鏑木清方展へ
先日の奈良新聞の川嶌一穂さんの美ビット見て歩き(当ブログhttp://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-090083.html)を読んで、京都国立近代美術館で開催中の、鏑木清方展を見ることが出来ました。
明治から昭和の初め頃の美人画は良いですね。
平日の朝ながら、たくさんの人が来られていました。
7月10日まで。
写真には人が少ないように写りましたが、看板前の記念撮影を順番待ちでようやく撮りました。
令和4(2022)年は、上村松園と並び称された美人画家として定評のある鏑木清方(1878-1972)の没後50年目にあたります。本展は、それを記念して約109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展で、当館では初めて、京都でもこの規模の回顧展は実に45年ぶりの開催となります。
江戸の面影を色濃く残した東京に生まれた、生粋の明治東京人たる清方は、その生涯にわたり、江戸や東京にまつわる作品を多く残しました。その中の代表的な作品が、長らく行方が分からなくなっていて、平成30(2018)年漸くすがたを現わした《築地明石町》です。本作品は、清方の代表作というだけでなく、近代日本画壇の美人画の最高峰に位置付けられてもいます。同時に現われた《浜町河岸》《新富町》とあわせて東京国立近代美術館の所蔵となったことから、同一法人内の美術館である当館でも三部作の全会期展示が実現!また、江戸・東京の風俗画だけではなく、戯作者であり、毎日新聞の前身にあたる東京日日新聞の創刊に関わった父・條野採菊の影響により幼い頃より親しんだ文学、芝居、歌舞伎、落語に取材した作品でも知られる清方の、《一葉》《野崎村》も会期中ずっとご覧いただけます。美人画だけではない清方の全貌を、ご堪能ください。
ホームページです⇒https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2022/448.html
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