NPO法人 まちづくり協会 20周年記念誌より
このほどNPO法人 まちづくり協会の機関誌が27号を迎え、20周年記念誌として発行されましたので紹介します。
全国のあちこちのまちづくりのことが書かれていて参考になります。
かなりボリュームありますので一部ですが、1ページ目、増田理事長さまの文です。
(画像はクリックすると拡大します)
私も要請がありましたので、奈良の商店街とまちづくりの拙文を書きました。記念に貼り付けておきます。
「商店街とまちづくり
まちづくり協会会員//奈良 松森重博
日頃、全国各地での皆様のご活躍を拝読しております。かつて田村明先生が、まちづくりを提唱されたことを覚えています。
わたしも謦咳に接するという貴重な機会がありました。
ところで、40 年余り前学生時代から修業を経て東京から奈良に帰ってしばらくした頃の話です。
近鉄奈良駅から近い、もちいどのセンター街は旧の奈良市役所の移転(1977 年)や車社会となり、
徐々に通行量が減り、空き店舗が増え、シャッター商店街になるのではと危惧されていました。
それでも私どもの商店街は何とかしようと思って努力をしていました。
またひとつの商店街だけでなく地域として何とかしなくてはと多くの人が思いを寄せていました。
平城京の外京にあたる地域ですが「旧市内」と呼ぶのではなく、「中心市街地」と呼ぼうということにしました。
商店街の枠を越えた「面」として何とかしようと団塊の世代を中心に多くの商店街から集まりました。
その後、もちいどのセンター街で旧パチンコ店の土地建物を買い入れ夢CUBEという起業家支援施設(2007 年)を作りました。
商店街は人通りが増え新規開店の店舗が増え、三橋重昭先生にもV字回復といわれました。
その後コロナによるインバウンドに国内のお客様も減りたいへんな時期を過ごしました。
幸い2022 年あたりから地元のお客様に加え外国のお客様も戻ってきたように思われます。
これからが大事だと思っています。
昨年若い理事長にバトンタッチしました。新しいアイデアと行動力で、テナント会を作り更にオーナー会を立ち上げつつあります。
今までわたしどもは、商店街という立場からまちづくりに取り組んできました。
駅前の商店街は「町の顔」とよくいわれます。社寺の方や地域の皆様からも地元の商店街に期待がかかります。
商店街の活性化は、町の活性化に必須だと思います。
これからもさらに頑張りたいと思う昨今です。
今後ともよろしくお願いいたします。」
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