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10月1日から、奈良交通バスが土日祝大幅減便と突然告知されました。これは困ったことです。突然のことです。
郊外路線で、今まで1時間に2本でも少ないと思っていたところが、なんと1時間に1本になります。
生活の足である、路線バスが少なくなるとたいへん困ります。
最近、タクシーも稼働台数が減っているようで、平日の近鉄奈良駅のタクシー乗り場で夜の9時、タクシーが来なくて40分待たされたという話を聞きました。
コロナ禍だけのことだと思いたいのですが、観光都市の奈良がだんだん足の便が不便になり、来られる方に不便な町になったり、住みにくくなるとは困ったことです。一方で高齢者の運転免許の返上を呼びかけているのに矛盾した出来事です。
行政の出動が必要だと思います。
奈良交通の路線バスのホームページです。⇒https://www.narakotsu.co.jp/news/news_1202.html
9月22日付。
路線バスダイヤの変更について―令和3年10月1日(金)より―
このたび、昨今のお客様のご利用状況に応じて、土曜日・日祝日ダイヤを中心に路線バスの運行回数および時刻の変更を行います。
ご利用のお客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申しあげます。
運行時刻等、詳しくは「奈良バスなびweb」で、検索の日付を「2021年10月1日」以降に切り換えてご確認ください。
時刻を変更するバス停留所にも変更内容を順次掲出いたしますので、併せてご確認ください。
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追記
9月30日。奈良県庁。奈良市役所。奈良交通にお願いに行きました。
単に税金による補助だけではなく、乗る人を増やす運動や特典を考える必要がありそうです。
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9月30日。朝日新聞にも載りました。(添付します)
堺市の行基さん生誕の地である、家原寺(えばらじ)を訪ねました。
文殊菩薩を祀る本堂
行基菩薩誕生塚と石碑に書かれています。
行基堂
広い境内はいま整備中とのことです。知恵の文殊さんをお祀りしてあることから、合格祈願など書かれた白いハンカチが本堂の壁にたくさん
掲げられていました。
堺観光ガイドです⇒https://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/35
奈良時代の高僧・行基が生まれた所で「知恵の文殊さん」として知られています。入学試験のシーズンになるとたくさんの人々がお参りに来て、本堂の壁や柱が「合格・昇運・祈願」と書かれたハンカチで埋めつくされます。毎年1月最終日曜日の「大とんど」は有名で、勢いよく天に向かう高さ5mもの巨大な炎に無病息災を祈願します。
所在地
堺市西区家原寺町1丁8-20
アクセス
JR阪和線「津久野駅」下車、南海バス「文珠前バス停」下車
料金
拝観料:200円
営業時間
拝観時間:9:00~17:00
お問い合わせ
施設名
家原寺
電話番号 072-271-1505
URL
http://www.chiemonjyuebaraji.jp/
先日、堺市の行基さんの大野寺の土塔を拝見しました。
そこで、奈良の頭塔を拝見してきました。頭塔は奈良市の破石バス停(市内循環道路)近くにあります。
ちょうど頭塔の東にあった宿泊施設が解体され更地になり、現在は東や北からもフェンスごしによく見えます。
また以前のように清水通の仲村表具店にお願いすると南から入って見学できるそうです。
頭塔の案内ホームページより⇒http://www.pref.nara.jp/6709.htm
史跡 頭塔について
史跡 頭塔は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔です。
かつて頭塔は、奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓との伝承があったため、この名称の由来とされてきました。その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は奈良時代の土塔として、学術的に位置づけされ今日にいたります。
そもそも頭塔の造営については、神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で二月堂修二会にがつどうしゅにえ行法(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当の良弁の命により造った塔であるとされています。
