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【令和3年度 しあわせ回廊なら瑠璃絵が開催されます】
2月8日(火)~2月14日(月)に、しあわせ回廊なら瑠璃絵が新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底し、開催されます。(点灯時間:18:00-21:00)
また、期間中、春日大社において二之鳥居からの夜間特別遙拝、興福寺、東大寺において夜間特別拝観が行われます。(17:00-20:00)
さらに、今年は、春日大社・興福寺・東大寺に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取りスタンプを集める、デジタルスタンプラリーを実施します。スタンプを集めると、素敵なプレゼントと交換できます。
奈良を代表する三社寺、春日大社・興福寺・東大寺を瑠璃色の光の道でつなぎ、巡っていただくことで、みなさまの祈りの期間となりますように。
*奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~での庭園イルミネーションは、入場者人数制限や会場導線制限を実施のうえ、安全に開催されます。(無料ゾーンはありません。)
*2月14日(月)の奈良公園バースデー花火は実施されません。
■ご来場の皆様へのお願い
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、しあわせ回廊なら瑠璃絵にお越しの際は以下の取り組みにご協力をお願いします。
・手洗い、手指消毒、マスク着用
・人と人との距離の確保
・ご来場時のAI検温や非接触型検温
・接触確認アプリ COCOAのインストールと設定
・発熱、体調不良時のご来場はご遠慮ください。
変更の可能性がありますので、詳しくはなら瑠璃絵公式サイトをご覧ください。
https://rurie.jp/
興福寺五重塔の改修が近づいているようです。2021年12月4日撮影。
以下は日経新聞(有料会員限定)です。
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奈良のランドマーク興福寺五重塔、120年ぶり大規模修理
時を刻む
関西タイムライン
2022年1月27日 2:01 [有料会員限定]
興福寺五重塔から望む若草山(奥)。中央の建物は東大寺(奈良市)
人々の高い塔への憧れはいつの時代も変わらない。興福寺(奈良市)の国宝、五重塔は昔も今も奈良のランドマークだ。2022年度から大規模な修理が始まるが、塔がすっぽり素屋根に覆われる前に、その高みからの眺望をカメラに収めた。街を見はるかす廻縁(まわりえん)に立つと、いにしえの奈良の都が浮かび上がってくる。
中世まで5度焼失
五重塔は730年(天平2年)、藤原不比等の娘で聖武天皇の皇后だった光明皇后の発願で建立された。5度の焼失と再建を繰り返し、現在の塔は6代目。室町時代の1426年(応永33年)に再建された。
興福寺五重塔から望む中金堂(奈良市)
高さは金属製の相輪を含めて50.8メートルで、現存する近代以前の五重塔の中では京都の東寺(54.8メートル)に次ぐ高さだ。かつて東大寺には100メートルに達する七重塔(東塔と西塔)があったとされるが、いずれも平安時代から中世に焼失。肩を並べていた元興寺五重塔が江戸末期に焼け落ちた後は興福寺五重塔が奈良で最も高い塔の座を守ってきた。
古代の建築史に詳しい奈良文化財研究所・都城発掘調査部長の箱崎和久さんは「高さや大きさ、全体の形や様式は創建時をほぼ踏襲している。部材の一つ一つが大きいのが特徴で、平安時代に建てられた興福寺の三重塔の細やかな雰囲気に比べると男性的で筋肉隆々。天平時代を感じさせる雄大さがある」という。
今回の大規模修理は1901年(明治34年)の屋根のふき替え工事以来、約120年ぶり。修理を担う奈良県文化財保存課によると、6月から本格的な修理工事に着手し、来年には塔全体がすっぽり仮設の素屋根で覆われることになる。
1月上旬、興福寺の許可をもらい箱崎さんとともに五重塔にのぼる機会を得た。初層には心柱を囲むように東に薬師、南に釈迦、西に阿弥陀(あみだ)、北に弥勒(みろく)のそれぞれ三尊像計12体がまつられている。扉の横に天井裏へのぼるための梯子(はしご)階段があり、狭く急な梯子を懐中電灯の光を頼りに2層、3層と慎重にのぼっていく。
興福寺五重塔の心柱(奈良市)
内部は、屋根を支える組物の肘木(ひじき)などの部材が入り組み、縦横にガチガチに固められている。材はほとんどがヒノキ。壁は白いしっくいだ。柱のところどころにハトの白い糞(ふん)の跡もある。「心柱は3本を接いだ通し材になっていて、接ぎ部分は添え木をして金具で留めているのがわかる。壁の内側に耐震のための筋交いも打たれており、それぞれの時代の修復の跡が残っている」(箱崎さん)
