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2022年2月23日 (水)

25日からボイスドラマ「龍華記」youtubeにて

先日、ホテル尾花でおこなわれた澤田瞳子さんの書かれた「龍華記」を中心とした座談会がありました。

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直木賞作家の澤田瞳子さん。

「龍華記」は興福寺中金堂再建を記念した小説ということを聞き、取り組まれたとのこと。

書く際には、史料があればよく調べること、とにかく文書を読み込むこと、そして地図などの図もとても参考になると言っておられました。

ふたりの対立する人物を描く際、どちらかが100%悪者であることはない、どちらにも利がある、それぞれの立場で思うことがあるという風に考えて書いている。

かつて研究者であったのでそれをベースに書いている。

など非常に示唆に富んだお話でした。

翌日の奈良新聞です。

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ところで、そのときご紹介が司会の安達さんからありましたが、「龍華記」のボイスドラマ全六話を順々にYOUTUBEで無料で公開されるそうです。

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCPEE5PtdOBG4BkP3OrV7iAA

そのイラストです。

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興福寺など奈良の地図です。

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範長と信円。

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その他の登場人物のイラストです。

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25日からのYOUTUBEをご覧頂きボイスドラマをお聞きいただければと思います。

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「一般社団法人アニメツーリズム協会は、直木賞作家・澤田瞳子著『龍華記』(角川文庫)を声優の内田雄馬、間島淳司出演でボイスドラマ化すると発表した。2月25日20:00から毎週金曜、全6話が配信される。

 

YouTube での無料配信と同時に、物語の舞台となる奈良市の非接触型観光に寄与するため、無料アプリ SpoTribeとも連動し、スタンプラリー機能を使って作品の舞台となった場所を巡ったり、周辺のおすすめスポットも含めて楽める仕掛けを用意している。SpoTribe を使って現地にチェックインすると、同じコミュニティ内のメンバーと感想や情報を共有できる。
また楽天連携企画として3月上旬以降にお得なキャンペーン実施予定。ボイスドラマを聴きながら旅をする、スマホひとつで新しい形の奈良旅が楽しめる。

 

【ボイスドラマ視聴】
・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCPEE5PtdOBG4BkP3OrV7iAA

 

2/25(金)20:00~ 第1夜:戦きの予兆(おののきのよちょう)
3/ 4(金)20:00~ 第 2 夜:酷薄の篝火(こくはくのかがりび)
3/11(金)20:00~ 第 3 夜:南都消失(なんとしょうしつ)
3/18(金)20:00~ 第 4 夜:一切皆苦(いっさいかいく)
3/25(金)20:00~ 第 5 夜:諸行無常(しょぎょうむじょう)
4/1(金)20:00~ 第 6 夜:沈黙の魂(ちんもくのたましい)
更新(各話追加)予定

 

・内田雄馬さん(主人公 範長役)コメント
今回の作品は、この時代や世界観のバックボーンを捕まえるために自分の中にないものを引っ張り出してくる感じで、すごく新鮮な体験でした。範長は、本来持ちえたものを失ってしまった人生なので「自分の意志で生きていく」という気持ちが強い人間だと思います。また本作は、人の生死に関わるシーンが多かったため、エネルギーを使う作品でもありました。今の僕らは戦のない時代に生まれているので、こういう時代があったということを、作品を通して歴史をたどれるのはすごく大切だと思いました。

 

・間島淳司さん(信円役)コメント
今回の作品に入るにあたり、独特な仏教用語や地名などがあったので下準備が大変でした。それでもなかなか触れる機会がない時代なので、演じていてすごく楽しかったです。僕が演じた信円は、一見弱々しい人間のように思えますが、時として激昂する一面も持つ人物。その二面性をうまくまとめるのに苦労しました。

 

澤田 瞳子著 『龍華記』(角川文庫)
■あらすじ
南都焼き討ち――平家の業火が生む、憎悪と復讐に終わりはあるのか。
高貴な出自ながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、復興に奔走する仏師、運慶。

 

角川文庫
定価: 770 円(本体 700 円+税)
ISBN:9784041116425

 

時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやって来るという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった─平家が南都を火の海にし、復讐の連鎖を生もうとしていることを。」

 

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