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10月26日、いよいよ行基さん大感謝祭です。春日大社の飛火野で、11時から3時過ぎまで。
以下のいろいろな催しが行なわれます。
3時半から行基像を先頭に薬師寺、高次喜勝さんを導師に東大寺大仏さまを参拝します(150名まで、受付は当日飛火野会場にて)私も飛火野会場に参加します。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
そしてすぐ近くの奈良国立博物館の仏教美術資料研究センター(重要文化財)では10時受付、10時30分から12時30分まで、行基集団の実像に迫るというシンポジウムが行なわれます。
当日参加OK、入場無料。東大寺の佐川宗玄長老、春日大社今井祐次禰宜、近藤康司近畿大学講師、歴史作家の澤田瞳子さんが登壇されます。
26日から始まる正倉院展の時のスタンプラリーのことしの冊子です。B5版ながら広げると8倍の大きさになります。B2というのでしょうか。
とても工夫されています。
そして英語表記もされています。店の名前も業種も日本語とともに英語表記されています。
そして元号の令和の出典となった、万葉集の説明を日本語と共に英語でもされています。外国の人に正確にわかり、そしてわかりやすい英語です。並べて読んでみてください。
なお今回英語への翻訳にご協力いただいたのは、高校の頃アメリカ留学を果たしビジネスマンとして長らく海外生活を送られた同級生の奥田勝紀さんです。日頃奈良の美しい写真を撮って英語で発信されています。
彼からのメールです。奥田勝紀(まさのり)さんありがとうございます。
「先日、私の Instagram に正倉院展の季節と題してナンキンハゼの写真をアップしたのですが、これまで奈良を訪れる外国人に正倉院展の価値がどれほど伝わっているのか疑問に思っておりましたのでこれを機会に一般外人客に解り易く簡潔な英文説明をと考え、写真の説明に加えてみました。https://www.instagram.com/mark_okuda/
ご報告です。
10年前、わたしの高校時代の小谷稔先生が毎日新聞の「やまと歌壇」の選者として登場されました。それをきっかけに短歌をご指導いただきやまと歌壇、新アララギなどに掲載された短歌500首あまりからこのほど495首を歌集「大和まほろば」として出版しました。つたない短歌ですがよろしくお願いします。
題字は桃蹊、柳井尚美さんに書いていただきました。写真は当方の器まつもりの屋上から、当方の撮影です。
発行所は地元の出版社である京阪奈情報教育出版です。定価1,500円+税。B6版上製本。230ページ。
すでに小西通りの啓林堂で発売されています。
あるいは京阪奈情報教育出版のHPで注文できます。→http://www.narahon.com/book/2019/10/11/52?fbclid=IwAR2Z7Ud5RF74aqkdkLd4vGWxj1SuOl5hw3x4YEtFGeN7rLT7Ytsz6r_zPdA
奈良大学文学部教授の上野誠先生が書いてくださった序文です。
国のまほろば
上野 誠
大和の人は、「まほろば」という言葉をこよなく愛す。
「ま」は、ほんとうに、「ほ」は秀でたものをいう言葉だ。「ろ」と「ば」は、難しいが、接尾辞の一つで、ひとつの場所を表すとみてよい。だから、「まほろば」とは、国や地域のなかでも、よいところだ、という意味になるのである。したがって、本歌集は、大和人、奈良人である松森さんが、大和のよきところを歌った歌集ということになろう。
松森さんは、奈良の素封家の家に育ち、家業を発展させた実業家であるが、その活動は、常に十年後、二十年後の奈良を見つめて、にぎわいをどう作るのか、というところにあった。
その松森さんが、歌集を出すという。私は、新聞紙上で松森さんの短歌を読んでいたから驚かなかったが、ゲラを見て、胸が熱くなった。オール大和、大和応援歌なのだ。しかし、声高に語らないところが松森流だと思う。
ようやくに願いのかない修二会にて局【つぼね】の中に声明を聞く
などは、その代表詠であろう。地元の人でも、局での声明聴聞を許されることは珍しい。その喜びが「ようやくに」に込められている。「ようやくに」のなかに、これだけの情報量が詰まっているのだ。また、こんな一首もある。
