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奈良まほろばソムリエの会の広報グループの松原純さんと奈良検定に最初から関わっておられる阪南大学国際観光学部の来村多加史先生の第一回の対談がyoutubeにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=X0nIoL6PpQo
奈良検定は最初から「奈良を楽しく案内できる人材の育成」が目的であり、単なる知識だけではなく、それを楽しくガイドできるというのが必要です。
そういう人材を見つけるということで、奈良観光コンシェルジュ・アワードが5年にわたって行なわれ,選ばれました。(現在は行なわれていません)
対談の中で、奈良について聞かれた来村先生、奈良は素朴さ、野暮ったさ、アットホームの良さがあること。
つくりこんでいない「素朴さ」があるという点を強調されています。
さらに2回目、3回目の対談を楽しみにしたいと思います。
以下は松原純さんによる紹介です。
「今回は、大阪にあります阪南大学 国際観光学部 教授「来村 多加史(きたむら たかし)先生」をご紹介致します。
来村先生は兵庫県明石市のご出身で、幼い頃から考古学に興味を持っておられました。
高松塚古墳を発掘された関西大学「網干 善教(あぼし よしのり)先生」に憧れ、関西大学に入学して網干先生に師事。
関西大学大学院博士課程終了後、中国陵墓研究により博士号を取得されました。
現在は阪南大学の教授として学生に「観光学」を指導。
他にもテレビ出演や書籍の出版、また観光ガイドとして「クラブツーリズム」の講師など多方面で活躍されております。
今回はそんな来村先生に「奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)」や「奈良観光コンシェルジュアワード」、「奈良の魅力」などをお聞き致しましたので楽しんでご覧下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/来村多加史
「阪南大学 講師紹介ページ」https://www.hannan-u.ac.jp/doctor/tourism/kitamura/index.html
「来村多加史講師同行ツアー」
https://tour.club-t.com/tour/relation?r=KAN84326
大海人皇子(のちの天武天皇)が飛鳥から吉野へ壬申の乱の時抜けたという峠にはいくつかの説がありますが、アララギ派の代表である土屋文明先生は何度も歩かれ「万葉集私註」で竜在峠こそがその峠であると書いておられると言うことです。歌人、小谷稔先生もその説に賛成して何度も竜在峠をこえておられます。力作の「明日香に来た歌人」でも書かれています。
そこで11月26日、晩秋に新アララギの生駒歌会のメンバー9名で冬野から歩いて竜在峠まで往復して訪ねてきました。
冬野集落(良助親王墓前)を出発。
歩いてしばらくして見かけた案内板です。道しるべ、です。
あとはひたすら歩いて見かけた案内板です。あと300m。
むかしの茶屋跡。ここで昼の美味しいお弁当を食べました。
ここに、歌人 小谷稔先生自筆の説明板があり、ここをまずは目標として歩いてきました。
(画像はクリックすると拡大します)
江戸時代の本居宣長の竜在峠の説明です。三重県松阪から吉野へ道中した時とのこと。「菅笠日記」の一節の案内板です。
さらに300m、本日の目標の竜在峠(標高725m)に到着。折り返し地点です。
紅葉が美しい山道でした。
明日香に戻ってきて見た秋の空です。雲が美しく広がっています。
歌人 小谷先生の歩かれた道を訪ねた思い出に残る一日となりました。
(追記)
一緒に行ったMさんから写真と端的なレポートをいただきました。ありがとうございます。
「今日は中・高時代の古文の先生でもあり、短歌の師でもある故小谷稔先生の「明日香に来た歌人」(文芸社)の中で紹介されている明日香の竜在峠を訪ねました。歌会の仲間の中では私が最年少😁少々の山道は楽勝~と思っていたら、皆さん健脚で驚きました。
万葉集の「み吉野の耳我の嶺に 時なくぞ雪は降りける…」という大海人皇子(天武天皇)の御製にみえる耳我の嶺は、この竜在峠ではないか、という説を土屋文明が唱えた、そのことを小谷先生の筆で書かれた板が峠近くの茶屋跡に残っています。
大海人皇子がこの道を通って明日香から吉野に逃れたのかも…と思うと感慨深い。イノシシの爪痕やシカのフンやモグラの穴はあちこちに見られるけれど、鳥の声さえめったに聞こえない、まさに森閑とした山道でした。」
(追記2)三度も下見にいってお世話いただいたHさんから写真が届きました。ありがとうございました。
毎日新聞、「万葉古道」を尋ねて96より。
上、竜在峠。古い戦没者の墓、住居跡の平坦地もある
下、桜井市の多武峰から来て右方の竜在峠へ延びる道
=明日香村冬野で
奈良国立博物館へお出ましに引き続き、奈良・大安寺の仏様は、来年1月お正月の2日から、東京国立博物館へお出ましです。
