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2018年7月31日 (火)

東大寺本坊の展覧会へ

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月7日まで東大寺本坊でひらかれている、「東京藝術大学が育む文化材保護の若き担い手達」展を見てきました。すばらしい作品が並んでいました。

12月16日のみ拝見できる三月堂の秘仏、執金剛力士立像は、上記チラシでも大きく扱われています。うかがうと、実際の仏像を模造するのではなく、3Dの画面に再現されていました。実に鮮やかでした。先日拝見した、写真家の三好和義さんの撮影された後ろ姿も思い出されました。

東大寺のHPにくわしい内容が書かれています→http://www.todaiji.or.jp/geidai/

入場料200円。おすすめです。

奈良市の埴輪展

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8月1日から9月28日まで奈良市の埴輪展ーー土師氏の故郷でのハニワ生産ーーが開かれます。場所は奈良市埋蔵文化財調査センターにて。

HPです→http://www.city.nara.lg.jp/www/genre/0000000000000/1148016308187/

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2018年7月30日 (月)

鉄道の開設と南山城の近代

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木津川市の木津川沿いのふるさとミュージアム山城での「鉄道の開設と南山城の近代」企画展を先日たずねました。

8月19日まで。
わたしはかつて関西本線をD51が貨物列車を40両以上牽引して国鉄奈良駅を走っていくのを見たことを思い出します。また夜行急行列車の東京行き「大和」にも乗って東京にも行きました。

ことしは明治150年ということで、明治時代の大仏鉄道や当時の鉄道を造るための申請やなつかしい写真が展示されていました。

また、第2次世界大戦のころの資料、昭和28年の山城の大水害の様子が展示されていました。

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ふるさとミュージアム山城のHPです→https://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/

 

常設展も見ることが出来ました。

2018年7月29日 (日)

奈良大学附属、夏の甲子園初出場を決める!!

今年の高校野球奈良大会ですが、私の母校である奈良女子大学附属中等教育学校は、2回戦大淀高校相手に12X-11でサヨナラ勝ちというすざましい試合を行いました。それを聞いて3回戦高取国際高校との試合をバックスタンドで同窓生と一緒に応援にいきました。結果は残念ながら3-10の7回コールド負けでしたがよく闘いました。(写真は高取国際高校と奈良女子大附属中等教育学校の試合)

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それはさておき、今年の奈良大会の決勝は、天理高校と奈良大学附属高校(奈良女子大の附属ではありません!!)の対戦でした。いままで奈良大学附属は夏は5回甲子園を目の前にして敗退しているということです。春は一度出場したように思います。

試合は天理が先取点そして奈良大学附属が5-3と逆転すると天理はホームランで5-5においつきました。9-5と奈良大学附属がリードして9回表、天理は粘り9-9と追い付きました。11回裏の奈良大学附属はランナーを置いて、センターを越す大ヒットで決勝点、10x-9で初めての甲子園出場を勝ち取りました。両チームともにすばらしい闘いでした。
奈良大学の先生や附属高校の先生も知り合いが多くおられます。おめでとうございます。

ひさしぶりの奈良市からの出場です。(ひょっとしたら夏は初めてかもしれません)甲子園での活躍を期待したいと思います。友人が送ってくれた朝日新聞の号外です。

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大和を掘る36とキトラ古墳壁画

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ちょうど夏の盛りに橿原考古学研究所附属博物館http://www.kashikoken.jp/museum/

では2017年に奈良県で発掘された調査速報展がひらかれています。先日見てきました。

また明日香では、キトラ古墳の古墳壁画、南の壁の朱雀が公開されています。申込み→http://www.kitora-kofun.com/

出かけた友人は、特に予約しなくても見ることが出来たと言っていました。

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2018年7月28日 (土)

尾花座ーー芝居小屋から映画館へーー

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もちいどのセンター街をならまち方向(南)にまっすぐのところにある、奈良市史料保存館では、尾花座ーー芝居小屋から映画館へーーという企画展示がはじまりました。10月8日まで。ロングランです。

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2018年7月27日 (金)

東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達」展

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東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達」展が、7月27日から8月7日まで東大寺本坊でひらかれます。入場料は200円。

東大寺のHPにくわしい内容が書かれています→http://www.todaiji.or.jp/geidai/

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2018年7月26日 (木)

真夏の怪談in元興寺

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元興寺で、真夏の怪談を落語と講談でお届けしますということです。申し込みは電話0742-24-0718奈良町にぎわい課ということです。ことしまほろばソムリエ合格された旭堂南青さんも登場の由。

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2018年7月25日 (水)

奈良あきない塾のご案内

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《奈良あきない塾2018》が始まります。

”あきないとは経営者の生き方そのもの”をテーマに、

 

8月から11月まで毎月1回、計4回シリーズとして開催いたします。

 

今回は第2回と第3回にゲストスピーカーを迎えると共に、前回同様、未来創造マネジメント株式会社 代表取締役 谷口良平氏を講師に開催いたします。

 

講座の対象者を、”奈良で起業を考える方” ”起業済みの方”を中心に既存の事業を見直そうという方も含め、「起業家自身が自分はどうするのか、どう考えるのか。」を練り上げる実践編として開催いたします。

 

前回の座学中心から、今回はケーススタディを交えしっかり勉強していただく内容となっています。

 

今回は4回通して受講していただく事を前提に、受講料3,000円と有料となっています。

 

 

 

日程と内容は以下の通りです(詳しくはチラシをご参照ください)。

 

①8/22(水) あきないの筋書きを作る

 

②9/25(水) 強みを活かす/ゲストスピーカー:office masui 代表 益井貴生氏

 

③10/17(水) ブランディングを考える/ゲストスピーカー:京都おぶぶ茶苑 副代表 松本靖治氏

 

④11/14(水) 顧客に提供する価値を創造する

 

場所はきらっ都・奈良2F NARA EGG

 

時間は19時~21時30分

 

お早めにお申し込みください。

 

