龍田古道 2 (JR河内堅上駅から高井田駅まで)
続いて、JR河内堅上駅からところどころ家があったりブドウ畑があったり、大和川は見えず、山道を歩きました。
住宅やグラウンドがある中にかつての青谷遺跡ー竹原井頓宮跡ーとの表示です。聖武天皇などが滞在したとのことです。
少しわかりにくかったのですが、青谷の吊り橋を見つけてわたりました。かつては青谷の渡しがあったとのことです。
吊り橋から上流方向。
吊り橋から下流方向。工場が大きく見えます。
吊り橋を渡り終えて。
しばらく国道25号線を歩き、工場横を右にまがり歩きました。このあたりどの道か表示もなくやや心配になったところで国分神社が見えました。やれやれ、木陰で昼食休憩です。
休憩後、鎌倉期にできたという国分神社を参拝して、本殿のちょうど裏にある松岳山古墳(まつおかやま)に登りました。
墳頂部です。130mの前方後円墳ということです。石棺がバラバラになっている様子です。
しばらく住宅街を歩くと、大和川親水公園が広がっています。いざという場合はヘリポートになるところがイベント広場です。
このあたり江戸時代に堤防が造られ、国分の町ができたということです。
大きな国豊橋を渡りました。歩いてきた上流方向を眺めました。反対方向には近鉄大阪線の鉄橋が見えました。
JR高井田駅近くの史跡 高井田横穴公園へ。
たくさん横穴古墳がありました。
ようやくJR高井田駅へ到着。ぶらぶら歩いたり見学したり写真を撮ったり、休憩したりして、ゆっくり4時間かけて歩きました。そんなにアップダウンはない初心者も歩けるコースとのことでしたが、運動不足ゆえかくたびれました。
結局三郷駅から高井田駅へ2駅分歩きました。帰りのJRの王寺駅行の先頭車両から、歩いた2駅分をしっかり眺めました。
龍田古道、大和川、JR大和路線、国道25号線、信貴山、明神山いろいろ織りなす面白いコースです。奈良盆地の川の水はここに集まってきています。亀の瀬あたりが地すべりで大和川が塞がると奈良盆地は大洪水になるかもしれないと想像したことです。かつて奈良盆地が大きな湖の時代があったと言うことですが、亀の瀬あたりがダムのようになっていたのでしょうか、そのあたりを知りたいと思いました。
亀の瀬あたりの地すべり工事は、国土交通省の長年にわたるビッグプロジェクトであるとのことです。
姫路市在住の奈良まほろばソムリエの池内さんの「やいちの歴史探訪」高井田駅から三郷駅へ歩かれたブログもたいへん参考になりました。ありがとうございました。→http://www.mahorama.info/posts/post14.html
(おしまい)
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