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2021年3月21日 (日)

「奈良万葉の旅百首」

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万葉学者の上野誠先生の監修を受けて、奈良まほろばソムリエの会による「奈良万葉の旅百首」は2月末に刊行されました。

小西通りの啓林堂書店・奈良店では一般の部で、1位をつけてよく売れているそうです。

奈良県を桜井を出発点として、奈良市東部まで11地区に分けて実際に訪れて読みやすく編集されていますので奈良を歩くには便利と思います。

この本は、わたしも理事を務める奈良検定の最上級である「奈良まほろばソムリエの会」のメンバー60人が手分けして、万葉集の奈良で詠まれた歌について書いたものです。

わたしも二首担当しました。

P220,佐保過ぎて奈良の手向けに置く幣は妹を目離れず相見しめとそ  長屋王

P230,あをによし奈良の大路は行きよけどこの山道は行き悪しかりけり 中臣宅守

原文に訳文もついていてわかりやすく書かれていると思いますのでどうぞお読みいただき奈良の旅を楽しんでいただければ幸いです。

 

2年前に奈良まほろばソムリエの会が刊行した「奈良百寺巡礼」と合わせて利用頂くとよりよく奈良を旅することが出来ると思います。

わたしも1度読み、2度目は、原文と訳文も合わせて読んでいます。なかなか奥深いものがあります。

奈良まほろばソムリエの会の専務理事の鉄田憲男氏が奈良新聞の連載「明風清音」に3月18日付で、以下のように紹介しています。

(画像をクリックすると拡大します)

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コメント

松森さん、ご紹介ありがとうございました。
知人から「万葉集を勉強しようと思って読み始める本というより、興味がなくても気軽に手に取れて、そのうち万葉集が好きなるという本ですね」という感想をもらい、喜んでいます。
奈良県民の中にも「ワシは万葉集は嫌いや」という人がいますが、ぜひ気軽に手に取っていただきたいと思います。

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