生1,400円・小学生1,200円(団体割引あり)
お問い合わせ先 : 金峯山寺(TEL0746-32-8371)
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また、吉野山旅館組合主管の吉野山宿泊者限定夜間特別拝観は、次の日程で実施されます。
実施日 : 10月28日(土)・11月5日(日)・10日(金)・18日(土)・22日(水)
集合時刻 : 午後7時45分(金峯山寺蔵王堂前に集合)
費 用 : 宿泊料金以外に5,000円が必要です。
お申し込みは、各宿泊施設でお願いします。
お問い合わせ先 : 吉野山観光協会(TEL0746-32-1007)
ロータリークラブの全国誌「ロータリーの友」10月号のロータリー歌壇、
選者 佐佐木幸綱さんの選で、一席に取り上げられました。有り難いことです。記念にアップします。
(画像はクリックすると拡大します)
悠然と時の流れる東大寺
良弁杉(ろうべんすぎ)に月かかりたり 松森重博
選者の著名な歌人 佐佐木幸綱さんの評。
「悠然(ゆうぜん)と時の流れる」が東大寺にかかり、かつ良弁(ろうべん)杉にもかかるかたちになっています。
有名な東大寺をうたう難しさを意識しつつ、まとめた一首と読みました。
*編集部注 「良弁杉」は東大寺二月堂前に生えている杉。東大寺開山僧・良弁が二歳の時、大ワシにさらわれてこの杉に置き去りにされた、という伝説を持つ。
この10月はちょうど開祖、良弁上人の1250年ご遠忌の月です。二月堂前の良弁杉です。 昭和36年(1961年)第二室戸台風のあと先代の杉を引き継いで植えられた杉です。
二月堂から見る良弁杉です。大仏殿、奈良の町、生駒山が見えておすすめのビューポイントです。
このほど奈良・キャンベラ姉妹都市三十周年を記念して本が出版されました。
(画像をクリックすると拡大します)
アマゾンで取り寄せできます。⇒ うたの葉の歌集
アマゾンの紹介文です。
「このアンソロジーは豪州と日本の独特の自然を写し、豊か な情緒を吐露する詩を集めた。 日本では、古来の時代の人々と同様に現代人もこの詩形を 今なお日常的に楽しんでいる。英語国民は、このアンソロ ジーを読んで、英詩としての短歌の優れた力を知るであろ う。 読者は、頁をめくるごとに、日本と豪州の短歌歌人が、互 いの未知の自然の姿を、また、両国の人々に共通する感情 を表現しているのを見出すだろう。 この短歌というスタイルが、短いながら、奥深い余韻を、 読者の心に響かせるアンソロジーである。
is anthology comprises poems written about the particularities of nature in Australia and Japan, together with the multi-faceted emotions engendered thereby. Japanese people cherish the tanka form as much now as they did in ancient times. And for English-speaking people, this anthology will provide an excellent way of experiencing tanka as English poetry. Composed by poets in Australia and Japanese, the tanka within these pages reveal previously unknown aspects of the natural world, while also enabling mutual understanding of shared feelings between the two countries. ey may be brief, but these poems will leave deep reverberations in their readers' hearts and minds.」
お世話いただいた田中教子さんによれば、
「キャンベラでは、TANKAを行う詩人がたくさんおられ、この日本との交流を喜んでおられます。
9月23日キャンベラのアートセンターで行われたイベントに、本当にたくさんのオーストラリアのTANKA作者が参加してくださいました。
なお、この集はキャンベラ在住のアメリア・フィールデンさん(ドナルド・キーン賞受賞)と小城小枝子さん(オーストラリアへ初めて日本語教師として渡豪され50年)が中心となって翻訳してくださいました。