ようやく5層までのぼり、高さ1メートルほどの風通し窓から腰をかがめて外の廻縁に出た。中金堂や南円堂の瓦屋根が間近に見える。太陽の光が猿沢池の水面に乱反射している。
興福寺五重塔から望む猿沢池(2022年1月、奈良市)
次の画像
「ここからみると興福寺が南側と西側に開けた高台の上に立っていることがわかります」と箱崎さん。西の方角には平城宮跡の大極殿、さらに目をこらせば薬師寺の三重塔も見える。東には若草山や東大寺大仏殿、南は大和三山が望める。
高欄(欄干)は高さ50センチほどの装飾で、手すりにはならない。長年の風雪で腐朽しているところもあり、屋根の瓦も緩んでいる。
廃仏毀釈で危機
明治初期の廃仏毀釈の際、五重塔は二束三文で売却されそうになった。解体費用がかさむため、火を放って九輪など金目の物だけを焼き落として拾い取ろうとしたが、周辺から類焼を恐れる声が出て売却は見合わせになったという。
興福寺五重塔(奈良市)
これには奈良の観光資源として、五重塔の景観に期待する判断が働いたのではないかとの見方もある。昭和30年代には観光客が五重塔にのぼることもできた。奈良を代表する写真家の入江泰吉をはじめ、多くのカメラマンが塔からの展望を写真に収めている。
興福寺五重塔から望む南円堂(2022年1月、奈良市)
入江泰吉が興福寺の五重塔から撮影した南円堂
「四方の展望を味わっていると、奈良の古代というものがイメージとして浮かびあがってくる」。小説家の大原富枝も五重塔にのぼった体験をこう書き記した。「立体へ、高さへ、空へ、と憧れわたった人間の劫初(ごうしょ)からの情念とエネルギーが沸々と伝わってくる心地がする」(「わたしの興福寺」)
奈良県文化財保存課によると、修理は屋根瓦のふき替えなどが中心になる見通しだが、どこまでの規模になるかは耐震診断結果によるという。修理完了の時期も明確ではない。
興福寺五重塔の初層にまつられた釈迦三尊像
興福寺では昨秋に引き続き3月1~31日、五重塔の初層の特別公開をする。森谷英俊貫首は「5度も焼失した五重塔はその度に不死鳥のごとく再建されてきた。戦火や災厄を幾度も乗り越えてきた力強さをぜひ心にとどめてほしい」と話している。
(岡本憲明)
1月26日ならナビで放送された映像です⇒☆
以下はNHK奈良のホームページより。(映像も)
映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。
やまとの季節七十二候「黒々と若草山」 大寒
保山耕一
世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で日々、奈良の空や光、花、月、寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。
川上ミネ
スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から、「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。
奈良県立桜井高等学校・100年ピアノ
桜井高校の100年ピアノは、高等女学校時代の1924年(大正13年)に開校20周年記念として購入された輸入ピアノのスタインウェイ社製です。学校の正面右手にたたずむ趣のある講堂に置かれ、卒業式などの式典で演奏されてきました。いつしか、ピアノは講堂から音楽室にうつされ、その後、音楽準備室の片隅で半ば忘れられたように眠っていました。平成22(2010)年、再発見されたピアノをもう一度よみがえらせようと、同窓会や学校が中心となった復活プロジェクト実行委員会が設置され、2012年2月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。
七十二候 について
七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。
「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。
【お知らせ】みなさまから心のこもったコメント投稿を数多くいただき、誠にありがとうございます。担当者一同、こころの励みとさせていただいております。関西ブログの投稿管理は、新しい記事の準備~公開作業とあわせて行っております。原則的には「新記事公開日に、前週投稿いただいたコメントをまとめて公開する」という運用です。その週のうちに公開できることもあるのですが、普段はお待たせしてしまうことが多いかと思います。どうかご理解のうえ、新しい記事公開とあわせてお楽しみいただければ幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
以下、保山耕一さんのフェースブック投稿を転載させていただきます。(写真も)
「26日水曜日は「やまとの季節七十二候」の放送日
急遽、予定を変更して若草山を取り上げます。
お楽しみに!