無残にも芝生荒れたる奈良公園イノシシ来たりて掘りし跡らし
奈良公園では、イノシシが増えてさまざまな問題が起りつつある。それを憂うる心が作者にあればこそ、なるほど、ここがイノシシが掘った跡かぁ……と、「イノシシ来たりて掘りし跡らし」と発想されるのである。「らし」は、根拠ある推定を表す助動詞で、そのことを推定して確信した気持ちを表しているのだ、と思う。
寒風を突きぬけ走る奈良マラソン友の勇姿に元気湧き出る
同じマラソンでも、わが奈良のわが奈良マラソン、そしてわが友も出ているというのだから、「元気湧き出る」はずである。季節と奈良という場所と友が一体となっての表現である。平易だが、うまい! いや、平易だからこそうまい、と思う。
歌を作るということは、容易なことではない。まず、出逢いが必要である。恩師小谷稔先生との出逢い。出版社との出逢い。そして、なによりも、よき友との出逢いがなくてはならない。そしてなによりも、歌の舞台がなくてはならない。
その舞台が、松森さんにとっては、ふるさと「奈良」「大和まほろば」だったのである。「大和のまほろば」の舞台を得た松森さんの歌集の上梓に、杯を捧げたく存じます。
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そしてNPO法人奈良まほろばソムリエの会の副理事長の雑賀耕三郎 さんもブログに紹介いただいています。https://koza5555.exblog.jp/239652339/
ありがとうございます。
興福寺の南円堂はいつもの年は、10月17日しか内陣を拝観できませんが、ことしは11月10日まで拝観できます。ゆったりとした堂内で不空羂索観音像とゆっくり対面してきました。運慶の父、康慶の作ということです。周りには四天王像そして六人上人像。それから北円堂へ、運慶の晩年の作という説明看板でした。弥勒菩薩、無着像、世親像などを拝見できました。2つ合わせて入館料は1,000円でした。
興福寺のHPです→http://www.kohfukuji.com/
小さなホテル 奈良倶楽部さんがくわしくブログに書かれていますので紹介します。
→https://naraclubpart3.blogspot.com/2019/10/101711102019.html
富山の翌日は、朝から電車に乗り高岡市へ。
(JRと思っていたら今は民間になっていて、せっかくの事前に買っていたJRの往復切符は使えず・・・)
この高岡市立万葉歴史館はもと奈良女子大学の坂本信幸先生が館長をつとめられていて是非行きたかったところです。
駅の案内所で駅からタクシーで6000円ほどかかると言われたので、バスを待って、バスに乗りゆらゆらと30分ほどかかっていきました。
あたりには何の案内表示もなく(見落としたのかもしれませんが)、尋ねる人もおられず、いわれたように歩いたつもりだったのですが(大伴家持と書いた大きな石碑があったので)神社はあったのですが、万葉歴史館はありませんでした。
そこで運良く近くの畑の人に尋ねたら間違っているとのこと、軽自動車で万葉歴史館まで乗せていっていただきました。助かりました。ほんとうにありがとうございました。
受付ではちょうど大伴家持のビデオが上映されているとのご紹介でひとりで拝見。30分おきに放映されるようです。大伴家持が国司として5年あまり越中にいたこと、そのころの和歌や様子などよくわかるビデオでした。
そのあと令和の特別展示、常設展示を拝見。平山郁夫の藤原京の絵もありました。
帰りは、あとの予定もあるのでタクシーを呼んでもらって高岡駅まで行くと料金は3500円ほどでした。
駅の案内所では6000円ほどかかるといわれていましたが実際は3500円ほど。案内所は正確な情報を提供してもらいたいものだと思ったことです。
でもはるばる行った高岡市立万葉歴史館は行く値打ちのあるところでした。
HPです→https://www.manreki.com/
最初に間違えていった神社。
軽自動車に乗せてもらって、ようやく、高岡市立万葉歴史館へ。
富山市で夜、もと東京アカデミー合唱団の友人(富山市在住)のMさんと「あら川」という良い店で夕食をご一緒しました。
