« 2019年6月 | トップページ | 2019年8月 »
2日目、まず、起業家支援施設のもちいどの夢CUBEを見学。それから、きょうは車を出して、まず平城宮跡の朱雀門へ。本日ガイド担当という奈良まほろばソムリエの会の鈴木顧問にも会いました。10時オープンのいざない館では平城宮跡ボランティアガイドさんの説明を聞きました。なかなか良い展示だと皆さんの感想です。
再び車でぐるりと平城宮跡を見学。(以前、暑い日に朱雀門から大極殿まで歩いて案内してたいへんでしたので)
そして奈良少年刑務所跡へ。明治の奈良の近代遺産です。数年先には資料館やホテルになる予定です。
車に乗って山道を走り、柳生の忍辱山の円成寺へ。新緑に、桔梗がきれいに咲いていました。標高がやや高いので涼しく何よりでした。
若き運慶作の大日如来像を拝観。東京の運慶展で拝観した白石氏は再会を喜んでくれました。本堂の阿弥陀如来像を拝観、柱の観音さまの絵もその彩色の美しさに感心していました。(購入した絵はがきの写真です)
ちょうど昼時でしたので以前から食べようと思っていた円成寺のすぐそばの「里」でぶっかけうどん定食をいただきました。おいしくてボリュームもありました。
そして山道を走り抜けて当尾の里の浄瑠璃寺へ。ちょうどご住職が受付におられたので先日の「奈良百寺巡礼」のご協力に感謝し、またいつか奈良公園バスターミナルでの上映会へのご登壇をお願いしました。
まず此岸の三重塔を参拝。彼岸の阿弥陀様のおられる本堂を遠くから参拝。
本堂には七体の阿弥陀如来像があり、奥様に修理から戻ってきた二体も教えていただきましたが、抑えた金で上品に修復されていました。順番にあと4年かかって九体は修復されるそうです。
無事見学は終了、近鉄奈良駅で3時過ぎ解散することができました。皆様お疲れ様でした。
わたしも2日間案内しながら、旅館松前さんに合宿することで、すっかり自分自身も奈良への旅行者の気分になりました。
奈良はまほろば、で見るところがまだまだたくさんあることを改めて知ることとなりました。皆さんまたどうぞ奈良へ来てください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
友人の白石哲成氏からのメールが届きましたので了解を得て一部披露します。
密度の濃い2日間の企画とガイド、ありがとうございました。
2年前の運慶展で仏教芸術のすばらしさに目覚め、その後何回か日本人画家の
展覧会に通ううちに、江戸中期以降の日本人画家の絵画のすばらしさにも目覚め、
さらには日本の歴史にも興味を持ち始めたこの時期に、このようなツアーを企画
していただき、感謝の言葉もありません。
またまた新しいことを学び、素晴らしい芸術や歴史に触れることができたおかげで
だらけた脳がかなりの刺激を受け、活性化されたような気がします。
奈良でも廃仏毀釈運動が激しかったにもかかわらず、あれだけの国宝・重文級の
仏像や建造物が残ったことは驚きでした。(失われた文化遺産も膨大であった、
とは思いますが)
過去の展覧会ではかなりの数の国宝や重文に触れてきましたが、今回のツアーでは、
実際にお寺を訪ねることにより、自然環境や建物、長い歴史の中で醸成された雰囲気
も含めて、本来の場所におさまった状態の仏像を鑑賞することができました。
これにより、さらに理解が深まったような気がします。
周りにほとんど人がいない状態で、スペシャル・ガイドの説明を聞きながらゆっくりと
鑑賞することができたのも、得難い体験でした。
おいしい食事やお酒、宿のセッティングも素晴らしかったです。
皆さんともゆっくりといろいろなお話をすることができましたし、奥様とも15年
振り(?)にお会いでき、お話しできました。
また、宿の女将のお話を通して書道、狂言、映像作家の保山氏のことなども新たに知る
ことができましたので、これを機会にさらに知識を広げたいと思います。(後略)
7月25日、大学時代の友人が3人、東京から奈良に来られました。東京アカデミー合唱団でともに歌った友人です。3人それぞれ久しぶりの奈良へのお越しです。ひとりは45年前のわたしの結婚式以来とのことです。
