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2022年9月30日 (金)

「Meets Regional」 奈良特集

舒明天皇の本を買いに、近鉄奈良駅の小西通り商店街入口の、啓林堂書店にいくと、「Meets Regional 奈良特集」という雑誌が店頭に山積みされていました。

「発売されたばかり。ぜひどうぞ」と日頃お世話になっている啓林堂書店の西田大栄氏にすすめられて買いました。税込み700円。

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奈良県出身の吉本の有名タレントのゆりやんレトリィバァさん。

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目次もぎっしりと。112ページの内、奈良の関する記事が70ページと文字通り奈良特集です。

奈良、新大宮、西大寺、富雄、天理、大和八木、桜井、飛鳥、御所・・・。

日頃行っている店、名前だけ知っている店、初めて知る店とともかくもたいへんな数の店や店の人が紹介されていて、何回も見ています。

(画像をクリックすると拡大します)

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パソコンで検索すると、京阪神エルマガジン社 販売促進部の紹介ページが出てきました。

@Lmagazine_sya


本日発売!Meets初めての、奈良特集です🦌💕「奈良の夜は早いから…」とはもう言わせない!飲める店、うまいもんがありすぎました。表紙にはゆりやんレトリィバァさんが登場。ゆりやんさんと奈良の関係とは…?!詳しくは31ページで。その他立ち読みはこちらからどうぞ

♪https://lmagazine.jp/browsing/M2211/?pNo=1

 

 

元正天皇展へ

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平城宮跡歴史公園のいざない館、企画展示室にて現在、「元正天皇展」(全編)が開かれています。元明天皇につづく奈良時代2人目の天皇である元正天皇の生涯を素晴らしい絵と解説でパネル展示されています。入場無料。10月10日(祝)まで。

(画像はクリックすると拡大します)

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氷高内親王の時代。

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元正天皇の時代。

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元正太上天皇の時代。

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案内チラシです。

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上村恭子さんのイラストの万葉集のポストカードです。(画像はクリックすると拡大します)

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2022年9月29日 (木)

奈良新聞に

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奈良市中心市街地活性化研究会の先日の会議が、9月28日付、奈良新聞に掲載されました。

中活研は、東向商店街、東向北商店街、花芝商店街、小西通り商店街、三条通り橋本商親会、三条ショッピングモール、下御門商店街、そして私ども、奈良もちいどのセンター街の8つの商店街が10数年にわたり、近鉄奈良駅・JR奈良駅周辺の活性化をめざして活動しています。

10月29日から11月14日の正倉院展の期間、スタンプラリーを実行委員会をつくり行います。現在その準備の真っ最中です。

 

奈良新聞の電子版を姫路の池内さんが送ってきてくれました。ありがとうございます。きれいですね。

わたしも電子版は購読していますが、このように切り取る方法を知りません。

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10月16日 ならまち わらべうたフェスタ

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ならまち わらべうた フェスタはことし30回目を迎えようとしています。

 

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10月16日(日)実施されます。

フェイスブックにカウントダウンのページが出来ています。

https://www.facebook.com/watch?v=576734914223521

2022年9月28日 (水)

真言律宗 総本山 西大寺  光明真言土砂加持大法会の情報

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西大寺のホームページです。

http://saidaiji.or.jp/

【光明真言土砂加持大法会】
鎌倉時代・文永元年(1264)、西大寺中興開山の興正菩薩叡尊(こうしょうぼさつえいそん)上人が光明真言の功徳を広く民衆に廻らし、一門の結束を強めるために創始した一大法会です。
真言律宗一門最大の年中行事として現在まで連綿と厳修されています。ぜひご参拝下さい。


★10月3日午後2時より開白座(~3時半頃)
★10月4日午後2時より中日座(~3時半頃)
★10月5日正午より結願座(~2時頃)


★期間中、本堂で昼夜不断で厳修(24時間随時参拝できます)
★期間中、ご先祖さまの追善回向を受付けております。
★3日、4日とも午後7時から総出仕法要。続いて僧侶の法話あり。
期間中、東塔跡にミラーボーラーのオブジェを設置する予定です。
18時頃から点灯されます。


■光明真言仏教講座のご案内
令和4年10月4日(火)
★第Ⅰ部 午後1時~   於 興正殿(いす席)
光明真言会の解説  真言律宗教学部・教学研究所


★第Ⅱ部 午後2時~   於 本 堂(いす席あり)
中日大法要参拝


★第Ⅲ部 午後3時半~5時半 於 興正殿(いす席)
 講 師 
東大寺執事長 東大寺持宝院住職
上司 永照 先生 
演 題「大仏造顕のこころ」

2022年9月27日 (火)

100分de名著  10月3日からNHK・Eテレ

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國學院大學教授の上野誠先生が解説されるNHKの「100分de名著」が10月4回にわたり、Eテレで放送されます。

テキスト10月号が書店で発売されています。税込み600円。

折口信夫の「古代研究」という大作をひもといて、解説されるということです。

事前にテキストを読むとテレビでの解説もわかりやすいのではないかと思います。

放送は10月3日(月)午後10時25分から10時50分。

再放送は火曜日午前5時30分から

翌週月曜日午後1時05分からとのことです。

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番組のホームページです。

 

https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/pxwKERprkx/

「マレビト」「常世」といった独自の概念を生み出し、戦前、戦後を通じて、国文学と民俗学に決定的な影響を与えた折口信夫(1887―1953)。二十年来の研究を集大成し「折口学」と呼ばれる学問構想の全容を示した代表作が「古代研究」です。来年、没後70年を迎えるタイミングで、折口についての様々な研究書や読み物が出版され、一般の人々の間でも関心が巻き起こっています。そこで「100分de名著」では、難解といわれる折口の思想に現代の視点から新しい光を当て「古代研究」を読み解くことで「日本文化とは何か」をあらためて見つめなおします。

 

