元興寺国宝禅室屋根裏見学へ
7月16日までおこなわれている、元興寺の国宝禅室の屋根裏探検が、予約なしでもその日空いていれば行けるということを聞きましたので、平日の昼下がり行ってきました。
奈良ボランティアガイドの朱雀の方のガイドです。
借りたヘルメットをかぶり、借りた懐中電灯もぶら下げ、ガイドさん2人、見学者は7名で屋根裏を30分間見学しました。
天井裏の天井が高いところもあるのですが、梁や壁があり低くて頭を打たないように中は注意が必要なところが何か所もありました。
ロープで確保された通路は大丈夫ですが、通路をはずれると天井板のところですから要注意です。
昭和18年から25年というたいへんな時期に解体修理が行われ、木材ヒノキの年輪年代を調べて正確な時代がわかったそうです。いまヒノキも杉も3000年のデータがあり、木の伐採された時期がわかるそうです。
*年輪年代法とは。
年輪はその年の気候によって成長の度合いが異なる。しかも、毎年の気候変動の影響を受けて年輪の幅は微妙に変化する。その変化は不規則であるから、数十年以上の期間を記録できればまったく同じように変化する部分は滅多に存在しないので、その年輪がいつ形成されたかを特定することが出来る、これが年輪年代法である。
(当日もらった資料より)
昭和の修理の時の落書きとして飛行機が彫られているということです。
屋根裏には扇風機が何台も置かれて風を送ってくれました。
元興寺が飛鳥から奈良に移って創建されて、1300年ということです。天井裏には飛鳥、白鳳、奈良の各時代やもっと下った各時代や昭和の大修理などをいちどに拝見できました。おすすめです。拝観料の500円プラス屋根裏拝観料1000円がいります。予約をしてから行くのが良いと思います。電話予約は奈良市観光センター電話0742-22-3900.
屋根裏から降りると境内には、青い桔梗が咲き、良い風が吹いていました。
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