12時近鉄奈良駅に到着。8階の中華料理「百楽」で昼食。
窓からは奈良公園、若草山、春日奥山、東大寺、興福寺中金堂を中心に一望に眺められます。北の窓から平城山やきたまちも見えます。
そして東向の木造の奈良基督教会をみて、もちいどのセンター街の器まつもりに荷物を置いて、歩き出しました。まず橋本町御高札場と道路元標を説明(近頃、ガイドの人がよく説明されています。注目スポット)、猿沢池から南円堂をお参りして昨年10月再建された中金堂参拝です。この日は天気は良く、蒸し暑い日でした。
東金堂に参拝、一文字奉納も見学(わたしの孫2人の字もありました)
国宝館へ。有名な阿修羅像が数年前、東京ではたいへんな行列でしたが、いま静かにいとも簡単に拝観できて3人は感動していました。この日は晴天ながら蒸し暑い日でしたので途中クーラーの効いたところで休みを入れながらの移動です。
そして奈良県庁からこの4月オープンの奈良公園バスターミナルへ。レクチャーホールで奈良の紹介の映像を2回見ました。1回5分ながら、あまりの多くの場所やお寺が詰め込んだ映像なので、初めて来た人にわかるかどうかちょっと疑問でした。300人収容のとても良いホールだというのが3人の感想です。
この7月6日の保山耕一さんの上映会のチラシを見て、「ソプラノのあとに松森の名前があるのでてっきりバリトンで歌ったのかと思った」というキツイ冗談を友達は言います。いえ、五條の生蓮寺の紹介をしただけとあわてて説明。
奈良国立博物館あたりで、森鴎外の門の説明。
東大寺ミュージアムへ。大仏様の手の模型前で記念撮影。参道の外国人と鹿の多さに関心。「ところで奈良公園の鹿は何匹いるの?」との鋭い質問。最近新聞に載っていた、1388頭ととっさに思い出して説明。面目を保ちました。
この日は蒸し暑く、東大寺ミュージアムで日光菩薩像、月光菩薩像拝観して喫茶「葉風泰夢」で休憩。抹茶オーレというはじめての飲み物をおいしくいただきました。そしていよいよ奈良の大仏様へ。
やはりその大きさに感動。大仏様は写真OKです。人が少なく写真では写っていますが、外国の人がたくさん来られていました。修学旅行は夏休みゆえおられない様子でした。
帰り道は途中、水門町の西塔(七重塔)あと、依水園、もと知事公舎、奈良県文化会館、奈良カトリック教会などを説明して、東向き北商店街から、5時前にいよいよ本日の泊まりの東寺林町の旅館松前へ。http://www.matsumae.co.jp/
私はかつて旅館松前では昼間の会席料理をいただいたり、映画会でおたずねしたりしたことはあるのですが、以前からぜひ泊まりたかった旅館です。本日は14畳大広間でかつての合唱団を思い出しながら4人の合宿です。するとしばらくすると避難勧告もでるたいへんな夕立の雨が降り出しました。風呂に入り、小やみになったところで夕食は城戸町の割烹の松喜へ。
雨も小降りとなり西の夕空が見える2階の部屋で、ビール、日本酒をいただきながらつぎつぎとおいしい料理をいただき、久しぶりの歓談です。
9時半、盛り上がった食事会も終わり、もちいどのセンター街の奈良どっとFMのMスタジオの海龍王寺住職に手を振り、旅館松前に戻ると女将さんの柳井さんが待っていてくれました。ラウンジで奈良の話や書道や狂言などつぎからつぎへ話題が豊富でした。すっかりくつろいで歓談できました。気がつけば、夜12時です。ようやく1日目終了。
旅館松前には、会津八一の歌碑の拓本や鎌倉の円覚寺の僧侶の書「日日是好日」の掛け軸、仏像や能の面など美術館さながらに美術品が飾られ、本棚には本がたくさん並んでいました。(1日目終わり)
早いもので、8回目を迎える、しもみかど商店街の坂道を生かした「流しそうめん」が行われます。12時半からロボ・流しそうめんとのこと、どんな流しそうめんか期待されます。そして14時から15時30分は流しそうめんということです。
しもみかど・流しそうめんのフェースブックの情報です。
「少子高齢化による深刻な人材不足。イベントを開催するにもスタッフが集まらない。それなら、そのすべての作業をロボット化してしまえばいいのでは!?