「古代研究」といっても歴史学の書ではありません。古代人の心性に論理を超えた直観で迫りながら、日本文化の基層にあるものが何なのかを明らかにしようという野心的な著作です。そこでは、万葉集から新古今集に至る国文学の生成発展から、古代人の生活、聖賤入り混じる日本の芸能史、神道や伝説の深層まで、「マレビト」という鍵概念をベースにした、縦横無尽な探索、論考が行われ、既存の学問的枠組みを超えた壮大な試みが展開されています。

 

「古代研究」を読み解いていくと、茶道や華道といった芸道や「おもてなし」に象徴される日本文化の隅々にまで、古代的な心性の深い影響が及んでいることがわかります。また、ごく日常的な営みにも現れる日本人ならではの感受性が歴史を通じてどう育まれていったかを知ることもできます。いわば「古代研究」は日本人の心性の原点を探りだす著作なのです。

 

万葉集研究の第一人者であり折口信夫の研究でも知られる上野誠さんは、「古代研究」を現代に読む意味が「近代化の中で表面的には忘れ去っているようにみえるが、無意識のうちに我々を規定している日本文化の基層に触れることができること」だといいます。上野さんに「古代研究」を現代の視点から読み解いてもらい、折口信夫が明らかにした「日本文化の深み」に迫っていきます。

 

2022年9月26日 (月)

第14回万葉小品展 終わる

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無事、第14回万葉小品展が終わりました。9月23日から25日まで。ギャラリーまつもり。

記念に会場の様子を写真で残しておきます。(画像はクリックすると拡大します)

絵画。

右3点、松永和歌子さん、左3点 松永雅博さん。

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右3点、堀さん夫妻。そして、左4点は倉田さん親子。

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左3点松永高博さん。右2点大橋香暖さん。

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生け花。佐原肇子さん。

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陶芸。松森哲重さん。

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陶芸、松森洋駆さん。

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生け花。松森左千子さん。

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書、松森左千子さん。正岡子規の俳句 「さらさらと 竹に音あり 夜の雪」

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新古今集より。

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わたしの祖母、松森君子さん。女学校時代。100数年前の作品です。

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短歌二十首。松森重博。

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2点の特別出展。「大和まほろば」歌集の題の書。桃蹊さま。

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奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)短歌大賞の賞品でいただいた

興福寺寺務老院(前 興福寺貫首)多川俊映師の書。 松森重博詠

「時を超え 古人(いにしえびと)と つなぐかに 奈良八重桜は 堂跡に咲く」 

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2022年9月25日 (日)

鹿の角切りは、10月8,9,10日です。

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南都銀行本店のウィンドーです。ことしの、鹿の角切りは、10月8日9日10日とのことです。

(画像をクリックすると拡大します)

2022年9月24日 (土)

【春日若宮正遷宮 奉祝行事】情報

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(画像をクリックすると拡大します)

 

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【春日若宮正遷宮 奉祝行事】
本年10月28日の春日若宮正遷宮を寿ぎ、奉祝行事を予定しています。この機会にぜひご参拝くださいとのことです。

春日若宮お砂持ち  10月1日から10日

28日19時~遷座祭 神様のお引っ越し NHK・BSで生中継

八日間初まいり   10月30日から11月6日

奉祝万燈籠     11月5日、12日、19日、26日

奉納コンサート        10月30日から11月25日

くわしくはホームページをご覧下さい。
https://www.kasugataisha.or.jp/images/pdf/news220826.pdf

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2022年9月23日 (金)

NHK「100分で名著」10月は折口信夫について。解説は上野誠先生。

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上野誠先生からメールいただきました。

NHKのEテレに「100分で名著」という番組ありますが この10月は折口信夫について 奈良大学名誉教授で現在國學院大學教授の上野誠先生が解説されるという情報です。

先日、収録終わりましたとのことです。

10月3日(月曜日)の午後10時25分からはじまります 月曜ごとに計4回登場しますとのことです。

(拡散お願いします)

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上野誠先生

2022年9月22日 (木)

第14回万葉小品展 23日から25日まで。

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9月23日(金)から25日(日)まで、ギャラリーまつもりでは第14回万葉小品展が開かれます。ギャラリーまつもりにゆかりの皆さんによって陶芸・絵画・書・花・短歌etcいろいろ展示します。

陶芸は、万葉窯主宰のわたしの弟、松森哲重氏の作品、そして大阪芸術大学につとめる、息子の松森洋駆君の作品。

絵画は、春陽会の会友であり写実画壇会員の松永和歌子氏をはじめ、堀隆久氏夫妻、松永高博氏、松永雅博氏ら。

書道は、かなの松森左千子氏。

生け花は、佐原肇子氏、松森左千子氏。

わたしは短歌二十首を出品します。

ご高覧いただければ幸いです。

9月23日より25日まで。朝10時から5時まで。(最終日は4時まで)

2022年9月21日 (水)

春日野音楽祭での氷置晋さん

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17-18日に春日野音楽祭がありました。台風の影響も受けず無事終了しました。

17日メインステージでの氷置晋さんたちの演奏を一部聴くことが出来ます。 <ダイジェスト> 氷置晋(with The Fifty's) https://youtu.be/Q-zdBqVymmI 先日の春日野音楽祭のライブのダイジェストです!!

https://www.facebook.com/1435926212/videos/790804195317087

10月9日、奈良県文化会館国際ホールでは、ナラクロスオーバーのコンサートがあり、ただいまチケット販売中とのことです。

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2022年9月20日 (火)

10月9日、保山耕一上映会 ウェブ受付中

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「大和大雲海」
作品上映会&公開収録10月9日(日)開催。
ウェブ受付
https://event.nara.jp/sp/hozan10

奈良公園バスターミナルレクチャーホール
13時30分開場

14時開演
◾第一部映像作家保山耕一作品上映会
辻明俊 興福寺:声明
桃蹊:書
上本京子:朗読
松森重博:歌人
川島憂子:ハープ
西村泳子:バイオリン
杉山憲司:ハイランドパイプ
すみかおり:ピアノ
大垣知哉:歌

◾第二部ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」
対談、岡本彰夫 x 川上ミネ:ピアニスト
クイズ知の巨人・岡本彰夫に挑戦
鉃田憲男:まほろばソムリエの会
石川重元 海龍王寺住職
司会 中川直子:ならどっとFM