お問い合わせ・お申し込みは

(株)まちづくり奈良 TEL:0742-27-1111  FAX:0742-27-3111 まで。全4回シリーズで8月22日開講。ただいま申込み募集がはじまりました。

くわしくはHPをごらんください。http://machinara.jp/event_detail39.html

2018年7月24日 (火)

不思議な文章

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先日、フェースブックで正垣 肇さんという人がが発表されていた54文字です。

「右の行から読むと結婚できるし、 左の行から読むと振られる。」

#54字の文学賞 とのことです。

実によく出来ていると思います。

暑さの中にピリッとした文をどうぞ。

2018年7月23日 (月)

奈良町 町家劇場vol。1

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7月28日(土)午後1時と午後4時の2回公演がひらかれるということです。場所はならまちの公納堂町(くのどう)のさんが車座です。

最新情報はフェースブック、「奈良町 町家劇場」でどうぞとのことです。

2018年7月22日 (日)

8月9日元興寺でオニに会おう!

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8月9日(木)9時30分から12時まで、元興寺でNPO法人奈良まほろばソムリエの会の女性部会の担当で、夏休み家族体験教室があります。くわしくは以下のチラシをご覧ください。先着30名様とのことです。




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2018年7月21日 (土)

7月28日は、しもみかど 流しそうめん

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坂のある商店街の特徴を生かして、ことしも奈良しもみかど商店街(奈良もちいどのセンター街のつづきです)ではことしも流しそうめんをされます。そうめんつゆ一杯100円で食べ放題です。夢CUBE出身の山本さんたちの活躍、もともとの商店街の皆さんのすばらしいチームワークです。 

しもみかど商店街のHPです→http://www.shimomikado.com/news.php 

フェースブックは→https://www.facebook.com/shimomikado/

2018年7月20日 (金)

奈良への視察が多い週です

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どういうわけか今週は奈良への視察が多い週です。

火曜日はまず神戸市の有力な商店街の皆さん。

そして水曜日ー木曜日は、全国北海道から沖縄まで、都道府県商店街振興組合連合会の職員の皆さんの講習会が奈良市でありました。

わたしども、奈良もちいどのセンター街の夢CUBEもオープンして早くも11年経ちましたが、いまなお視察の皆さんに来ていただき、いろいろ感想をいただくのはうれしいことです。それぞれ1時間程度、記念誌やスライドを使ってお話させていただきました。
そのあと暑い中を商店街をご案内して歩いていただき、見ていただきました。「この暑い時期に思った以上に人が歩いていますね」と感想を言っておられました。

さらに金曜日は兵庫県姫路市の商店街の皆さんが来られるということです。
また来月には韓国から何度目になるのでしょうか、視察団の皆さんが見学にこられるということです。

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この日、先に講演された奈良県高取町の野村幸治さんのお話も久しぶりに聞きました。
現役の証券マンとして40年間高取町を離れ、定年で高取町に帰りこの10年あまり、「町家の雛めぐり」をつくりだされて実践されてきたお話でした。
その中で「地域の商店は社会インフラ」であり「先ずは商店を元気になってもらうため」に「街並みに観光客を呼ぼう」とされたことです。
村の人口が減る中、「商店がなくなったら、また商店街がなくなったら町はだめになる」と強調されていました。まったく同感です。高取町の雛めぐりのHPです。本や映画もつくられたということです。→http://www.hinameguri.jp/

2018年7月19日 (木)

興福寺中金堂

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18日は興福寺貫首 多川俊映師を本坊にたずねてご挨拶にいきました。本坊への行き帰りに、ちょうど撮影用ということで、興福寺中金堂の覆いをはずされているところでしたので、中金堂の全景を拝見することが出来ました。

中にはご本尊はじめ四天王らがすでに安置され、法相柱の僧侶の絵も掲げられているということでした。

平成の2年から計画され早や四半世紀たったというお話でした。
また西側のシビには平成30年10月の銘文が刻まれているそうですが、平成のうちに落慶が間に合ったと言っておられました。

ふつう素屋根が取られると小さくなるということですが、いよいよ姿を現した中金堂は実に堂々とした建物です。

10月7日からの落慶法要が楽しみです。

2018年7月18日 (水)

奈良県五條市の生蓮寺へ

先日和歌山県海南市へいく用事がありました。京奈和自動車道が橿原市から南が昨年8月つながりましたので、朝早く奈良市をでて五條市の生蓮寺を訪ねました。ご本尊は地蔵尊。
このお寺を知ったのはひとつは映像作家の保山耕一さんのすばらしい双頭蓮の映像を見たからです。

https://www.youtube.com/watch?v=-ffUYxWTVBA

そして同行されたマネージャー役のSさんの写真です。「幸せになれるという言い伝えのある双頭蓮です」とのこと。

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そしてもうひとつ副住職の高畑公紀師を紹介する記事を毎日新聞で見たからでした。朝日新聞、読売新聞でも紹介されたとか。副住職の高畑師は筑波大学・京都大学大学院で生物を研究され、今も蓮を研究されています。

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朝7時半、生蓮寺の門前と境内でたくさんの蓮を拝見できました。(以下は7月16日、当方撮影)

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保山耕一氏の映像です

https://www.youtube.com/watch?v=-ffUYxWTVBA

お寺のこと、蓮のことがくわしい生蓮寺のHPです→http://www.ozizou.jp/

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そして、ことし高畑副住職は「五感で楽しむ蓮図鑑」という本を出されました。蓮の写真を1万8千枚以上撮られて本にされたということです。実にたくさんの蓮の美しい写真が種類ごとの説明と共に載っています。

蓮にはいろいろな種類があり、種から新しい種類の蓮を作ることもできるということです。また蓮は仏教に通じ、花を見ることも良し、根をレンコンとして食べることも良し、蓮のお茶も作り出すことができるということです。
「見る、育てる、味わう 五感で楽しむ蓮図鑑」は淡交社発行、A5版160頁(カラー112頁)定価、1800円+税