現在の頭塔は、南側については頭塔の森としての価値を認めそのままにし、発掘調査により遺構解明された北側のみを昭和61年から平成12年まで奈良県教育委員会が復元整備を行いました。
この頭塔に類似するものとしては、行基が関与した堺市の土塔があります。
写真は奈良の頭塔です。2021年9月25日撮影。
以前に当ブログに書いた頭塔の説明です⇒http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-ac51.html
行基さんゆかりの堺市の大野寺を訪ねました。お寺は閉門していましたが、すぐ近くの土塔を拝見できました。
一辺が53.1m。高さ8.6m。十二層まで復元されています。
半分が瓦を使って復元、半分は草が生えています。
すぐ隣は瓦を焼いた窯あとがあったということで、現在は広々とした公園になっています。
奈良時代の僧行基が建立したとされる大野寺の仏塔。発掘調査によると土を盛り上げた一辺53.1m、高さ8.6m以上の十三重の塔で、各層には瓦が葺かれていたようです。平成21年4月復元整備によって創建当時の姿が再現されました。
堺観光ガイドより。⇒https://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/26
土塔は、堺出身の奈良時代の僧、行基が建立したとされる四十九院のひとつ大野寺の仏塔です。平安時代の「行基年譜」には神亀4年(727年)の起工とあり、鎌倉時代の「行基菩薩行状絵伝」にも、本堂・門とともに「十三重土塔」と記された塔が描かれています。
発掘調査によって土を盛り上げた一辺53.1m、高さ8.6m以上の十三重の塔で、各層には瓦が葺かれていたことがわかりました。また、「行基年譜」と同じ「神亀四年」と記された軒丸瓦も出土しています。現在の姿は全体を盛土で保護し、十二層まで復元したものです。
全面に約60,000枚もの瓦が葺かれ、各層の垂直面にも瓦を立てて風雨による盛土の崩壊を防いでいたようです。文字を記した瓦が1,300点出土、大半は人名で行基と共に土塔を建立した知識と呼ばれる人々の名と考えられ、男女を問わず僧尼や氏族の名前も見られます。
土塔から北西約160mには土塔に使われた瓦の窯跡が2基見つかっています。約460m北方には行基が天平13年(741年)以前に造った薦江池(こもえいけ)ではないかと考えられる菰池(こもいけ)というため池もあります。
非常に貴重な遺跡のため昭和28年(1953年)国の史跡に指定、全国的にも古代の文字資料がこれだけまとまって出土する遺跡は珍しいといえます。
平成21年4月復元整備によって創建当時の姿が再現され、同時に立体模型や土層の断面展示、発掘調査の状況を再現したコーナーもできました。
所在地
大阪府堺市中区土塔町2143-1
アクセス
泉北高速鉄道「深井駅」より南海バス「堺東駅前」行き乗車「深井東町バス停」下車すぐ、または徒歩約1.1㎞
南海高野線「堺東駅」より南海バス「深井駅」行き乗車「深井東町バス停」下車すぐ
奈良市高畑町の頭塔
カンボジアのアンコールワット、
インドネシアのジョグジャカルタのボロブドゥール、そしてブランバナン寺院
を訪ねたことを思い出しました。
9月29日(水)夜8:15からのNHK総合テレビ、サンドウィッチマンの「ロコ(ローカル愛あふれる人)だけが知っている」に金魚すくいが取り上げられるとのことです。
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<ロコだけが知っている [新]▽サンド×地元愛▽新潟おにぎり&奈良金魚すくい▽永瀬廉
[総合] 2021年09月29日 午後8:15 ~ 午後8:42 (27分)
▼新番組サンドウィッチマン×地元愛バラエティー▼永瀬廉「おかえりモネ」気仙沼秘話▼新潟・おにぎりをおいしくするコツ▼奈良・金魚すくい名人▼小林幸子&青山テルマ
番組ページへ
出演者ほか
【司会】サンドウィッチマン,永瀬廉,【ゲスト】小林幸子,青山テルマ,【語り】西脇綾香
詳細
▼日本のお宝は<地元を愛する人=ロコ>だけが知っている!NHKの地域局が全国の地域のとっておきを徹底取材、地元の人だけが知る魅力を全国へ発信する“地元愛さくれつバラエティー”スタート!▼ゲストは新潟出身小林幸子&奈良出身青山テルマ&「おかえりモネ」亮ちん役のキンプリ永瀬廉▼コメどころ新潟の人だけが知る極上おにぎりを握る極意とは?▼奈良・大和郡山金魚のすくい達人がスゴ技“尾びれ外し”を披露!
