森下惠介先生著「伊勢旧街道を歩く」
ずいぶん前になりますが、奈良大学の鎌田先生や学生たちが、菅笠とわらじ姿でよく伊勢詣りをされていたことがあります。
大阪から幟をたてた一行が伊勢詣りで奈良の三条通りを歩いておられたこともあります。
このほど、森下惠介先生が「伊勢旧街道を歩く」を上梓されました。東方出版。2545円+税、2800円。
早速買い求めました。
歩く道は国土地理院の地図に黒く線が引かれています。尼ヶ辻から橋本町あたりの地図です。(クリックすると拡大します)
かつてはこのあたりでよく宿をとられました。
昔の人が1日歩くのはおよそ10里(38キロくらい)、大阪から奈良がちょうどそのくらいとのことです。
橋本町御高札場は、1984年復元されました。ガイドのかたはよくこの前で説明をされますし、皆さんもよくご覧になっています。
左手前には、奈良県里程元標です。2010年復元。
東西南北の標柱への距離が書かれています。
この本のなかにも、標柱など写真や図でたくさん出てきます。
奈良県内で見かけたところもありますし、見たことのないところも写真で載っています。
この本を読んで実際に歩くのが一番だと思います。本を読んでいるだけでも、点が線になってつながっていきます。
著者の森下先生は健脚ですからたぶん実際に歩いて書かれたのでしょう。
電車が並行して走っているところが多いので、それぞれが選んで何回か分けて歩いて伊勢に行くのも良いのでしょう。
読むだけでも楽しい本です。
本の帯です。
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