8月23日まで奈良市入江泰吉記念写真美術館
コロナ禍のせいなのか、奈良市の予算が少ないのかどうかわかりませんが、近頃、奈良市写真美術館の告知を見ませんでした。
でどうなっているのかと先日訪ねたところ、会期をスライドして静かに8月23日まで行われていました。
せっかくの展覧会なのにもったいないと思いました。
写真美術館のHPです→http://irietaikichi.jp/
入江泰吉「奈良 古色大和路」展。
西塔がまだ再建されていない頃、西塔の芯礎の水たまりに写る 東塔です。
有名なもう見ることは出来ない懐かしい写真です。
同時に開催されているもうひとつの写真展です。
エベレストや世界で2番目に高いK2に挑戦する山岳写真家の石川直樹さんの写真展です。K2の8000m地点であと600m先の頂上へのルートは雪がやわらかくて危険だというシェルパのアドバイスを受けて登頂の挑戦を断念されました。断念も2回目であったということです。会場にはNORTH FACEの大きなテントが張ってあり、中には、小学館の話題のSUMO本、超大型本の石川直樹さんの本も展示されていましたのでゆっくり拝見できました。
またビデオも流れていました。この暑い中、とても涼しく感じる写真展でした。
Lmagaによれば、
石川直樹(1977~)は、世界の名峰を登山し撮影した作品で知られる写真家。彼は17歳の時にインド・ネパール旅行を経験し、そこから冒険家の生活を始めた。2000年に北極から南極まで人力で踏破する「Pole to Poleプロジェクト」に参加。登山は2001年に世界七大陸最高峰の登頂を当時世界最年少で成し遂げるなど、輝かしいキャリアを誇る。日本写真家協会新人賞(2007年)や講談社出版文化賞(2008年)を受賞するなどし、写真集も多く出している。
本展では、2度目のエヴェレスト登頂(2011年)と、2度にわたるK2遠征(2015年、2019年)で撮影した写真を展示する。世界最高峰の山の現実、世界第2位の難峰へ向かう道程を捉えた作品には、山や氷河だけでなく山岳地の街道やシェルパ(登山支援をおこなうネパールの高地民族)、村人の姿も捉えられており、山で人間が生きるとはどういうことかを問いかけてくる。いわゆる山岳写真とは一線を画した作品は、見る者に大きな気付きと感動を与えてくれるだろう。
なお、展覧会初日の6月1日は「写真の日」につき入場無料。また、入江泰吉「奈良 古色大和路」も同時開催されるので、併せて楽しんでほしい。期間は8月23日まで、料金は一般500円。
文/小吹隆文(美術ライター)
とのことです。
どうぞ高畑町にある、入江泰吉奈良市写真美術館にも足を伸ばしていただきたいと思います。(駐車場も1時間無料です)
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