以下、奈良大安寺からのご案内です。
「東京国立博物館特別企画「大安寺の仏像」展のポスターが出来ました
期間中の主に土日祝日、我々大安寺僧侶も上京して東博展示室に駐在し、御朱印の授与等させていただく予定です。
また、2月の10.17.24日は新橋の奈良まほろば館にて本展覧会に関連するイベントを開催予定です
詳細は決まり次第、大安寺ホームページ等にてお知らせ致します
関東の皆様、是非東博または奈良まほろば館でお会いしましょう!」
大安寺のホームページです⇒http://www.daianji.or.jp/
もちいどのセンター街および餅飯殿財団では、地名の由来である理源大師と町衆である箱屋勘兵衛のお墓参りを毎年続けています。
ことしは多くの商店街の皆様に呼びかけてバス一台20数名で行ってきました。森の物語館でバスから、ジャンボタクシーや普通のタクシーに乗り換えて、鳳閣寺すぐ近くまで行き、そこから歩きでした。
きょうは鳳閣寺本堂の扉を特別あけていただき、はじめて拝観できました。
さらに600メートルの山道を登り理源大師廟に行きました。
ようやく山道を登って、重要文化財の理源大師廟にお参りをしました。
そして、そのかたわらの、もちいどの箱屋勘兵衛のお墓にお参りしました。
良い天気でした。鳳閣寺の展望台から。二上山、葛城山、金剛山などを遠望することができました。
その後、黒滝村の森の物語館で、皆さんで美味しい昼ご飯。まつたけの食べ放題のすき焼きなどをいただきました。
黒滝村ー下市町ー大淀町ー明日香村ー桜井市ー天理市を通って、無事夕方奈良に帰りました。
帰り道、櫻井から天理あたりから二上山の日の入りをバスの車中から見ることが出来ました。保山耕一さんの映像で
見る素晴らしい景色でした。
餅飯殿の由来の小冊子です。
春日若宮おんまつり保存会から発表されています。
(写真は2018年のおんまつりです)
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令和4年 第887回 正遷宮奉祝
春日若宮おん祭
令和4年の春日若宮おん祭は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぎつつ、「若宮正遷宮」を奉祝し、12月15日より18日の諸祭事を本年は、原則として縮小・中止はせず、コロナ禍以前の通常の斎行を予定しています。
主な日程をご紹介させていただきます。
3年振りとなるおん祭、ぜひお越しください。
なお、今後の感染状況等により、変更する場合があります。
また、お越しになる際は、マスクの着用など感染拡大防止にご協力ください。
主な日程
12月15日(木)
13時 大宿所詣
御湯立は例年通り、14時30分、16時30分、18 時の3回斎行
17時 大宿所祭
※本年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、もちいどの商店街有志による「のっぺい汁」、「あめ湯」の振舞は行いません。
12月16日(金)
14時頃 大和士宵宮詣
15時頃 田楽座宵宮詣
16時 宵宮祭
12月17日(土)
0時 遷幸の儀
1時 暁祭
9時 本殿祭、若宮御留守事
11時30分 試しの儀:県庁前広場(登大路園地)
12時 御渡り式:県庁前広場(登大路園地)出発
12時50分頃 南大門交名ノ儀:興福寺南大門跡
13時頃 松の下式:一ノ鳥居内影向の松前
13時頃 競馬: 一ノ鳥居内馬出橋→御旅所前勝敗榊
14時30分 流鏑馬:一ノ鳥居内馬出橋周辺
14時30分 御旅所祭: 御旅所
15時30分頃 神事芸能奉納
23時頃 還幸の儀
※本年は新型コロナウィルス感染の影響により、御渡り式に奉仕される行列の人数や編成が例年とは異なる場合があります。
12月18日(日)
13時 奉納相撲 御旅所前
14時 後宴能 御旅所
なお、令和4年12月10日から令和5年1月12日まで奈良国立博物館
式年造替特別展 春日大社若宮国宝展―祈りの王朝文化―
が開催されます。
おん祭の拝観に合わせご観覧ください。
奈良テレビ放送のYouTubeチャンネルに
本件についてのニュースがアップされています。
ご覧ください ↓↓↓
https://nordot.app/953204871816724480
(画像はクリックすると拡大します)
先日、行基さんのシンポジウムを行われた、奈良国立博物館敷地内の仏教美術資料研究センターの関野ホールにて、「大地の響き」発掘された弥生の響きが甦える、というコンサートが開かれるとのことです。
旧知のピアニストの榊原明子さん、篳篥(ひちりき)奏者の由利龍示さんから案内メールをいただきました。
「コンサート開催まで10日を切りました。
明日は、午前中は奈良文化財研究所にて弦の研究、午後からは有り難いことにコンサートの取材を受ける予定です。
復元琴は、現時点で3面の裁断・加工がほぼ終わり、接着を待っています。
少なくともあと1面は追加予定です。
復元琴制作、作曲・編曲、その他諸々、本番まで休まず走り続けます!