 

2018年7月17日 (火)

大和路・バスがゆく写真展

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奈良市美術館では現在大和路・バスがゆく展、開催中。8月12日まで。上の写真は近鉄奈良駅を右手にみて若草山方向です。当時小学生であったわたしは毎日この道を横切って小学校にいっていました。この右手の普段使っていない出入り口から、インドのネール首相が奈良に来られたとき、あたりはたいへんな人が集まって出迎えていたことを思い出します。

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先日奈良市高畑町の奈良市写真美術館にいきました。入江泰吉さんの昭和21年ころに撮られた、志賀直哉や會津八一、武者小路実篤、上司海雲、杉本健吉ほか文人を写した写真もたくさんありました。
戦後の風景。
そしてカラーの時代。
写真はいろいろ思い出させてくれますし、1枚の写真にこめられた思いはたいへんなものだと思います。

2018年7月16日 (月)

上野誠先生、立命館・白川賞受賞と『万葉集から古代を読みとく』

奈良大学の上野誠先生には奈良市異業種交流塾や講演会、万葉オペラや商店街のことなどで30年ほどお付き合いいただいています。
その奈良大学教授の万葉学者、上野誠先生が立命館大学の白川賞を5月に受賞されていたことを遅まきながら新聞で知りました。

上野誠先生おめでとうございます。

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(2018年2月25日、東大寺・金鐘ホールで講演される上野誠先生。当方撮影)

白川賞のことです。

【立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所は、東洋の文字文化を中心に顕著な実績を遂げた、故・白川静名誉教授(文化勲章受章者)の研究業績をもとに、広く社会一般を対象とした教育・普及活動を行うとともに、東洋文字文化研究の振興と高度化を図ることを目的としています。
「白川賞」は、本研究所設立後、白川静博士の功績を顕彰するとともに、東洋文字文化などの分野における有為な人材を奨励支援するために、功績のある個人または団体の業 績を表彰することを目的として実施しています。
このたび、第12回「立命館白川静記念東洋文字文化賞」表彰式及び記念講演会を開催いたします。】

【受賞詳細】
●立命館白川静記念東洋文字文化賞優秀賞

上野誠氏(奈良大学文学部教授)対象業績:『万葉集から古代を読みとく』ほか

受賞を伝える奈良大学国文科のページです→http://www.nara-u.ac.jp/faculty/let/jpn/news/2018/493

白川賞の受賞の対象業績のひとつの
『万葉集から古代を読みとく』(ちくま新書)は、以前に買ってあって途中までで読みやめていましたので、最初から読み返してみました。
(ちくま新書800円+税)

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目次より

はじめに

第1章 歌と文字との出逢い

第2章 歌を未来に伝える意志

第3章 歌の作り手と歌い手

第4章 木簡に書かれた歌

第5章 日本語を漢字で書く工夫 

第6章 日本型知識人の誕生 

第7章 日本型知識人と神々

第8章 消えゆく物語をどう残すか 

第9章 日記が芸術になる時

終わりに 

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・映画『君の名は』から書き起こされています。

「誰そ彼・・・」(たそがれ)「君の名は?」つながる古代と現代。

・日本型知識人の誕生として山上憶良

・竹取物語。万葉集の竹取翁などいろいろな説。

・日記文学など

・物語や日記文学をたどると万葉集がはじまりだということがわかる

 

ウィキペデアの紹介です。

上野 誠(うえの まこと、1960年 - )は、日本の日本文学者(万葉学者)、民俗学者。奈良大学文学部国文学科教授。福岡県甘木市(現・朝倉市)に生まれ、福岡市で育つ。万葉集の挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究の対象とし、主な手法研究は歌から飛鳥・奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読みを深めるという方法で著名。論文と著書については、「上野誠の万葉エッセイ」に網羅されている。

数多くの講演や万葉ウォークイベントを行う。そのほか、NHKのラジオ、テレビで万葉集を講義している。

MBSラジオ番組での「上野誠の万葉歌ごよみ」を放送中である。飛鳥周遊リレーウォーク・毎日カルチャースペシャル ラジオウォークには毎年講師として参加している。「平城京遷都1300年記念イベント」の中心メンバーでもあった。

上野先生の万葉エッセイです→http://www.manyou.jp/

2018年7月15日 (日)

7月28日 CLASSICAL SAXOPHONE NIGHT

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7月28日、奈良市役所近くのオーシャンブルーバードで、CLASSICAL SAXOPHONE NIGHTというライブがあります。旧知の中村千沙さんが出演されます。以下は中村千沙さんからの情報です。

 

【販売状況】7月28日 CLASSICAL SAXOPHONE NIGHT vol.1

 

ソロのコンサートは初めてなので、販売状況を赤裸々にしていくスタイルでいきたいと思います!!

 

目標動員は40名ですが現在ご予約29名様。...
40名達成できなければソロ企画の継続が難しくなりますのでぜひ応援お願いします・・

 

前半はサックス&ピアノ、ゲストステージをはさみ、後半はゲストや司会の氷置も混ざって演奏する曲もあり!