** なら国際映画祭ニュースレター 9月号が届きましたので、抜粋を紹介します。
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こんにちは、なら国際映画祭事務局です。映画祭のイベント情報を配信させていただきます。
この度、芸術の力で次世代を担う子どもたちの応援プロジェクトとして2021年9月18日(土)〜20日(祝・月)の3日間にて、「なら国際映画祭 for Youth 2021」 (https://nara-iff.us6.list-manage.com/track/click?
11年目となる今年は「なら国際映画祭 for Youth 2021」と新たな名称に生まれ変わり、会期中は、次世代を担う子どもたちの才能を発掘するための3つのプログラム「ユース映画制作ワークショップ」「ユース映画審査員」「ユースシネマインターン」で映画祭を盛り上げます。
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プログラム1:映画を創る「ユース映画制作ワークショップ」上映会
写真:ユース映画制作ワークショップ2021 撮影の様子
中学生・高校生の若く新鮮な感性を信頼し、プロスタッフのアドバイスの元、夏休みの1週間、奈良の地で自由な映画づくりを体験します。
完成した映画と制作過程を記録したメイキング映像をイベント最終日の9月20日(祝・月)に東大寺総合文化センター金鐘ホールにて上映します。
メイキング映像はユースらが奮闘する様子や楽しむ様子を、奈良の風景とともに映し出します。
「ライフライン」「青い。」「SPACE」の3作品を上映予定です。作品は会期後、有料配信を予定しています。
プログラム2:映画を観て、審査する「ユース映画審査員」上映
写真:ユース映画審査員2020の様子
「ベルリン国際映画祭 ジェネレーション」推薦の長編映画5作品と「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」の推薦の短編映画5作品を9月18日(土)から19日(日)にユースらだけで審査をします。
20日(祝・月)17時30分からのクロージングセレモニーでユース審査員による各部門の最優秀作品「クリスタルSHIKA賞」の発表を行い、審査を通して世界情勢や文化も考えます。当日、ご来場者も同じ作品をお楽しみいただけます。
プログラム3:映画を魅せる・届ける「ユースシネマインターン」上映会
昨年より新設のプログラムで、参加ユースたちの行動力が試される実践型企画です。完成している実力派監督リム・カーワイ監督の映画作品をどうしたらより多くの人に知ってもらえるか、宣伝戦略やアクションプランを作成し、配給宣伝・広報活動もすべてユースメンバーで行い、最終日の9月20日(祝・月)15時00分に、トークイベント、作品上映会を行います。今回の作品「いつか、どこかで」は、映画流れ者(シネマ・ドリフター)を自称するリム・カーワイ監督が旅をしながら映画制作をおこなう、バルカン半島3部作シリーズの第2作目にあたります。
99分|カラー|日本語、中国語|英語・日本語字幕|2020年|中国/日本|
監督:ポンフェイ [鵬飛]
キャスト:國村 隼,ウー・イェンシュー,イン・ズー
あらすじ:日本に帰国し、数年もの間連絡が途絶えたままの残留邦人の養女・麗華を探すため、年老いた養母が中国から奈良県を訪れる。孫代わりのシャオザーと、偶然知り合った元警察官の一雄が加わり、3人の麗華探しが始まる。
本年度、なら国際映画祭は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」とコラボレーションいたします。
「なら国際映画祭 for Youth 2021」開催概要
名称:なら国際映画祭 for Youth 2021
主催:NPO法人なら国際映画祭
日程:2021年9月18日(土)〜 9月20日(祝・月)