東京で12日ベートーベンのミサソレムスの演奏会で会うはずだったのですが、台風のため交通はストップ、演奏会も中止となってしまいました。
その残念会もかねて、そういえば昨年も台風のため演奏会の後の打ち上げもなく、2年連続で流れました。
このたびの台風被害は広範囲に及んでいるとのこと、お見舞い申し上げます。
先日、富山県商店街振興組合連合会よりお招きがあり、富山市へ行ってきました。
富山市へは、この日お話しした奈良もちいどのセンター街「夢CUBE」を計画する際に、奈良市中心市街地活性化研究会で訪れてからおよそ13年ぶりのことでした。北陸新幹線も完成しましたが、ちょうど台風で糸魚川と金沢の折り返し運転でした。関西から金沢まで在来線の特急サンダーバードで行き、金沢乗り換えで富山へ行きました。
当日は約50名の皆さんに熱心にご清聴いただき、90分間スライドを使ってお話させていただきました。たいへんお世話になりました。ありがとうございました。
まちづくりセミナーの案内ちらしと、翌日早速、北日本新聞に掲載されていた記事です。
ラグビーワールドカップ2019熱戦が繰り広げられています。
とくに日本がみごと4連勝。すばらしい試合が続きます。そしてすばらしいプレイの連続です。
決勝リーグ、20日の日本対南アフリカがつぎの試合。
テレビの前で応援したいと思います。
公式HPです。
https://www.rugbyworldcup.com/
奈良市出身で活躍する八嶋智人さんの興味深い記事が載っていました。同窓のよしみで転載させてもらいます。
八嶋智人「奈良の人が奈良を旅行すべき」
2019.10.13 9:00
奈良市で育ち、同郷で作・演出家の松村武と劇団を結成した俳優・八嶋智人。地元にはよく帰るという八嶋が、生まれ故郷・奈良について熱く語った。
以前放送の『ごぶごぶ』(毎日放送)で、持ってないと話した観光大使の名刺は、後日奈良市から届けられたという
画像一覧
18歳まで奈良市で育ち、上京後に松村とカムカムミニキーナを結成した八嶋。一時は大阪と奈良の両方でツアー公演をおこなったほど、今も郷土愛は深い。
奈良市特別観光大使も務め、「(奈良市内は)僕が住んでいた頃に比べると、ビックリするぐらいおしゃれになりました。奈良県って縦に長いから、エリアによって全然文化が違うんですよね」とアピール。
今注目をしているのは、今年9月に三条通にオープンした劇場「EVANS CASTLE HALL」(奈良県奈良市)。「200人ぐらいのキャパの、いい感じの劇場。うちの劇団は、キャストが4人だけのどこでもできる作品のストックがあって、その作品が上演されたので観に行きました」と早速足を運んだという。
そして、「僕も奈良市以外の所にあまり行ったことがなくて、この前やっと長谷寺(奈良県桜井市)に行きました。奈良の人がまず奈良を旅行するべきだと、最近は思ってます」と、地元に目を向けることを訴えた。
劇団「カムカムミニキーナ」の新作舞台『両面睨み節~相四つで水入り~』は、「相撲」をテーマに神話的な世界を描く作品。大阪公演は、東京(11月14日〜24日)を経て、11月30日・12月1日に「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で開催。料金は一般5000円、25歳以下3900円ほか、発売中。
取材・文/吉永美和子
『両面睨み節~相四つで水入り~』
日程:2019年11月30日(土)・12月1日(日)
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
料金:一般5000円、U25 3900円、小中校生1000円
電話:0570-023-300
URL:http://www.3297.jp/ryanmen-niramibushi/
毎月楽しみにしている奈良新聞の 川嶌一穂さんの美ビット見て歩き 私の美術ノート *78です。あべのハルカス美術館でひらかれている展覧会です。どうぞお出かけください。
美ビット見て歩き 私の美術ノート *78 川嶌一穂
あべのハルカス美術館「ラスキン生誕200年記念―ラファエル前派の軌跡」展