 

楽しんでいただけるコンサートにしますので、ぜひぜひお越しくださいm(_ _)m

 

美ビット見て歩き*64元興寺・国宝禅室屋根裏探検

毎月楽しみにしている、川嶌一穂さんの奈良新聞掲載の「美ビット見て歩き」は元興寺・国宝禅室屋根裏探検です。国宝の中であり、ふだんは滅多にお目にかかれない屋根裏を川嶌一穂さんもヘルメットをかぶって探検されました。暑さの中の屋根裏探検は書かれているように、少年少女時代を思い出す体験です。
今回は7月16日までです。秋は10月13日から11月11日までです。

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美ビット見て歩き 私の美術ノート *64 川嶌一穂

 

創建千三百年記念特別公開 元興寺・国宝禅室屋根裏探検

 

写真 元興寺極楽坊・本堂(右)と禅室(左)の屋根瓦(著者撮影)

 

 奈良町のお寺として、本欄で平成27年6月に十輪院さん、29年5月に璉珹寺さんを紹介したので、次は元興寺さんを、と思っていたら、折よく「国宝禅室屋根裏探検」の告知を目にした。「探検」と聞けば、行かずばなるまい。男の子に一人交じって山野を駆け回っていた頃の気分が蘇った。
 まずは本堂にお参りする。極楽堂とも呼ばれるこちらの本堂は、ちょっと変っている。正面東側は、六間という偶数の柱間(はしらま)である。堂内中央に板敷の内陣があり、それを囲む畳敷きの外陣(げじん)は広く、かつ本尊の智光曼荼羅の周りを一周することができる。元々、僧の居住空間であったところに、中世から盛んになった庶民信仰に対応して、この開放感あふれる構造になったのだろう。
内陣と外陣を隔てる太い丸柱と角(かく)柱、四方の障子と小さな組子(くみこ)を入れた格天井(ごうてんじょう)が互いに響きあって調和している。
 一旦外へ出て、本堂の南面を、捩花(ネジバナ)の咲く芝生に沿って西へと向かう。わたしの中の元興寺さんのハイライト、お屋根拝見である。
目指すは本堂の西面と、禅室南面の東寄りの屋根だが、伝説の帚木(ははきぎ)ではないが、近寄ろうとすればするほど、見えなくなってしまう。掲載の写真は、境内の標識に従って、一番よく見えるというポイントから望遠で撮ったもの。
 一枚ごとに色合いの違う瓦が集まって、美しいモザイク模様となっている。何とこの中には、創建の地・飛鳥から、奈良時代にこの地まで運ばれた瓦もあるという。当時もう荷車はあったのだろうか。
 とつおいつ思いを巡らせているうちに、肝腎の屋根裏探検の時間となった。渡されたヘルメットを被り、懐中電灯を首にかけて屋根裏へと上がる。
 案内の方が懐中電灯で照らしながら、部材を釿(ちょうな)で削った表面の凸凹や、職人さんの落書きならぬ「落彫り」?などを見せて下さる。
一番印象に残ったのは、様々に違う時代の建築材が随所に使われていることだった。移築や改築、修理のさいに、貴重な木材を捨てることなく、出来るだけ古い材のいいとこ取りをして、1400年もの時間を持ちこたえて来たのだ。屋根瓦またしかり。
何でもピカピカに新しい現代に生きる私たちが「美しい」と感じるのは、思えば不思議なことだが、それが何代にもわたる職人たちの仕事の集積だからだろう。
秋風が立つころの、境内の萩の花もまた楽しみだ。

 

=次回は平成30年8月10日付(第2金曜日掲載)=
・ ・・・・・・・・・・・・・・・
かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。

 

メモ 真言律宗・元興寺 奈良市中院町11。電話0742(23)1377。猿沢池東側の道を南へ5分歩いて西側。前期禅室屋根裏探検は7月16日まで。後期は10月13日から11月11日まで(事前予約制。申し込みは奈良市観光センター、電話0742(22)3900)。https://www.gangoji-tera.or.jp

2018年7月14日 (土)

葛もち 

ことしも暑い日がつづいています。

このような夏の季節にいただいておいしいものとして葛餅があります。
冷やした葛に黒蜜とわらび粉がかけられています。
よく食べるわらび餅の感覚でフォークを入れてみるとなかなかしっかりしています。
さらに一口食べてみると、ほどよい甘さで弾力があってなかなか味わい深いものです。
噛み締めていただきました。
(240円+税)パッケージがきちんとされていて賞味期間も2ヶ月以上あります。
 

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クズ(葛)は、「マメ科クズ属のつる性の多年草であり、日本では、根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている」そうです。 

和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来します。したがって、奈良県吉野郡や宇陀市あたりが産地として有名で奈良の名産です。

このほど、鹿鳴人のイチ押しに掲載されました→http://www.narano-umaimonoplaza.com/ichioshi/kuzumochi/


 

2018年7月13日 (金)

第7回やすまろさんへのメッセージ

奈良県磯城郡田原本町の観光協会では、いま第7回やすまろさんへのメッセージを募集されています。弥生時代の唐古・鍵遺跡があり、桃太郎の生誕地と言われ、古事記の編集者の太安万侶の生誕地であり、多神社など多数の社寺もあります。近鉄西大寺駅から橿原神宮駅への中間です。また、ことし100周年を迎える近鉄田原本線(旧大和鉄道)のJR王寺駅からも一本です。以下、田原本町観光協会のHPより。http://www.town.tawaramoto.nara.jp/bosyu/7859.html

イラストも拝借。

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「奈良県田原本町は、奈良時代初めに、日本最初の歴史書「古事記」を編纂した太安万侶(おおのやすまろ)のふるさとです。

本年も、「やすまろさんへのメッセージ」コンテストを実施します。

今回のテーマは「田原本の空」です。

あなたが想う「田原本の空」を短歌・新短歌に表現して、やすまろさんに届けてみませんか。

 

募集期間
募集中 2018年07月06日~2018年09月07日 

募集要項

テーマ

田原本(たわらもと)の空(そら)

表現方法

五七五七七のリズムを内在し、現代の言葉で表現する。

部門

・小学生の部

・一般の部(中学生以上)

応募方法

はがき、封書、メール、ファックス
※作品・住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号を明記してください。
※小学生は学年を明記してください。
※一人一作品、未発表の作品に限ります。
※選考は、メッセージ選考委員会で行います。

(選考委員長:歌人 宮 章子)

募集期間

平成30年7月6日(金曜日)から平成30年9月7日(金曜日)

