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2018年8月16日 (木)

ならまち糞虫館へ

ならまちはしばらくうろうろしないと、変化しています。以前知り合いから聞いていた、「ならまち糞虫館」をたずねました。
7月にオープンしていますが、土日の午後1時から夕方6時までしか開いていません。
そしてすこしわかりにくいところにあります。南城戸町の仏壇で有名な水本生長堂のすぐ南の路地の奥にある白いきれいな建物です。
開館中は、通りに看板が出ています。2回目たずねてようやく拝見できました。入場料300円。

奈良公園は鹿の糞が1日1トンは出ますが、それを「ふんころがし」、糞虫(ふんちゅう)が処理しているということです。
そして日本の糞虫は160種類ほどいますが、そのうち60種類は奈良公園にいて日本3大生息地のうちでも奈良公園はトップであるということです。

大きさが数センチから数ミリまで、たくさんの糞虫の標本が展示されています。

夏休みゆえか、家族連れなど数組がつぎつぎに入ってこられ賑わっていました。

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ともかく珍しい、ならまち糞虫館です。

HP→https://hunchu.jimdo.com/

むしむしブログ→http://insect.nakamura.business/

Cimg19492


テレビのとなりの人間国宝の盾と南都銀行サクセスロード特別賞の盾が飾られていました。

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以下は、2月4日付、朝日新聞より。
古沢範英さんが丁寧に記事にされています。

奈良公園(奈良市)には約1200頭の鹿がいる。毎日合計1トンほどの糞(ふん)をするが、園内が糞まみれになることはない。掃除して自然界に戻す虫「糞虫(ふんちゅう)」がいるからだ。中学生の頃、その美しさや生態に魅せられた中村圭一さん(53)=奈良市高畑町=が奈良公園の近くで、糞虫と「糞虫の聖地」を紹介する施設の開館準備を進めている。

 「この辺りが鹿の通り道です」。中村さんに案内され、春日大社境内に続く奈良公園の林に踏み入った。落ち葉の中に鹿の糞があった。周囲に糞の粉。糞虫が入り込んだ証拠だ。枯れ枝で糞を割ると羽の一部が黄色い3ミリほどの虫が数匹いた。「ネグロマグソコガネです。春秋は種類が多いですが、今は地味な4、5種類しかいないんですよ」

 糞虫は食糞性コガネムシのこと。数ミリから数センチの大きさで、動物が消化できない成分を食べて分解する。食べかすは微生物も作用して芝生の養分となり、その芝を鹿が食べる。糞虫のおかげで糞の分解は格段に早まり、ハエの繁殖を抑える効果もある。

 鹿の糞が多い奈良公園は糞虫にとって絶好の生息環境だ。中村さんによると、国内150種余りのうち、約60種が確認されている。糞虫愛好家の間では「聖地」と呼ばれている。

 中村さんは小学3年の時、大阪府内から奈良公園の南の高畑町に転居。自宅近くの奈良女子大学文学部付属中学校・高校(現奈良女子大学付属中等教育学校)に通った。中学時代、友だちに糞虫の存在を教わり、奈良公園でルリセンチコガネを見た。木漏れ日を受けて輝く姿に魅せられ、昆虫同好会を設立。高校2年の時、同好会の糞虫研究が中学・高校生の公募コンクール「日本学生科学賞」の地方審査で県知事賞を受賞した。

 京都大学に進学し、卒業後、農林中央金庫に勤務した。事業再生や震災復興などに携わる一方、糞虫観察のため、中国・新疆ウイグル自治区、カンボジアなどに出かけた。

 2年前、東京都内の本店で管理職になり、事務仕事が増えた。「この先、仕事でわくわくするようなことは起きそうにない。新しい何かに挑戦したい」。冗談まじりで口にしていた「奈良に糞虫館をつくる」という夢を実現しようと思い、早期退職。奈良に戻り、「ならまち糞虫館」の設立準備を始めた。奈良公園西側の南城戸町で今年7月の開館を目指し、改修工事などを進めている。

 標本の展示はただ並べるのではなく、宝飾店のようにおしゃれにする。「糞」のマイナスイメージと、意外な美しさの落差を感じてもらうためだ。宿泊施設と連携した自然観察ツアーなども計画している。

 中村さんは「奈良といえば鹿だが、その生態系が保たれているのは糞虫がいてこそ。目に見えない存在の魅力を感じてほしいです」と意気込んでいる。(古沢範英)

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