写真 ウィリアム・ヘンリー・ハント《ヨーロッパカヤクグリ(イワヒバリ属)の巣》1840年頃、ベリ美術館©️Bury Art Museum, Greater Manchester, UK (あべのハルカス美術館提供)
本展は細かい理屈抜きに、作品をそのまま観て行っても十二分に楽しめるが、登場人物が多いので、絡まった糸を少しほぐしてみよう。
まず「ラファエル前派」という呼び名は、「ラファエル・前派」、つまり「ラファエル派の前期」という意味ではなく、「ラファエル前・派」、すなわちイタリア盛期ルネサンスの巨匠・ラファエルに象徴される古典的、規範的美術を否定し、それ以前の美術に戻るべきだと主張した美術運動である。
日本で言えば江戸時代末期、ペリー来航5年前の1848年に、イギリスの画学生が「ラファエル前派同盟」を結成した。謎めいた女性像が印象的な、詩人としても有名なダンテ・ガブリエル・ロセッティや、今回は残念ながら来日しなかったが、夢のように美しい《オフィーリア》の画家・ジョン・エヴァレット・ミレイら7人である。本展の中心となる彼らの作品は、章立て構成のうち「第2章・ラファエル前派」にまとめられている。
正統に異を唱える者の常で、彼らも最初は世間の批判を浴びたが、その作品や主張が次第に受け入れられていく。創立メンバーではないがラファエル前派の周縁に位置する画家の作品が「第3章・ラファエル前派周縁」に並ぶ。その一人、写真に掲げたウィリアム・ヘンリー・ハントは、土の香りがするような緻密な自然描写が得意で、「鳥の巣ハント」と呼ばれた。
では「第1章・ラスキンとターナー」とラファエル前派との関係はどういうものか。美術評論家・ジョン・ラスキン(1819―1900)は、当時はぞんざいだと酷評されていたターナー(1775―1851)を、自然の多様性を表現し得た風景画家であると擁護し、自分でも彼の絵を収集した。また一方、1851年にラファエル前派を擁護する投書をタイムズ紙に寄せて以来、ラスキンは彼らの作品をターナーと関連づけて好意的に論じた。
特筆すべきは、画家ならぬラスキンの素描や水彩画の素晴らしさである。うまい絵を描こうとしない、純粋に建築や自然の細部に興味があるためか、例えば《柳の葉の習作》など、自然の聖性さえ感じる秀作である。
「第4章」のバーン=ジョーンズと、日本でもよく知られている「第5章」のウィリアム・モリスは、1853年にオックスフォード大学で出会い、2人とも聖職者になる道を捨てて、画家とデザイナーになった。ラスキンとラファエル前派の強い影響を受けて、中世的なモチーフを多用し、人気を得た。
以前イギリス人の友人と話していてターナーが話題になった時、2人が口を揃えて「彼の絵はdull(だるい)」と言う。ターナーの同時代と似たような評価を下すので、とても興味深かった。
反対に、日本人は永遠に続く確固たるものを追求するよりは、風のそよぎや変化する光の色彩に心を動かされてきた。今も中世の物語が身近にある日本人に親しみやすい展覧会だ。たっぷり時間を取ってお出かけ下さい。
=次回は11月8日付(第2金曜日掲載)=
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ あべのハルカス美術館 大阪市阿倍野区阿倍野筋1−1−43。あべのハルカス16階。電話06(4399)9050。会期は12月15日(日)まで。休館日:10月21日(月)、10月28日(月)。https://prb2019.jp/
10月11日朝から、もちいどのセンター街の視察に、副会頭さん、専務理事さんら三重県津商工会議所のみなさん15名が来られました。(昨日から1泊2日の日程だそうです)。
今週は先日の長浜市の皆さんに続いての視察団です。
1時間ほど説明させていただいた冒頭の写真です。
平成16年のパチンコ店が特別売却になり閉店になったころ、たいへんなピンチでした。空き店舗が10数店舗になったからです。
それを商店街の理事会総会の決議で商店街で買ったこと。2年あまりつぎはどう活用しようかと議論して、つぎ夢CUBEをつくったこと。
商店街にとってピンチであったことがチャンスになったと思い返しています。理事会などでも皆さん異口同音にそのように語られます。
ということで、タイトルは「ピンチはチャンス」ということにさせていただきました。