※応募作品は、返却致しません。著作権は、町観光協会に帰属します。

小学生の部
•最優秀賞(やすまろ大賞)…1万円(図書カード)
•優秀賞…5千円(図書カード)
•佳作…2千円(図書カード)
•町長賞…田原本町特産品

一般の部
•最優秀賞(多の杜(もり)賞)…5万円
•優秀賞…3万円
•佳作…1万円

主催

田原本町記紀・万葉事業実行委員会

共催

田原本町、田原本町教育委員会

後援

奈良県

応募先

〒636-0300 奈良県磯城郡田原本町193
田原本町記紀・万葉事業実行委員会事務局(田原本町観光協会内)」

2018年7月12日 (木)

『世界まちかど地政学』と毎日新聞インターネットサイト「経済プレミア」

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表紙と本の帯です。

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『デフレの正体』や『里山資本主義』などの著者であり、奈良でも講演で何度か聞いた、藻谷浩介氏の本です。
2017年から毎日新聞のインターネットサイトである「経済プレミア」に週刊連載されている同年掲載分を単行本化されたものです。

米国、英国、ロシア、中国といった大国もあるのですが、アンカレッジ、北アイルランド、カーリングラードや中国新幹線など。またコーカサス三国、ボリビア、スリランカ、ミャンマー、パナマなどなかなか行きにくいところが多く、体当たりで旅行されています。

単なる特派員報告や単なる旅行記とは違います。
日本のわれわれに参考になる点を多く書かれています。

わたしは毎日新聞のインターネットも購読していますので、インターネットの「経済プレミア」も読みはじめました。

写真も多くカラーですのでインターネット版も良いと思います。
→「経済プレミア

2018年7月11日 (水)

タイムトラベル 奈良県バス100年の旅

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なつかしいボンネットバス。

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昭和25年、観光バスの様子。

(写真は奈良交通のHPより拝借。)

昨年奈良県のバスは100年を迎えました。

「奈良県における自動車は、鉄道各駅の主要駅と山間部とを結ぶ交通機関として登場し、大正6年5月25日、松山自動車商会が大宇陀・桜井間に1日5往復の運行を開始しました。これが県下バス事業のはじまりです。・・・」

「タイムトラベル 奈良県バス100年の旅」という動画が,YOU TUBEにあることを知りました。14分ほどの動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=SIKTy5FNcmE

奈良交通「バス停トランプ」

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最近、奈良交通の「バス停トランプ」を手に入れました。
遊び方も書かれています。
そして難解地名のバス停の名前が気になりました。
ジョーカーも入れて54枚の丸いカードがありますが、バス停の名前を読めますか?

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奈良銘品館のHPに、答えが載っています。→http://www.narameihinkan.com/SHOP/524.html

2018年7月10日 (火)

7月14日から 糸のみほとけ 展  奈良国立博物館

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奈良国立博物館では、7月14日から8月26日まで、修理完成特別展「糸のみほとけーー国宝綴織當麻曼荼羅と綴仏ーー」が開かれます。

HPの解説です。

 日本では刺繡(ししゅう)や綴織(つづれおり)など「糸」で表された仏の像が数多く作られました。とりわけ、古代では大寺院の一堂の本尊とされる花形的存在でした。綴織當麻曼荼羅(つづれおりたいままんだら)(国宝、奈良・當麻寺蔵)や刺繡釈迦如来説法図(ししゅうしゃかにょらいせっぽうず)(国宝、奈良国立博物館蔵)は、その隆盛のさまを伝える至宝です。また、糸を縫い、織る行為は故人の追善につながり、聖徳太子が往生した世界を刺繡で表した天寿国繡帳(てんじゅこくしゅうちょう)(国宝、奈良・中宮寺蔵)が生み出されました。鎌倉時代以降、刺繡の仏は再び隆盛を迎えますが、その背景には綴織當麻曼荼羅を織ったとされる中将姫に対する信仰がありました。極楽往生を願う人々は中将姫(ちゅうじょうひめ)に自身を重ね刺繡によって阿弥陀三尊来迎図(あみださんぞんらいごうず)や種子阿弥陀三尊図(しゅじあみださんぞんず)を作成しました。
 この展覧会は綴織當麻曼荼羅の修理完成を記念し、綴織と刺繡による仏の像を一堂に集める特別展です。天寿国繡帳、綴織當麻曼荼羅、刺繡釈迦如来説法図の国宝3点が一堂に会する空前の企画です。本展を通して絵画とも違う「糸」の仏の世界の魅力をご鑑賞いただければ幸いです。

展覧会のHPです→https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/ito/ito_index.html

2018年7月 9日 (月)

ならBonbon オープン

奈良もちいどのセンター街にある、起業家支援施設のきらっ都1Fに新しいお店がオープンしました。
奈良飴の「ならBonbon」というお店です。 

ならBonbonは、素材の自然の色、味をそのままに、ひと粒の飴に詰め込んで、皆様のもとへ・・・優しい甘さをお楽しみください、とのことです。
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味は現在12種類あるそうです。
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美吉野酒造の酒粕入り、大和当帰葉、大和茶など色もきれいです。瓶に入っているので保存も良いとのこと。
3個入りや5個入りプレゼント用の化粧箱もなかなか凝ったデザインです。
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営業時間は10時から19時まで。休みは木曜日。電話090-8796-1427です。

2018年7月 8日 (日)

森本公誠著 『東大寺のなりたち』 岩波新書

東大寺の森本公誠長老(東大寺218世別当)の最近上梓された、『東大寺のなりたち』が小西通の啓林堂書店にたくさん平積みされていました。最近話題の本であり早速買って読みました。新書ながら学術書なみの内容の濃さでしたがわかりやすく書かれています。

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森本公誠著 『東大寺のなりたち』 岩波新書、840円+税。

最初に、東大寺の創建のころをくわしく書かれています。
聖武天皇の息子である基親王の夭折、羂索堂、法華堂、東大寺山界四至図などから書き起こされています。

本の扉より

華厳宗大本山東大寺。聖武天皇の発願に始まるこの寺院は、古来どのような存在意義を有していたのか。入寺から約七十年。東大寺長老である著者は、その問いかけの答えを創建時代の歴史に求めてゆく。朝廷内の政争と陰に陽に絡みながらも、救済の寺としての道を歩んだ東大寺のなりたちを解き明かす。