チケットのご購入は、チケットぴあにてお願いできると幸いです。
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2240349&rlsCd=001&lotRlsCd=
どうぞ、よろしくお願いいたします。」
チラシの裏面には出演の皆さんの横顔も載っています。
この仏教美術資料研究センターは、明治時代に建てられた国の重要文化財です。
建物拝見もおすすめです。木造の建物はさぞ良い響きを奏でることと思います。
建物は、明治35年(1902)竣工、同年奈良県物産陳列所として開館し、県下の殖産興業と物産の展示販売をおこなう施設として利用されました。設計者は、建築史学者で当時奈良県技師として古社寺保存修理事業に尽力した関野貞(せきのただし)(1867-1935)です。
木造桟瓦葺(さんがわらぶき)で、小屋組(こやぐみ)や壁などに西洋建築の技術をとりいれつつ、外観は和風を基調としています。正面に唐破風造(からはふづくり)の車寄(くるまよせ)をつけた入母屋造(いりもやづくり)の中央楼(ちゅうおうろう)から、東西に翼部(よくぶ)を延ばし、その先に宝形造(ほうぎょうづくり)の楼(ろう)をおいており、その左右対称の優美な姿は、宇治の平等院鳳凰堂を彷彿させます。細部に割束(わりづか)、蟇股(かえるまた)、虹梁(こうりょう)、舟肘木(ふなひじき)など、飛鳥時代から鎌倉時代にかけての伝統的な建築様式を取り入れる一方、窓にはイスラム風の意匠もみられます。構造・意匠に東西の要素を巧みに取り入れた明治中期を代表する近代和風建築として高く評価されています。
この建物は開館後、奈良県商品陳列所、奈良県商工館と名称を変え、昭和26年(1951)に国に移管されて、昭和27年(1952)から55年(1980)までの間、奈良国立文化財研究所春日野庁舎として利用されました。その後、昭和58年(1983)1月7日に重要文化財の指定を受け、同年奈良国立博物館が管理するところとなりました。現在は、当館の仏教美術資料研究センター(平成元年〈1989〉開館)として活用されています。
なお、平成21年(2009)から23年(2011)にかけ、耐震補強改修工事がおこなわれました。
(奈良国立博物館HPよりの引用)
朝日新聞奈良版 11月22日付 (画像をクリックすると拡大します)
心配された雨も降らず、無事行基さん大感謝祭はいろいろな催しをくりひろげて行われました。
凧づくりと凧揚げ体験。
鋳物の仏様の鋳造体験。
宮大工体験。
土木体験。
行基さんの紙芝居。行基さんのお生まれになった大阪堺市から来て頂きました。
奈良観光大使の氷置晋さんの作られた行基さん大感謝祭のテーマソング「繋ぐ(つなぐ)千年」の発表がありました。
行基さんゆかりのお寺のお砂踏み体験。
などいろいろな催しが開かれました。
喜光寺からお出ましの行基像の前で法要があり、
3時から飛火野から東大寺の大佛様の行基さん像を囲んでの参拝のお渡りがありました。
鹿が一時、先導してくれました。
東大寺大仏様の前で般若心経などを唱えお参りしました。
そして大仏殿の中門前での記念撮影です。東大寺の僧侶、喜光寺や生駒竹林寺の僧侶、春日大社神官や多くの皆様らとともに写真に収まりました。
写真はHさん、Tさんからも頂きました。ありがとうございました。
そして奈良まほろばソムリエの会の広報グループで一緒に活動している佳山隆生さんが
以下のような動画を撮ってくれていましたので紹介します。ありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=ljHTL-euvFY
1部2部と行基さんのシンポジウムがありましたが、1部に参加しました。
東大寺別当(華厳宗管長)の橋村公英師は、奈良時代の行基さん、そして鎌倉時代の重源さんの時代を振り返りながらお話しされました。
東大寺にある四聖御影の像のお話しもありました。リアルとバーチャルのお話しなど興味深いものでした。頂いた資料のオモテ面です。
来年は良弁僧正が亡くなられて1250年ということです。
春日大社宮司の花山院さんは、先祖は藤原氏ですが、代々仏教と関わりが深い。神道と仏教はかなり近い関係であった。行基さんは神道を信仰したに違いない。池や治水などにひとりでなく、多くの人を引き入れ、行った。時代のヒーローであり、起業家であり多くの人に慕われた人であったと思う。そういうDNAが流れているのではないかと思う。など熱く語られました。
最後に山田法胤喜光寺住職(薬師寺長老)が、伊勢神宮など神道のお話しをされたあと、聖徳太子ー行基ー弘法大師という流れ。
行基さんのことをいろいろ語られました。
第2部はわたしは参加できませんでしたが、1部2部すべて参加されたMさんによれば、「挨拶できずにすみませんでしたが、フルに参加しました。2部もよかったですが、1部のお三方の行基さんの人柄や哲学の話はよかったですね。」とのことです。ありがとうございました。
11月20日は行基さん大感謝祭2022無事終了しました。
この1週間ほど、週間天気予報を気にしたことはありませんでした。
20日のみが雨と曇りのマークがあったからです。近づくにつれ、曇り一時雨、降水確率60%になりました。
前日には時間別のくわしい予報がでていました。
当日、真夜中には降っておらず、朝8時会場の飛火野にいくと霧雨が降り、準備が始まると曇りからやや太陽が顔をのぞかせてくれました。
無事予定通り、行基さん大感謝祭は終了しました。(くわしくは後日)
夜10時家に帰り着くと、小雨が降り始めました。
天気に恵まれ、とても有り難い一日になりました。
ところで、行基さん大感謝祭のチラシを作ってくれたり、もちいどの夢CUBEのロゴを作ってくれたり、いろいろお世話になっている旧知のcocoroneのYさんが、こんなものを作ったと送ってきてくれました。紹介させていただきます。
