春日大社 映像とピアノ演奏奉納へ
9月20日夕方6時から始まる、なら国際映画祭の映像詩「春日の調べ」のチケットをうまく買うことが出来て、春日大社にお参りしてきました。
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最初は春日大社、感謝と共生の館にて。コロナ禍のため、50数人です。
席は正面の前から2列目で大きな画面でゆっくり見ることが出来ました。
中野聖子・なら国際映画祭理事長の司会、保山耕一さんのスピーチのあと50分間の映像。
保山さんが前日まで編集したという映像は息もつかせない50分間の見事な映像でした。ピアノは川上ミネさん。
神職による大祓詞の奏上、桜、藤、鹿、雨、霧、若草山からの御蓋山の雲海、月、夜明け・・・・・。
そのあと若宮社へ25人ずつ分かれてお参りしました。神職の阿久津さんの説明を聞きながら、南門から番号順に、本殿前の林檎の庭に特別に作られた椅子席へ。
わたしは、ピアノのすぐうしろの中門を拝む一列目に座ることが出来ました。
春日の大神に宮司さん、保山耕一さん、川上ミネさん、参列者一同でお参りしました。
そして花山院宮司のご挨拶。素晴らしいしつらえの場所でのピアノ奉納に参列できる有り難さを感じました。
大きな和ろうそく2本が灯る中、川上ミネさんのピアノ奉納が始まりました。最初の曲は30分くらいあったでしょうか。
キューバでかつて川上ミネさんが、「音楽で世界を旅しましょう」と語っておられたのを思い出して、どういう曲か想像しながら聞くことでした。
1曲目が終わり、川上ミネさんのごあいさつ。
そのあと暗いところで写真タイムもありましたが、わたしのカメラと腕ではうまく撮れませんでした。
そのあと合計5曲くらいのすばらしい演奏がありました。
ピアノの88のすべての鍵盤を使っているのではないかと思いました。
一番低い音の連続は何かを暗示していると思いました。
春日大社の、水の変化、霧、雲などを表現したという「水」というテレビでも放送されたという曲も弾かれました。
最後の曲は、和ろうそくも燃え尽きて、中門などをわずかに照らす照明も消され、明かりのない中での演奏でした。
人の目はえらいもので、明かりが何もない中でも、空の雲の薄明かりであたりを見ることが出来ました。
川上ミネさんの熱演は1時間半、夜9時半になっていました。
最初、この日、春日大社にお参りした夕方5時から4時間半、得がたい時を過ごすことが出来ました。
なら国際映画祭でも屈指のプログラムでした。たぶんメインイベントといえると思います。
中野聖子・なら国際映画祭理事長さんスタッフの皆さん、
花山院春日大社宮司様はじめ春日大社の皆さん、
映像作家保山耕一さんスタッフの皆さん、
川上ミネさん
はじめ皆様ありがとうございました。
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