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2019年6月17日 (月)

奈良まほろばソムリエの会 総会 点描

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6月16日、NPO奈良まほろばソムリエの会の総会がありました。総会のあと今回は映像作家 保山耕一さんを招いての90分間のトーク&上映会を開くことができました。昨年11月頃でしたか、保山さんにお願いしていたものです。実現できてほんとうにうれしく思っています。保山耕一さん、清水真貴さん、ほんとうにありがとうございました。

170名以上の満員の参加者に大きな感動を与えていただきました。

トークと上映が交互にありました。保山さんのトークも大きな画面での映像も音響もすばらしい上映会でした。それぞれの上映に際し、保山さんから素晴らしいお話がありました。わたしのメモから書き起こしておきます。(写真は奈良まほろばソムリエの会、広報グループのKさんらから頂きました)

 

1,春日大社の藤

砂ずりの藤、ことしは伸びなかった、なぜか?藤をひっぱって自分の顔と一緒にとる人がたくさんいたからだ。それは外国人観光客だけではない。ちょっと考えなければならないと思う。

2、平城宮跡の朝霧

この10年20年ほどで平城宮跡の朝霧が少なくなっている。なぜだろうか。何かが変わった。

借景という。その借景を大切にしなければと思う。

3,興福寺の中金堂

昨年300年ぶりに中金堂が再建された。素晴らしいことだ。平城宮跡の朱雀門→大極殿→興福寺中金堂、再建された現場のチームがつぎつぎと建てられた。素晴らしい技術の引き継ぎだと思う。古いものの良さ、そして新しいもの、そのバランスが大事だと思う。

(ことしもわたしの映像と東京でご一緒していただいた)千住真理子さんのバイオリン、ストラリバリウスも興福寺中金堂の消失した300年前と同時期の300年前に作られた楽器という。


映像の中で中金堂の満月、掛けられた五色の幕がでてくる。それぞれ興福寺金堂に300年ぶりに現れた満月であり、風だと思う。

4、大和の大雲海

2018年12月21日。霧が出るとの予感がして、この日、早朝若草山に登った。100年に1回と思える大雲海が広がった。そこで春日さんの御蓋山(みかさやま)だけが雲の海に浮かんでいた。浮雲の峰といわれる意味が初めてわかった。

5、長谷寺の桜

伽藍にはそれぞれ意味があることを感じる。浄瑠璃寺でも、伽藍配置にそう感じた。

長谷寺の吹き上げる桜が舞う光景。本堂の観音様に向かっているように思えた。

6,吉野山の桜

何度も吉野山の桜は撮っている。撮るとき地元の人の言い伝える話をいろいろ聞きながら撮っている。

「満月と桜の満開が重なるとき、甘い香りが漂う」と聞いた。その通りだと思った。
そして、吉野山の桜は祈りの桜だと思う。

7,明日香村の棚田

なぜ不便な大変な場所で棚田を作っているのか、地元の人に聞いたら「この光景が好きだから棚田を作っている。だけど、米作りは儲からない。儲からないから若い人は外へ行ってしまって米作りをしない。この光景は、後継者がいない田んぼばかりだ。20年経ったらこの光景が残っているかどうかわからない。米作りはあとで作ろうとしても、急にはできない」

8,大和の祈り

2017年の国民文化祭で上映された作品「大和の祈り」をダイジェストにして最後に上映されました。

 

当たり前のことでも突然消えることがある。

近頃、鹿が消化できないビニール袋などを食べて死んだニュースが、外国人観光客が増えて食べられないものを食べさせて死んだとニュースは報じていた。外国人観光客だけだろうか。そうではない。

 

まほろばソムリエの会の皆さんもどのように奈良の良さを伝えていったら良いか、考えてほしい。

この7月6日から月1回、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで上映会を行い、まほろばソムリエの会の皆さんともご一緒に奈良の良さを伝えたいと思っている。

奈良県奈良公園室長の竹田博康さんは「魅力ある奈良を発信する」と言っておられる。

よろしくお願いしますと結ばれました。(写真は奈良まほろばソムリエの会、広報グループのKさんたちからいただきました)

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トーク&上映会のあとの懇親会にて。保山さん、清水さん、竹田奈良公園室長、住田京阪奈情報教育出版社長、加藤まほさん、若林稔さんらとご一緒に

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