『大和の古墳を歩く』
この11月15日に『大和の古墳を歩く』という古代史探訪の最適なガイドブックが出版されました。
著者は、何度か講演を聞いたり、平城京散策でご指導いただいた、元奈良市埋蔵文化財調査センター所長であり、現在奈良県立橿原考古学研究所共同研究員である、森下惠介先生です。同成社発行。2400円+税。238ページ。
はじめに
古墳とは何か?/さまざまな古墳/こんなにおもしろい大和の古墳/古墳見学のポイント
Ⅰ 大和東南部の古墳 纏向古墳群など
Ⅱ 大和北部の古墳 佐紀古墳群など
Ⅲ 大和北西部の古墳 生駒と平群の古墳など
Ⅳ 国中と大和西南部の古墳 馬見古墳群など
Ⅴ 飛鳥と高市の古墳
Ⅵ 宇智と吉野の古墳
Ⅶ 宇陀と都祁の古墳
奈良県がほぼ地域に分けて網羅されています。
それぞれの古墳が全体の写真とか図、石室内部の写真、出土物、地図などでくわしく説明されています。
またそれぞれの地域の古墳の探訪コースを紹介されています。
古墳探訪はウォークとしてもとても良いと書かれています。
まほろばソムリエの検定試験では古墳はよく出題されますが、なかなか適当なテキストがなく、勉強に苦労する分野ですが、この本はとても良いテキストだと思います。
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