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2018年6月30日 (土)

サッカーとラグビーの熱い闘い

先日来、サッカーのワールドカップがたいへんな盛り上がりを見せています。とりわけ、H組で大会前苦戦を伝えられていた、日本がコロンビアに2-1で勝ち、セネガルに2対2の引き分け、勝ち点4。敗退の決まっていたヨーロッパの強豪ポーランドには0-1で敗れたものの、セルビアと勝ち点で並んだが警告数が少ないフェアープレイポイントでH組を2位で突破しました。つぎの決勝トーナメントのベルギーとの試合が注目されます。遠くから見ているだけの者までサッカーワールドカップに引き寄せられています。

(追記)決勝リーグでベルギーと対戦、2-0とリードしたが最後に決勝点を奪われ、2-3で敗退した。ベスト8はならず、ベスト16に終わったが、日本は確実に強くなったとの評であった。

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一方、ラグビーも来年日本でワールドカップが開催されます。日本も出場権をとりました。日本が最近強くなり先日も好成績を残していました。リポビタンDチャレンジカップではイタリアと1勝1敗。ジョージアにも完封勝利でした。ちょうどテレビで観戦することができて、格段の力強さを感じました。まだまだだそうですが、来年にむけてがんばってもらいたいものです。

日本ラグビーフットボール協会のHPです→https://www.rugby-japan.jp/

 

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写真も拝借。

7月3日から 三好和義写真展 「天平の楽園・東大寺と正倉院」

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7月3日から13日まで、東大寺本坊で三好和義写真展
「天平の楽園・東大寺と正倉院」がひらかれます。

以前に友人Kさんの紹介で、東京銀座の和光での三好和義さんの「室生寺」展を拝見し、お会いしてお話もできて写真集にサインなどいただいたことがあります。鹿鳴人のつぶやき→


その写真家の三好和義氏は東大寺など奈良の写真を撮るために、昨年から奈良に移り住まれて撮影されているそうです。

  東大寺のHPより。

⬛ 三好和義写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」につきまして

 

このたび東大寺「本坊」にて初の写真展「天平の楽園・東大寺と正倉院」を開催いたします。この本坊での写真展開催は今回が初になります。
本坊大広間100畳の空間に、写真家、三好和義が撮影いたしました東大寺の四季、仏像、さらに今回、ABCテレビのご協力をいただき実現した正倉院の宝物の写真などを展示いたします。さらに、三好和義の代名詞でもある南国の「楽園」の世界も展示。天平から現代につながる「楽園」の世界をご覧いただく内容です。

 

三好和義写真展「天平の楽園」実行委員会

 

⬛ 三好和義の言葉

 

今回、本坊での写真展の開催という特別なご依頼を頂戴し感謝しております。東大寺の撮影は、今まで法華堂や修二会などの機会にお許しをいただき、何度か撮影してきました。もっと本格的に撮影に取り組みたい。そんな願いが叶ったのが宮城県多賀城市で開催された「東大寺と東北」展の図録などの撮影のご依頼を頂いてからです。この際、じっくりと撮影に取り組みたいと、奈良で住居を探しました。暮らしながら、東大寺の日常を撮影したい、そう思ったからです。毎朝、東大寺の境内を散歩しながら撮影をする。そんな夢が叶いました。今回の写真展では、そんな東大寺の四季を感じる日常や、特別に撮影を許していただいた仏像などを展示いたします。また、正倉院の宝物は、数年前に何年かかけて「正倉院展」の際に撮影をしたものです。展示に多大な理解をいただいた宮内庁の方がたやABCテレビ関係者にはお礼申しあげます。今回特別な機会を与えていただき、深いご理解で、格別なご高配を頂戴しました東大寺関係者のみなさまには、心より感謝いたします。
本坊の100畳の大広間に広がる「天平の楽園」をお楽しみいただきますよう、お願いいたします。

会期:平成30年7月3日(火)~13日(金)
会場:東大寺本坊大広間(奈良県奈良市雑司町406-1)
時間:9:30-17:30(最終日のみ15:00まで)(入場は閉館30分前)
拝観料:500円(小学生以下は無料)
展示作品数:70点

三好和義による会場内作品解説(解説後、毎回サイン会実施) 連日13:00/15:00(最終日のみ13:00)

「天平の楽園」の写真集(2500円)も販売されるそうです。

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2018年6月29日 (金)