企画・制作 cocorone
ココロネとは、心根、心音、心念、ココロとココロのネットワーク、人と人とのコニュニケーション、いろいろな想いを、笑顔を、たくさんの人の心にお届けしたい、気持ちと気持ちを、気持ちよくつなぎたい・・・広告、広報、制作活動、ステキな企み、意表を突いた企てに思いを巡らせ、日々、心を躍らせています。
物語は以下のページをご覧下さい。⇒https://www.teinei.co.jp/story-gift/story/watashitte-naniiro/
Yさんありがとうございます。
NHK総合テレビの18日深夜に
「今夜も生でさだまさし、あをによし奈良の都はさだ盛り」という生番組がありました。
録画をしていましたが、ちょうどうまく生で見ることが出来ました。
奈良から5年ぶりの生番組ということです。
5年前はたしか奈良国立博物館の仏教美術資料研究センターからの生放送で、あのときはビデオで見ました。
今回は、奈良の市役所前に出来たNHKの奈良放送局からの放送、東大寺は森本師、西大寺、薬師寺は大谷師ら存じ上げている僧侶、そして映像作家の保山耕一氏もスタジオにおられました。薬師寺でさだまさしさんのライブを来年には実施しましょうと番組で話されていました。
夕方の奈良の番組「ならナビ」の吉田キャスターも登場。ピアノを弾いたり、NHKプラスで全国でならナビを見ることが出来るとのことでした。
さだまさしさんがギターで一曲歌われました。「おんまつり」という曲でした。さだまさしさんは今月春日大社の若宮様の奉納に奈良に来たばかりとのことでした。さだまさしさんは、あおによしなど多くの曲を作ったり、若い頃から奈良が好きだとのことです。
東京にいると時間がせかせかしているが、奈良はボヨーンと時間が流れていて好きだとのことです。
全国の視聴者からはがきをさだまさしさんが読み上げられて番組はつづきました。ラジオでかつてよく聞いたことを思い出しました。
さだまさしさんは、最近、名古屋の東海ラジオで深夜番組をし始めたとのことです。
そして前列に座っておられた、保山耕一さんが登場。さださんと掛け合いで話されていました。
深夜、東大寺で大佛様に奉納で歌ったこと、やはり深夜、春日大社で神様に奉納でさださんが歌い、それを保山耕一さんが映像に撮ったこと、DVDにも冒頭収録されていること。保山さんはさださんに励まされて再び映像を撮り続けていることなど、ふたりのトークは続きました。
見逃しサービスを以下で見ることを出来ると言うことです。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022111920005
(追記)保山さんから、東海ラジオ情報が届きました。春日大社の奉納や奈良どっとFMのこと、岡本彰夫先生や保山さんのことを話しておられます。
「1時の鬼の魔酔い」(いちじのきのまよい)
https://www.youtube.com/watch?v=7KQ5B1wGveM
ことしは壬申の乱1350年ということです。
今まで何冊か出ている、「なら記紀・万葉 名所図会」ですが、このほど壬申の乱編が刊行されました。
観光案内所などでももらえますが、パソコン・スマホのebookで見ることが出来ます。
奈良県内の壬申の乱にちなむ名所がとくに紹介されています。⇒ebook
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日本古代史上最大の戦いの ゆかり地を追体験する奈良旅
◎知れば知るほど、おもしろい!!
◎壬申の乱Q & A
◎「壬申の乱」を彩る登場人物
◎ 序 虎に翼を着けて放つ ~壬申の乱開戦前夜~
◎名所ガイド1
大海人皇子(天武天皇)の伝承が残る「吉野」
◎ 破 怒れる虎、挙兵す ~吉野から脱出、東国を目指す~
◎名所ガイド2
大海人皇子、吉野から東国へ ~葬送の地・宇陀~
◎ 急 大和乱れる ~大海人皇子、大友皇子を破る~
◎大和戦線
稗田・乃楽山
八口・墨坂
當麻・高市社
箸陵・村屋
◎名所ガイド3
激戦地となった大和の古道 ~激突! 大和路決戦~
◎名所ガイド4
壬申の乱県外ゆかりの地を巡る ~伊勢・美濃・近江~
◎ 跋 大海人、即位す
~天武・持統による新しい国づくり~
◎名所ガイド5
新しい時代、新しい日本へ ~「日本国」誕生を物語る飛鳥・藤原~
◎「 壬申の乱」ゆかりの地をめぐる 名所ガイドマップ
「なら記紀・万葉 名所図会 ─壬申の乱編─」は奈良県が発行しています。
15日、好天の火曜日、奈良県庁に行く機会がありましたので、屋上のさらに上の塔屋の展望台に登りました。
かつて展望喫茶があったというところです。
東から、東大寺の大仏殿、さらに二月堂、若草山が見えます。
東南方向。国立博物館、奈良公園そして高円山が遠望できます。
南方向には興福寺五重塔。来年はいよいよ工事のため覆われるということです。
西の生駒山方向です。
県庁のすぐそばの奈良県文化会館。来年の4月から改修工事とのことです。しばらく国際ホールも使えないとのことです。
北の方向です。県庁のすぐ北隣の県立美術館も屋根の工事されているようです。その北の県立美術館の拡大予定地も、興福寺の瓦工房が発掘されたためその後どうなるのでしょうか。
ぐるり一周しました。ちょうど、テレビクルーの撮影や修学旅行の人たちも上がってきていました。
無料の絶好の展望台です。
11月13日、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで、保山耕一氏の作品上映会が盛大に開かれました。
保山さんから山の辺の道からの撮影についてお話しがありました。毎日撮影ポイントを山の辺の道を北にとって、二上山の落陽を撮ったとのことです。