◾第三部フィナーレ
牧野由希子:ギター
秦進一:バイオリン
森内清敬:パーカッション
檜垣里枝子:歌
※10月から休憩を含めて2時間50分の公演時間となります。

2022年9月19日 (月)

27日から 今中和義作品展  

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洋画家の今中和良さんの作品展が開かれます。

27日から10月2日まで、奈良県文化会館です。どうぞご高覧下さい。

2022年9月18日 (日)

9月26日から正倉院展の予約開始について

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10月29日から11月14日までの正倉院展ですが、当日のチケット販売はありません。ことしも予約制とのことです。

9月26日午前10時からローソンにて販売開始とのことです。。ローソンチケットのLコードは58885

とのことです。

正倉院展のホームページです。

https://shosoin-ten.jp/

2022年9月17日 (土)

奈良女子大学附属中等教育学校の学園祭へ

この9月17,18日に開かれている、奈良女子大学附属中等教育学校の学園祭の初日の朝から行ってきました。

中学高校ともに、わたしの母校であり、同窓会「柳汀会」の会長を務めていますので。

3年ぶりの外部来客者を迎えられました。在校生の親と卒業生です。

(画像はクリックすると拡大します)

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毎年工夫されて作られているアーチです。

ことしは木製の三角形を集めて多面体を作られていました。ことしのテーマは「革命祭」とのことです。

中庭のステージ、オープニング前の様子です。うしろのパネルもいろいろ工夫されているようです。

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建物3階分くらいの大きな絵です。

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ことし第78回とは、わたしが生まれる前から続けられている伝統のある学園祭です。

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各教室ではいろいろな催しがされていました。パソコンなどを駆使した展示や催しは隔世の感があります。

また、第2体育館では演劇がおこなわれていましたので、中学2年生の演劇を見てきました。

そして市内循環道路沿いの、ベニヤ板を使ったパネル広告です。

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2日目も台風の影響を受けず無事に行われることを願っています。

2022年9月16日 (金)

【奈良女子大学附属中等教育学校】華麗なる卒業生人脈!ダイヤモンドオンラインより

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【奈良女子大学附属中等教育学校】華麗なる卒業生人脈!直木賞作家の今村翔吾、元京大総長の松本紘、笑い飯の西田幸治…
猪熊建夫:フリージャーナリストさんの記事が載っていましたと同窓のMさんから

教えていただきましたので紹介させていただきます。


キャリア・スキル日本を動かす名門高校人脈

特集
  ダイヤモンドオンライン

今村は1984年6月生まれ。奈良女子大附属中等教育学校―関西大文学部卒。家業のダンスインストラクターや作曲家などを経て、16年に小説家デビューした。 直木賞の受賞記者会見では、待機させていた人力車で会見場に姿を現した。また、街の本屋を残したいという思いで、廃業の危機にあった書店の経営を引き受けた。 全国の書店や学校などを、特別に仕立てたワゴン車で回りながら、サイン会を続けた。その一方、タレント事務所に属し、クイズ番組やコメンテーターとしてテレビや新聞に頻繁に登場している。従来の直木賞作家には見られない型破りの行動で、親しまれている。
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 文芸では、ノンフィクションライターの井上理津子がOGだ。11年に出版した『さいごの色街 飛田』は、12年間も取材を重ねた労作だった。15年に出版した『葬送の仕事師たち』も評価が高かった。タウン誌の記者をした後、フリーのライターになった。

 小説家の森見登美彦はファンタジーやSFを得意とし、独特の「森見ワールド」を醸し出している。『夜は短し歩けよ乙女』で07年に山本周五郎賞を受賞し、19年には『熱帯』が、3回目の直木賞候補作となった。京大大学院農学研究科修士課程修了だ。 

白乃雪は、ドイツ・バイエルン在住の漫画家だ。

校風は「自由、自主、自立」

活発な生徒会活動
 女子学生だけの国立大は、奈良女子大とお茶の水女子大(東京)の二つしかない。お茶の水女子大の附属中学は男女共学で、高校は国立で唯一の女子のみだ。一方、奈良女附属は男女半々の共学だ。

 ルーツは戦前の奈良女子高等師範学校附属高等女学校にさかのぼることができる。校歴110年を超える伝統校だ。 戦後の学制改革や新制大学の発足などで何度も校名は変わったが、2000年に奈良女子大文学部附属中学校・高校から文学部附属中等教育学校になり、04年に文学部が取れて奈良女子大附属中等教育学校になった。

 1学年は定員が120人と少ないが、その割に校地は広く野球とサッカーが同時にできるグランドを備えている。体育館も二つあり、恵まれた環境だ。時折奈良公園に住む鹿が迷い込み、校庭の草をはんでいる。

 校風は「自由、自主、自立」で、その精神は戦前から受け継がれている。
 教科指導から生活指導のあらゆる教育の場面において、「考える、討論する、表現する」活動が組み込まれているのが、特長だ。
 カリキュラムも、1年から6年までを3段階に分けて「2・2・2制」という独自の方式を取っている。
 奈良女子大との高大連携特別教育プログラムもある。奈良女子大の教員が講義にやってくるし、毎年度7人以内が特別選抜で奈良女子大に進学できる。奈良女子大を中心とした学生の教育実習も毎年度100人ほど受け入れている。

 文科省から05年度以降、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、自然科学リテラシーを育成することに力を注いでいる。
 06年度よりユネスコスクールに加盟し、異文化理解や環境教育にも熱心に取り組んでいる。フィリピン、タイ、韓国のユネスコスクールとパートナーシップを結び、多彩な国際交流事業もしている。

 校風を反映して生徒会活動が活発だ。70年安保の時には生徒が学校を占拠し、学園祭が延期になったこともあった。
 その後も、制服や頭髪などをめぐって生徒の運動が起きた。制服は廃止され、頭髪は4年生以上に限って染色や脱色の禁止条項が撤廃された。

