興福寺五重塔素屋根工事 7月開始
(ならまちセンターから興福寺五重塔を望む)
奈良新聞3月27日付によると、いよいよ7月から興福寺五重塔素屋根工事が7月開始とのことです。
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約120年ぶりの大規模修理が行われる奈良市登大路町の興福寺五重塔(国宝)について、資材の高騰による影響などにより延期されていた素屋根の建設工事を7月から開始すると、同寺が27日までに発表した。修理期間中に塔を覆う素屋根が約1年かけて設置された後、本格的な修理工事が始まる。完成は2031年3月の予定。
今年1月から行う予定だった素屋根設置工事は、鋼材の価格上昇に伴う影響で工事入札が成立せず延期となっていた。このほど、再入札が成立し、7月からの工事開始が決定した。
素屋根は高さ約60メートル。完成すると工事完了まで古都奈良のシンボルともいえる五重塔の姿が当面、見えなくなる。修理では、屋根瓦の葺(ふ)き替えやしっくい壁の塗り直しなどが行われる。
また、工事が始まると境内を東西に抜ける通路と東金堂の東側が通行止めになるが、国宝館・東金堂は通常通り拝観できる。
興福寺の辻明俊・境内管理室長は「日常の景色にある塔を見られなくなる寂しさもあるが、長い歴史上の修理という貴重な時間に巡りあえることがうれしい。新しい発見もあるかもしれないので楽しみです」と話している。
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