山の辺の道の映像が流れました。
稲がたわわに実っています。
ススキが輝いています。
二上山に夕陽が沈もうとしています。
最後に、上本京子さんの朗読で、保山耕一氏の映像を見て作った私の短歌が流れました。
稲実り ススキ輝き 虫鳴きて 二上山(ふたがみやま)に 夕陽沈めり
わたしも登壇して、奈良どっとFMの中川直子さんの司会でお話しをさせていただきました。
当日のアーカイブ映像を見ることが出来ます。どうぞご覧いただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=lxZba_RDOqU
2022年11月上映会 オンライン配信です。
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■活動支援のカンパ、投げ銭は下記までお願いし申し上げます。
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三井住友銀行
小阪支店
普通 5231131
ホザン コウイチ
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皆様からの投げ銭でのご支援をどうかお願い致します。
■プログラム
「映像作家保山耕一作品上映会」
ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録
大垣知哉、中川直子
岡本彰夫
[ 出演 ]
司会:中川直子
朗読:上本京子
歌人:松森重博
バイオリン:農澤明大、秦進一
ピアノ:すみかおり
ギター:牧野由希子
フルート:松井優樹
ボーカル:madoca
ボーカル:大垣知哉
ワールドシップアンサンブル
協力:氷室神社
提供:株式会社淺沼組
川嶌一穂さんの「マイ美術館」は学園前の大和文華館とのことです。今開かれている京都国立博物館の茶の湯展でも、大和文華館の所蔵の品がたくさん出ていました。今回は、大阪中之島の香雪美術館特別展です。大阪フェスティバルホールのある建物の西、ウエストにあるとのことです。(画像をクリックすると拡大します)
美ビット見て歩き 私の美術ノート *111 川嶌一穂
中之島香雪美術館特別展「伊勢物語―絵になる男の一代記」
写真 俵屋宗達筆 伊勢物語図色紙「芥川」 大和文華館蔵 江戸時代・十七世紀(中之島香雪美術館提供)
誰にとっても「マイ美術館」があると思うが、私の場合は本欄で以前書いたように、奈良・学園前の大和文華館である。中学高校時代から学校で割引券をもらっては、よく友人と訪れ、大学院の古美術研究旅行でお邪魔した折は、館蔵の野々村仁清作「色絵おしどり香合」を本当に間近で拝見した。
ゆえに私にとって「伊勢物語絵」と言えば、写真に掲げた大和文華館蔵の俵屋宗達筆「芥川」なのである。およそ25cmx20cmという小さな画面の中で、豪華な狩衣姿の男が芥川のほとりで、背負った女を振り返る。
露など見たこともない深窓の姫君が、「あれは何?」と男に問いかけたところである。引き目鉤鼻で描かれる二人のあどけない表情が危なっかしい。点在する銀の露は例によって黒く変色しているが、描かれた当初、四百年前にはきらきらと光っていたことだろう。
本文中の「白玉かなにぞと人の問ひしとき露とこたへて消えなましものを」(「あれは真珠か何かなの」と問われたときに、「露ですよ」と答えて私も消えてしまえばよかったのに)という歌が、この恋の逃避行の悲劇的な結末を象徴している。
この後、男は荒れ果てた蔵の中に姫君を入れて、入口に立ってお守りしていたはずなのに、夜が明けると姫君は鬼に食われて消えてしまっていた。「鬼一口」という恐ろしい話だ。
段の終わりに、女は後に二条の后と呼ばれた藤原高子(たかいこ・清和天皇女御)であること、兄たちが高子を取り戻しに来たのを「鬼の仕業」と言ったものだろう、という註のような一節がある。怪異物語として読んでいた読者は、ここで急にリアルな世界に引き戻される。ああ、これは業平の物語なのだと。
実在する在原業平(ありわらのなりひら・天長二年<825>〜元慶四年<880>)は、藤原定家の編んだ「小倉百人一首」に、「ちはやぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは」という歌が収められている。彼を主人公とする「伊勢物語」は、精緻に組み立てられた大河ドラマである「源氏物語」とは違って、一話一話も短く、時の流れも厳密ではない短編小説集である。
その「ゆるさ」が人々に愛されたのか、それとも稀代の色男はやはり「絵になる」のか、これまで多くの「伊勢物語絵」が描かれた。
二年前に本欄で「聖徳太子」展をご紹介した中之島香雪美術館で、「伊勢物語」特別展が開かれていると知って、先日楽しみに出かけた。それほど広くない会場に、ほとんどが拝見したことのない、様々な様式の伊勢物語絵が並び、文字どおり時を忘れた。
本展の開催は、香雪美術館中之島館開設の準備中、村山龍平コレクションの中から十七枚の「伊勢物語図色紙」が「再発見」されたことがきっかけだったという。南北朝時代・十四世紀の作と考えられ、色紙に描かれた物語絵としては現存最古の作品となる。濃い色彩がよく残り、地面に細かな銀箔が撒かれた豪華本である。
描きこまれた濃彩の作品の多い会場に、軽やかで、愛らしくて、思わず頬のゆるんだ伊勢物語絵巻(室町時代・十六世紀)があった。素朴な筆致で描かれた、人物と草花のスケールもおかしい、素人の作かと思ってしまうような作品。がよく見ると、動きも生き生きとして、色彩感覚もおしゃれな、なかなか達者な筆だ。
驚いたのは、「嵯峨本伊勢物語」。慶長十三年(1608)に、豪商・角倉了以が刊行した木活字本である。細かな図柄を、こんなにも細い線で彫り、それを刷るとは、何という高い技術か。この料紙にも装丁にも凝った印刷本は、読者の数を桁違いに増やし、江戸時代の文化の花を咲かせることに大いに貢献したことだろう。