今日はその対応で、撮影や編集でバタバタでした。
放送前ですが、先に作品解説
若草山は1年で5つの色に変化します。
雪の白
新緑の緑(あお)
冬枯れの茶(それが西陽で染まる)
山焼きの赤(炎)
そして、燃えた後の黒
若草山は五色の山、五色山と呼ばれています。
と、知ったかぶって説明していますが、これは人から聞いたお話。
記憶が間違っているかも知れませんが、一年で5つの色に変化するのは間違い無いはず。
で、間違っていたら恥ずかしいのでネットで「若草山、五色」で検索しましたが、五色山の解説にヒットしないのです。
知る人ぞ知るって感じなのでしょうか。
詳しい人がいらっしゃれば是非ご教授下さい。
真っ黒に焼けた若草山を鹿がとぼとぼ歩いているのが遠くから見えました。新芽も焼き尽くされて食べるものがなくて困っているのでしょう。
とても象徴的なシーンでしたが、私のカメラでは遠すぎて撮れない。
こんな時、放送用のカメラのありがたさをしみじみ思います。
あの時は最高の機材でなに不自由なく撮影出来ていたのだと。
カメラマンにとって撮りたいのに撮れないのは、とても悔しいです。
テレビカメラマンとして最前線には戻れないけど、この撮りたいという気持ちはあの時のまま。
カメラマンの心は、黒い若草山のように燃え尽きたりしないのです。
*写真はまほろばソムリエの松森さんのご協力で撮影しました。
ありがとうございました。」
オミクロンとか第6波とか感染が広がっています。
そんな中、間接的な知り合いのKさんから『秘闘、私の「コロナ戦争」全記録』岡田晴恵著の紹介がありましたので、アップします。
わたしも啓林堂書店で手に入れましたので読んでいます。
本のプレビュー⇒https://www.shinchosha.co.jp/book/354361/preview/
靑木理さんの書評
ダウンロード - e3808ee7a798e99798e3808fe99d92e69ca8e69bb8e8a9952028229.pdf
倉持仁さんの書評
ダウンロード - e3808ee7a798e99798e3808fe58089e68c81e69bb8e8a9952028129.pdf
目次です。
はじめに
第1章 新型ウイルス発生
クリスマス・イブのメール/留学時代の財産/かつての日本の幸運/中国の公式発表/指揮官のタイプ/「モーニングショー」の現場で/岡部氏の「用意周到」/感染症対策を政治家に説明すると/機能しないWHO/学者の矜恃/春節がやってきた/特措法への障壁
第2章 間違いだらけの対策
ダイヤモンド・プリンセス号入港/政治家たちからの電話/専門家会議/「37・5度以上の発熱4日以上」という縛り/最大の失敗/報道のスタンス/感染症ムラ/マスク不足の春/「3密」の強調/いわれなき炎上/週刊誌記者/謝れる人と謝れない人
第3章 緊急事態宣言へ
接触制限ばかりの対策/国家の意思決定は誰の手に/宣言解除の数字/「ファクターX」/パンデミック対策の覚悟/「緩めたら、すぐに戻る」/都知事は再選すれど/分科会のごまかし/若い世代からの感染拡大開始/GoToキャンペーンの衝撃/エアロゾル感染のリスク/検査もできない/コロナ報道の減少/アビガン承認ならず
第4章 変異ウイルスの高波
入国緩和!/危険な冬が来る/この変異ウイルスの底知れなさ/発端から1年、第3波が来る/厚労大臣に切り込む/大臣の「申し訳ない」/尾身氏との会話/専門家の態度が一変する/東京の数字への違和感/サイエンスなき解除
第5章 五輪開催決定の裏で
mRNAワクチン登場/「岡田さん、ADEって何?」/パブリックヘルスの精神/もう一つの脅威/巧妙なウイルス/第4波襲来/想像を超えるインド型/「五輪は政治の問題だからね」/「安心安全の五輪」とは/「尾身の乱」は何だったか/田村大臣、兵を語る/感染拡大、されど/自粛頼みの限界/臨床医の声/五輪開幕、そして第5波
第6章 コロナの前の時代には戻れないのなら
「打つ手がない」中で/「2類から5類へ」論ふたたび/「コロナと共生する」とは/ある妊婦の悲劇/コロナの本当の怖さ/医療再生への課題/最後の電話/政局の果てに/同じ場所で