元興寺国宝禅室屋根裏見学へ

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7月16日までおこなわれている、元興寺の国宝禅室の屋根裏探検が、予約なしでもその日空いていれば行けるということを聞きましたので、平日の昼下がり行ってきました。
奈良ボランティアガイドの朱雀の方のガイドです。
借りたヘルメットをかぶり、借りた懐中電灯もぶら下げ、ガイドさん2人、見学者は7名で屋根裏を30分間見学しました。
天井裏の天井が高いところもあるのですが、梁や壁があり低くて頭を打たないように中は注意が必要なところが何か所もありました。
ロープで確保された通路は大丈夫ですが、通路をはずれると天井板のところですから要注意です。
昭和18年から25年というたいへんな時期に解体修理が行われ、木材ヒノキの年輪年代を調べて正確な時代がわかったそうです。いまヒノキも杉も3000年のデータがあり、木の伐採された時期がわかるそうです。

*年輪年代法とは。
年輪はその年の気候によって成長の度合いが異なる。しかも、毎年の気候変動の影響を受けて年輪の幅は微妙に変化する。その変化は不規則であるから、数十年以上の期間を記録できればまったく同じように変化する部分は滅多に存在しないので、その年輪がいつ形成されたかを特定することが出来る、これが年輪年代法である。
(当日もらった資料より)

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昭和の修理の時の落書きとして飛行機が彫られているということです。
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屋根裏には扇風機が何台も置かれて風を送ってくれました。

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元興寺が飛鳥から奈良に移って創建されて、1300年ということです。天井裏には飛鳥、白鳳、奈良の各時代やもっと下った各時代や昭和の大修理などをいちどに拝見できました。おすすめです。拝観料の500円プラス屋根裏拝観料1000円がいります。予約をしてから行くのが良いと思います。電話予約は奈良市観光センター電話0742-22-3900.

屋根裏から降りると境内には、青い桔梗が咲き、良い風が吹いていました。

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2018年6月28日 (木)

神戸市の水道筋商店街へ、新長田の商店街へ 

「地域創生の戦略と実践」の著者のひとりであり、近畿まちクリエイトでお世話になっている旧知の神戸一生先生のお話によく出てくる神戸の水道筋商店街を訪ねました。神戸は奈良から近鉄ー阪神電車で1本、遠くはないのですが久しぶりの訪問です。

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(神戸先生から頂いた水道筋商店街の様子です)

三宮から2駅の阪急の王子公園駅で降りて、朝10時すぎ神戸市でも有数の水道筋商店街へ。朝から買い物客がすでにたくさん来られていました。うかがえば1日13000人の通行客があり、住宅街に囲まれ周辺の人口はかなり多いそうです。いろいろなイベントや催しもされています。
HP→
http://www.suido-suji.com/index.php

 

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つづきの水道筋1丁目商店会へ。

 

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王子公園駅に戻らず、さらに東へ、住宅街を次の六甲の駅まで歩きました。六甲山からきれいな川が流れています。

 

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電車に再び乗って阪神大震災でたいへんであった新長田駅へ。有名な鉄人28号です。うしろすがたも。

 

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新長田の商店街のHPです→http://kobe-shinnagata.com/

 

 

2018年6月27日 (水)

ザイレ暁映さん、日経新聞より

先日お会いしてお話をうかがった興福寺のザイレ暁映さんのことが日経新聞に大きく紹介されていました。日経新聞有料WEB版より

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出る杭、奈良の魅力発信 興福寺僧侶 ザイレ暁映さん(もっと関西)
私のかんさい

 
2018/6/19 11:30
 ■奈良市の世界遺産、興福寺で5月に行われた中金堂法相柱の開眼供養。散華や読経を行った9人の僧侶のうち、法要の司会役「会奉行(えぶぎょう)」を務めたのは、ドイツ出身のザイレ暁映さん(39)だ。

 ざいれ・ぎょうえい 1978年ドイツ・ハンブルク生まれ。89年に米国に移住し、カリフォルニア大バークレー校で日本古典文学を専攻。大阪外語大大学院(当時)への留学などを経て2010年龍谷大客員研究員。11年に興福寺で出家得度。

 ざいれ・ぎょうえい 1978年ドイツ・ハンブルク生まれ。89年に米国に移住し、カリフォルニア大バークレー校で日本古典文学を専攻。大阪外語大大学院(当時)への留学などを経て2010年龍谷大客員研究員。11年に興福寺で出家得度。

