奈良の頭塔へ
先日、堺市の行基さんの大野寺の土塔を拝見しました。
そこで、奈良の頭塔を拝見してきました。頭塔は奈良市の破石バス停(市内循環道路)近くにあります。
ちょうど頭塔の東にあった宿泊施設が解体され更地になり、現在は東や北からもフェンスごしによく見えます。
また以前のように清水通の仲村表具店にお願いすると南から入って見学できるそうです。
頭塔の案内ホームページより⇒http://www.pref.nara.jp/6709.htm
史跡 頭塔について
史跡 頭塔は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔です。
かつて頭塔は、奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓との伝承があったため、この名称の由来とされてきました。その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は奈良時代の土塔として、学術的に位置づけされ今日にいたります。
そもそも頭塔の造営については、神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で二月堂修二会にがつどうしゅにえ行法(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当の良弁の命により造った塔であるとされています。
現在の頭塔は、南側については頭塔の森としての価値を認めそのままにし、発掘調査により遺構解明された北側のみを昭和61年から平成12年まで奈良県教育委員会が復元整備を行いました。
この頭塔に類似するものとしては、行基が関与した堺市の土塔があります。
写真は奈良の頭塔です。2021年9月25日撮影。
以前に当ブログに書いた頭塔の説明です⇒http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-ac51.html
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