今回、物語絵だけではなく、業平単独の像も数点出ているが、中でも岩佐又兵衛の「在原業平像」(江戸時代・十七世紀)は独特の雰囲気があって面白い。ぼってりとした長い顔の業平は、一筋縄ではいかない男として造型されている。又兵衛はもう一枚、「伊勢物語図第二十四段『梓弓』」も出ていて、物語の悲劇的な大人の事情を人物の表情で語っている。
それぞれの絵にそれぞれの楽しみあり。堂島川はもう秋色に染まっているだろうか。
=次回は12月9日付(第2金曜日掲載)=
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ 中之島香雪美術館 大阪市北区中之島3−2−4、中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階。電話06(6210)3766。https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
四つ橋線「肥後橋」駅4号出口直結。会期は11月27日(日)まで。月曜休館(祝日の場合は翌火曜日)。
「カンブリア宮殿」で、11月10日に放送があった、滋賀県近江八幡市のたねやグループが運営する、広大な施設、甲子園球場3つ分というラコリーナという広大な施設に行く機会がありました。奈良ロータリークラブの親睦日帰り旅行です。
ラ コリーナというのは、イタリア語で「丘」という意味だそうです。
奈良交通の、青龍、朱雀、玄武という新しいバスを3台連ねて2時間。
好天の土曜日とあってたいへんな人が、来られていました。
カンブリア宮殿の紹介文。
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2022/1110/田園に300万人が!近江八幡で150年、和菓子の変革者
人口8万人の近江八幡市に年間300万人が押し寄せる場所がある。「ラ コリーナ近江八幡」だ。広大な田園風景の中に、草が生い茂る三角屋根の建物。その中には、デパ地下などで圧倒的な人気を誇る和菓子の老舗・たねや、そして、バームクーヘン好きなら知らぬ者はいない名店・クラブハリエがある。実はラコリーナ近江八幡を運営するのは、たねやグループなのだ。東京では絶対に得られない価値を究極まで突き詰めたこの施設には、コロナを戦い抜いた、たねや4代目山本CEOの地方戦略があった。
三角屋根のメインの建物。屋根いっぱいに草が生えています。
最初に、ラ コリーナを散策してのツァー、10名ほどに分かれてトランシーバーを耳に付けて社員の人の説明を聞きながら。
本社棟。中で山本昌仁社長の20分間の講演も聞きました。「カンブリア宮殿」でのお話しと共に印象深いお話しでした。
番組と講演を合わせた断片的なメモです。
先代社長が、20億円あまりで購入した厚生年金施設を、方針を大転換。以前の建物は使わず。
思考の末に、「自然に学ぶ」に行き着いた。
滋賀の、この近江八幡の自然を、そして都会の雅美(みやび)に対して鄙美(ひなび)を。
山を借景に、建築家による、メインの三角の建物、しかも草の生えている建物を作った。
入り口の広い場所は本来売り場にすべきというのが大方の意見だが、そこにかつてあった、風景を作り出した。実験農場であり、季節によっていろいろな表情がある。籾撒きから稲刈りまで社員が行う。お客様にとって、来られるたびにいろいろな季節が感じられる。
大きな水田であり、草の生える広い空間である。
左手には、来年初めに、バウムクーヘンの製造から販売を見てもらうファクトリー、空から見るとバームクーヘンの形をした建物を作っている。
コロナではたいへんであった。デパートや直販施設の営業停止、それでもお菓子を作り続けなくてはいけない。コンビニやスーパー、直販はテントを張っての販売。苦労した。それまで社長業は1分も隙間がなかった。コロナの時期を利用して、あちこちに出かけた。
奈良の信貴山、京都の比叡山、そこに行ってしか買えない、お菓子を作っている。
そのほか、これからの展開の抱負も語られた。
そこには、近江八幡だけでなく、滋賀県で、さらに世界で。
いろいろな形の売り場。
広い楽しめる空間の中の売り場。
多くのかたが、バームクーヘンやいろいろなお菓子を買っておられた。
デパートにもある和菓子の「たねや」の売り場。
デパートへの展開。
これは10年以上前に、先代社長の講演でも聞きました。
番組でも言っていた、ラコリーナの裏にある秘密基地でわざわざ作っている、田舎にあるような草や花などを盆栽のように、毎週作って、全国のデパートの売り場にディスプレイしているとのことです。
大きすぎて、広すぎて、あるいは奥が深くて、いろいろヒントのある体験でした。
たねや、クラブハリエのホームページです。https://taneya.jp/
奈良県からの奈良公園の情報を紹介します。
かつてプロ野球がキャンプしていたり、試合していたり、高校野球の紀和大会もされた(これはわたしも高校野球は父に連れられて見に行きました)
とにかく広い春日野グランドでした。(最終的には、野球場二面あったとのこと)
すぐそばに、50mの春日野プールもありました。
たしか1988年の奈良シルクロード博覧会を境に変わりました。
いまは、奈良公園の春日野園地になっています。
【日本野球 聖地・名所150選の1つに選ばれました!】
日本に野球が伝来し、150年を記念して、一般社団法人日本野球機構、一般財団法人全日本野球協会、公益財団法人野球殿堂博物館によって、日本全国の野球にまつわる聖地・名所が150カ所認定されました。
その1つに、現在は、奈良公園の春日野園地となっている奈良春日野球場跡が選ばれました!
