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3月27日の保山耕一氏の「吉野山桜始まる」の映像
https://www.youtube.com/watch?v=B6bTE6tLwp4
に誘われて、28日桜本坊を訪ねました。
ご住職の巽 良仁師にお会いできました。昨日保山さんが撮りにこられたといっておられました。
ちょうど3月28日から地蔵菩薩や役行者など寺宝をゆっくり静かに拝観することができました。
今まで映像で何度も見ていますが、お参りするのははじめてでした。ご住職の巽 良仁さまにお会いできました。ちょうど3月28日から地蔵菩薩など特別公開されていて拝観できました。
桜も咲き始めていました。静かにお参りできました。
桜本坊のHP→https://sakuramotobou.or.jp/
29日から4月6日まで新大宮バルとのこと、今回はお店で直接支払いとのことです。
また近くの佐保川では、第20回佐保川桜まつり燈火会が開かれています。
3月24日~4月5日 ※3/30~4/5 ローソクによるあんどん灯火 18時~21時(第20回記念開催でタタミ6枚大の大あんどんも飾られ、灯りがともります。)
佐保川の桜は、江戸時代末期に奈良奉行の川路聖謨が植樹させたのがはじまりともいわれています。又、あんどん側面には皆さまから寄せられた開催テーマ“繋がる”のメッセージが揮毫され、語りかけます。期間中は、夜桜と書画の描かれた手づくりあんどんの風情がお楽しみいただけます。
※雨天中止、桜の開花状況で変更あり。
基礎情報
住所
佐保川 大宮橋周辺~JR佐保川鉄橋間
アクセス
近鉄新大宮駅から北へ徒歩約5分
問合せ
奈良市観光センター 0742-22-3900
奈良で話題になっている本です。アマゾンでは売り切れとの情報。小西通りの啓林堂へいって探したら、N店長が「漫画だけれどこれです」と見せてくれましたので早速購入して読み終えました。
出版は京阪奈情報教育出版。1000円+税でした。
「紳士(ジェントルマン)と呼ばないで」~57歳ではじめてしまった漫画道~
作者は塔重五さん。
そうです。五重塔を猿沢池に映したペンネームです。
「57歳から漫画描きをめざすとはたしてどうなるか・・・・?」と本の帯にも書かれています。
日本自費出版文化賞にゅうせんさく「紳士と呼ばないで(リニューアル版)」、
とっとり国際マンガコンテスト優秀賞受賞作「ドニチマン」掲載!
などが掲載です。
マンガも文章も少しピリッとしていて面白い本です。
寿命ー生きてきた年齢=余命とかんがえがちですが、そうではなく以下のように書かれています。
「生きてきた実年齢から活きていく余命へ、
余命=いまから活きていくために可能性」という考え方に何かヒントがあるように思えました。
塔重五さんのプロフィールは
1961年生まれ、奈良市在住。
人材育成コンサルタントを営みながら、古都奈良へ移り住み『ならがよい活動』を開始。
2015年にシアタルームをシェアする「ならまちシアター青丹座」(もちいどのすぐ近くの西寺林町)
2018年には無人&キャッシュレス書店「Naramachi BookSpace ふうせんかずら」南城戸町を開業する。第7回とっとり国際マンガコンテスト優秀賞受賞。
ならがよいの活動,HPです→ http://naragayoi.com/
チャンネル
[総合]
2019年3月31日(日) 午前7:45~午前8:20(35分)
ジャンル
ドキュメンタリー/教養>ドキュメンタリー全般
番組内容
末期がんを抱えながら、毎日奈良の寺社に出かけ映像を撮りSNSで発信する保山耕一さん。自分の生と死を見つめながら、大和の風景に命の輝きを見出す保山さんを密着取材。
出演者ほか
【出演】映像作家…保山耕一
詳細
末期がんと闘いながら、毎日奈良の風景を撮影する映像作家、保山耕一さん(55)。一編の詩のような動画作品にまとめてSNSで発表、「神の気配にあふれ涙が出る」と静かな反響を呼んでいる。今、保山さんが注目しているのが、氷室神社の江戸彼岸桜。樹齢百年以上の老木だが近年衰え、今年無事に開花するか危ぶまれている。この桜に自分を重ね合わせ、最後にどんな花を咲かせるか見届けたいと考えている保山さんに密着取材。
奈良のかつてと今を写真で集められているサイトです。以前にも紹介していますがさらに進められているようです。こういう同じ場所を時を超えて並べてみるというのはとても良い企画だと思います。
1枚の写真の中に
駸々堂書店があること、荒井漆器店が建築中であること、ときわすし、寿し常という今はないお店の看板があること、もちいどのセンター街と名前があること、初代のアーケードであること、バイク自転車がたくさん不法駐輪していること、季節は夏のようで皆さん半袖が多い。お好み焼き、カイナラの看板も見えること。びっくりうどんの三好野が見えます。御用金という映画が当時上映されていたことスズラン灯は友楽であることなどなど。
昭和44年(1969年)の三条通、もちいどの入り口あたり。撮影は友人の長岡二朗さん。
WEB資料は、「奈良県立図書情報館ITサポーターズ」の「奈良の今昔写真WEB」
http://www.library.pref.nara.jp/supporter/naraweb/syasinweb.html?
