大仏様参拝
東大寺戒壇堂の参拝のあと、東大寺大仏様を参拝しました。
大仏殿の他の仏像もゆっくりお参りできました。
精密な模型が北西のかどに展示されています。
奈良時代の大仏殿と七重塔
鎌倉時代の大仏殿
江戸時代から現在の大仏殿
いつも御朱印のところは長い行列であきらめていたのですが、いまは行列はなくすぐにいただくことができました。
中門の手前西に會津八一の歌碑があります。
服部素空氏のHPより http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/81top.html
おほらかに もろて の ゆび を ひらかせて
おほき ほとけ は あまたらしたり
「天地の空間に広く満ち広がっておられる。“大仏は、宇宙に遍満(へんまん)すとも、或いは宇宙と大さを同うすともいふべし。これを「あまたらす」といへり。「たらす」とは「充足す」「充実す」の意なり。”自註鹿鳴集」
歌意
大きくゆったりと両手の指をお開きになって、大仏様はこの宇宙に広く満ち広がっておられる。まるで宇宙そのもののように。
明治41年八一が訪れた時は大修理中で、正面の高い足場から参拝したと言う。そうした視点が「あまたらしたり」に関連したのかもしれない。南京新唱の30首目に出てくる東大寺の歌は、大仏を簡潔にとらえ、かつ仏教の宇宙観も詠みこんでいる。歌碑が南大門と大仏殿の間にある。2000年9月23日、友人達と訪れた時、その大きさと見事さに感銘した。(歌碑建立は昭和25年10月)
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