会場:東大寺 総合文化センター金鐘ホール、春日大社
料金:前売券:(一般・学生)1000円, 当日券:(一般)1500円・(学生)
1000円
9月20日(祝・月)
・10時00分~12時00分 NARAtive2020「再会の奈良」
・13時00分~14時30分 ユース映画制作ワークショップ3作品上映会(3作品上映、メイキング映像)
・15時00分~17時30分 ユースシネマインターン(トークイベント&リム・カーワイ監督作品)
・17時30分~18時30分 クロージングセレモニー(授賞式、トークセッション予定)
奈良県知事の荒井正吾さんが、初めて本を書かれたということです。いま啓林堂・奈良店の店頭に並んでいます。
天智天皇、天武天皇のころからの奈良や国を振り返り、いろいろな時代を紹介して、これからのこのくにのかたちを書かれているように思います。
奈良県知事 荒井正吾氏著『このくにのかたちを考える』
時評社発行。2400円+税。391ページでしっかりボリュームがあります。
目次
はじめに
第1章 このくにのはじまりを考える
第2章 このくにのこころのかたちを考える
佐々木閑氏「仏教とは何か」
第3章 このくにのひとを育むかたちを考える
第4章 このくにのグローバル化時代を生き抜くかたちを考える
第5章 このくにの国土づくりを考える
座談会 「食文化への探求」林芳正氏(衆議院議員)、西井孝明氏(味の素(株)社長)
第6章 このくにの外交のかたちを考える
小倉紀蔵氏「韓国と日本、分かり合える関係を築くために」
第7章 このくにのものを決めるかたちを考える
対談 筒井清忠氏「彰往考来」の精神でこれからの日本が進むべき道筋を考える』
第8章 このくにを統べるかたちを考える
座談 佐藤優氏『情報と国際協調が、日本の安全を守る新たな力に』
第9章 このくにの地方自治のかたちを考える
あとがき
第7章までは何とか読みましたが、第8章のこの国を統べるかたちを考える、あたりは理解を超える難しい問題でした。
奈良新聞に連載されている美ビット見て歩きは98回。正岡子規の『病牀六尺』です。そういえば、9月19日は子規が亡くなった日です。
わたしも東京の根岸の子規庵は二度訪れています。(鹿鳴人のつぶやき⇒☆)
子規が住んでいた子規庵は戦災で焼けたあと復元されているということでした。
机のあたりがかつてのように展示してありました。机の切れ込みは足を立てて座ったとのこと、切ないことです。
奈良市内にもかつての旅館対山楼あとの天平倶楽部に子規の庭があります。東大寺大仏殿や春日奥山が見えて借景がすばらしいところです。
糸瓜棚です。
子規庵には布団に伏せる子規の写真がありました。
(いずれも写真は2017年10月14日。子規生誕150年の日撮影。)
美ビット見て歩き 私の美術ノート *98 川嶌一穂
正岡子規『病牀六尺』
写真 ワイド版岩波文庫『』の見返しに押した子規庵のスタンプ
年に一、二回、どうしても読みたくなる本がある。正岡子規(慶応3年9月17日<1867年10月14日>〜明治35<1902>年9月19日)が新聞『日本』に、死が訪れる2日前まで書き継いだ『病牀六尺』である。いつも夢中になって読みふけり、やがて辛すぎて途中で閉じてしまう。
父を早くに失った子規は、松山藩の儒者だった母方の祖父・大原観山に小学校入学前から漢文の素読を習った。観山は、「何ぼたんと教えてやっても覚えるけれ、教えてやるのが楽しみじゃ」と言って、可愛がった。生まれつきの天才というのはあるものだと、子規を読む度に思う。
明治16(1883)年、叔父の加藤拓川(たくせん)を頼って上京し、翌年大学予備門に入学する。同級の夏目漱石と寄席の話をきっかけに親しくなったことはよく知られている。
第一高等中学校在学中の21年にはじめて喀血。弱冠二十歳の若者が、翌年また喀血し、数年前から始めていた俳句で使用する号を「子規」とした。口の中が真っ赤で、「啼いて血を吐く」と言われるカッコウ科の鳥ホトトギスの、漢字表記の一つである。
