祝!直木賞受賞!今村翔吾さん。「塞王の楯」
今村さんが直木賞受賞とのニュースです。今村さん、おめでとうございます。
今村さんは、奈良の中学高校卒とのこと、奈良女子大学附属中等教育学校卒業とのことで、私と同窓ということになります。
3回目のノミネートで期待していましたが見事受賞!!
NHK奈良のニュースです→【NHK 奈良県のニュース】直木賞に今村翔吾さん ゆかりの奈良の書店も受賞祝う
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20220119/2050009477.html
「塞王の楯」で第166回直木賞の受賞が決まった今村翔吾さん。今村さんの中高の先輩が店長をつとめる啓林堂書店 奈良店では、特設ブースを設けて受賞を祝っている。
●啓林堂書店 奈良店さん (@narano1keirindo) / Twitter
https://twitter.com/narano1keirindo
受賞のテレビニュースです→https://www.youtube.com/watch?v=ZLnc6WNN_80
ますますのご活躍を期待します。
また早速、京都新聞に出ていますので紹介させて頂きます。
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第166回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞に大津市在住の作家今村翔吾(いまむら・しょうご)さん(37)の長編歴史小説「塞王(さいおう)の楯(たて)」(集英社)と米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さん(43)の「黒牢城(こくろうじょう)」(KADOKAWA)が選ばれた。
「塞王の楯」は、石垣づくりをなりわいとする「穴太(あのう)衆」と、全国有数の鉄砲づくり集団である「国友衆」が関ヶ原の戦い前夜、琵琶湖畔の大津城で繰り広げた激闘を描く。穴太衆「飛田屋」の将来を担う匡介(きょうすけ)は「己の石垣で二度と戦の起こらない真の泰平を生み出したい」と願い、国友衆の若き鬼才・彦九郎(げんくろう)もまた「泰平を生み出すのは、決して使われない砲よ」と、武器による平和を希求する。
今村さんの「塞王の楯」
「一つだと何の変哲もない石も、寄せ合い、噛み合って強固な石垣になる。人もまた同じではないか。大名から民まで心一つになった大津城。それこそが、--塞王の楯」とつづる。果たして戦いの行方は…。
今村さんは常々、「正しさは相対的なもの。戦争を生み出すのも平和な世を作るのも、結局は人の心ではないか」と語っている。本作でも、史実を下敷きにしながら「人間とは何か」「正義とは何か」に迫っていく。武士を脇役に回し、職人を主役に描いた戦闘シーンは圧巻。大津城の内と外、視点を巧みに切り替えながら、最強の楯と矛がそれぞれに追い求めた理想に迫る。
作中に「最強の楯と至高の矛、それらを生み出す職人集団が、同じ近江国に同居しているというのも不思議な話である」とあるように、滋賀が“主役”の小説でもある。「逢坂の関を越えると、眼下に雄大な琵琶の湖が広がる。傾いた陽に照らされた湖面が、まるで薄紅色の鱗を撒いたが如く煌めいて美しい」と、情景描写にも地元愛をにじませている。
今村さんは京都府加茂町(現木津川市)出身。
2017年春に、江戸時代の火消しを描いた「火喰鳥(ひくいどり) 羽州ぼろ鳶(とび)組」でデビュー。「八本目の槍」(2019年)で吉川英治文学新人賞、「じんかん」(20年)で山田風太郎賞、21年には「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞している。
直木賞は「童の神」(2018年下半期)、「じんかん」(20年上半期)に続く3回目のノミネートで受賞となった。京都新聞朝刊で、平家物語を題材にした「茜唄」を連載中。
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啓林堂・奈良店で買った本のサインです。
(後記)奈良新聞にも掲載されています。
奈良新聞WEB版から拝借しました。
(追記)
直木賞発表の動画
https://www.youtube.com/watch?v=nUBaLMZZouE
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