冗談なのか本気なのか、そんな話しから決まった今回の「ロボ・ながしそうめん」。
さすがにいきなりは無理なので、まずはそれを実現するための土壌づくりから。
というわけで今年は、地元の子どもたちがつくったロボットがそうめん流しの技を競います。
開催は7/27(土)12:30から、下御門商店街特設ステージにて。応援よろしくお願いします。
そして14:00からは、毎年恒例の「しもみかど流しそうめん」(15:30終了)。つゆ一杯100円で食べ放題。今年も下御門商店街へ、夏休みの思い出をつくりに来てください。
■しもみかど・流しそうめん 2019とロボ・流しそうめん
https://www.facebook.com/events/404121410447349/
南門
本堂
本堂の内部。
行基さん
双頭蓮
新聞やSNSで、奈良市菅原町の行基さんの喜光寺では、蓮が咲いている、しかも双頭蓮が咲いているとのこと、出勤前、朝からお参りしてきました。
高次喜勝副住職や天平衣装の銀とき子さんにもお会いすることが出来ました。
まず本堂のご本尊、阿弥陀如来そしてただいまお帰りになっている四天王をおまいりしました。
本堂手前の蓮を拝見。行基さんをおまいり。
そして話題の双頭蓮は写経道場の前にあるとのことで拝見。
写真を撮りました。クリーム色の双頭連です。17,18日が見頃ということです。
ここ数日で五條の生蓮寺の赤い双頭連、喜光寺の双頭蓮を拝見するという幸運に出会うことが出来ました。
2ヶ月ほど前に、奈良県ビジターズビューローによる五條・生蓮寺での「五感で楽しむ蓮の時間」というツァー(現地集合、現地解散)に予約入れていましたが、7月15日はいよいよその日でした。生蓮寺お参りは昨年以来2度目です。今回は家族2名もついてきました。7時過ぎに奈良市を出発、道路も空いていて無事8時15分には五條の生蓮寺に着きました。参加は12名、岡山や近畿一円から来られていました。女性11名、男性はわたしひとり。高畑住職とはこの前の奈良公園バスターミナルの保山耕一さんの上映会での3人のトーク以来でした。
早速、境内の蓮を撮影。双頭の蓮を見ることができました。きょうが開花の初日なのか翌日が初日か判断がむつかしいと高畑住職は言われていました。ともかく咲き始めに遭遇できたのは、四つ葉のクローバーに出会えたのと同じく良い出来事だと言われました。日本書紀にも書かれているということです。
そして今回はご本尊の子安地蔵尊座像をお参りできたことでした。丈六の仏像で高さは3メートルを超し、500年前の作とのこと、体内にはもっと古い地蔵尊が入っているということでした。
そして高畑住職の蓮に関するお話を伺えたこと、蓮の葉のお茶、蓮の花のおしべの先を摘み取って緑茶と一緒に味わう蓮の花のお茶、そして蓮の実の中の芽のお茶と3つのお茶をいただくことができました。
境内で蓮を実際に見ながら説明も受けました。八重の蓮はおしべの一部が花びらになったということでした。また家での蓮栽培もおすすめされていて、何より咲かせやすい種類の蓮を育てることが大切とのことでした。
本堂でのお話のあと阿字観という蓮の瞑想を指導いただきました。また本堂内の撮影もOK、ブログでの発信もOKをいただきました。そのあと五條新町通りの名店、源兵衛(ミシュラン一つ星)のいろいろな五條の材料を使った精進弁当をいただきました。
なお、「蓮和尚」でも検索申し込み、蓮の葉のお茶(30本ただいま特別9900円アマゾン)をおすすめでした。また7月19日夕方毎日テレビに生蓮寺が取り上げられるということでした。
双頭の蓮です。
座敷でのお話。3歳の息子さんも参加。
本尊子安地蔵尊。
境内には120種類300鉢の蓮があります。順々に咲いていきます。さらにとなりの白い塀の向こうのバックヤードにも今後広げていくということでした。一部蓮がありました。