いよいよきょう22日は、若草山焼きです。当日17時ころから18時30分くらいまでYOUTUBEでライブがあるとのことです。⇒https://www.youtube.com/channel/UCgEFOL0G80GJvGBS7TagkHw
毎日新聞の奈良版の奈良まほろばソムリエの会のメンバーによる「かるたで知る奈良」の記事です。
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奈良公園(奈良市)東側にある若草山は標高342メートル。山が菅笠の形をして、三つの頂が重なって見えるため「三笠山」とも呼ばれます。
手前から三つ目の頂「三重目(さんじゅうめ)」からは古都奈良の雄大な景色を一望でき、2003年には、写真家らでつくる団体「新日本三大夜景・夜景100選事務局」主催の「新日本三大夜景」に選ばれました。
この山焼きは奈良の冬の代表的行事です。「若草山焼き行事実行委」や県によると、由来は山頂の鶯塚(うぐいすづか)古墳(前方後円墳)に葬られた悪霊を鎮める供養とされています。しかし、人々が勝手に火をつけるため、幕末に東大寺、興福寺、奈良奉行所の立ち会いの下、焼くようになったようです。
近年は毎年1月第4土曜に実施。当日の御神火(ごしんか)は、飛火野(とびひの)である「春日の大とんど」からもらい受け、春日大社と両寺の神職や僧侶と奈良奉行所の役人にふんした人など約40人が聖火行列で末社の水谷(みずや)神社まで火を運びます。火は松明(たいまつ)で若草山麓の野上神社に移され、祭壇前のかがり火に点火。祭礼後に大かがり火にも火をともします。続いて、山焼き前に花火を打ち上げた後、市消防団員約300人が大かがり火から松明に移した火を一斉に山に放つと、炎がまたたく間に広がります。
2022年も新型コロナ対策をしながら、1月22日に実施されますが、奈良公園での観覧は事前登録制で、既に受け付けは終了済み。しかし、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信され、夜空を赤々と染め上げる様子を自宅で楽しめます。
(奈良まほろばソムリエの会会員 松田雅善)
なら国際映画祭からの情報を紹介します。
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こんにちは、なら国際映画祭事務局です。映画祭のイベント情報を配信させていただきます。奈良市の移動映画館「ならシネマテーク1月上映会」を来たる1月28日(金) ~ 30日(日) に開催いたします。
みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!
なら国際映画祭とは
奈良の平城遷都1300年目となる2010年、映画作家の河瀬直美をエグゼクティブディレクターに迎え始まった「なら国際映画祭」。2年に1回開催される映画祭の企画運営の他、国内外の若手監督と奈良を舞台とした映画制作や、こども・海外学生とのワークショップ、奈良市内を移動する映画館「ならシネマテーク」など、映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施しています。
【映画情報】
上映作品:「ブータン山の教室」
2019年製作//110分/ブータン
原題:Lunana: A Yak in the Classroom
監督・脚本:パオ・チョニン・ドルジ
出演:シェラップ・ドルジ、ウゲン・ノルブ・へンドゥップ、ケルドン・ハモ・グルン、ペム・ザム
配給:ドマ
©2019 ALL RIGHTS RESERVED
秘境の地で、伝統を守りながら生きる人たち
2022年1月のシネマテークは、東大寺金鍾ホールにてヒマラヤ山脈の標高4800メートルにある実在の村ルナナを舞台に、都会から来た若い教師と村の子どもたちの交流を描いたブータン映画を上映します。
ブータン山の教室
若手教師のウゲンは、ある日教官に呼び出されブータンの秘境、ルナナにある学校に行くよう告げられる。「オーストラリアに行き、ミュージシャンになりたい」という夢を抱きながらも、渋々ルナナ村に行くことに。1週間以上かけ辿りついたその地には、「勉強したい」と真っすぐな瞳で彼の到着を待つ子どもたちがいた。ある子どもは「先生は未来に触れることができるから、将来は先生になることが夢」と口にする。慣れない土地での生活に不安を拭えなかったウゲンだったが、村の人々と過ごすうちに自分の居場所を見つけていく。