拓川の親友・陸羯南(くが・かつなん)の世話で、陸の起こした『日本』新聞に入社し、台東区根岸の陸宅の隣、現在の子規庵に亡くなるまで住んだ。
28年、陸も強く止めたが聞かず、日清戦争従軍記者として大連湾を訪ねて、帰路の船中で喀血する。以後、肺結核から来る脊椎カリエスを発症。悔やんでも悔やみきれない大陸行きだった。
32年頃までは、まだ人力車で外出もしていたが、翌年は衰弱が激しく、子規庵での句会、歌会も中止となる。35年5月から「病床六尺、これが我世界である」と始まる『病牀六尺』を『日本』紙に連載し始めた。
本格的な文学論あり、気ままな世間話あり、もちろん病勢の描写もある。「足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。足あり、大盤石の如し。僅かに指頭を以てこの脚頭に触るれば天地震動、草木号叫…。」動かすこともできない、むくんだ足の描写である。
新聞社が病の進行を配慮して休載日を設けたとき、子規は「僕ノ今日ノ生命は『病牀六尺』ニアルノデス。毎朝寝起ニハ死ヌル程苦シイノデス。其中デ新聞ヲアケテ病牀六尺ヲ見ルト僅ニ蘇ルノデス」と、その日の休載を知って泣き出したと訴えている。
死の直後、母八重、妹律(りつ)と一緒に、子規の苦悩したままの寝姿を真っ直ぐに直そうとした時、母が「サア、も一編痛いというてお見」と涙をポタポタ落としながら言ったと、俳句の弟子・河東碧梧桐が伝えている。
写真は、平成20(2008)年にはじめて庵を訪ねたときに購入した『病牀六尺』に押した庵のスタンプ。現在の庵は、昭和20(1945)年4月の米軍機による空襲で焼失した後、弟子たちによって庭と共に復元されたもの。写真では見にくいが、子規がまだ座って仕事ができたとき、脚を固定するため机に大きな切れ込みが入っている。
以来、上京するとなぜか自然と足が向き、訪れるようになった。子規の故郷の四国松山にも何度も足を伸ばした。子規が転がり込んだ松山中学在任中の漱石宅・愚陀仏庵も、平成22(2010)年の土砂崩れで全壊する前に訪れることができてよかった。
柿の実が色づく頃には、東大寺転害門近くの「子規の庭」を再訪したい。従軍後、帰京途中に奈良に寄った折に宿泊した対山楼の跡地である。はじめてお邪魔した時はその見事な借景に驚かされた。
19日は没後120年祭となる子規の命日である。
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
=次回は10月8日付(第2金曜日掲載)=
メモ 子規庵 東京都台東区根岸2−5−11。JR鶯谷駅から徒歩5分。現在コロナ禍で休庵中。https://www.shikian.or.jp/
子規の庭 奈良市今小路町45−1。天平倶楽部内。近鉄奈良駅から「州見台八丁目」行き奈良交通バス3分乗車、「今小路」下車、徒歩2分。電話0742(27)7272。レストランは9月15日まで休業中だが、庭は見学可(鹿除けのすだれを移動して入る)。
https://www.tempyo.com/
http://shikinoniwa.com/about.html
先日、令和3年度文化庁芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)による、「奈良の祭りと地域活性化~伝統的な祭りを活かした現代の賑わいづくり~」という講演会がありました。
地域文化遺産を紹介するボランティアガイド育成講座ということで、主催はNPO法人、奈良国際協力サポーターです。
そこでオンラインのZOOMで、90分間、80枚あまりのスライドを使ってお話をさせていただきました。
主催された、NPO法人、奈良国際協力サポーターのご了解を得ましたので、以下のサイトに商店街でYOU TUBEにアップしてくれました。時間と興味がありましたらご覧下さい。
前半後半それぞれおよそ35分くらいずつあります。
前半⇒https://www.youtube.com/watch?v=wU33cBn3GV0