源兵衛の特別弁当。
あと7月22日と29日の2回行われます。連絡先、奈良県ビジターズ・ビューロー電話0742-81-8680
生蓮寺のHPです→http://www.ozizou.jp/
限定公開の奈良テレビの映像です→https://www.youtube.com/watch?v=gdkogmbZfl4&feature=youtu.be
毎月楽しみにしている川嶌一穂さんの「美ビット見て歩き」は、先日お亡くなりになった田辺聖子さんのことです。田辺聖子さんお本は知り合いが好きでカモカのおっちゃんシリーズの何冊かは読んだことはあります。司馬遼太郎さんの記念館も田辺聖子さんの記念館も、東大阪市にあるのですね。ぜひ行ってみたいと思います。
美ビット見て歩き 私の美術ノート *75 川嶌一穂
大阪樟蔭女子大学図書館内「田辺聖子文学館」
写真 「田辺聖子文学館」壁一面の著作(著者撮影)
先月6日に田辺聖子さんが91歳で亡くなった。近いからいつでも行けると思って、結局一度も行っていなかった「田辺聖子文学館」に、翌週、急かれるようにお邪魔した。河内小阪駅から歩いて、田辺さんの母校、大阪樟蔭女子大学(旧樟蔭女子専門学校)に向かう。構内の、図書館の一画に文学館があった。
入口近くに、女専時代の創作「雑誌」が何種類かおいてある。手書きの発行部数一部の雑誌で、何とも乙女チックな表紙絵も田辺さんが描いている。もうこの頃から多くの読者を抱えていたのだろう。
わたしのものの感じ方のかなりの部分は田辺作品の影響を受けているかもしれない。それくらい若い時は田辺さんの本を読んだ。
まず読み始めたのは「カモカのおっちゃん」シリーズである。ここまで明け透けに書いていいのだろうかと思うような、男と女の関係にまつわる話が多いのだが、不思議とイヤラシクない。上に2文字が付くほど真面目で未熟だったわたしも、「自分をわらって見たら?」と教わったように思う。
次に夢中になったのが、田辺さんの古典ものだ。何とも博識。大変な勉強量なのだろうが、水面を優雅に滑る白鳥さながら、田辺さんの文章は軽やかに、古典の面白さを伝えてくれる。
たとえば、「田辺聖子の小倉百人一首」(角川文庫)中の「殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)の歌」の解説で、田辺さんはこう言う。
…天皇の生母などに与えられる称号「何々門院」は、宮城の門の名から採られた。飛鳥京の門には、その門を守った古代氏族の名がつけられ、都が平城京、平安京に移ってからも踏襲された。その門号を唐風に改称する際に、伊福部(いふくべ)門は殷富門に、健部(たけるべ)門は待賢門に、壬生門は美福門に、など古名の音を残すように工夫された。…
小さなことだが、この宮城の門号の改称の仕方は、大陸文化の周辺に位置する日本の文化の成立ちを象徴する一例である。田辺さんの指摘は本質を突いている。
亡くなったわたしの母は田辺さんの2歳年上で、敗戦の年が20歳。まさに茨木のり子の詩の一節、「わたしが一番きれいだったとき/わたしの国は戦争で負けた」の世代だ。
口げんかをして、わたしが母を言い負かしそうになったとき、母は何の脈絡もなく、いきなり「あんたなんか、道端にゴロゴロ死体が転がってるの、見たこともないやろ」と言って、黙ってしまった。完敗!ああ、この世代は戦後何十年も、何という大きな傷を胸の中に抱えて生きているのかと、何とも言えない気持ちになった。
田辺さんも、同じだったのではないだろうか。「田辺写真館が見た“昭和”」(文春文庫)などを読むとよく分かる。
文学館の壁一面に並ぶ著作を見ると、まだまだ知らない作品がたくさんあった。書きも書いたり。最盛期には、溢れ出る文章を書くスピードの方が早くて、原稿用紙をめくるのが追っつかないほどだったという。