 大学進学では、第一志望を貫徹するために4分の1の生徒が浪人する。
 22年春の大学入試合格実績(22年4月入学)は現役・浪人合わせ京都大7人、大阪大5人、神戸大4人、奈良女子大9人だった。北海道大、東北大には各2人だった。
 私立大には延べ人数で、早稲田大5人、慶応大3人、同志社大36人、関西学院大26人だった。

学者・研究者として
活躍する卒業生たち
 学者・研究者の道を歩む者が多い。
 卒業生で最も著名な学者は、社会経済学、国際文明論の佐伯啓思(けいし)であろう。新聞各紙や論壇誌に登場する機会がすこぶる多く、当代一の売れっ子になっている。「保守主義」「ケインズ主義」の立場から、論評している。
 東京大経済学部に進学し、京大教授を15年3月で定年退官し、京大こころの未来研究センター特任教授に就いた。

 宇宙物理学が専門で、地球磁気圏・宇宙圏のプラズマなどについて研究している松本紘(ひろし)は、08年10月から6年間、京大総長を務めた。15年4月から22年3月まで、理化学研究所理事長に就いた。
 京大総長時の12年12月には京大教授(のちに京大iPS細胞研究所長)の山中伸弥(大阪教育大学附属高校天王寺校舎卒)のノーベル医学生理学賞の受賞に立ち会った。また、全国各地で頻繁に講演を行い、京大のブランド向上に精力的に取り組んだ。

 理系では、建築学・環境デザイン学の東樋口護、電気化学者で熊本大学長を務めた谷口功、禁煙など予防医療の研究・実践をしている高橋裕子らがOB・OGだ。

 上田樹は5年生だった15年、第12回高校生科学技術チャレンジで、「白黒フィルム写真のカラー化」の研究で、文部科学大臣賞を受賞した。カメラが大好きで、学校のクラブ活動「サイエンス研究会」で取り組んだ研究が評価された。

 英国近代史の川北稔、労働経済学が専門で埼玉大学長を務めた上井喜彦、刑法学者で京大教授を務めた中森喜彦、フランス語系アフリカ文学研究者の砂野幸稔(ゆきとし)がOBだ。

 金融経済学が専門の川北英隆は、京大経済学部を卒業後に日本生命保険に入社し取締役になった。その後京大教授になり、現在は京大大学院特任教授だ。

 中室牧子は日本銀行、世界銀行出身の気鋭の教育経済学者だ。慶応大に進学後、米コロンビア大に留学、現在は慶応大教授だ。『「学力」の経済学』(15年、ディスカバー・トゥエンティワン)が、発行部数累計30万部のベストセラーになった。メディアに登場する機会も多い。

 奈良は古代史研究の最適地だ。奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室長の山本崇は、藤原京・平城京の木簡について研究している。

 井川スミス史子は、カナダの考古学者・文化人類学者だ。カナダ日本学会会長を務めた。

企業経営者や
官僚も多数

 企業経営者では、秋山咲恵がロボット技術を用いた電子部品の自動外観検査装置を開発し、海外に輸出するベンチャー企業「サキコーポレーション」(東京・品川区)の創業社長だ。 秋山は、京大法学部卒後にアンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)に入社した。業績不振により18年にはサキ社の社長を退任しファウンダーに就いたが、その後、政府審議会の委員などを歴任してきた。 女性起業家としての知見が期待され、社外取締役候補として大手企業から声を掛けられる場面が多い。現在は、ソニーグループ、三菱商事、日本郵政、オリックスの4社の社外取締役を兼任している。1962年生まれだ。

 近畿日本鉄道社長の山口昌紀(まさのり)がいた。社長時代、子会社のプロ野球球団・大阪近鉄バファローズをオリックスに売却した。
 
 奈良市で「器まつもり」を経営(まつもり社長)している松森重博は、奈良市中心市街地活性化研究会の会長を務めている。奈良女附属の同窓会・柳汀会会長でもある。

 官僚として活躍した卒業生も多い。

 竹内行夫は、京大卒後に外務省に入省し、駐インドネシア大使から事務次官に就いた。退官後の08年から4年9カ月、最高裁判事を務めた。
 荒井正吾は運輸官僚出身で、参院議員の後07年5月から奈良県知事だ。東大法学部卒。

 通産官僚の片山啓は、22年7月から原子力規制庁長官だ。京大経済学部卒。

 大蔵(財務)官僚出身の福田進は、主税局長、国税庁長官、内閣官房副長官補などを歴任した。東大法学部卒。

 福島県広野町といえば東日本大震災に伴う東京電力の原発事故の影響で復旧・復興が難航している。この町役場で3年余り勤務した尾田栄章(ひであき)は1941年生まれだから、70代の話だ。
 尾田は奈良女附属から京大に進み建設省のキャリア官僚になり、河川局長を務めて98年に退官した。退官後に河川環境保全のNPO法人を設立し代表をしていたが、13年4月から福島県の任期付き職員になり広野町に派遣された…という経歴を持つ。復興サポートに情熱を燃やした異色の官僚OBだ。

 森本哲夫は郵政事務次官を、総務官僚の岡本全勝は復興庁事務次官を務めた。

俳優の八嶋智人や
笑い飯の西田幸治も
 芸術では、彫刻やパブリックアートを得意とする環境造形作家の坂口紀代美がいる。校庭に100周年記念モニュメント『に至る』が設置されている。

 音楽で才能を開花した卒業生としては、ソプラノ歌手の山口佳恵子、マリンバ奏者の望月恵理子、ピアニストの宮本弘子と姫野真紀、バイオリン奏者の五十嵐由紀子、シンガー・ソングライター・ピアニストの氷置晋らがいる。
 水谷川忠俊は、作曲家・雅楽研究家だ。後陽成天皇の男系十三世末裔で、奈良華族の一員だ。

