1月16日から広重の名所江戸百景展
奈良県立美術館では、1月16日から3月16日まで、広重の名所江戸百景展がひらかれます。
ホームページによれば、
企画展「広重の名所江戸百景 併催:新収蔵品・新寄託品を中心に」
前期:2021年1月16日(土)~2月14日(日)
後期:2021年2月16日(火)~3月14日(日)
歌川広重(1797~1858)は、江戸時代末期に浮世絵風景画の名手として活躍した浮世絵師です。代表作の「東海道五十三次之内」(保永堂版五十三次)は、一説によれば、広重の東海道中の体験をもとに描いたと伝わります。その旅情溢れる浮世絵は江戸時代の人々の人気を集めました。
広重の「名所江戸百景」は江戸人の広重が晩年に描いた「江戸」の名所絵です。浮世絵は庶民が気軽に入手できる大量生産の版画で、描かれる対象は庶民の暮らしや関心事に密着していました。「名所江戸百景」は江戸の人々が自分たちの生きる都市の「名所」を再確認する浮世絵だったのでしょう。
本展では、広重の描いた「名所江戸百景」を前期・後期に分けて全点展覧します。また、近隣の美術館の協力を得て、広重の「東都名所」シリーズや「東海道」シリーズを展示に加え、江戸の人々も夢中になった広重の浮世絵風景画の魅力を伝える機会といたします。
併催の「新所蔵品・新寄託品を中心に」では、近年当館所蔵・寄託となった作品のうち、初公開の作品を含む絵画、彫刻、工芸、版画作品を展示し、当館の活動の一端を紹介いたします。
[展示構成]
序 浮世絵師歌川広重
1 日本の名所絵
2 広重の名所絵
3 館蔵コレクションにみる名所絵
4 広重の名所江戸百景
5 新収蔵品・新寄託品を中心に
[主な展示作品]
歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」
歌川広重「東海道五十三次之内 庄野白雨」
歌川広重「東都名所 吉原仲之町夜桜」
葛飾北斎「富嶽三十六景 江都駿河町三井見世略図」 他
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