奈良国立博物館へ
15日からの春日若宮おん祭の大宿所詣を前に、現在、奈良国立博物館で行なわれている特別展を見てきました。鹿鳴人のつぶやき12月2日を参照→http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-4de142.html
毎回みても新しい発見があります。
そして今回は法隆寺金堂壁画の写真ガラス原板特別展を見ました。初めて見る法隆寺金堂の壁画です。昭和24年に消失したのですが、保存されているとのことなど断片的には聞いていました。
金堂の中の12の面に大小の壁画があり、1番から12番まで壁画には番号がついていました。
昭和12年、文部省の国宝保存事業として撮影されました。京都の便利堂が全部で363枚に分割撮影するという質量ともに空前絶後の事業で二ヶ月半も費やされました。
平成27年(2015)にはこれらの写真の歴史的、学術的意義があらためて評価され、国の重要文化財に指定されました。
そして金堂壁画の模写(昭和の模写)も展示されていました。
消失した壁画も原寸大の写真で展示されていました。(旧1号壁)
以下、図録より
法隆寺金堂壁画ガラス原板、第六号壁、阿弥陀如来像(奈良・法隆寺)
法隆寺金堂壁画写真原版、第一号壁、赤外線写真、比丘(京都・便利堂)
第六号壁、第2列の2、原板を陽画(ポジ)に反転させた写真
法隆寺金堂外陣旧壁画 第一号壁、
昭和の模写、第六号壁、阿弥陀如来像
この機会にぜひご覧になることをおすすめします。1月13日まで。
特別展のHP→https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2019toku/glass/glass_index.html
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