 芸能では、文学座出身の演出家・鵜山仁がいる。新国立劇場の演劇芸術監督を務めた。読売演劇大賞・毎日芸術賞などを何度も受賞している。
 演出家・俳優の松村武と、俳優・司会者の八嶋智人(のりと)は同級生だ。早大の演劇サークルを母体に劇団「カムカムミニキーナ」を旗揚げした。
 八嶋は、「トリビアの泉」の司会などで人気を得て、俳優業の傍らバラエティータレントのポジションも獲得した。テレビドラマ、映画、ドキュメンタリーなど、今や引っ張りだこのタレントだ。日大文理学部卒。

 俳優の西田幸治は、お笑いコンビ「笑い飯」の一人だ。相方は、やはり同郷の哲夫(奈良県立奈良高校卒)だ。

 映画監督・テレビディレクターの津島勝もOBだった。

 吉田小江子(さえこ)は、元フリーアナウンサー・元グラビアアイドルだ。京大卒後に鹿児島大医学部に編入し卒業、現在は奈良県で勤務医(呼吸器内科医)をしている。

 奈良大仏で象徴される東大寺といえば、8世紀に聖武天皇が建立した華厳宗大本山の寺院だ。ユネスコの世界遺産に登録されている。
 その最高位・別当(住職)に、卒業生が連続して就いている。第217代(01~04年)の橋本聖圓と、218代(04~07年)の森本公誠だ。2人とも京大大学院博士課程で学んだ。橋本は日本美術史を、森本はエジプトのカイロ大学にも留学し、イスラム学を研究した。
 橋本の実家は大仏殿のすぐ西側にあった。森本は高校1年の夏休みに得度(入門)した。現在は2人とも東大寺長老だ。

 村上定運(85年生まれ)は、12歳で実家の薬師寺で得度した僧侶(録事)だ。早稲田大文学部で東洋哲学を専攻、薬師寺を訪れる修学旅行生や観光客に説法・ガイドをしてきた。
 16年には、一人前の僧侶になる薬師寺の口頭試問に合格、いずれ薬師寺の管主になる下地が整った。19年からは、東関東別院潮音寺(茨城県潮来市)の副住職だ。(敬称略)
(フリージャーナリスト 猪熊建夫)
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2022年9月15日 (木)

9月17日から興福寺五重塔

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9月17日より10月16日まで、興福寺五重塔の特別公開です。

いよいよ来年から覆い屋がかけられるとのことです。2030年までの大修理とのことです。

2022年9月14日 (水)

もちいどの かわら版 第6号

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このほど、もちいどの かわらばん第6号が発行されました。手作りです。
オモテ面です。 魚谷理事長はじめ理事の皆さんです。

ウラ面に今回は、かにやさんが載っています。ならまちの公納堂町で呉服屋さんをされていたそうです。

もちいどの各店で配布開始されました。どうぞ手に入れてご覧下さい。

(画像はクリックすると拡大します)

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2022年9月13日 (火)

9月17日18日、春日野音楽祭

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9月17日18日は、春日野音楽祭。登大路園地や奈良公園で開催とのことです。
初日、15時15分からは、シンガーソングライターの氷置晋さんも登大路園地のメインスステージに登場とのことです。

奈良クラフトビールも同じ日、登大路園地でおこなわれます。

また17日から24日は、なら国際音楽祭。あまりに内容豊富で説明できません。
特設サイトが出来たそうです。https://nara-iff.jp/2022/

いろいろなイベントが行われ、賑やかなことです。

春日野音楽祭のホームページです。https://kasuganofes.jp/

 

2022年9月12日 (月)

9月保山耕一上映会、そして 元興寺の地蔵盆2022

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オープニングは、五條市のうちのの館、藤岡家伝来の柱時計。振り子が映し出されやがて午後2時を告げました。

書道家の桃蹊(柳井尚美)さんがステージで書き上げられた、「刻」の大きな字です。

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9月11日、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールでの、保山耕一上映会では多くの撮られたばかりの映像がつぎつぎ上映されました。

インターネットでも同時中継されました。

そして、1週間だけ以下で見ることが出来るということです。

 

保山さんのビデオ案内のメッセージです。

「一週間の限定公開。
有料での配信となります(投げ銭)

https://www.youtube.com/watch?v=9ZH8nX-FXBg


■活動支援のカンパ、投げ銭は下記までお願いし申し上げます。
===============
三井住友銀行
小阪支店
普通 5231131
ホザン コウイチ
===============

3時間半ほどの上映会です。良かったらごらんいただき、投げ銭してください。

 

この日は奈良に関する全員参加のマルバツクイズがありました。

岡本先生の好きなあんこはこしあんは×(正解はつぶあん)、せんとくんの誕生日は平成20年2月14日は×(2月14日は奈良公園の誕生日)残念ながら2つ間違いました。最後の5人まで残りましたので、岡本先生の似顔絵の飴をもらいました。

そしてフィナーレでわたしも少し登壇してお話ししました。

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(画像はクリックすると拡大します)

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そしてフィナーレは、元興寺の地蔵盆2022 

保山耕一さんの素晴らしい映像です。


https://youtu.be/ODpr-0nRhcc

この映像を見て短歌を詠ませていただきました。

逝(ゆ)く夏の
地蔵盆にて
お供えの
灯明あまた
輝き揺(ゆ)らぐ 
             松森重博

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元興寺では8月23日と24日地蔵盆が開かれます。コロナ禍で3年ぶり今年は久しぶりに公開されました。

本堂と禅堂の南に浮図田(ふとでん)と呼ばれる田んぼのように、2500もの石仏と石塔が並んでいます。1988年に整備されました。

それぞれの皆様の願い事が墨で書かれた素焼きのお皿がお供えされています。家内安全とか身体健全とか、世界平和など書かれています。
菜種油をいれ、奈良県生駒郡安堵町から奉納された藺草の灯心に火がともされます。とても幻想的な風景です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日上映された映像

