保山耕一さんの上映会「燈花会」へ
8月2日、6ヶ月ぶりに保山耕一さんの上映会が奈良県バスターミナルのレクチャーホールで開かれました。
あまり事前告知はありませんでした。
16時と19時の2回公演。奈良県と近県の人限定で1週間ほど前、フェースブックで300人定員のところ1回公演100名限定で募集されそれぞれ即日満席となりました。
幸いわたしはうまく応募できましたので拝見してきました。
ステージも聴衆もマスクで無言ですすめるとのこと。席も3人分で一人使用というとてもゆったりした配置ながら、100名入った場内は静かで緊張感がありました。ステージにも燈花会の燈、座席の近くにも燈(いずれも電池式です)。
支配人の清水さんの影アナウンスと拍子木で始まりました。
上演されると撮影はお控えくださいとのことでしたので、テロップのみ拾います。
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「祈りの風景 なら燈花会。」
「陽はまた昇る。」
早朝の平城宮跡の情景。朱雀門が見えてガス、霧がかかり日の出の様子。神々しい映像です。
奈良県奈良公園室長の竹田さんとなら燈花会のつい最近まで会長の中野聖子さんも実際に会場に
おられましたが、大画面に映像で登場。ご挨拶がありました。
竹田室長から「いつもは5日から14日まで奈良公園で燈花会が開かれる。ことしは出来ない。
きょうこのバスターミナルで燈花会が開かれる」とのご挨拶。
中野聖子さんから、「ピンチはチャンスです、ことしはおうちで燈花会を。
ことしは三社寺。春日大社、興福寺、東大寺から揃って火をはじめて分けていただくことになっている。
1999年以来、初めてのことです。おうちで燈花会も初めてのことですし、保山耕一さんには映像をたくさん撮っていただいていたが、
きょうの燈花会の上映会も初めてのことです。やはりピンチはチャンスだと思います」とのことでした。
そして尾形裕明実行委員長からは、ことしはそれぞれ日本国中、HPを見てもらえば燈花会セットを購入できるので
それぞれで燈花会をしていただき、またサプライズで日時は言えないけれどわれわれも燈花会を
行い、全国にオンラインで配信したい」とのことでした。
そして保山耕一さんの春日大社の万灯籠の映像がながれました。
春日大社の大祓詞(おおはらえのことば)の祈りが神職らによって奏上される中、
書家の桃蹊さんにより太筆で書が書き上げられました。あとで伺うと、「ふたつの祈り」ということでした。
わたしには神様と祈る人のようにも見えました。
祈りの上映会。2019年の燈花会の映像。
ピアノ:野上朝生さん 二胡:木塲孝志さんの演奏が流れるなか、
奈良公園の飛火野、春日野園地での燈花会の素晴らしい保山耕一さんの映像が流れました。
さらに猿沢池、興福寺の映像。国宝館の薬師如来像らへの興福寺僧侶による祈りの読経。
浮見堂の昼と燈花会の映像。
東大寺の大鐘の響く中、大仏殿や大仏様の映像。
そして2018年の燈花会の映像が流れ、最後に「世界に平和な日常が戻りますように」とのテロップが流れて終了しました。
最後に出演者の皆さんの登壇。大きな拍手が巻き起こりました。
保山耕一さん皆様お疲れさまでした。
これからも奈良県バスターミナルのレクチャーホールでの保山耕一さんの上映会が開かれることを期待したいと思います。
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保山さんの上映会、無事終えられてお喜び申し上げます。
私は参加できませんでしたが、友人から感動の報告を頂きました。
いつもfacebookで保山さんの病気のご様子を拝見しております。
ご活躍応援しております。
投稿: 長谷川加奈美 | 2020年8月 3日 (月) 10時54分
映像は大きな画面で観ると素晴らしく感激が大きい。コロナでもこういったイベントは不要でなく必要。保山さんの映像へのコメントは聞きたかった。会場が冷房が効きすぎ寒かったのが残念。
投稿: 山本はじめ | 2020年8月 3日 (月) 17時40分