2月1日の保山さんの上映会の点描
2月1日、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで保山耕一さんの上映会があり、新型ウィルス騒ぎなどマスクで封じて、無事に満員の盛況で開かれました。
奈良百寺巡礼コーナーは、奈良市富雄の王龍寺。飛鳥カントリークラブのゴルフ場の先にある別天地のような森の中のお寺です。聖武天皇の頃からの歴史のある名刹。江戸時代禅宗の黄檗宗になったと伝わります。出演は副住職と奈良まほろばソムリエの会副理事長の小野哲朗さんでした。王龍寺のHPでくわしくお寺の様子が伝えられています→http://oryuji.com/gaiyou.html
保山さんの映像。(リハーサルの時撮影)本堂の中の磨崖仏。
奈良県の吉野杉でギターの表の板を作成したというギターの作者とギターのバッハなどの演奏がありました。素晴らしい演奏であり音色でした。
この日は、ならどっとFMの「岡本彰夫の奈良奥の奥」の公開収録でした。
和太鼓あり、吉野からのレポートがあり、故郷のうたがあり、盛りだくさんの素晴らしい内容でしたがこれは後日の放送をお楽しみにして下さい。
春日大社元権宮司の岡本先生と金峯山寺の長老の田中利典師の対談がありました。神と仏のお話。その両方を父と母として生まれた修験。神仏習合についてなど興味深く映像の、後ろの金峯山寺の護摩焚きが終わるまで30分間熱心に行なわれました。本も出ています→www.narahon.com/book/2014/08/30/4
休憩後、保山さんの映像上映と解説がありました。
宇陀の竜王ケ淵の雪の映像。加古隆さんの曲を、森麻季さんが歌われました。音楽に負けない映像を撮るというのが常に目標だと語られました。
そして保山さんの6年前の東京有明のがんセンターでの体験が語られました。完全な空調の中見る風景への違和感。5センチの隙間からの風を感じたこと。散歩して落ち葉を踏んだときの感覚。
そして、田原本町の寺川の水仙の映像、すみかおりさんのピアノ演奏でした。
そしてがんセンター病院での七夕の短冊へのたくさんの願い。しかし、自分がしんどいとき、自分のことをお願いするのではなく他の人の願いをお願いすることが大事だと思ったと強調されました。
飛火野や春日大社の2年前の雪の映像が上映され、ピアニストの野上朝生さんの演奏がありました。
3時間あまりに及ぶ2月の上映会も盛況のうちに終了しました。
ひとつ蛇足ながらご報告。
この日の前説は支配人の清水真貴さんのお話でした。
その途中にわたしも1週間前に短歌を作るよう要請がありました。そしてステージで読むように言われました。
最近の保山さんのYOUTUBEでの水仙の映像を見て詠んだ一首です。
水仙が水のしずくに映りたり奈良般若寺の大寒の頃
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