第1部

「柱時計~法起寺」

「サギソウ」

「ひまわりは泣かない」    ウクライナからの若い方が会場に来られていました。

「雨ニモマケズ」    

「少年時代」

「水鏡」

「薩摩琵琶」

「月齢0.8」

「大和大雲海」

第2部、奈良に関するマルバツクイズ

第3部 フィナーレ

「yuragi」   元興寺

「いのちの歌」

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映像作家の保山耕一氏からのくわしい追加情報です。

「映像と音楽で巡る奈良」9月公演アーカイブ限定公開
0分〜BGM:大垣知哉アルバム「呼吸」より
14分55秒〜ライブ配信オープニングレポート
18分30秒〜桃蹊、森内清敬、インタビュー
22分10秒〜保山耕一による前説

第一部
33分15秒〜書アートパフォーマンス、桃蹊(書家)森内清敬(パーカッション)
49分20秒〜映像詩「サギソウ(向渕、正定寺、龍王ヶ渕)」「ひまわりは泣かない2022」
1時間8分30秒〜映像詩x朗読:上本京子「雨ニモマケズ(明日香村)」
1時間23分20秒〜映像詩xピアノ:すみかおり「少年時代(五條市上野ひまわり園)」
1時間34分30秒〜映像詩「水鏡(興福寺五重塔)」
1時間52分10秒〜映像詩x薩摩琵琶:多田了水「青葉の滝」
2時間5分40秒〜映像詩「月齢0.8(安倍文殊院)」「大和大雲海」
2時間28分〜休憩、「いのちの歌:8月上映会の記録映像」

第二部
2時間44分〜ならどっとFM「岡本彰夫の奈良、奥の奥」公開収録、司会:中川直子・大垣知哉。ゲスト:鉃田憲男(奈良まほろばソムリエの会・専務理事)ビデオ出演:辻明俊(興福寺)、川村優理(登録有形文化財藤岡家住宅館長)、竹田博康(奈良県庁)
3時間24分50秒〜休憩、「映像詩(未発表作)」

フィナーレ
3時間35分10秒〜「yuragi」演奏LuLu x 短歌:松森重博(歌人)元興寺地蔵会。牧野由希子(ギター)インタビュー、秦進一(バイオリン、ビオラ)インタビュー
3時間35分10秒〜「いのちの歌」海龍王寺、大柳生、阪原。牧野由希子(ギター)、秦進一(バイオリン)、森内清敬(パーカッション)、すみかおり(ピアノ)、大垣知哉(ボーカル)、司会:中川直子

ライブ配信:株式会社インパクト、音響:成川次郎、大宮守人(氷室神社宮司)
*有料(投げ銭)でのアーカイブ公開となります

 

 

2022年9月11日 (日)

法隆寺金堂壁画の公開とクラウドファンディング

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法隆寺の金堂壁画の保存活用へ

2回目のクラウドファンディング

25日間で1250人に公開と奈良新聞で伝えています。

早速申し込みました。

(画像をクリックすると拡大します)

 

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くわしい法隆寺の案内です。

https://readyfor.jp/projects/horyujikondo2022

 

 

2022年9月10日 (土)

観心寺の會津八一の歌

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観心寺にて會津八一は歌を残しています。歌碑も建てられたと聞いています。

 

「観心寺の本尊如意輪観音を拝して

さきだちて そう が ささぐる ともしび に くしき ほとけ の まゆ あらは なり」

服部素空氏の解説

歌意
 先に立った僧が捧げ持つ灯りに、この妖しいまでの秘仏の太い眉がはっきりと眼前に迫ってくる。

 

なまめきて ひざ に たてたる しろたへ の ほとけ の ひぢ は うつつ とも なし

 

歌意
 なまめかしく膝の上に立てられている白い肘はとても美しく、まるで現実を越えた夢のようである。

 

 4月18日、年1回の開帳に金堂は人で埋まっている。如意輪観音は、僧が捧げ持つ灯りに怪しげに艶めかしく現れたのではなく、満座の人々が凝視する先に豊かで色美しい姿を堂内に浮かび上がらせていた。それは強烈な印象であり、訪れたことの幸せをしみじみと感じるひとときだった。豊満で美しい仏の顔を飽きることなく眺めていた。 第2首」

服部素空氏の残した會津八一研究より。

http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/sa/sa.html#sakidachite

美ビット見て歩き 109

毎月奈良新聞で楽しみにしている川嶌一穂さんの美ビット見て歩きも109回目です。

河内長野市の観心寺と金剛寺、9月11日まで京都国立博物館知新館で開かれ、会期もあとわずかですが、文を読むだけでも楽しめます。

河内長野市とのこと、生駒金剛連峰をすこし越えたところのある、ふたつのお寺、機会を見つけてぜひ行きたいと思います。

(画像はクリックすると拡大します)

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美ビット見て歩き 私の美術ノート *109 川嶌一穂

 

京都国立博物館特別展「河内長野の霊地 観心寺と金剛寺―真言密教と南朝の遺産―」

 

写真 会場の平成知新館入口(著者撮影)

 

 近鉄奈良駅から難波方面への電車に乗って、富雄駅を越えると新向谷(しんおおたに)トンネル、生駒駅を過ぎるとすぐに新生駒トンネルに入る。それぞれ矢田丘陵と生駒山地を東西に貫くトンネルだ。
 新生駒トンネルを出ると、眼下に大阪平野がパーっと開ける。徐々に高度を下げながら走る、進行方向右側の車窓からの眺めが素晴らしい。昔は大坂城を見つけるのが楽しみだったが、今は先ずあべのハルカスを探す。鳥になったような、ほんの数分間の贅沢。

 地形図を見ると、京都盆地、奈良盆地、和歌山平野が繋がった、言わば広い大阪平野があって、その東から南の縁に生駒山地、金剛山地、和泉山脈という一続きの山系が伸びている。同じ山を奈良は東から、大阪は西から眺めていることになる。その「逆くの字」が折れ曲がる所に観心寺と金剛寺がある。古来、都から高野山への街道の合流地点として栄えた河内長野である。