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目次

 

はじめに

 

第1章、東大寺前史を考える

 

1、山房の時代

 

2、金鐘・福寿寺の時代

 

3、大養徳国金光明寺の時代

 

第2章、責めは予一人にありーー聖武天皇の政治観

 

1、学習の時代

 

2、政治の真価とは何か

 

3、仏教思想による民心の救い

 

第3章、宗教共同体として

 

1、天皇の出家と譲位

 

2、寺院と墾田地

 

3、寺院形態への模索

 

4、国分寺と東大寺

 

第4章 盧舎那大仏を世界に

 

1、開眼供養会へ向けて

 

2、大仏開眼会の盛儀

 

3、新羅はなぜ大使節団を派遣したか

 

4、聖武太上天皇の晩年

 

第5章 政争のはざまで

 

1、権謀術数をめぐらす仲麻呂

 

2、仲麻呂の排除

 

3、称徳天皇重祚

 

4、政争ふたたび

 

第6章 新たな天皇大権の確立

 

1、仏教界の綱紀粛正

 

2、仏教勢力の排除

 

3、藤原種継暗殺事件

 

4、平安京で構想新たに

 

参考文献

 

略年表

 

結びにかえて

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森本公誠師のプロフィール(ウィキペディアより) 

 

森本 公誠(もりもと こうせい 1934年 - )は華厳宗の僧侶・イスラム学者。文学博士。

2004年から2007年まで第218世東大寺別当・華厳宗管長を務める。現在は東大寺長老。

長年にわたり仏教者の立場から国内外でイスラム教との交流を重ねてきた。

経歴

兵庫県姫路市生まれ。
1941年、父が京城の師団司令部附となり家族で移住。
京城府の龍山国民学校に入学。
父の異動のため帰国し、小学1年の二学期から小学四年まで広島市で過ごす。
通った中島国民学校(現・広島市立中島小学校)は今の平和記念公園の南側にあり、原爆の爆心地のすぐ近くだった。
退役していた父が再び臨時招集を受け、原爆投下4ヶ月前の1945年3月に奈良に転居。
広島の家の近所の子供や友人はほとんど亡くなった。
15歳で東大寺に入寺。
奈良女子大学附属中等教育学校を経て1957年、京都大学文学部卒業。
1961年エジプト・カイロ大学留学。
1964年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
1968年京都大学文学博士取得。

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2018年7月 7日 (土)

ならきたまちWEEK

7月10日から16日まで、ならきたまちWEEKがおこなわれます。チラシやMAP手に入りませんでしたので、HPから拝借します。

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HPです→http://kitamachiweek.com/

2018年7月 6日 (金)

長谷川潔著『ある新聞記者の履歴書』

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フェースブックつながりで長谷川潔さんからご案内をいただきました。

「前の職場の日経からなかなか言ってこないので、自分で「私の履歴書」を書いて出版しました。
生い立ちや企業取材や国際報道の現場で体験したことなどを失敗談を混じえてまとめました。
古稀を過ぎたいま、先延ばししない方がよいと考えました。
どんな担当でも一流の記者たらん、とした奮闘記ですが、もう一つの人生となった合唱音楽をめぐる幸せな歩みにも紙幅を割きました。
Amazonで1000円で買えます。「一時的に在庫切れ」とサイトでは表示されますが、注文があると出版社から取り寄せるようで、申し込んでいただくと、いつ頃届けられるかのメ-ルが来る仕組みです。
読みやすい文章は保証します。
お読みいただければ、嬉しいかぎりです。」

長谷川さんは、学生時代、合唱団での先輩です。

素晴らしいベースで、うしろで歌っていただくととても歌いやすかったことを思い出します。

その後、長谷川さんは日本経済新聞社にお勤めになりました。

現在、東京アカデミー合唱団の代表を務めておられます。
演奏会でお会いしたり、メールのやり取りをしています。
素晴らしい方とお知り合いになれたものです。東京アカデミー合唱団のHPです→https://www.tokyo-academy.com/

 

早速注文して5月末に到着。ちょうど休みでしたので、早速読み始めました。 

長谷川さんの三重県津市の幼少のころから、中学高校、大学へ。
東京外大のグリー、そして東京アカデミー合唱団へ。
 

日経新聞に入社され、奥様との出会い、本社や地方勤務、そしてアジアへ。
要人との思い出やときどきの世界情勢などを交えての記者生活が詳しく書かれています。
 

アジアの総責任者やニューヨークのアメリカの責任者など。
音楽とのかかわり。
日経新聞社の顧問を2年して、アカデミー合唱団を中心とした生活に。
 

2011年東日本大震災の直後の演奏会。
バンクーバーでの演奏会。
バッハのマタイ受難曲。
昨年のロ短調ミサ・・・。

長谷川さんの濃い半生をまとめられていて、まさに日経新聞の「私の履歴書」、いえそれ以上の量であり中味であると思います。

一気に3時間で読み終えました。

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長谷川潔著『ある新聞記者の履歴書』

Amazonで1000円(税込)

2018年7月 5日 (木)

「韓国古代木簡と東アジア」

早稲田大学稲門会の奈良県支部主催の講演会が奈良でありました。
早稲田大学文学学術院の李成市教授の講演を1時間あまり聞くことができました。
わたしが聞いて理解した範囲でメモとして書き留めます。

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(左から、李成市先生、真ん中は中島・稲門会奈良支部長、わたし)