いつのときでもどのように打開するかをみんなで考えて進めることが大切だと思います。
お話しさせていただいたあと、鋭い質問をいただきました。たいへん勉強になりました。ありがとうございました。
夜は11日はこにし夜市でした。
台風が近づき明日のこにし夜市はどうなるでしょうか。やや心配です。
10月11日から13日まで、チベット映画「草原の河」と以下の映画です。
場所は東大寺金鐘ホールにて。
CINEMA FIGHTERS PROJECT】-----------------------
●11日(金)10:40上映
「パラレルワールド」監督:河瀨 直美/キャスト:山田 孝之、石井 杏奈
●11日(金)13:40上映
「キモチラボの解法」監督:A.T./キャスト:EXILE AKIRA、小林 喜日、駒井 蓮、水崎 綾女
●12日(土)10:40上映
「Snowman」監督:萩原 健太郎/キャスト:倍賞 美津子、鈴木 伸之、藤井 美菜、村井 國夫
●12日(土)13:40上映
「色のない洋服店」監督:齋藤 俊道/キャスト:Dream Ami、鹿賀 丈史
★☆★追加上映★☆★
「草原の河」上映後
「パラレルワールド」監督:河瀨 直美/キャスト:山田 孝之、石井 杏奈
●13日(日)10:40上映
「終着の場所」監督:常盤 司郎/キャスト:町田 啓太、玄理
●13日(日)13:40上映
「SWAN SONG」監督:落合 賢/キャスト:岩田 剛典、桜庭 ななみ
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開催日時
10月11日(金)10:40上映+11:00上映 / 13:40上映+14:00上映
10月12日(土)10:40上映+11:00上映 / 13:40上映+14:00上映+16:10上映
10月13日(日)10:40上映+11:00上映 / 13:40上映+14:00上映
開催場所
東大寺 金鐘ホール
HPは→http://cinematheque.nara-iff.jp/
11月2日の保山さんの映像上映会はテーマ「大和の月」×奈良まほろばソムリエの会「奈良百寺巡礼 般若寺」です。
場所は奈良公園バスターミナル2階のレクチャーホールです。
出演は、岡本彰夫、工藤般若寺住職、まほろばソムリエの会の石田一雄、ピアノ野上朝生、すみかおり、ソプラノ平岩雅子、シンガーソングライター氷置 晋、ハープの川島憂子、司会村上有利、中川直子ならどっとFM、映像作家 保山耕一、(敬称略)という豪華な出演者です。
参加料1,000円。
ウエブサイトからの申し込みが始まりました。
https://event.nara.jp/sp/hozan/11
です。
奈良もちいどのセンター街のならどっとFM(tel 0742-24-5611)でも7日10時から販売開始です。
毎回売り切れになります。お早めの予約をおすすめします。
10月5日の保山さん上映会は盛りだくさんの内容でした。前半は、ならどっとFM、「岡本彰夫奈良の奥の奥」の公開ラジオ収録でした。
奈良公園がテーマ。竹田奈良公園室長のお話も、若草山、御蓋山(みかさやま)、春日奥山も含めて奈良公園、たいへんな広さであり課題もあるということでした。岡本先生のお話は多岐にわたりました。深い学識と研究のお話はなるほどというものでした。とくに南都八景のおはなしは、興福寺三宝や木魅塚などはじめて知ることも多くありました。玉田玉秀斎さんの「鹿」を題材にした新作講談もなかなか良い話でした。お弟子さんの玉山さんの奈良公園からの「衛星中継」も面白いものでしたし、鹿のしろちゃんの話の朗読、ピアノと二胡の演奏も良いものでした。
後半は、奈良まほろばソムリエの会の協力で、正暦寺をテーマに展開しました。菩提酛(ぼだいもと)のお酒の話や正暦寺の話。奈良まほろばソムリエの会、豊田理事長と鉄田専務理事が登場おはなしがありました。正暦寺の大原住職のお寺の自然の中での生活 、植物などに日々触れる中でいろいろな示唆がありそのことをよく話するということでした。大原住職とは私もよく以前からお話しを聞きましたが、かつて歴史の先生をされていたとのことでした。
写真はリハーサルの時の撮影です。そして終了後出演の皆さん。
