5日からお水取り展
奈良国立博物館では2月5日から3月27日までお水取り展が行われるとのことです。
お水取りは東大寺の二月堂でおこなわれる仏教法会で、正式には修二会しゅにえといいます。法会の目的は、仏の前で罪過を懺悔さんげすること(悔過けか)。現在は3月1日から14日までおこなわれ、その間、心身を清めた僧(練れん行ぎょう衆しゅう)が十一面観音の前で宝号を唱え、懺悔し、あわせて天下てんか安穏あんのんなどを祈願します。
お水取り(修二会)は、天平勝宝4年(752)に東大寺の実じっ忠ちゅう和尚かしょうが初めて十一面悔過を執行して以来、一度も絶えることがなく不退ふたいの行法ぎょうぼうとして1270年にわたって勤め続けられてきました。そこには東大寺が歩んできた長い歴史が刻み込まれています。
本展は、毎年、東大寺でお水取りがおこなわれるこの時季にあわせて開催する恒例の企画です。実際に法会で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示し、お水取り(修二会)への理解が深まる一助となることを企図しています。
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