明治以降150年は、西欧を日本が咀嚼することで、中国、朝鮮、ベトナムは西欧を理解することができたと言える。それは漢字があったからである。

同じように、かつて中国を朝鮮三国が媒介することで日本に伝えられたと言える。

1、東アジア文化圏の中の韓国と日本、

東アジア世界を特徴づける指標として、漢字、儒教、仏教、律令。

2、朝鮮半島と日本列島の歴史の並行性

・日本の歴史のみ独立してとらえられがちであるが、538年日本の仏教の公伝はそのころ新羅でも仏教が公認されたこと。

・645年の大化の改新のころ、高句麗や百済、新羅でも国内で権力闘争があった。

・701年の大宝律令のころ、統一新羅が成立したり、渤海も成立した。

・752年の大仏開眼のころ、新羅の仏国寺・石窟庵も創建された。

・758年恵美押勝の唐風化政策の頃、新羅も郡県名を唐式に改めた。

・935年、日本では関東で平将門の乱、西国で藤原純友の乱のころ、926年渤海の滅亡、935年新羅の滅亡があった。

・1192年源頼朝が鎌倉幕府を開いたころ、1196年高麗の武臣・崔忠献が政権を掌握、崔氏政権が成立した、

など。

◎東アジアとの関係で日本の歴史を見なければいけない。

韓国でも1990年頃から木簡が多数出土した。日本ほど多くはないが貴重なものであり、日本の木簡と書く順番や内容がよく似ている。そこから言えるのは、701年の大宝律令をはさんで、それ以前の100年間は(7世紀)は日本と三韓とのつながりが、中国とのつながりより多かったといえる。

「日本書紀」では朝鮮とのことを中国に置き換えられたといえるとのことでした。

◎7世紀は日本は三韓とのつながりが強く、中国との関係は8世紀になってからと言える。

新羅と日本は669年から700年まで、新羅から日本へは25回。日本から新羅は10回。この時期、遣唐使はなかった。

◎祢軍(デイグン)墓誌にみる東アジア情勢

祢軍(デイグン)墓誌を説明されました。

そこにおける「日本」は普通名詞であり、中国からみて東方、つまり百済を言っているという説明でした。くわしい資料をいただきました。

韓国から出土した木簡から、非常に多くのことがわかるということでした。

今まで知っていた歴史をすこし覆されたようにも感じましたが、たしかに日本の歴史を日本だけで理解したり、説明するよりも東アジアとの関係で日本の歴史を見るべきであるという点は同感できました。

一緒に講演を聞いた奈良まほろばソムリエの会のおふたりももっと伺いたい話であり、奈良まほろばソムリエの会でも講演してもらいたいといっておられました。また、李成市先生もぜひ呼んでくださいとのことでした。

李成市先生の早稲田大学研究者データーベース

https://researchers.waseda.jp/profile/ja.7cf7d8ce9f2801e5a1c47bc22433fa63.html

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ついでながら、この3月に早稲田大学では歴史館ができました。ちょうど東京へ行った時、拝見することができましたが、やはり李成市先生がご担当されたということでした。

早稲田大学歴史館のHPです→https://www.waseda.jp/culture/about/facilities/rekishikan/

2018年7月 4日 (水)

三好和義写真展へ

7月3日から、東大寺本坊で三好和義写真展が始まりましたので、初日に行ってきました。(13日まで)

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ふだん入れない東大寺本坊のふすまをとりはずした、広い大広間に、東大寺、正倉院の写真が展示されています。そして屋久島、小笠原、外国の島など南国の楽園の写真が展示されています。大きなサイズの写真は、背の高さ以上で長押まで高く幅もふすま3,4枚分はあるのではないでしょうか。1時から三好和義さんの解説もありました。 

上のチラシやポスターにもなっている大仏殿と北極星を中心とした星空は、宇宙をあらわしており、ニコンのカメラで90分間1000枚の写真を撮って1枚に仕上げてあるそうです。

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「天平の楽園の写真集」(2500円+税)の表紙の大仏様の上からの写真は、大仏様を中心とした宇宙を表現してあるそうで、大仏殿の天井近くから撮影されているそうです。 

東大寺の修二会の五体投地は、僧侶の数珠の石まで鮮明で暗いところでの撮影は感度ISO,36000で3000分の1のシャッタースピードで撮られているそうです。 

東大寺の修二会の3月12日深夜(正確には13日の未明)には若狭井の水を汲んで二月堂に戻る暗闇で感度ISO,

70000という高感度に設定して撮られたとのことでした。 

また東大寺大仏殿の山桜の開花した朝、14mmくらいの広角レンズで、桜を中心に大仏殿や回廊まで1枚に写されていました。

また12月16日しか公開されていない法華堂の執金剛神立像は色鮮やかで、そのうしろ姿はふつう見えませんが特に撮影を許されて撮られたそうです。

屋根に太陽の載っているような写真は、東大寺戒壇堂の屋根であり、太陽の落ちるところをコンピューターで計算して日にちを割り出し、5月末に撮られたということでした。

たくさんの方に来ていただきたいということでした。入場料500円。

私は写真集を買って、三好和義さんのサインをいただきました。

大広間は開け放してあるのですが、床から空調がきいていて快適でした。また庭は若草山などを借景にして蓮が咲いていたり、とても緑が美しい東大寺本坊でした。

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2018年7月 3日 (火)

7月のならシネマテーク

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7月のならシネマテークは、「すれ違いのダイヤリース」です。

 

ソーンはいい奴だけどかなり情けないお気楽男子。恋人に定職を持つように叱られて、仕方なく仕事探しを始めたものの、ようやく見つけた仕事は、電気なし・水道なし・携帯電話もつながらない僻地の水上学校の先生だった......。
赴任したものの、スポーツしか自信がないソーンは毎日失敗ばかり。ある日、前任の女性教師エーンの日記を見つける。そこには、自分と同じように僻地の学校で寂しさを感じ、子供達の教育や恋人との関係に悩む、エーンの正直な心の中が書かれていた。その悩みに共感したり、ある時は教え方を学んだりするうちに、ソーンは会ったこともない彼女に恋してしまう。

 

アカデミー外国語映画賞<タイ代表>作品
タイ・アカデミー賞 最多13部門ノミネート&6部門(脚本賞・編集賞・撮影賞・美術賞・作曲賞・歌曲賞)受賞
英国イーストウェンド映画祭 観客賞