第93回アカデミー賞国際長編映画賞ブータン代表作品、文部科学省特別選定(家庭向き)、文部科学省選定(少年向き、青年向き、成人向き)、厚生労働省社会保障審議会推薦、年少者映画審議会推薦
ならシネマテーク1月上映会
【日時】
2022年1月28日(金)11:00/14:00
2022年1月29日(土)11:00/14:00
2022年1月30日(日)11:00/14:00
【場所】
東大寺 金鐘ホール (奈良市水門町100)
※シネマテーク用の駐車場はございません。
【料金】
当日券 一般1,000円
奈良市民・奈良市内勤務・60歳以上・学生・*ハンディキャップ
(*の同伴の方一名様まで同額)割引として500円
上映30分前より当日券販売(先着順)
各回入替制
前売り券:
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0180ahqfn1y11.html
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により日程、会場等の内容を予告なく変更する場合があります。ご来場の前に必ず公式サイト(https://nara-iff.jp)をご確認ください
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関連記事です。 ★なら国際映画祭★に携わる人をご紹介する、連載記事「シネマのまちのつくりかた〜なら国際映画祭」が産経新聞奈良版・WEBでスタート!第1回目は、3月に撮影開始のNARAtive2022監督・村瀬大智を特集🤩 1月18日にスタートしたこちらの連載。毎月、映画祭に関わる人を一人ずつピックアップし、ご紹介。映画祭の裏舞台を垣間見ることができます🧐 毎月の第3火曜日の産経新聞朝刊(奈良版)、同日にWEB版に、それぞれ掲載されます!https://www.sankei.com/.../20220118.../
このほど、もちいどのセンター街の新年会が、通りにある「きらっ都・奈良」(bonchi)1階で開かれました。
多くの店の参加を得て、ならどっとFMの中川直子局長の司会ではじまりました。
最初に、理事長のわたしからご挨拶をさせていただきました。
「ことしは寅年であり、またもちいどの夢CUBEがオープンしてこの春15周年を迎えます。多くの卒業生の皆さんのお店がもちいどのセンター街などで元気に営業されています。昨年末の1区画には応募がなんと8件もあり、選ばれたお店が近日オープンされる予定です。またシャトードールもオープンされました。たいへんな時ですが、皆さん元気にがんばりましょう。・・・」
そしてことしの特別ゲストは、ソプラノ歌手の岡田由美子さんです。奈良県内外でソプラノ歌手としてご活躍されています。わたしも奈良県図書情報館や奈良県バスターミナルでの保山耕一氏の上映会、そして奈良聖公会の教会などで歌われているのを拝聴しています。
そしてもちいどのセンター街にある、ならどっとFMでもレギュラーで番組を担当されています。
曲目は最初に「越天楽今様」、
曲の前に中川局長の名調子の朗読がありました。
そのとき初めて知ったのですが、なんと私の「大和まほろば」から短歌の紹介でした。
もちいどの夢CUBE
・町の名が「餅飯殿」ゆえ皆出て歌に合わせて餅を回しぬ
・商店街の起業家育てん「夢CUBE」施設を作り十年経ちぬ
・起業家の三十人育ちて奈良の町に店を開きて明るくなりぬ
そして岡田由美子さんの二曲目は
「いのちの歌」
最後の歌の前には
・妻の歌うベートーベンの合唱を胸のうちにて我も歌いぬ
最後の歌は「希望の歌(第9シンフォニーより)
素晴らしい歌声でした。
岡田由美子さん、どうもありがとうございました。
参加者は、商店街の6つの店の心づくしの手作りの特製弁当を抽選でいただき、それぞれ家路につきました。
今村さんが直木賞受賞とのニュースです。今村さん、おめでとうございます。
今村さんは、奈良の中学高校卒とのこと、奈良女子大学附属中等教育学校卒業とのことで、私と同窓ということになります。
3回目のノミネートで期待していましたが見事受賞!!