このあと会議、夜はもちいどのセンター街での「もいちど夜市」が夜10時まで大賑わいでした。
(写真は以前のまちなか万葉オペラ、きらっ都・奈良の前にて)
この10月6日に行われる万葉オペラ・ラボ講座 まちなか万葉劇場概要 (抜粋)です。
"2019年10月6日(日)14:00~16:50
【主催・制作】一般財団法人奈良市総合財団(なら100年会館)
【協力】餅飯殿センター街組合、ならどっとFM
【企画・運営】万葉オペラ・ラボ運営委員会
14:00 "きらっ都・奈良:店先
(電子ピアノ)" 上野誠先生・奈良大大学院生、仲島尚美さん、万葉集解説「秋の歌について」
"M1: 『ふるさと平城京』(全員)
M2: 『第九抜粋バリトンソロ』(全員)
" "進行役:上野
14:40 "魚万本店:店内
(CD音源)" 上野誠先生・奈良大大学OB浪速学院教諭、西村潤さん、万葉集解説「食べ物の歌について」
"M3: 『魔笛№7二重唱』(木佐、有吉)
15:30 奈良市杉岡華邨書道美術館 エントランス(電子ピアノ)
上野誠先生・奈良大大学OG会社員、太田遥さん、万葉集解説「万葉びとのファッション感覚について」
"M5: 『遣唐使よりうらみかぜ』(太島)
M6: 『カルメンよりハバネラ』 (西畑)コーラス全員" "進行役:畠中
16:20 "ならまちセンター外エントランス
(電子ピアノ)" 上野誠先生による、令和にちなんだ万葉集まとめ解説
"M7: 『美しく青きドナウ』
(西畑、畠中、辰己、木佐、太島、上野、福井、中島、平、有吉)
M8: 『魔笛№1猿沢バージョン』 (中島、木佐、辰己、西畑)
♪『魔笛』2幕フィナーレ猿沢バージョン
7日目マドリッドのホテルから市内へ、最近ひどい雨が降り道路も傷んでいたり、この日は日曜日でマラソンなどで道が一部閉鎖されていて、バスと現地の日本人女性ガイドさんとのドッキングが難しくしばらく市内中心部をバスはうろうろしてようやく合流。そのあとりっぱな王宮を外から少しだけ見ることができました。
そのあとプラド美術館にいくと入場を待つたいへんな人々がいましたが、なんとかうまく入館することができました。ドガ、ベラスケスなどガイドさんの案内で選ばれた有名な絵を見ることができました。
( 絵はがきです)
そして郊外に1時間走ったところにあるトレドへいきました。トレドは古い都で奈良市と姉妹都市ですのでぜひ行きたかったところです。
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1147409800927/index.html
高台の見晴らしの良いレストランでランチを食べました。トレドの町は旧市街のユダヤ人街という狭い小道を歩きました。あちこち見所の多いトレドですが、そのうちのサント・トメ教会(聖トーマス教会)を見学。有名なグレコの絵を見ました。グレコは長くトレドに住んでいたということです。それからバスで旧市街地を一望できる展望台にいき記念撮影。奈良市役所のトレドの間で見たことのある三方タホ川に囲まれた風景です。好天のもととても美しく見ることができました。
それから夕方5時発のAVEという超特急に乗ってバルセロナへ移動するため、再びバスは走って4時にマドリッド駅に到着。駅の中の風景をながめました。AVEは30分ごと発車するようで2等の指定席に落ち着きました。マドリッドとバルセロナは600キロとのことですが、最高時速の表示を見ていると300キロから280キロくらいで快走し、ノンストップで2時間20分くらいでバルセロナに到着しました。
AVEは300キロというスピードで快走しましたが、スペインは比較的平坦なのでしょうか、あまりトンネルもなく、まわりも平原という印象でした。またノンストップながら途中駅を通過したようにも感じませんでした。国土もともかく広いものだと思いました。(日本の1.5倍とのこと)
この3日間ホテルが毎日変わりややあわただしい感じでしたがバルセロナは2連泊でした。
