おすすめ『地図で読み解く奈良』
近頃、奈良の本がよく出版されているように思います。かつて写真家の井上博道さんが「奈良は京都に比べて出版などが10分の1だ」と言われていました。今は、京都より奈良が好きという人が増えているように思います。ですから奈良の本が増えているのではないかと思います。
先日、近鉄奈良駅そばの啓林堂・奈良店にいくと、『地図で読み解く奈良』が入荷していました。西田店長のおすすめでした。
早速買い求め、読みました。
かもがわ出版。1700円+税。2022年3月10日発行。奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書。
奈良女子大学や附属中等教育学校の先生方7人による、「地理学の面白さを伝えるにあたり、奈良県内の具体的な地域を題材に取り上げる」「地理学の視点で見れば、奈良県内には興味深い地域、注目すべき事象がたくさん存在する」
「本書を読んで地理学に関心を持たれた方は、地図を片手に、実際に地域の謎や問題を解き明かすたびに出かけて欲しいと思う」とはじめに書かれています。
7章のそれぞれのテーマは以下の通りです。
それぞれに興味深いテーマで一気に読みましたが、折に触れてもう少し深く読み直そうと思う本でした。
そして、おすすめサイトとして、
「地理院地図」
https://maps.gsi.go.jp/#15/34.681658/135.836678/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
「ハザードマップ」https://disaportal.gsi.go.jp/
「今昔MAP」https://ktgis.net/kjmapw/
などいろいろのサイトが紹介されています。
google mapがよく話題になりますが、国土地理院による「地理院地図」はなかなか優れものだと思います。スマホからも見ることができます。
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