 河内の観心寺と言えば、仏像好きなら誰しも「如意輪観音坐像」(国宝・平安時代・榧材・乾漆仕上げ・彩色)を思い出すだろう。これも国宝の金堂に、戦前は33年に一度、現在は4月17日、18日の二日間だけ開扉される秘仏として祀られてきたご本尊だ。
 密教仏らしい官能的な美しさを湛えたお像だが、ふくよかな六本の腕は、健康に育った乳幼児のようでもある。ずい分前に観心寺で拝見したとき、千二百年近く前のこんな場面が心に浮かんだーあまりに美しいお像に仕上がって困惑する仏師に、河内の人々が「まあええやないか」と受け入れた!?
はじめて観心寺を訪ねたその日の帰り道、昔ながらの茶店が目に入った。その年の花が遅かったのか、それともいつも平地より遅いのか、4月17日というのにまだ桜が咲いていた。川べりの座敷に座ってぜんざいを食べていると、いきなり風が吹いて、はらはらと川面に花が舞い散った。まるで夢の中にいるようだった。
残念だが、と言うか当然ながら、「如意輪観音坐像」は本展にはお出ましにならない。観心寺からは今回、「伝宝生如来坐像」と「伝弥勒菩薩坐像」など重要文化財が六体お出ましである。ポスターになった「伝宝生如来坐像」は、拳を握った右手を腰脇に置く珍しい姿。二体とも細身で、少し憂いを帯びた端正なお顔だ。

今回、東京の自宅から日帰りで京博を訪れた一番の目的は、「日月四季山水図屏風」(国宝)だった。観心寺から直線距離にして西へ5kmほど行った金剛寺に伝わる、室町時代に作られた紙本着色、六曲一双の屏風である。
 わたしは昔からこの屏風が大好き。丸い山が、モグラの穴のようにぽこぽこと川波の中から盛り上がり、松の木は幹も下枝もくねくねと踊っている。画面の下を埋める川の流れと波頭の生み出す自在な曲線が、山や松と響き合っている。
 実は、この屏風の制作当初の姿を想像するのは意外と難しい。用いられている銀が時代とともに酸化(正確には「硫化」)して黒くなるからである。「日月図(じつげつず)」と言うくらいだから、画面の中に太陽と月が描かれているはず。右隻の山々の間で輝いている金色の太陽はすぐ目に入るが、月はなかなか見つからない。目を凝らすと、左隻の雪山の上に少しメタボの三日月があるのだが、背景と月の銀が黒くなっていて見えにくい。

 当初の画面を再現した図がないかとネット検索すると、民間の研究所がこの屏風を「デジタル復元」していることを知った(「小林美術科学」、「日月山水図屏風」と入れて検索)。復元された屏風を見ると、左隻から右隻に向かって滔々と流れる大河が出現し、左右の絵に、現状ではあまり明確ではない統一感が立ち上がった。

 金剛寺さんへも、ずい分前に一度お邪魔しているのだが、本展で拝見した名品の数々をそのときお寺で見た記憶がない。いったい何を見ていたのやら。

「五秘密曼荼羅図」(重要文化財・鎌倉時代)は、中心の金剛薩埵(こんごうさった)に欲・触・愛・慢の四金剛がまとわりつく形で、「煩悩即菩提」という密教の真理を象徴しているらしい。身体と、身にまとう装身具のこの世的な美しさと、この世ならぬ神秘性が溶け合った優品。
「延喜式神名帳」(国宝・平安時代)も興味深い。現存する「延喜式」巻第九の最古写本で、宮中、京中、五畿七道の順に書かれた、神祇官に登録された官社の一覧である。「大和国二百八十六座、添上郡三十七座、添下郡十座、平群郡二十座」の箇所も展示されていて、奈良の神社名を一つ一つ辿っていくのが楽しい。

他にも、密教法具である三鈷杵型の柄を備えた両刃の剣(国宝・平安時代)など見るべきものが多い。展覧会は閉幕も近いので、またいい季節に生駒・金剛山地を越えて、河内の名寺を訪ねる旅をしたい。

 

=次回は10月14日付(第2金曜日掲載)=
  ・・・・・・・・・・・・・・・
かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。

 

メモ
京都国立博物館平成知新館。京都市東山区茶屋町527。電話075(525)2473。京阪電車「七条駅」下車、東へ徒歩7分。会期は明後日9月11日(日)までなのでご注意下さい。https://www.kyohaku.go.jp/ 観心寺。大阪府河内長野市寺元475。電話0721(62)2134。南海高野線または近鉄長野線「河内長野駅」から南海バスに12分乗車、「観心寺」下車すぐ。金剛寺。大阪府河内長野市天野996。電話0721(52)2046。南海高野線または近鉄長野線「河内長野駅」下車、南海バスに23分乗車、「天野山」下車すぐ。「日月四季山水図屏風」は年二回、春秋の数日間のみ公開。今年の秋は、11月3日から5日までの3日間。

 

2022年9月 9日 (金)

橋本町のびっくりうどん三好野が15日閉店

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びっくりうどん三好野が15日閉店と奈良新聞(8日付)に報じられました。

びっくりです。昼時は行列ですので、夕方、行ってきました。よく食べていた、昔風の中華そば(ラーメンではない)を食べてきました。

「昭和」がひとつ消えていきます。

和田秀樹先生著「80歳の壁」

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さて、本屋でよく見かける「80才の壁」という本がありますが、本屋では売り切れになっていました。

ネットで要約を分かりやすい動画で見ることが出来ました。

【ベストセラー】「80歳の壁 」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】


https://www.youtube.com/watch?v=ef2G0Au04Ww

 

 

2022年9月 8日 (木)

10月11日-12日 ジャズの夕べ

10月11日は、ならまちのあしびの郷にて、12日はやまと郡山城ホール(小ホール)で、ジャズの夕べが行われます。

出演者は同じ。93才のジャズピアニスト秋光義孝さん、90才のサックスの五十嵐明要さん、ジャズシンガーのキャンディ浅田さんらです。

90才を越えたお二人は昨年もお元気でしたが、そろそろ今回が最終ではないかとのことです。

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あしびの郷  

https://www.ashibinosato.com/index.html

やまと郡山城ホール

http://www.ykjohall.jp/

2022年9月 7日 (水)