8日目。朝からバルセロナの有名なサクラダ・ファミリアに行きました。入場も予約制ということでしたが、幸い鐘楼にもエレベーターで上がり、下りは急な、らせん階段でおりることができました。鐘楼も予約制でうまく予約できたということです。日本人女性ガイドさん、そしてスペインのローカルガイドさん(スペインではあちこちで日本人の現地ガイドに加えてスペインの公式ガイドさんが必要ということでした。現地ガイドさんをしっかり保護しているからでしょうか)。サクラダ・ファミリアは有名ですが、これほどの規模のものとは想像していませんでした。立派なものです。クレーンも使い、コンクリートで造っているのであと数年で完成ということでした。ともかく規模の大きさ、スケールの大きさに驚きました。(フラッシュをしなければ内部の写真もOKでした)
反対の入り口
鐘楼にエレベーターで上りました。
バルセロナの世界遺産のカタルーニャ音楽堂へ行きました。
英語の説明ガイドがありました。いまいちよくわかりませんでしたが、日本語で聞いた説明です。
座席は2148席とのこと、見た目にはそんなに入るとは思いませんでしたが大きいものでした。
最初、合唱用につくられたが今はクラシックからいろいろなプログラムが連日行なわれているそうです。
建物の内装は実に凝ったものでした。この音楽堂に限らず、いろいろな建物をバスの車窓から見ましたがスペインのデザインはなかなかユニークなデザインが多いと思いました。またタイルをよく使用していると思いました。
自由行動の時間にはピカソ美術館へタクシーで行きました。前日プラド美術館で見たベラスケスの絵の影響を受けて、ピカソが13枚も展開している絵が展示してあり興味深いことでした。絵はがきです(左ベラスケス、右ピカソです)
行った経路です。ポルトガルのリスボンからスペインのマドリッドへはバス。
マドリッドからバルセロナまでAVE高速鉄道。
午後3時半発の飛行機で真夜中にドバイで乗り換えて、翌日 午後5時半、無事帰国することができました。
のべ10日間の旅行でした。
今回多くの世界遺産や美術館を見ることができました。
以下断片的なメモです。
ポルトガルやスペインの歴史はなかなか複雑でした。ローマ帝国の遺跡もあり、イスラム教とキリスト教の角逐があり、また建物もイスラムをキリスト教がうまくリサイクルしているという説明を各所で聞きました。
711年がイスラムの支配下になった年であり、1498年コロンブスのアメリカ発見の年にキリスト教がとりかえしたということでした。
建物では漆喰やタイルがよく使われていました。
ジブラルタル海峡は幅14キロでイベリア半島とアフリカの近さを感じました。
ツアーはすべて食事も用意されていましたので苦労はなかったのですが、地中海は魚介類が豊富であることも聞きました。またレストランでは水は有料で、ワインと値段があまり変わりませんでした。ワインはめいがらはわかりませんがおいしくいただきました。
ポルトガルやスペインは、日本に宣教師が来たり、日本から天正少年使節団がいったり、いろいろなつながりがあることも聞きました。
近頃ヨーロッパからポルトガルへの観光が多いとのことでした。
ヨーロッパから、アメリカから、ニュージーランドから、中国から、韓国から、日本からと世界中からポルトガル、スペインに旅行に来ていることがよくわかりました。
観光の受け入れはとても良いように思いましたが、あちこちでガイドさんから貴重品に注意といわれました。
また1日15000歩歩いた日もあり、まず元気に歩けないと遠いところへの旅行はツアーでも行けないものだと思いました。
スペインにはアラブやエジプトなどから入った文化・風俗が多いとのことでした。
(日本も大陸からの文化の影響が多かったこととよく似ていると思いました)
ドバイの空港は空港ビルが3つほどあって広くて、アラビアの服装の人も多く見受けました。
空港の中しか行けなかったのですが町の中にもでてみたいものだと思ったことでした。
初めて南回りでヨーロッパへ行きましたが、北極圏回りやシベリア上空の航路がない頃は、南回りが多かったようです。
飛行機の中で航路やスピード、外気温、高度などの表示は興味深いものでした。飛行機はエアバスA380のとても大きいジェット機でした。
ともあれ無事10日間の旅行は終了しました。添乗員のKさんはじめ同行の皆さんおせわになりました。
それからバスですが、乗り降りが前方だけでなく真ん中にもあり乗り降りがスムーズでした。日本では見かけたことがまだありません。
(おしまい)