認定証を奈良公園事務所に掲示しています。
奈良公園にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
奈良公園事務所
住所:奈良市芝辻町543番地
時間:8:30~17:15
野球伝来150年特設サイトに、奈良春日野球場跡のかつての写真やあらましが掲載されていますのでご覧ください。
https://japanesebaseball150th.jp/sights/detail094.html
奈良柳生の忍辱山の円成寺の紅葉が美しいとの評判を聞き、訪ねてきました。
11月10日の朝の様子をスマホで撮りました。お寺では現在、本堂が先日のクラウドファンティングの工事をされているのでしょうか、工事用の白い幕がかけられていました。受付前でしたので、庭園のみ拝見させて頂きました。ありがとうございました。
すると前日の9日に、映像作家の保山耕一さんが素晴らしい円成寺の映像をYOUTUBEで公開されているのを知りましたので紹介します。
以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/hozan.japan/videos/642998054215906
また13日は奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで11月の上映会をされます。まだ席もあるそうですので紹介します。
【作品上映会、チケット受付中】
2022年11月13日(日)14時開演
奈良公園バスターミナルレクチャーホール
全席指定、大人3000円、学生500円
第一部
ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録
大垣知哉、中川直子
岡本彰夫
第二部
「映像作家保山耕一作品上映会」
ウェブにてチケット予約を受付中です。
https://event.nara.jp/sp/hozan11
メールでも受け付けています。
hozan4kmovie@gmail.com
ウェブサイトからお申し込み出来ない場合や、お席に関してこちらがご配慮、お手伝い出来ることがあれば、メールでお知らせ下さい。
また、3人以上のお申し込みもメールで受け付けております。
高精彩4k映像とタイムドメイン音響で、より映像詩をご堪能ただけるよう、11月上映会からはそこにこだわって開催します。
内容はよりシンプルに。原点回帰、質の高い映像と音楽を更に追求します。
出演
司会:中川直子
朗読:上本京子
歌人:松森重博
バイオリン:農澤明大、秦進一
ピアノ:すみかおり
ギター:牧野由希子
フルート:松井優樹
ボーカル:madoca
ボーカル:大垣知哉
ワールドシップアンサンブル
協力:氷室神社
提供:株式会社淺沼組
*コロナ感染予防対策として、両隣の席を空けてのご案内となりますが、ご家族やご友人などとは隣同士にお座り頂きます。
*ウェブ受付の申し込み日時、メールでのお申し込み日時により、公平に先着順で指定席をご案内しております。
どうかご理解をよろしくお願いします。
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大きな声では言えませんが、
保山さんの映像を見て作った、わたしの短歌も紹介して頂くそうです。そして登壇もする予定です。
行く途中の史跡 中宮寺跡にはコスモスが広がっていました。臨時駐車場、無料。昼過ぎの帰りに見るとたくさんの人が来られていました。
とても良い天気でした。修学旅行生がいたり、おまいりの人もいたり、一時のことを思えば参拝の人は回復しつつあるようです。
會津八一の歌碑です。「ちとせ あまり みたび めぐれる ももとせを ひとひ の ごとく たてる この たふ」
この歌碑ができたとき、亡くなられた大野玄妙前住職は、もうすぐ1400年になる、と言っておられました。
會津八一の歌碑が建立されたのはちょうど8年前とのことです。
そして正岡子規の句碑「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」
金堂の焼損壁画の拝観のあと最初に東院の夢殿へ。救世観音像が特別公開されていました。(22日までとのこと)
百済観音像のある大宝蔵院です。
そして、五重塔、金堂、講堂を拝観しました。
中でも金堂内部は、焼損した壁画を昭和の日本画の巨匠による模写壁画がありますので、見える壁画を特に拝観しました。
模写壁画もすばらしいものです。
御朱印は聖霊院にていただきました。聖徳太子の「和を以て貴しとなす」と書かれています。
法隆寺のホームページ http://www.horyuji.or.jp/
(画像はクリックすると拡大します)
現在、法隆寺では金堂焼損壁画の限定公開をされています。クラウドファンディングをされていますので、1万円以上寄付すると限定公開に招待されます。
申し込んでいましたので、日時を予約して拝観してきました。
定刻前に行くと、あらかじめこの期間中だけの品を見たり、ビデオによる説明などを見ることができました。
定刻には、僧侶や係員の人の案内で10名以下の少人数で、靴の上からカバーをつけたり、手荷物や上着を預けて壁画収蔵庫に入りました。
今まで2回公開されていたそうですが、初めての拝観でした。撮影禁止です。
頂いた冊子に中の様子や、焼損前の写真が載っています。
金堂内陣の焼けた柱などが樹脂で保護されて、以前のように組み立てられています。