NHK奈良のニュースです→【NHK 奈良県のニュース】直木賞に今村翔吾さん ゆかりの奈良の書店も受賞祝う
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20220119/2050009477.html
「塞王の楯」で第166回直木賞の受賞が決まった今村翔吾さん。今村さんの中高の先輩が店長をつとめる啓林堂書店 奈良店では、特設ブースを設けて受賞を祝っている。
●啓林堂書店 奈良店さん (@narano1keirindo) / Twitter
https://twitter.com/narano1keirindo
受賞のテレビニュースです→https://www.youtube.com/watch?v=ZLnc6WNN_80
ますますのご活躍を期待します。
また早速、京都新聞に出ていますので紹介させて頂きます。
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第166回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞に大津市在住の作家今村翔吾(いまむら・しょうご)さん(37)の長編歴史小説「塞王(さいおう)の楯(たて)」(集英社)と米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さん(43)の「黒牢城(こくろうじょう)」(KADOKAWA)が選ばれた。
「塞王の楯」は、石垣づくりをなりわいとする「穴太(あのう)衆」と、全国有数の鉄砲づくり集団である「国友衆」が関ヶ原の戦い前夜、琵琶湖畔の大津城で繰り広げた激闘を描く。穴太衆「飛田屋」の将来を担う匡介(きょうすけ)は「己の石垣で二度と戦の起こらない真の泰平を生み出したい」と願い、国友衆の若き鬼才・彦九郎(げんくろう)もまた「泰平を生み出すのは、決して使われない砲よ」と、武器による平和を希求する。
今村さんの「塞王の楯」
「一つだと何の変哲もない石も、寄せ合い、噛み合って強固な石垣になる。人もまた同じではないか。大名から民まで心一つになった大津城。それこそが、--塞王の楯」とつづる。果たして戦いの行方は…。
今村さんは常々、「正しさは相対的なもの。戦争を生み出すのも平和な世を作るのも、結局は人の心ではないか」と語っている。本作でも、史実を下敷きにしながら「人間とは何か」「正義とは何か」に迫っていく。武士を脇役に回し、職人を主役に描いた戦闘シーンは圧巻。大津城の内と外、視点を巧みに切り替えながら、最強の楯と矛がそれぞれに追い求めた理想に迫る。
作中に「最強の楯と至高の矛、それらを生み出す職人集団が、同じ近江国に同居しているというのも不思議な話である」とあるように、滋賀が“主役”の小説でもある。「逢坂の関を越えると、眼下に雄大な琵琶の湖が広がる。傾いた陽に照らされた湖面が、まるで薄紅色の鱗を撒いたが如く煌めいて美しい」と、情景描写にも地元愛をにじませている。
今村さんは京都府加茂町(現木津川市)出身。
2017年春に、江戸時代の火消しを描いた「火喰鳥(ひくいどり) 羽州ぼろ鳶(とび)組」でデビュー。「八本目の槍」(2019年)で吉川英治文学新人賞、「じんかん」(20年)で山田風太郎賞、21年には「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞している。
直木賞は「童の神」(2018年下半期)、「じんかん」(20年上半期)に続く3回目のノミネートで受賞となった。京都新聞朝刊で、平家物語を題材にした「茜唄」を連載中。
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啓林堂・奈良店で買った本のサインです。
(後記)奈良新聞にも掲載されています。
奈良新聞WEB版から拝借しました。
(追記)
直木賞発表の動画
https://www.youtube.com/watch?v=nUBaLMZZouE
2月11日(祝日)ホテル尾花で直木賞作家の澤田瞳子さん、興福寺の辻明俊執事、目黒・奈文研研究員のトークイベントがあります。
15時から17時。2500円。30名限定。
~ボイスドラマ「龍華記」制作記念イベント~
直木賞作家・澤田瞳子と南都焼き討ちを語る
あの『龍華記』がボイスドラマ化されます!!
