継承したい「半藤史観」
1月に半藤一利さんが亡くなられました。ときどき読んでいた半藤さんの本を、もういちど読み始めています。『昭和史1926年から1945年』を読み終えたところです。
ちょうど保阪正康さんの「半藤史観」過ち反省する良心を守る、という記事を読みましたのでアップします。
いわく、半藤史観とは、「三角すい」にたとえるとわかりやすい。
見える三つの三角形は、
事実の探究・・・実証主義的に史実を確認すること
平易な文体・・・誰にでもわかるように語ること
市民の視点・・・戦争で犠牲になった人の目の位置を決して崩さない
そして見えない底辺には、半藤さんの戦争体験がある。
▽史実を確認するのは人間と人間との真剣勝負である
▽半藤さんのふたつの言葉を紹介されています。
ひとつは、日本人の賢明さの証を示すことだ、反省する良心を守ることだ
もうひとつは、二度と戦争をしないと誓ったこの国は戦後守っている、そのための昭和史研究なのだ。
(以下クリックすると拡大します。記事は奈良新聞より拝借)
西暦と元号の早見表を作ってみました。
ダウンロード - e8a5bfe69aa6e383bbe58583e58fb7.xlsx
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先日の朝日歌壇に「戦争を知らないわれが引き込まれ読みてつぶさに知りし『昭和史』」(中央市、前田良一)の歌がありました。中央市がどこにあるかも知りませんが、同姓同名の先輩記者かもしれません。同感だなと思いました。
投稿: 小久保 忠弘 | 2021年2月20日 (土) 12時08分
小久保さん
コメントありがとうございます。
高校の日本史でも明治以降は授業ではありませんでした。特に、昭和史の戦前はよく知りませんでしたので、半藤さんの昭和史のシリーズは貴重です。本もかなりの量ですが順に読んでいきたいと思っています。
昭和は戦前と戦後で元号が変わっていても良いと思います。
昭和戦前と昭和戦後とか。
投稿: matsumori | 2021年2月20日 (土) 17時11分