 

開催日時

7月6日(金)10:00 / 14:00 / 19:00

 

7月7日(土)14:00 / 18:00

 

7月8日(日)11:00 / 15:00

開催場所  奈良国立博物館 講堂  奈良市登大路町50番地

2018年7月 2日 (月)

弁財天祭

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7月7日は弁財天の夏祭です。
前夜の6日には、宵宮祭と子供みこしのお渡り行列があります。
例年のように、もちいどのオーケスト広場の弁財天を出発、南へしもみかど商店街、折り返して、もちいどのセンター街、東向商店街、近鉄奈良駅行基広場で折り返し、東向の弁財天にお参りして、もちいどの弁財天までのコースです。
多くの商店街や近隣の子供たちの参加が見込まれています。

7月7日朝10時からは興福寺の三重塔の弁財天でも法要が営まれます。

2018年7月 1日 (日)

興福院へ

奈良市内の佐保路にある、尼寺「興福院」(こんぶいん、と呼ばれています)には大門前までいけますが、お寺は拝観したことはありませんでした。
特に、前庵主さんが亡くなられた以降、現在は公開はされていません。
そんな折り、奈良まほろばソムリエの会の女性の皆様の「ソムリエンヌ」部会のこの2月からのお寺へのお願いが実り、拝観できる機会がありました。
特に5名だけ男性も参加して良いということで、わたしも拝観させていただきました。
お寺の皆さん、お世話いただいたMさんはじめ皆様ありがとうございました。
大門そしてつぎの中門です。
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遠くに本堂が見えます。広い庭が広がっています。手入れがたいへんだということでした。
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こちらから靴を脱いでスリッパで上がりました。りっぱな客殿を通って上がりました。
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本堂の額です。
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本堂のご本尊、阿弥陀三尊を拝観しました。天平時代の作で保存の良い、金色の木心乾漆像ということです。
本堂内は写真不可です。
お話を伺いました。
お寺は尼ヶ辻の興福院町から江戸時代初期に現在地の佐保川西町に移ってきたということでした。
きょうは特別ということで、お寺の法要の時に須弥壇に広げる、細やかな刺繍の大きな布をつぎつぎに見せていただきました。しかもその刺繍は写真に撮っても良いということでした。とても美しい刺繍でした。刺繍の裏地には、江戸時代の天保年間に奉納されたことが墨書きで鮮やかに書かれていました。昔からお寺と檀家のつながりが深いとのことでした。ほかいろいろな品は奈良国立博物館に寄託しているということでした。
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本堂は平城山の中腹という感じで、奈良市内もよく見えます。
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裏山は旧ドリームランドや奈良教育大学附属中学あたりまで広がっているということでした。
座敷で、いろいろな資料を拝見しました。明治のころのお寺の様子の絵です。
 
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大晦日には除夜の鐘もつかれるそうですが、一般には公開はしていないということでした。また、庭を愛でながら、お抹茶をいただく機会はあるということでした。裏千家の特別なお茶会だということでした。
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ともあれ、近くにありながら現在興福院は公開はされていません。めったにない機会に拝見することができました。ありがたいことでした。
 
お寺のことはウィスペキアには以下の通り書かれています。
興福院の創建については複数の説があり、中世以前の沿革はあまり明らかでない。
寺はもと添上郡興福院村(平城京の右京四条二坊、現在の近鉄尼ヶ辻駅近く)にあり、現在地に移ったのは近世のことである。創建について、寺伝では天平勝宝年間(749 - 757年)、和気清麻呂が聖武天皇の学問所を移して創建し、弘文院と称したという。『七大寺日記』(嘉承元年(1106年))には藤原百川が創建した興福尼院が前身とされている。また、護国寺本『諸寺縁起集』には、宝亀元年(770年)、藤原広嗣の妻・輪立氏の発願で創建されたとある。
古くは興福院、弘文院の2つの寺号が用いられ、本尊は薬師如来であった。前述の和気清麻呂を開基とする説は、和気氏が設立した学問所を弘文院と称したことから出たものと推測されている。
寺はその後衰退していたが、安土桃山時代に大和大納言豊臣秀長から寺領200石の寄進を受け、復興した。寛永13年(1636年)には徳川家光から再び寺領200石を寄進されている。現在残る本堂、客殿、大門はこの頃の建立である。徳川家綱代の(寛文5年(1665年))に現在地の法蓮町に移転した。上記の建物も移築されている[1]。
第2世の尼僧は、元大和郡山城主豊臣秀長の未亡人である。3代徳川家光から14代徳川家茂までの将軍の位牌をまつっている。
伽藍[編集]
大門から抜けた庭の先、中門の奥に本堂があり、本堂と渡り廊下で結ばれた客殿がある。旧地の尼ヶ辻での建物や庭園には小堀遠州が関与しているが、現在地の庭園は移転後につくられたものである[2]。
客殿 - 重要文化財。江戸時代、寛永年間頃に建てられた、入母屋造り桟瓦葺の建物。檜皮葺きの玄関が付属する。左右3室を前後2列に配し、計6室とする禅宗方丈系の平面になる。
大門 - 奈良県指定有形文化財。寛永年間建立の四脚門。
本堂 - 奈良県指定有形文化財。寄棟造、本瓦葺きで、屋根は中程に段差を設けて瓦を葺く錣葺(しころぶき)とする。内部は内陣の両脇に脇陣を設ける、浄土宗本堂特有の平面構成になる。寺の記録から寛永19年(1642年)の上棟と判明する。
霊屋 - 奈良県指定有形文化財。代々の徳川将軍の位牌をまつる入母屋造、本瓦葺の建物。奈良県下では珍しい徳川家ゆかりの霊廟建築である。内部には渡辺始興(わたなべしこう)による華やかな障壁画(奈良国立博物館寄託)がある。
Cimg15691 大門前にて。

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