ぜひ若い人に読み継いでいって欲しい。
=次回は8月9日付(第2金曜日掲載)=
・ ・・・・・・・・・・・・・・・
かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ
田辺聖子文学館 東大阪市菱屋西4丁目2番26号、大阪樟蔭女子大学図書館内。電話06(6723)8182。近鉄奈良線河内小阪駅より西へ徒歩5分。
13日から奈良公園のあちこちでライトアップ。
14日から夏の鹿寄せとのことです。
奈良もちいどのセンター街の夢CUBEで、12年前に開店した起業家、岡田桂子さんの「セブンルール」が関西テレビで放映されました。7月16日まで以下のページで放送されていますので紹介します。
思い起こせば彼女とは13年ほど前にもちいどのセンター街でのイベントで知り合い、夢CUBEで台湾茶の店「おちゃちゃ」をオープン、3年後卒業。そのころわたしは甜茶の氷を試食しました。
小西通りで「おちゃのこ」オープン。さらに4年前、夢CUBEで新しいお店「ほうせき箱」をオープンされ、かなり早い時期にエスプーマのかき氷を試食しました。
3年間新業態を成功させて、昨年夢CUBEを卒業され、もちいどのセンター街で広いスペースを確保して移転しオープンされました。いま行列のできる店を営業中です。
以下のHPで30分番組を見ることが出来ます。(7月16日まで。写真はテレビ画面を拝借)
https://tver.jp/episode/60236553
10日昼休みに行ってきました。昼休みですからお客さんはほとんど写っていません。
岡田桂子さんにもばったりお会いできました。岡田さん、平井さん、からだに気をつけてがんばってください。
奈良国立博物館では、7月13日から9月8日まで、法徳寺の仏像ーー近代を旅した仏たちーーという展覧会が開かれます。
長年お付き合いいただいている倍巌良明住職によれば、仏様を法徳寺に多数寄贈いただいたということです。十輪院のお隣の法徳寺は融通念仏宗のお寺です。昨年亡くなられた倍巌住職のお父様は大阪の融通念仏宗の管長を長らく務められていました。
奈良国立博物館の展覧会のHPより。
法徳寺(ほうとくじ)は、奈良市十輪院町に位置する融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)の寺院です。本尊は平安時代後期にさかのぼる阿弥陀如来立像ですが、本展で注目するのは近年この寺に寄進された約30軀(く)の仏像です。これらは、かつてひとりの実業家が収集した仏像で、南都伝来あるいはそうと推測される作品が少なくありません。興福寺(こうふくじ)に伝来したとされる、いわゆる興福寺千体仏20軀をはじめ、明治39年(1906)に興福寺の境内(けいだい)で撮影された古写真(同寺蔵)のなかに姿が見出される地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)、さらに鎌倉時代以降、南都を中心に広まりをみせた、いわゆる五髻(ごけい)文殊の優品である文殊菩薩坐像(もhttps://www.narahaku.go.jp/exhibition/2019toku/hotokuji/hotokuji_index.htmlんじゅぼさつざぞう)など、個性豊かな像を多くふくんでいます。
法徳寺の仏像群は、これまでその存在さえ認知されていなかった、いわば知られざる仏たちです。本展では、これら諸像を広く紹介するとともに、X線CTスキャン調査をはじめとした最新の調査成果もふまえて、その魅力に迫ります。
7月6日のご報告。
午後1時にはたいへんな人が並ばれ、入場開始されました。
立ち見に床に座り見で、300人定員が400人近く入っておられたのではないでしょうか。