また、メルボルン短歌会の伊藤さとさん(元メルボルン大学講師)と、マーガレット・ニューマンさん(元メルボルン大学講師、日本の大学で英語を教えておられた経験もあり)も後半部分を翻訳にしてくださっています。
豪日協会ACT(首都キャンベラ)の主催、CJCキャンベラ・ジャパンクラブの協力のもとに出版されました。」とのことです。
オーストラリアの方の TANKA です。
また、川嶌一穂さんや田中教子さんからのお誘いをうけて、わたしも短歌を投稿したところ、英語訳もつけられて載りました。
奈良公園に百日紅の赤き花咲きて夕べに燈花の灯る 松森重博
in Nara Park
scarlet crepe myrtle
is blooming,
and evenings
the flowers are lit up
ーMATSUMORI Shigehiro
燈花会のころを歌った歌です。英語の翻訳もありがとうございます。
10月8日、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで、保山耕一さんの10月上映会がありました。
(画像はクリックすると拡大します)
この日のプログラムです。
ピアノ すみかおりさんのウエルカムミュージック。
「784キャンディーズ」の清水真貴さんと岡本ひとみさんの前説。
新しく出た、ならどっとFMのフリーペーパーのくわしいお話がありました。
第1部は、ならどっとFM「岡本彰夫の奈良の奥の奥」公開収録でした。
奈良で一番美味しい松花堂弁当を作って、奈良で一番頑張っている人に届けよう、ということで4人の料理人による松花堂弁当の作成から試食の美しい映像が流れました。保山さんは料理の映像も長年撮っていたとのことです。
(写真、松元智恵子さん撮影)
第2部は、新月から9月29日の満月までの、稲穂や彼岸花や連日の「月」を撮った映像でした。
保山さんは場所も安倍の文殊院から、三輪山、生駒山、興福寺などからの「月」を連日撮影されました。
わずかしか月が顔をのぞかせない日もあったが、これだけ連日、月を撮っているのは初めてとのことでした。(このあとも新月まで月を連日撮るということでした)
保山さんのお話。
かつては月を中心とした太陰暦であったから、日本人はより月など細やかに見ていたのではないか。いまは太陽を中心とした太陽暦になっている。かつての日本人の方がよほど自然に親しんでいたのではないだろうかと語っておられました。
また、インバウンドが増えすぎたり、鹿との共存がなくなったならば、奈良はどうなるだろうか。これからも奈良のほんとうの良さを伝えていきたいとも強調されていました。
9月29日の満月の平城宮跡の映像です。(写真、松元智恵子さん撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=ZBT9a8pgjv4
わたしは、新月から満月までの保山さんの連日の映像を見て、つぎのような短歌を作り、上映会で上本京子さんに朗読していただきましたので、記録しておきます。
細きより日々移(うつ)ろいて秋の月 みごと満ちたり大和しうるわし 松森重博
最後に秋の月の映像が流れ、大垣さんらによる「いのちの歌」の素晴らしい演奏がありました。そして保山さんの素晴らしい夕焼けの映像がありました。写真はリハーサルの様子を拝借。
来月は11月12日(日)1時30分開場で、保山さんの上映会があります。どうぞお楽しみにお出かけください。
(追記)
いつもお世話になっている、松元智恵子さんに写真をいただきました。ありがとうございます。
11月12日の行基さん大感謝祭の紹介をさせて頂きました。よろしくお願いします。
東大寺の上院を訪ねました。修学旅行生がたくさん訪れています。
まず、法華堂(三月堂)へ。(画像をクリックすると拡大します)
今年は、ふだんなら12月16日しか公開されていない執金剛神立像が10月1日から16日まで特別公開されていますので、拝観してきました。
国宝 執金剛神立像(しゅこんごうじんりゅうぞう)塑像彩色 170.4cm 奈良時代(8世紀)
以下は、執金剛神模刻像です。塑像 復元彩色 令和3年(2021) 東京藝術大学文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室よりの奉納。
直ぐ近くに展示されていました。鮮やかな彩色を施されています。
二月堂にお参りしました。
二月堂で頂いたご朱印です。
四月堂にもお参りしました。
10月16日(月)まで、執金剛神像の拝観をおすすめします。