2018 年 興福寺中金堂落慶を記念して執筆された澤田瞳子氏による歴史小説『龍華記』。
南都焼き討ちをテーマとした本作では、平安時代末期を舞台に興福寺の悪僧(僧兵)である
範長を主人公に戦乱に巻き込まれる当時の奈良の様子が臨場感たっぷりに描かれています。
2022年2月末のボイスドラマ公開を前に、当館にて、この作品の著者であり第165回直木賞を受賞した澤田瞳子氏、興福寺東金堂院の発掘を担当した奈良文化財研究所・目黒新悟氏、そして興福寺・辻明俊師による対談が実現します。
この土地で聞く、この土地だからこそ感じることの出来る貴重なお話を、ぜひお聞き逃しなく。
くわしい案内は以下をごらんください⇒☆
あおによし音楽コンクール奈良の奥谷友子さんが先日来られ、楽しいお話を伺いました。
フェースブックで過分にご紹介されましたので、ブログでも紹介させていただきます。
あおによし音楽コンクール奈良のホームページです⇒https://aoniyoshimc.com/
【地元奈良からのご支援】
本日は主催するあおによし音楽コンクール奈良に平素よりご支援頂く、明治4年創業、器まつもり取締役社長の松森重博様にご挨拶に伺いました。
松森様には奈良ロータリークラブ様で卓話の機会も頂き、今月は大和高田ロータリークラブ様、来月は大和郡山ロータリークラブ様からも卓話にお声がけ頂き、大変有り難く思います☺️
松森社長は奈良の文化を発信するブログ、『鹿鳴人のつぶやき』でも、奈良の文化や魅力発信を頂き、商店街など地域経済活性化にも大変ご尽力頂いています。
本日は奈良市もちいどの夢CUBEに伺いチーズカフェsoanでランチを頂きました。
こちらでは、松森様が中心となられ、起業家を支援され商店街の活気と存続に大きな貢献をなさっておられ素晴らしい成功を収めておられます。
ソアンは、万葉時代の飛鳥の高級食材であったチーズ蘇(そ)と庵でsoanと名付けられたようで素敵なお名前です!奈良の大学にいらしたオーナー町田美保様が、東京から引っ越され奈良で頑張っておられて奈良県民としても嬉しく思います。
ラザニアが挟まれたボリューム満点のランチで美味しくおなかいっぱいになりました✨
『あおによし』は奈良の枕詞です。地元奈良のみなさまの応援もあってのことで、心強いです。
コロナが落ち着いたら沢山の地元奈良県民にも演奏会をお聴き頂けるよう願っています。
今年は予選を奈良、大阪、京都、兵庫、名古屋、広島、東京で開催します。
奈良から全国へ音楽が広がるよう発信して参りますので、第9回もご支援をどうかよろしくお願いします😌
一般社団法人 奈良地域デザイン研究所から、2月13日、筒井寛昭師(東大寺長老)の講演の案内が届きましたので紹介します。
「 お水取り 法会の原点、お釈迦さまを知る」
新たな春が平安で豊かな年であることを祈る東大寺二月堂の修二会。
今回は仏教の開祖で、修二会など仏教法会の原点である釈迦牟尼世尊の生涯や教えについて学びます。
日時:令和4年2月13日(日)14時~15時30分
場所:東大寺 二月堂 参籠所(二月堂の北側)
【プログラム】
・東大寺 筒井寛昭長老による「お水取り 法会の原点、お釈迦さまを知る」
・二月堂礼堂での参拝
・水取りの記事が掲載されている「ならら2月号」を進呈
申込方法:事前申込み(定員に達し次第、締め切ります)
メールで申し込み info@nara-design.org
(氏名、住所、TELの記載をお願いいたします)
申込期限:令和4年2月10日
注 意: 新型コロナの感染状況で、非公開になる場合があります。
参加費: 3000円(会員2000円、学生1000円)
定
員: 50名
主 催: 一般社団法人 奈良地域デザイン研究所
連絡先: 一般社団法人 奈良地域デザイン研究所
以前にも藤田美術館展開かれていましたが、今回は主に絵画を集めています。奈良国立博物館にて23日までとのことですので先日拝見してきました。
「本展は2019年春に開催した特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展」の続編で、今回は藤田美術館の所蔵品のなかから絵画作品を中心に構成し、様々な時代の名品を一堂にご紹介いたします。
明治時代に活躍した大阪の実業家であった藤田ふじた傳三郎でんざぶろう(1841~1912)の蒐集にはじまる藤田美術館の絵画コレクションには、日本絵画史を通史的に把握するために十分な質と量の作品が所蔵されています。本展ではコレクションの礎を築いた藤田傳三郎がどのような意識をもって美術品蒐集を行ったかに注目しつつ、各時代の名品を展示いたします。
また本展では、全74件の展示作品中、初公開作品が23件、藤田美術館外での公開が初めてとなる作品が19件を数えます。これらは、近年藤田美術館と奈良国立博物館が共同で行った所蔵絵画の調査によって確認された隠れた名品群です。本展では、国宝や重要文化財に指定されるコレクションを代表する絵画作品とともに、こうした隠れた名品をご覧いただきます。