10月2日、「万葉の日」記念フォーラム情報

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★「万葉の日」記念フォーラム★
当館では、開館日の9月15日を「万葉の日」と定め、この日を記念するフォーラムを毎年開催しています。
今年は≪壬申の乱1350年≫の節目の年にちなみ、壬申の乱に関する研究をしてこられた倉本一宏先生の講演会を実施します。みなさまのご応募お待ちしております。
【日 時】 10月2日(日) 14:00~15:30 (開場 13:30)
【講 演】 壬申の乱と飛鳥と『万葉集』と
【講 師】 倉本 一宏 氏 (国際日本文化研究センター教授)
※オンライン登壇による講演
【参加費】 無料
【申 込】 必要
 本フォーラムは会場参加と同時配信の両方法で実施します。
【申込締切】会場参加 9月15日(木) 往復はがきは必着・専用申込フォームは17時まで
      同時配信 9月22日(木) 専用申込フォームは17時まで
詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.manyo.jp/event/detail.html?id=395

 

 

 

2022年9月 6日 (火)

島田 雅彦 (著)「パンとサーカス」

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エンタテインメント政治小説、「パンとサーカス」話題になっているということです。

 

560ページと分厚い本でしたが、ストーリーの展開にどんどん読み進めることが出来ました。

 

「パンとサーカス」 単行本
島田 雅彦 (著)  ¥2,750   講談社

本の紹介を引用します。

「政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。
戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。
不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、
日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。
ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人……

世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、いざ、サーカスの幕が上がる!

 

「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦

 

メディアやSNSで話題沸騰! 続々重版!
いま、もっとも読まれている”政治小説(エンターテインメント)”

 

日米同盟という名の永続占領から自由日本を開放する
革命戦士たちの叙事詩 ――前川喜平

 

スケールの大きな謀略小説であり、極辛の政治風刺劇であり、
極太のエンターテインメントである ――鴻巣友季子

 

パンとサーカスさえ与えておけば国民はおとなしくしているなんて思っているヤツらに
一泡吹かせたい ――永江 朗

私たちが夢想する革命に立ち上がる主人公に
快哉を叫んだ! ――立川談四楼」

以上引用です。

以下は毎日新聞より(画像はクリックすると拡大します)

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2022年9月 5日 (月)

9月17-18日、奈良クラフトビール祭り

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「奈良クラフトビール祭りが3年ぶりに開催されることになりました。
ビール提供会場を奈良公園登大路園地へ移してでの開催を予定しております。
皆さまのご来場をお待ちしております。
奈良クラフトビール祭り実行委員会」

との情報です。

 

2022年9月 4日 (日)

9月9日、映画「雄呂血」

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1925年制作のなつかしい坂東妻三郎の映画が上映されますので案内します。
無声映画「雄呂血」(おろち)です。活弁の音声と音楽は録音でされるそうです。

中野聖子さんと倉橋みどりさんから案内が届きました。

「9月9日にバスターミナルできたまちで撮影された映画「雄呂血」を上映します。
映画を通して、ふだん見慣れたまちの魅力を再発見したいという思いで企画しました。
工場跡の喜多さん、ホテル尾花の中野聖子さんと倉橋みどりさんでトークも。2回とも見てもらってもトークだけでも出入り自由で前売り1000円。当日お支払いです。
9月9日(金)奈良公園バスターミナルレクチャーホールにて。
12時半~一回目の上映
14時~シネマトーク
15時~二回目の上映

 

さらにホテル尾花さんにて
19時~三回目の上映をします。
こちらは雄呂血珈琲付きで1500円。
当日お支払いです。」

とのことです。ぜひどうぞ。

きたまちといろ 

https://kitamachi-toiro.com/

2022年9月 3日 (土)

9月9日から15日、奈良きたまちでは、「きたまちといろ」

「きたまちといろ」、というのは2022/9/9(金)~15(木)まで、近鉄奈良駅の北エリア「奈良きたまち」で行われる一週間のイベントウィークです。北町と色、北町十色か存知ませんが。ひらがなで、「きたまちといろ」と書かれています。パンフをもらいましたら、どちらも良いそうです。
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近鉄奈良駅の北の地域を20年くらい前から、元興寺旧境内を中心とした「ならまち」に対して、「きたまち」というネーミングで活性化をはかっておられます。

きたまちといろのホームページは、https://kitamachi-toiro.com/

きたまちといろのフェースブックは、https://www.facebook.com/kitamachitoiro

2022年9月 2日 (金)

■9月13日「逆境に打ち勝て!令和の商店街まちづくり」シンポジウムの参加申込を受付中

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★中心市街地活性化協議会支援センターよりのお知らせが届きました。

 

 https://machi.smrj.go.jp/
 号外 / 2022.9.1

 

■「逆境に打ち勝て!令和の商店街まちづくり」シンポジウムの参加申込を受付中

 

中小企業庁主催にて、商店街や地域の未来を探るシンポジウムを開催いたします。

 

本シンポジウムは、商店街や中心市街地をベースに、持続的なまちづくり、伴走支援、都市経営の観点から考える商店街と、各回でテーマを変えながら全国3箇所で開催いたします。

 

参加費は無料で、オンラインでのご視聴も可能です。全国どの回にもご参加いただくことができますので、奮って、ご参加くださいませ。

 

□シンポジウムの詳細(事務局HP)
https://www.sympo-jinzai.jp/
※ご参加には申込みが必要です。お手数ですが、本ホームページからお申込みください。

 

□参考:第1回の開催日・テーマ(詳細は上記事務局HPをご参照ください)
開催日時:9月13日(火) 14:00~16:30
開催場所:愛媛県松山市 (オンラインのご視聴も可能です)
テーマ:持続的なまちづくりにおける商店街の方向性

 

□申込期限
9月12日(月)13:00
※現地参加は定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申し込みください。

 

2022年9月 1日 (木)

11月20日、行基さん大感謝祭です。

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今年は行基さん誕生1354年です。

11月20日(日)、行基さん大感謝祭のチラシが出来上がりました。第一弾のお知らせです。(画像をクリックすると拡大します)

 

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