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2018年10月18日 (木)

澤田瞳子著 『龍華記』

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興福寺中金堂落慶法要が終わり、小西通りの啓林堂書店で、澤田瞳子著 『龍華記』に出会いました。平家による南都焼け討ちのころを書かれた新作です。角川書店発行、1700円+税。

第1章、平家の軍勢によって般若坂の守りが破られ、興福寺、東大寺や町などが焼け討ちになる様子、第2章、復興の様子、第3章、庶民や町の様子など・・・、第4章、平家の没落、終章、興福寺、仁和寺、山田寺・・・。

澤田瞳子さんの鋭い筆致で、焼け討ちがいかにたいへんなことであったか、そのころのこと、人間模様が深く描かれています。320ページながら、後半はとくに一気に読み終えました。

「怨みごころは怨みを捨てることのみによってのみ消ゆる」というお経の一節が再三述べられます。

ちょうど14日、興福寺会館で出版記念の帝塚山大学のフォーラムがありましたのですこし聴講してきました。

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作者プロフィール

澤田 瞳子(さわだ とうこ、1977年生まれ )は、日本の歴史学者、小説家。京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。専門は奈良仏教史。(ウィキペディアより)



 


 

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