2022年4月に控えた藤田美術館のリニューアルオープンを前に、コレクションの魅力を一層深く味わっていただく機会となれば幸いです。 」
奈良国立博物館のホームページです⇒https://www.narahaku.go.jp/
桜井市穴師の大兵主神社にお参りしました。
境内にある會津八一揮毫の万葉歌碑です。
天雲に近く光りて鳴る神の見ればかしこし見ねば悲しも
あまくもにちかくひかりてなるかみのみればかしこしみねばかなしも
歌の解釈:天雲の近くで光って鳴る雷のように、あの方にお逢いすれば恐れ多くて近寄れず、お逢いしなければ悲しいのです。
そして大兵主神社へいく手前の相撲神社です。
桜井市のホームページによれば「約2000年前、垂仁天皇のころ、大兵主神社神域の小字カタヤケシにおいて、野見宿禰と当麻蹴速が、日本最初の勅命天覧相撲を行った。これが日本の国技である相撲のはじまりとされている。」とのことです。
令和2年の初場所で優勝した奈良県出身力士である徳勝龍の優勝記念碑ができていました。
2020年2月26日、奈良市三条通りでの徳勝龍関の優勝パレードです。新型コロナの始まりの頃でした。ちょうど2年になろうとしています。
ショパンコンクールで2位になった、指揮者でピアニストの反田恭平さんのインタビュー番組です。
NHKならナビ (約7分間)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20220107/2050009378.html
奈良県知事も大和郡山市長もDMG森精機や奈良県民も応援している反田恭平さん、頑張って下さい。
反田恭平さんは奈良を選んだ理由として
・空気が澄んでいること
・文化歴史があること
・外国人がよく来る町
といっています。
荒井知事から表彰されたときの写真です。
シリーズ「ことしにかける」。
7日は、ショパン国際ピアノコンクールで第2位に入賞した、ピアニストの反田恭平さんです。
反田さんが思い描く“次なる夢”の舞台は、ここ奈良にありました。
反田さん率いる「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」は、来月から国内各地でのコンサートツアーを予定しています。
反田さんは、今後、指揮の勉強をするためにウィーンへの渡航も計画しており、奈良と往復する生活になりそうだということです。
5日、南市のえびすさんに合わせて、もちいどのセンター街では、恒例の甘酒の振る舞いをしました。昨年はコロナ禍で甘酒の振る舞いはできずマスクケースの振る舞いでしたが、今年は特製の甘酒の振る舞いできました。事務局のTさんが写真撮ってくれましたのでアップします。
たくさんのお客様にお越しいただけました。
コロナ対策をきちんと行いました。消毒液をおき、マスクとゴム手袋をして、カップにも蓋をかぶせての振る舞いでした。
12時スタートが、お客様の途切れることがなく、予定の大きな鍋一杯分が35分で振る舞い終了となり、今年の皆さまの健康と繁盛を願って三三七拍子でみんなで締めました。
皆さま、本年も、もちいどのセンター街をよろしくお願いします。
ことしは寅年ですが、
聖徳太子の寅の年の寅の日の寅の時、という話は有名です。それで寅の時とは何時か?ふと疑問に思って調べました。
夜11時から子のとき、1時から丑のとき、3時から寅のときと2時間刻みで24時間を割ることを初めて知りました。
泣く子も黙る丑三つ時とは怪談でよく聞く台詞ですが、1時から3時を4つに分けて、2時から2時半が丑三つ時になるとのことです。
ご招待をうけて、昨年末奈良での映画『なん・なんだ』の試写会に行ってきました。
知り合いの橋本 理さんによりますと
「私が裏方でお手伝いをした映画の試写会についてのご案内です。
奈良市出身の映画監督の山嵜晋平監督が、奈良や京都で撮影した映画」とのことで、今年1月15日に封切で全国順次公開になるそうです。
(画像はクリックすると拡大します)
画像はクリックすると拡大します
山嵜晋平監督ご出身の奈良の風景も出てきました。近鉄奈良駅あたり、白毫寺からの奈良の風景、若草山からの奈良の風景、薬師寺を望む大池あたりの風景、生駒山からの風景など・・・。
そして人の人生とは何なのか?
いろいろ示唆に富んだ映画でした。
2022年1月15日封切り、全国あちこちでご覧ください。
山嵜晋平監督のあいさつの様子。
いろいろな方の応援メッセージです。
予告編です→https://eiga.com/movie/96180/video/
映画のホームページです→https://nan-nanda.jp/
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