奈良国立博物館へ
2月5日から3月27日まで、奈良国立博物館では聖林寺の十一面観音像の特別展が始まりました。初日に熱心な友人に誘われて早速拝見してきました。
聖林寺ではいま十一面観音像の安置されている観音堂が大規模改修されています。昨年は東京国立博物館で特別展があったということですが、
いまお寺に帰られる前に奈良国立博物館で特別展がひらかれました。
東新館に入ると、十一面観音像が広い展示スペースにガラスケースに入らず展示されていました。まわりをぐるりと何周か回って仰いで拝見しました。高さのある蓮台の上に大きな十一面観音像が立っておられます。観音像のまわりにはゆったりとした空間が設けられています。
東京では背景に三輪山があってちょっと良くないと指摘されていた西山厚先生もこの展示が望むべきものであるとほめておられます。
そして少し離れてビデオで7分間、大神寺(のちに大御輪寺と改称)のころからの説明や現在は若宮神社になっているという様子や十一面観音像をアップで撮った映像も流れていましたのでとても良くわかりました。
そして再び実際の十一面観音像をあらためて近づいたり離れたり拝観しました。
ほかに正暦寺に移された日光菩薩像、月光菩薩像、そして法隆寺に移された地蔵菩薩像も拝観できました。4つの像は本展覧会で150年ぶりに再会されたということです。
ほかに多くの展示品がありましたが、十一面観音像に圧倒されました。
そして2月2日から4月27日まで、聖林寺では観音堂改修工事のついに最終章としてクラウドファウンテングにてご支援受付中ということです。
以下のサイトをご覧下さいとのことです。⇒https://readyfor.jp/projects/shorinji2022
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