4月2日から奈良市写真美術館、再開
しばらく改修工事で休館だった入江泰吉記念奈良市写真美術館が4月2日から再開したということで見て来ました。
入江さんの文楽人形の写真が一堂に展示されていました。戦前の昭和15年くらいから20年まで。セピア色して時代を感じますが、人形も人形遣いの人の写真も素晴らしいものでした。どこかで昭和20年3月の大阪大空襲の時、入江さんの奥様がネガを必死で持ち出したことを聞いたのか、本で読んだことがあります。たぶんそのネガではないでしょうか。そして戦後の文楽の写真。
須田一政さんの写真は初めて拝見しましたが、落ち着いて見ることが出来ました。1940年お生まれとか。1970年代の東京の写真、全国あちこちのありふれた風景をきりとった写真、各地のお祭りの写真など印象的でした。
館長も4月から百々俊二さんから1966年生まれの大西洋(おおにし・ひろし)さんに交代されたとのことです。
入江泰吉記念 奈良市写真美術館のホームページです⇒http://www.irietaikichi.jp/
久しぶりに行くと、黒川紀章作の建物のまわりの池などの水がなくなっていました。改修の工事が行われたのはこの部分だったようです。建物の屋上部分の池などは防水上維持できなかったようで写真のようになっていました。ずいぶん雰囲気が変わりました。
下は改修前の様子。水辺がありました。
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