近江八幡市のたねや、ラ コリーナへ
「カンブリア宮殿」で、11月10日に放送があった、滋賀県近江八幡市のたねやグループが運営する、広大な施設、甲子園球場3つ分というラコリーナという広大な施設に行く機会がありました。奈良ロータリークラブの親睦日帰り旅行です。
ラ コリーナというのは、イタリア語で「丘」という意味だそうです。
奈良交通の、青龍、朱雀、玄武という新しいバスを3台連ねて2時間。
好天の土曜日とあってたいへんな人が、来られていました。
カンブリア宮殿の紹介文。
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2022/1110/田園に300万人が!近江八幡で150年、和菓子の変革者
人口8万人の近江八幡市に年間300万人が押し寄せる場所がある。「ラ コリーナ近江八幡」だ。広大な田園風景の中に、草が生い茂る三角屋根の建物。その中には、デパ地下などで圧倒的な人気を誇る和菓子の老舗・たねや、そして、バームクーヘン好きなら知らぬ者はいない名店・クラブハリエがある。実はラコリーナ近江八幡を運営するのは、たねやグループなのだ。東京では絶対に得られない価値を究極まで突き詰めたこの施設には、コロナを戦い抜いた、たねや4代目山本CEOの地方戦略があった。
三角屋根のメインの建物。屋根いっぱいに草が生えています。
最初に、ラ コリーナを散策してのツァー、10名ほどに分かれてトランシーバーを耳に付けて社員の人の説明を聞きながら。
本社棟。中で山本昌仁社長の20分間の講演も聞きました。「カンブリア宮殿」でのお話しと共に印象深いお話しでした。
番組と講演を合わせた断片的なメモです。
先代社長が、20億円あまりで購入した厚生年金施設を、方針を大転換。以前の建物は使わず。
思考の末に、「自然に学ぶ」に行き着いた。
滋賀の、この近江八幡の自然を、そして都会の雅美(みやび)に対して鄙美(ひなび)を。
山を借景に、建築家による、メインの三角の建物、しかも草の生えている建物を作った。
入り口の広い場所は本来売り場にすべきというのが大方の意見だが、そこにかつてあった、風景を作り出した。実験農場であり、季節によっていろいろな表情がある。籾撒きから稲刈りまで社員が行う。お客様にとって、来られるたびにいろいろな季節が感じられる。
大きな水田であり、草の生える広い空間である。
左手には、来年初めに、バウムクーヘンの製造から販売を見てもらうファクトリー、空から見るとバームクーヘンの形をした建物を作っている。
コロナではたいへんであった。デパートや直販施設の営業停止、それでもお菓子を作り続けなくてはいけない。コンビニやスーパー、直販はテントを張っての販売。苦労した。それまで社長業は1分も隙間がなかった。コロナの時期を利用して、あちこちに出かけた。
奈良の信貴山、京都の比叡山、そこに行ってしか買えない、お菓子を作っている。
そのほか、これからの展開の抱負も語られた。
そこには、近江八幡だけでなく、滋賀県で、さらに世界で。
いろいろな形の売り場。
広い楽しめる空間の中の売り場。
多くのかたが、バームクーヘンやいろいろなお菓子を買っておられた。
デパートにもある和菓子の「たねや」の売り場。
デパートへの展開。
これは10年以上前に、先代社長の講演でも聞きました。
番組でも言っていた、ラコリーナの裏にある秘密基地でわざわざ作っている、田舎にあるような草や花などを盆栽のように、毎週作って、全国のデパートの売り場にディスプレイしているとのことです。
大きすぎて、広すぎて、あるいは奥が深くて、いろいろヒントのある体験でした。
たねや、クラブハリエのホームページです。https://taneya.jp/
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