後半⇒https://www.youtube.com/watch?v=yOYXOT4iJhI
最初は、明治時代の古いもちいどのセンター街の写真。
そして戦前と思われる商店街での仮装コンクール。
戦後の様子。昭和30年奈良県で初めてアーケードが出来たのですが、アーケードのないころです。
そしてアーケードが出来てからのもちいどのセンター街。
このあたりから後半です。
1977年、近くにあった奈良市役所の現在地への移転。
30年間に通行量が半分くらいに減ったこと。もとパチンコ店の土地建物を商店街が購入したこと。
2007年、起業家支援施設である、もちいどの夢CUBEを建ててオープンしたこと。
それ以降のV字回復した商店街。
2017年の10周年記念祝賀会。10周年記念誌の発刊。
最後は、もちいどのセンター街を中心とする奈良中心市街地の商店街の12ヶ月ということで、1月から12月まで、お祭りを中心にお話しさせていただきました。
一部写真を披露します。
1958年頃。お祭りで太鼓を担いでいます(後ろ)。写真はクリックすると拡大します。
奈良市政60周年記念のお祭りに参加の餅飯殿商友会(現在の、もちいどのセンター街)の皆さん。見覚えのある方が多数参加されています。私の父もわたしも参加していました。旧奈良市役所にて。1958年。
もちいどの夢CUBEのオープン。2007年。
餅飯殿の町名の由来の話。
2021年4月より、奈良大学から國學院大學に移られた上野誠先生から以下の番組の紹介がありました。
「NHKの国際放送の
スピリチュアル ジャパン
に出演します。すでに、英語版は出ていますが、日本語翻訳版です。
9月15日(水)19時 BS1
です。
神楽の特集で「舞うことそのものがお祈り」、「上手い下手ではなく、神様に誠実に伝える、秘めることが大切」
などと話しています。
ご覧ください。
上野 誠
國學院大學国際交流センター
ホームページ
http://www.manyou.jp/
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(以下,NHKの番組案内です。)
スピリチュアルジャパン「神への舞」
[BS1] 2021年09月15日 午後7:00 ~ 午後7:25 (25分)
日本は舞の国!宿る神への思いを奈良春日若宮おん祭と全国の神楽で探る!神と人が遊ぶ無礼講!カナダ先住民と共通点?神楽の要は太鼓!上野誠と日本通エバレット・ブラウン
番組ページへ
出演者ほか
【出演】上野誠,エバレット・ブラウン,カーリー,三上敏視,【語り】川崎理加
詳細
闇夜に響く神職の声!大和中から舞が集まり奉納するおん祭九百年の伝統!民家で夜を徹し舞い明かす宮崎高千穂の神楽!酔った神に抱きつかれたカナダ出身女性!神々と人が共に遊び同じもの食べる意味・舞と無礼講の関係とは?全国74の神楽訪ねたミュージシャン三上敏視が太鼓の実演で舞の秘密に迫る!太鼓が命と神を表現する!舞は秘めるもの無我のもの!奥三河は湯に早池峰は獅子に神が宿る!神や精霊と踊るカナダ先住民のダンス
奈良県は宿泊施設と宿泊可能数が少ないということでしたが、奈良市には昨年来つぎつぎとオープンしています。今はコロナ禍で内外のお客様が少なくてたいへんな時期ですが、早い収束を願いたいものです。
サンルート奈良から、もと尾花座という映画館があったことにちなんで、ホテル尾花⇒https://obana.nara.jp/
登大路のもとオフィスビルを改装したホテルもオープン。
猿沢池そばの天平ホテルが長い改装工事を経て天平ホテルならまちとしてオープン⇒http://hotel-tenpyo-naramachi.jp/
高天交差点南の登喜モータープールの跡に、変なホテル奈良⇒https://www.hennnahotel.com/nara/
浮見堂南には、ふふホテル⇒https://www.fufunara.jp/
