土門拳 古寺巡礼展へ
所用あり、東京に出ましたので、恵比寿ガーデンプレイスにある、東京都写真美術館を初めて訪ねました。
ちょうど「土門拳 古寺巡礼展」が開かれています。5月14日(日)まで。
展覧会HP⇒https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4317.html
大きな写真で土門拳の室生寺、薬師寺、唐招提寺、法華寺、浄瑠璃寺などの仏像がいきいきと展示されていました。
土門拳は、仏像と対峙してこちらも投げかけ、仏像から投げかけられた瞬間を撮るといったことを
説明に書かれていました。右半身不随の身でありながら、大型カメラで古寺巡礼ということで全国あちこちに行って仏像の写真を撮られたそうです。
会場入口では、ビデオも上映されていました。土門拳さんの写真人生をとてもくわしく映し出されていました。
その台本は、高校時代のわたしの同級生の小西治美さんが書かれていることをエンディングロールで知りました。
この展覧会にも尽力されたことでしょう。写真集にも編集としてお名前が載っています。
後日、小西治美さんからメールが届きました。
「ご案内しようと思っていて遅くなった「土門拳の古寺巡礼」展
(恵比寿・東京都写真美術館)を見ていただき、ありがとうございました。
今年は「古寺巡礼」第一集(1963年)が出て、60年。
車椅子になってから撮影した最後の第五集が出たのが1975年です。
その前から撮影していたわけですから、60数年前のカラーがデジタル化してプリントされています。
大型カメラで、土門の眼で構図で撮影されると、今見てもまったく遜色ない強さで迫ってきます。
またモノクロームは昭和15年頃のガラス乾板撮影の作品も。
この展覧会の構成や、写真キャプション担当しました。(と、言っても土門先生の引用文ですが)
小学館の「土門拳全集」にペイペイで携わって40年。今も写真関連の仕事を続けているのは、この企画のおかげです。」とのことです。
会場風景の写真を小西治美さんからいただきました。(普通、会場内撮影できません)(画像をクリックすると拡大します)
展覧会のチラシです。
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