「ならら」8月号は「行基 天平の名僧」特集
毎月愛読している「ならら」ですが、8月号の表紙を見て驚きました。
「行基、天平の名僧」とあります。
とても時機を得た特集です。
まず特集1は、やまとの行基ーー行基創建の寺院とその教えーー
書いておられるのは、薬師寺本坊主事(前喜光寺副住職)の高次喜勝師です。5年前の行基さん大感謝祭の立ち上げ以来、存知あげている方です。(画像はクリックすると拡大します)
そして特集2は、行基と長屋王。6頁にわたってぎっしり、行基さんのことを書かれています。
書かれているのは、もと建設省河川局長、第3回世界水フォーラム事務局長、6年ほど前、故郷である奈良に帰ってこられて、行基さん大感謝祭実行委員会の会長をつとめられている尾田栄章さんです。主な著書に「セーヌに浮かぶパリ」「行基と長屋王の時代」があります。
特集3は、初期の初期の行基と道慈。
書かれているのは、若井敏明さん。生まれも奈良市の伏見で、行基さんにもくわしく、第1回行基さん大感謝祭りのシンポジウムの講師を務められています。
今回は、大安寺でよくお話しに出てくる道慈と行基さんに焦点をあてられています。
特集4は、行基建立の隆福院。
帝塚山大学附属博物館長の清水昭博さんが、瓦から隆福院を説き起こされています。
そして「行基の生馬直道」を生駒民俗会会長の今木義法さんが語られています。インタビューされているのは、「ならら」編集部の旧知の加藤なほさん。「行基年譜」「天平十三年記」に記す「直道」の推定ルート、大阪の淀川の高瀬大橋から茨田郡、そして生駒大山登道あたりまでを語られています。
さらに毎月、奈良の行事の写真と文を提供されている、写真家の野本 暉房さんの素晴らしい写真が載っています。
野本 暉房さんは、山田法胤喜光寺住職(薬師寺長老)とともに、
行基さん大感謝祭のフォトコンテストの特別審査委員長をおつとめ頂いています。
行基さん大感謝祭フォトコンテストの締切りは8月31日です。⇒http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-33aa43.html
たいへん内容が濃い「ならら」8月号です。税込660円。縁あって当方の器まつもりでも販売しています。
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