高松塚古墳壁画発見50周年記念展へ
橿原考古学研究所附属博物館で開催されている、高松塚古墳壁画発見50周年記念展に行ってきました。会期は21日までです。
「国宝高松塚古墳壁画発見50周年記念展
「よみがえる極彩色壁画」
「飛鳥美人で有名な壁画の発見により考古学の一大ブームを巻き起こした高松塚古墳。1972年3月21日の極彩色壁画の発見から50周年を迎えることを記念して展覧会を開催いたします。重要文化財に指定されている出土品を中心にご紹介し、発見当初の壁画の姿を再現した原寸大コロタイプ複製パネルや複製陶板、そして発掘記録を通して調査当時を振り返ります。
会 期 令和4(2022)年2月5日(土)~3月21日(月・祝)
主 催 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、文化庁
独立行政法人日本芸術文化振興会
後 援 朝日新聞社
特別協力 大塚オーミ陶業株式会社、株式会社 便利堂」
1972年発見の頃の新聞や写真。
発見当時の様子。
陶板による模造です。質感や風化したところもまねられていて、陶器の良さを感じました。これ以上風化しないし、身近に見えることもできるのですから大したものです。
最近出版されたばかりの本『極彩色壁画の発見 高松塚古墳・キトラ古墳』新泉社発行。1600円+税。被葬者は誰かという推測なども紹介されていて興味深い本です。
ちょうど共同通信の記事は、以下のように伝えています。
「文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」が17日、東京都内で開かれ、国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村、7世紀末~8世紀初め)を保存、公開する新施設を、現在壁画が置かれている修理施設の近くに2029年度までにオープンする構想が示された。
飛鳥美人として知られる西壁女子群像に代表される高松塚壁画は、カビなどによる劣化が判明。壁画保護のため石材ごと解体し、古墳から直線で数百メートル離れた村内の「仮設修理施設」に置かれている。
現在、修理施設で年に数回行われている公開は、狭い見学通路からガラス越しに見る方式となっている。」
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