奈良の旅
奈良はイベントや催しが多いのでブログには困らないと思っていたのですが、最近は中止が多くて困った状況です。コロナが早く収束して多くの人に奈良への旅を楽しんでいただきたいと思います。
さて「奈良の人が奈良に泊らない」とよく言われますし、統計でも出ています。そんな中、昨年学生時代の友人たちが「奈良で合宿しよう」と奈良に来てくれました。わたしも旅人としてならまちの旅館「松前」にいっしょに泊りました。
その時のことを短歌にして、ロータリークラブの全国版の冊子に初めて投稿したところ、なんと入選しました。選者は佐佐木幸綱先生です。NHKの万葉集講座でも拝見しましたし、朝日歌壇選者、NHKでも朝日カルチャーでも著名な先生ということです。面はゆいことですが紹介します。
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「ロータリーの友」4月号より。
ロータリー歌壇 佐佐木幸綱先生選
旧き友とひさびさの奈良の合宿をわれも楽しむ旅人として
(評)昔からの長いつきあいの仲間と、年に一度くらい、日本各地で、何泊かの合宿をつづけておられるのだろうと思います。地元・奈良での合宿だけれど、皆に合わせて、旅行気分を味わっている、というのです。日本文学史で「旅人」は独特のイメージとニュアンスを持ってきました。西行、芭蕉、若山牧水、種田山頭火・・・。この作者も、そんな文学史の一端に連なる思いなのでしょう。
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ご入選おめでとうございます。なんと佐佐木幸綱氏といえば、弟子に俵万智ら多数。あの「ゆく秋の大和の国の薬師寺の~」の作者、佐佐木信綱の孫ですね。国学者にして大歌人の家系。たしか息子さん2人も歌人です。スポーツ系の人ですから「合宿」の言葉に打たれたのかも。信綱は奈良高校、吉野中学の校歌も作詞しています。
投稿: 小久保忠弘 | 2020年5月21日 (木) 00時14分
小久保忠弘さん
コメントありがとうございました。
初めての投稿で、批評入りの入選でびっくりしました。ありがたいことです。佐佐木幸綱先生は、それだけ、奈良の高い価値を認められているのではと思いました。
投稿: matsumori | 2020年5月21日 (木) 00時44分