10月3日、秋晴れのさわやかな日に、桜井市の大神神社の摂社・末社巡りのウォークがありました。
朝10時20分JR三輪駅に集合。出発。
ガイドは奈良まほろばソムリエの会、ガイドグループの同級生の三宅努君です。中学高校時代の同級生のウォークです。参加は、はるばる東京からのF君はじめ20名。参加同級生20名の内、三宅君、稲田君、丸山君、私と4名も奈良まほろばソムリエです。
くわしい資料と地図が配られました。また、各摂社・末社の前で、携帯スピーカーをおなかにつけた三宅努君からくわしい説明がありました。
あたりは、三輪の森があり、黄金色の稲刈り前の稲が頭を垂れ、彼岸花が咲き、すっかり秋のよそおいでした。
途中、大神神社の休憩所でみんなでお弁当を食べました。
大神神社を中心とした摂社、末社30数社ほどを歩きました。
かなりくたびれましたが、無事全員歩き通しました。道中、前になったり後ろになったり、あちこちで、いろいろ話ながらの楽しいウォークでした。
この日は私の万歩計によれば18000歩ほど約10キロ歩いたようです。
予定通り3時40分頃、近鉄大和朝倉駅に到着。
大和八木駅まで電車に乗り、そのうち有志14名による、駅近くの居酒屋で予定の2時間を越えて楽しい反省会を行いました。
参加の皆様、お疲れさまでした。
Kさんのみごとなプランと名運転で予定より早く、行基さん北限の旅はゴール近くに着きました。
2日間の走行距離は、なんと600キロ。まさに弾丸ツアーでした。
そして最後にゴール近くの、花巻空港、東北新幹線の新花巻駅近くの宮沢賢治記念館
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/kinenkan/index.html
を訪ねることが出来ました。
宮沢賢治愛用のセロ(チェロ)。
宮沢賢治のいろいろなジャンルの展示がされていました。銀河鉄道の夜の特別展が開かれていました。
宮沢賢治は、熱心な日蓮宗信者でした。
雨ニモマケズの手帳。
ミュージアムショップで宮沢賢治の短歌などの本を買うことが出来ました。
夜便で無事、大阪に戻り、バスで奈良へ帰りました。
おしまい。
もと八郎潟、干拓されていま大潟町。
水田がとても広いところを走りました。
めざす寶光院にほどなく着きました。男鹿市になります。
ちょうど高橋住職がお出かけ前ながら丁寧に応対いただきました。そしてここでも、11月12日の奈良・飛火野の行基さん大感謝祭のチラシが掲示されていて、配布もされていて一同感激した次第です。
行基さんゆかりの地蔵菩薩というお話です。
この弾丸ツァーの詳細がようやくわかりかけてきました。岩手県から秋田県そして岩手県と走ります。行程は何キロになるか想像できません。
乗せてもらっているだけでもたいへんでした。このあと一路、秋田道、東北道で岩手県一関市へ。途中の山のサービスエリアでは気温は19度の表示ありとても涼しい天候になりました。
朝は4時からの日本対サモアのラグビー・ワールドカップをテレビ観戦。みごと日本は勝利しました。
そして大阪伊丹空港から岩手・花巻空港へ行きました。わたしにとって実に久しぶりの空の旅です。参加は、行基さん大感謝祭実行委員会会長の尾田栄章さん、事務局の駒二三男さん、ゆかりの地を担当の宇野先生、そしてわたしの4人です。
レンタカーを借りて、運転は東北にくわしく、かつ得意な駒さんにお願いして、東北道から浄法寺インターまで走り、二戸市の天台寺へいきました。
本堂へ。
(画像はクリックすると拡大します)
お世話の方のくわしい説明を聞きながら、収蔵庫などを拝観。
天台寺は、作家の今東光さんや瀬戸内寂静さんが住職されていたので有名ですが、そのことが初めてつながりました。
そして、行基さん大感謝祭実行委員会から8月に全国の行基さんゆかりのお寺に郵送したチラシが、受付ではご自由にお取り下さいと
配布されているのを知り、参加4名驚きました。有り難いことです。
天台寺のホームページです。http://tendaiji.sblo.jp/
境内にはお地蔵様が多数安置され、また、7月に開催されるという紫陽花祭りのアジサイの木も植えられていました。
境内には桂の巨樹がありました。
そして、かつて小学校で干拓を習ったもと八郎潟、いまはほぼ埋め立てられて秋田県大潟町へ。高速道路を飛ばしに飛ばして、夕刻、日の入りの頃だどりつきました。今夜の宿泊先です。
この日は中秋の名月です。8階の展望風呂から満月を拝見することが出来ました。
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