さらに9月16日荒池の近くにホテルオープンとのことで調べたら、もと土連会館という林業関係の団体のビルを改装してmirokuというホテルとのこと(以下の新聞記事)。⇒https://www.thesharehotels.com/miroku/
三条通りの南都旅館であったところがAPAホテルになって9月中にもオープンとのこと。
小西通りのホテル花小路も改装されてオープンされています。⇒http://www.hanakomichi.co.jp/
小西通りにはもう一軒、ただいま建設中、年内には完成するのではないでしょうか。
東向北商店街のカトリック幼稚園前にも、名前が変わってベーカリーホテル シャトードールとして再オープンされています。
名門の奈良ホテルも人気です⇒https://www.narahotel.co.jp/
そして奈良らしい落ち着いた少人数の宿泊施設もおすすめです。
和風のおもてなしの旅館松前⇒http://www.matsumae.co.jp/
小さなホテル奈良倶楽部⇒http://www.naraclub.com/
9月5日付、奈良新聞
本屋の店頭に早くも2022年の手帳がありましたので、早速いつもの手帳を買いました。
そして2021年は祝日がずいぶん移動されましたので、改めて2022年の祝日を調べてみました。
知らないうちに体育の日がスポーツの日になっています。
平成の日はありませんが、昭和の日が4月29日に残りました。
2022年1月01日 (土) 元日
1 2022年1月10日 (月) 成人の日
2 2022年2月11日 (金) 建国記念の日
3 2022年2月23日 (水) 天皇誕生日
4 2022年3月21日 (月) 春分の日
5 2022年4月29日 (金) 昭和の日
6 2022年5月03日 (火) 憲法記念日
7 2022年5月04日 (水) みどりの日
8 2022年5月05日 (木) こどもの日
9 2022年7月18日 (月) 海の日
10 2022年8月11日 (木) 山の日
11 2022年9月19日 (月) 敬老の日
12 2022年9月23日 (金) 秋分の日
13 2022年10月10日 (月) スポーツの日(体育の日改め)
14 2022年11月03日 (木) 文化の日
15 2022年11月23日 (水) 勤労感謝の日
9月に入り天候もすっかり秋の雰囲気になってきました。猿沢池から五重塔を望む。9月6日撮影。
奈良県立美術館では、9月23日から11月14日まで、生誕200周年記念ということで、森川杜園展が開かれます。
「奈良県出身の彫工・森川杜園(もりかわ・とえん 1820-1894)は、奈良の伝統工芸の一つ・奈良人形(一刀彫)の名手として知られています。また、明治期には正倉院宝物をはじめとする県下の名宝の模写・模造にも取り組み、国内外の博覧会で受賞を重ねるなど、日本の彫刻史に確かな足跡を残しました。生誕200周年を記念する本展では、杜園の卓越した技術が発揮された名品の数々を展示し、その魅力溢れる造形世界を紹介いたします。」
ホームページです⇒http://www.pref.nara.jp/11842.htm
帯解の古墳時代とワニ氏
https://www.city.nara.lg.jp/site/bunkazai/116015.html
の展覧会の案内です。奈良市埋蔵文化財調査センターにて。ホームページ⇒☆
ベンショ塚古墳は以前に行きました。当方ブログより http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-b790.html
「下山交差点近くのベンショ塚古墳。こんなところにも古墳があるとは地元の人もあまり知られていないのではということでした。
「周濠をもつ70mの前方後円墳。築造は5世紀と思われる。」とのこと。
現在頂上部には稲荷神社がお祀りされていました。」
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