毎月奈良新聞に連載の、楽しみにしている川嶌一穂さんの美ビット見て歩き、今月はお能です。奈良はお能の発祥地であり、よく能が演じられます。奈良春日野国際フォーラム甍は、1988年の奈良シルクロード博覧会の折つくられた県新公会堂が現在そのように呼ばれています。一時ビッグルーフとその屋根瓦の広さからニックネームがつきましたが定着しませんでした。500名収容の立派な能楽ホールが1階にあります。講演会などでも能舞台は特別で、よく講師の方が白足袋をはいてあがられています。影向の松のある神聖な舞台だからでしょう。金春康之さんは以前奈良市の文化の審議会で1年間ご一緒でした。31日には金春康之演能会「楊貴妃」があるそうです。
http://www.i-ra-ka.jp/riyou/sisetsu/noh/
美ビット見て歩き 私の美術ノート *71 川嶌一穂
金春康之演能会「楊貴妃」(奈良春日野国際フォーラム甍)
写真 「楊貴妃」シテ金春康之 平成19年 奈良県新公会堂能楽ホール=金春康之師提供
能は友人に誘われてたまに見るくらいで、だいたい途中で一回は心地よく眠りについていたのだが(すみません!)、6年前に奈良在住の金春流シテ方・金春康之師による能「定家」を拝見してから、とつぜん面白くなった。
なぜそんなに急にお能が好きになったのかを考えてみると、両親を亡くした時期と重なったことに関係があるように思う。逝ってしまう本人の思い、残される者の思いとは何の関係もなく、突然その日が来る。否応なく人は死ぬ、それを能はくり返し語っている。そのことを、能の真髄を掴み取った康之師が、体現して見せて下さったのではないだろうか。
奈良で育ったことも大きく影響しているだろう。奈良は能楽発祥の地である。能の大成者、観阿弥とその子・世阿弥(1363?~1443?)は、春日大社・興福寺に奉仕する大和猿楽に属していた。現在の観世、宝生、金春、金剛各流派も、みな大和猿楽に属していたし、能舞台の正面奥に描かれている松は、春日大社一の鳥居脇の「影向(ようごう)の松」である。舞台で演じられる能は、いわば春日若宮おんまつりの弓矢立合が再現されているとも考えられる。
「井筒」「野守」「当麻」など奈良を舞台にした曲は数多いし、それ以外でも曲中によく知っている地名が出て来るので、とても親しみやすい。たとえば、昨夏にやはり康之師のシテで拝見した「浮舟」では、ワキ僧が、初瀬から三輪山、奈良を通って狛から宇治に到着する。距離感も分かるし、何よりも周囲の景色が浮かんでくるのはまさに奈良育ちの特権だ。
能の流派の中でも金春流は、とりわけ奈良との縁が深い。宗家は東京に移られたが、分家の穂高師や、元禄年間に奈良から転居した広島大鼓金春流の別家ゆかりの康之師らが奈良で活躍されている。
康之師が毎年春に開かれる演能会が、今年でもう25回になる。今回の演目は、世阿弥のむすめ婿・金春禅竹の作「楊貴妃」だ。楊貴妃は玄宗皇帝の寵姫で、唐の滅亡を招いた文字通り傾国の美女だが、何と今年が生誕1300年とか。早くに演目を決めていた師が、後でそれを知って驚かれたそうだ。きっと仙女となった楊貴妃が、仙界から師にパワーを送ったのだ!
精神性の高い師の演能は玄人好みと言われるが、昨日きょう能を見始めた私のような素人でも、謡と所作と詞章が一つに溶け合った師の美しい能を、ただ素直に楽しむことができる。
「楊貴妃」の出典、白楽天作「長恨歌」の一節が浮かんでくる。…天へ行くなら鳥となり/翼を連ねて飛びたいね。地上にいるなら木となって/枝からませて住みたいわ(武部利男訳を一部変更)。春の奈良が待ち遠しい。
=次回は4月12日付(第2金曜日掲載)=
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ 金春康之演能会 3月31日(日)午後2時~5時。奈良春日野国際フォーラム甍(元の新公会堂)。狂言「鬼瓦」、能「楊貴妃」ほか。問い合わせ・申し込みは、金春康之後援会事務局、電話0743(56)3169(10時~17時)まで。観光シーズンなので、道が混みます。時間に余裕をもってお出かけ下さい。
3月のならシネマテークは、8日(金)から10日(日)まで、「ロンドン、人生はじめます」。場所はホテルサンルート奈良です。
ロンドン郊外の高級マンションで暮らす未亡人エミリーは、悠々自適とはいかず、夫亡きあと発覚した浮気や借金、減っていく貯金、老朽化したマンションの修繕費用に上辺ばかりのご近所づきあいなど様々な問題に直面していた。
ある日、森を訪れた彼女は手作りの小屋で17年間暮らしているというドナルドと出会う。不法占拠していた彼は、不動産開発業者から立ち退きを迫られていた。そんな事情もあり始めこそお互いに警戒し拒否感を抱くのだが...。
http://cinematheque.nara-iff.jp/
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