先日13名の少人数のツアーによる、10日間のポルトガルとスペイン旅行に行ってきました。
奈良を出て、関空から23時30分ころ出発、南回りでドバイで乗り換えポルトガルの首都リスボンへ。奈良からまる24時間かかって到着しました。初めての南回りで行くヨーロッパですが、やはり時間は北回りの方が早いそうです。大阪ードバイ約10時間、乗り換え3時間。ドバイーリスボン約8時間ほどかかりました。
ツアー2日目になるリスボンには昼頃到着してジェロニモ修道院、ベレンの塔、発見のモニュメントなどを見学。ちょうどどこかの大使の着任のセレモニーとかで騎馬兵がたくさん出ていました。夕方ホテルにチェックイン後、夕食をかねて「ファドショー」というポルトガルの伝統の音楽や踊りのショーを見学、現地時間夜11時ころホテルに戻ってバタンキューでした。
3日目はシンドラ観光(レガレイラ宮殿、王宮)へそしてユーラシア大陸最西端のロカ岬の後、午後2時間ほど市内中心部で自由時間でした。ポルトガルでは現地在住の日本人女性によるガイドでした。
4日目はエヴォラ歴史地区を見学、古いお城を見学しました。洞窟のようなところも歩きました。
バスはそのままスペインへ。国境のパスポートチェックもなくあっさりとスペインへ。サッカーのフリーガンが来る恐れがあったりしない限りパスポートチェックはないとの話でした。ポルトガルは世界有数のコルクの生産地とのこと、コルクの木の幹がめくられていました。またコルク製品が多く売られていました。ポルトガルでの写真です。ポルトガルではリスボンに2泊連泊しました。
ロカ岬にて(ユーラシア大陸の西の端の証明書)
リスボン市内のマゼランやバスコダガマの記念碑。
ジェロニモ修道院。
シンドラ観光
ポルトガルではコルクの木が広がっていました。
ローマ時代の遺跡。(エヴォラにて)
天正少年使節団が日本から訪れたというカテドラルも見学。
ポルトガルではコロンブス、バスコダガマ、マゼラン、フランシスコザビエルなど知っている名前がでてきました。
石畳の道。ケーブルカー。市電。エッグタルト。オイルサーデン。古い町並み。坂道。広い川、河川港。魚介類が豊富で食べ物には苦労しないとの日本人ガイドさんの説明でした。
以前、日本もポルトガルのような国を目指したらどうかというさる大学の教授の文を新聞で読んだことがありますが、何となくわかるような気がしました。
5日目はアンダルシア地方のセビリアから朝7時30分にバスで出発、3時間ほどかかって白い壁の家の並ぶ観光地、ミハスにいきました。家を石灰で白く塗っている村です。1年に3回白く塗るとかというはなしです。
高速道路からも近く、観光地になったそうです。小さな村ですが、レストランやお土産物の店が多く、日本人スタッフも勤めていたり、店の人も「こんにちは」と日本語で話しかけてきます。革製品などうまく買った人がいました。このまちかどの風景はホンダでしたか日本のテレビのコマーシャルにも出てくるそうです。(セバスチャン通り)
あいにく曇り空でしたが、晴れていると地中海も見えるとのことでした。そしてアフリカとの間のジブラルタル海峡は幅14キロくらいとのこと、モロッコなどアフリカもすぐ近くということを感じました。
6日目は朝9時グラナダを出発。コルトバに行き世界遺産メスキータを見学し、古い町並みを歩きました。迷路のような道でした。コルトバではまた別のスペインの女性ガイドさんが良くわかる日本語でガイドしてくれました。ガイドさんユーモアたっぷりで、わたしのことをスペインと日本のハーフかと聞いてきました。(苦笑)
ちょうど行った頃はキリストの十字架を引きずる様子など、たくさんの「おみこし」が並んでいました。
また建物はイスラム教によって作られた建物の一部をキリスト教の聖堂に作り直されているということでした。
昼食後は、一路首都マドリッドへ。途中「ドンキホーテ」で有名な風車小屋の村に立ち寄りました。狭い村の道から小高い丘の上にバスは登りました。今は風車は動いていませんが、中の粉をひいている所を見ることができました。
その後、1時間あまり走って首都マドリッドに夜8時頃到着しました。(マドリッド宿泊)
(続く)
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