時間も2時開演3時30分終了予定でしたが、第1部だけで3時30分になってしまい、休憩となりました。
第2部は3時50分からでした。生蓮寺の住職、わたし、司会者で40分間。奈良まほろばソムリエの会の発刊した「奈良百寺巡礼」の本のこと、生蓮寺のこと、蓮のことがうまく伝わったでしょうか。
4時30分に終了しました。
超超超満員だったこと、入れず帰られた方が多数あったこと、進行の遅れ、いろいろ反省点はありますが、温かい雰囲気に包まれ、盛会のうちに無事終了しました。ありがとうございました。
以下はいただいた写真です。(クリックすると拡大します)
京阪奈情報教育出版の編集長、加藤みほさんが的確にレポートしていただいていますので紹介させていただきます。加藤みほさんありがとうございます。
「昨日は、
奈良公園バスターミナルで開催された映像作家、保山耕一さんの作品上映会
『「奈良、時の雫」~珠玉の映像詩と音で綴る奈良の四季~第1回 春日大社』
に参加してきました。
司会はならドットFMの中川直子さん、
オープニングでは奈良公園室長の竹田博康さんよりご挨拶がありました。
・
上映会では、保山耕一さんの綴る奈良の映像詩に、奈良の魅力を感性で伝える、ピアノ演奏とソプラノの声の競演で、私達が今まで見たことがない奈良の世界を創り出していました。
平岩雅子さんいはく、
「奈良は人々の営みと自然との距離が近い」と感じているそう。まさに我が意を得たりです。
野上朝生さん、スタジオジブリの楽曲を、ジャズにアレンジしたピアノ演奏でCDを出されている方。
映像詩「春」のテーマまでは即興演奏だったそうです。
名役者揃いで涙腺崩壊でした。
・
奈良まほろばソムリエの会がご執筆した『奈良百寺巡礼』のコラボ企画は、豊かな学びがあり楽しい企画でした。
奈良まほろばソムリエの会の、松森理事が語る語る! 伝えたい奈良のエピソードが溢れでておられました。
生蓮寺(しょうれんじ)の
ハス和尚、高畑公紀(きみのり)さんはYouTuberをされているとのこと。
早速登録をしました。
ひょうきんな和尚さんで、マニアなハス話に花を咲かせておられました。
ちょっとファンになりました。笑
来週あたり、お寺へハスを見に行きたいです。
・
保山さんと清水さんが、私達の出版社を心配してくださっているんです。
本当に有り難いです。
・
皆さんの心の清らかさが伝わる上映会でした。
楽しいときも、嬉しいときも、辛いときも、へこんだときも、
どんなときも奈良は見てくれている。
心で動くこと、まっすぐな思いで奈良に向き合うこと。
それができる人達に奈良が呼応する。人が共鳴する。
真のプロの仕事を見せて頂きました。
・
私もまっすぐな思いでいたいし、そんな人達とともに創りあげるコト・モノを、奈良で叶えていきたいと心から思いました。
・
こんな素晴らしい上映会が毎月開催されることに、感謝の気持ちでいっぱいです。」
次回8月3日(土) の案内です。
奈良どっとFMの7月から9月の情報誌が出ました。表紙をひらくと、全面のもちいどのセンター街の情報が載っています。
まずは、7月6日・7日もちいどの辨財天夏祭りです。6日夕方からはこども神輿のお渡り行列があります。
そして7がつ12日から17日まで夏の大売り出し2019ガラポン抽選会です。
8月24日25日はチャリティフェスタもちいどのをOK広場で行ないます。同じ日にバサラまつりも開かれます。
好評の夜市は9月から10月、小西通り商店街など近隣の商店がとも連動して行なう予定です(詳細はただいま準備中です)
新しい事務局スタッフも入り、鋭意準備中です。どうぞ、この夏も奈良もちいどのセンター街にお越しください。奈良もちいどのセンター街のHPです→http://www.mochiidono.com/
最近のコメント