1号壁の釈迦浄土図、6号壁の阿弥陀浄土図、9号壁の弥勒浄土図、10号壁の薬師浄土図は幅の広い壁面です。
あとの観音菩薩像や勢至菩薩像、聖観音菩薩像、文殊菩薩像など8面はやや幅が狭い壁です。
合計十二面がそれぞれ焼損前の位置に展示されています。
初めて拝観して感慨深いものがありました。
金堂が焼けたのは、1949年1月26日とのこと。73年前の出来事です。
完全になくなったのではなく、まだこのような形で残っていて拝観できるのは有り難いことです。
保存には、収蔵庫内の温度、湿度、ほこり、などたいへんな苦労があるそうです。
この11月から収蔵庫の外に新しい空調設備が据え付けられ一定の空気がおくられているそうです。
一般公開を将来行いたいが、まだまだ準備のために費用や研究や時間が必要とのことでした。
そのためのクラウドファンディングを現在進めているとのこと。
限定公開はこの11月30日までですが、20日以降はまだ比較的空いていて、今からでも申し込めば拝観は可能とのことです。
申し込み方法やクラウドファンディングの説明は以下に書かれています。⇒https://readyfor.jp/projects/horyujikondo2022_2
収蔵庫前にて。
「編集奈良」のTさんからの情報を紹介します。
【メタバースNFT美術館で写真展開催(奈良市)】
仮想空間メタバース上のブロックチェーンプロジェクトDecentralandに開設したメタバースNFT美術館で、日本を代表する写真家の一人である入江泰吉氏の写真展「古都奈良―春夏秋冬」を11/30〜1/9に開催!
今後メタバースと3Dモデリングの学生向けワークショップで美術館ならではの体験を提供予定。
●
日本を代表する写真家の一人である入江泰吉は、故郷の奈良大和路の風景、仏像、行事など約半世紀にわたって撮影。
入江泰吉奈良市写真美術館は、入江の全作品約8万点を収蔵し、作品をデジタルアーカイブとして保存を進めています。
この度、インターネット上の経済圏を持った仮想空間メタバース上のブロックチェーンプロジェクトDecentraland(ディセントラランド)に開設した美術館MANA Nara City Museum of Photographyで入江の作品から厳選した20数点を写真展「古都奈良―春夏秋冬」として展示します。
一部はYouTubeでもご覧いただけます。
新たなプロジェクトが楽しみです!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000036429.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000036429.html?fbclid=IwAR2lKWTa9sZWFJkyXOKCpHSJp5g58GEZN8gyjlsdv4ZhIKynOpg8kUEaYQ4
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入江泰吉記念奈良市写真美術館のホームページです。
http://naracmp.jp/
聖林寺の十一面観音像の新しいお堂(収蔵庫)ができてようやく、初めてお参りにいくことができました。
本堂の本尊の子安地蔵のすぐそばの、かつて十一面観音が安置されていたところは撮影可です。
前後にお参りのお客様がおられたのですが、わたしひとりでしばらく十一面観音像をお参りすることができました。
新しいお堂は、防火耐震つきでしょうか、かなり分厚いコンクリート壁で囲まれていました。反射しないガラスで十一面観音像は囲まれていましたが、ゆっくりと360度から拝観することができました。
お参りのあと三輪山方向をながめました。秋の気配があります。
聖林寺のホームページです⇒https://www.shorinji-temple.jp/
きたまち、ならまち、高畑、京終・紀寺という4つのエリアで「奈良町見知ル」というイベントが開かれます。
開催のごあいさつ
2021年、第44回全国町並みゼミ奈良大会の企画の一環で、はじめて奈良町見知ルを開催いたしました。とても楽しかったとの好評のお声を受け、また、もっと早く知っていたら行きたかった、企画に参加したかったとのありがたいお声もいただいており、今年は、「奈良町見知ル」単独企画として、より充実させて開催することになりました。どうぞお楽しみに!
奈良町見知ル実行委員会一同
「奈良町見知ル
Naramachi Mishiru
奈良町のちょっといいところを見て知る秋の1週間
2022年11月6日(日)-11月13日(日)
奈良町のきたまち、ならまち、高畑、京終では、各エリアの特色を探りつつ、それを「まちの個性」としていかした「まちづくり」が行われています。これらのエリアにある歴史的建造物・社寺・生業の場所といった「地域の宝」となっている「ちょっといいところ」を見て知ることができる「奈良町見知ル」を、2022年11月6日(日)~13日(日)の8日間開催します。」
とのことです。
ホームページにくわしいイベント内容が紹介されています。⇒https://naramachimishiru.jimdofree.com/
初めての催しですので、それぞれの地元に十分説明されているのか、やや不安の声も聞こえてきますが、ぜひ成功するように協力したいものです。
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