 英語やドイツ語だけでなく、場合によっては日本語でお寺の案内、解説や展覧会図録の執筆も行う。普段の生活で自分が外国人だと意識することは少ないが、日本語を始めたのは米国にいた高校時代。授業を取ったことがきっかけだ。

 父は物理学者で何度か来日しており、母の日本好きもあって実家は日本の陶芸や漆器が飾られていて、まるで博物館のよう。思春期に東洋思想や仏教に憧れを持つようになったのは自然な成り行きかもしれない。

 もともとは日本古典文学を専攻していたが、文学の理解の手段として仏教に行き着いた。南都仏教に注目したのは誰も研究していなかったから。米国の大学院の博士課程で指導教官に「(興福寺などの教学の)唯識や法相宗を研究したい」と相談すると、「とても面白い。が、自分には専門的指導は無理だから日本に行きなさい」と言われた。

 ■研究者から僧侶に転じたのは2011年。南都仏教に魅せられ、興福寺や薬師寺に通い詰めるうちに転機が訪れる。

 客員研究員として赴いた大学は京都にあったが、住んだのは奈良市内。物価や家賃が安かったから、というのは冗談で、研究対象と同じ土地で同じ空気を吸いたいと思ったから。それに早朝深夜に行われる法要を見たかった。興福寺や薬師寺で法要や作務に参加させてもらううちに、そこで行われていることが興味深くて、お寺にいたいという気持ちが強くなっていった。

 そんな時、仲良くなった興福寺の僧侶から、「(一生に一度の口述試験の)竪義(りゅうぎ)を受けるので、手伝い役の『童子』をしてほしい」と頼まれた。

 大役なので引き受けられないといったんは断ったが、二人三脚で取り組む試験勉強の過程で貴重な資料を目にすることができるとあって、説得に応じた。手伝い役をするには出家得度が必要。研究者としてためらいがなかったわけではなく、その後も米国の大学で教べんを執る中で葛藤が続いたが、学問と実践の両立は興福寺のような学問の寺なら可能だと思った。

 興福寺では外国人だからといって特別扱いはない。もちろん怒られるときも同じ。そもそも僧侶には本来、名字も国籍もなく「たまたまドイツで生まれたお坊さん」だと思っている。周囲も自分のような出る杭(くい)がもたらす新しい視点を面白がってくれている。

 ■外国人向け観光案内施設「奈良県猿沢イン」で年に数回、興福寺の歴史や美術、教義に関する法話を行う。集まった欧米人らからは「寺には女性もいるのか」などと矢継ぎ早に質問が飛ぶ。

外国人観光客向けに法話を行う(5月、奈良市)

外国人観光客向けに法話を行う(5月、奈良市)

 欧米人にはキリスト教で例示するなどして説明する。今、奈良の寺社でもアジア人観光客が急増しているが、きちんと対応できていないことがもどかしい。単なる言葉の通訳では文化や美術、宗教について正しく伝えることはできない。人材育成が急務だ。

 奈良県は「NARA IS JAPAN」(奈良は日本)というキャッチコピーも使って誘客を図っている。辛口になるが、あれには違和感を感じる。そんなふうにいわれると、多くの欧米人はいまだ「ゲイシャ、フジヤマ」を想像してしまうからだ。言いたいことはよく分かるが、日本文化のルーツがある場所だという奈良の独自性をしっかり前面に出してほしい。

 大阪にも住んだことがあるが、関西の良さは歴史の分厚さと地域文化が濃厚に残っていること。料理から方言まで地域ごとに文化が異なるドイツとも似ている。「奈良は奈良、京都は京都、堺は堺」と住民のプライドが高いのは素晴らしい。みんなで東京に合わせる必要なんて全くない。

(聞き手は奈良支局長 岡田直子)

2018年6月26日 (火)

「ふりむかないで・・・ 奈良市編」その後。

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話題の「ふりむかないで・・・奈良県・奈良市編」が、奈良市内のカラオケ店で歌えましたが、先日の名古屋出張では、名古屋のカラオケ店(JOY SOUND)でも歌うことができてびっくりしました。なるほど全国のJOY SOUNDでうたえるというのはこういうことなんだなと思った次第です。
YOUTUBEのシンガーソングライター氷置晋さんの歌です。→https://www.youtube.com/watch?v=etnNzk1iEB4
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ところで遅くなりましたが、友人Oさんからのたよりを紹介します。

OさんのGOOGLE+のページです→https://plus.google.com/u/0/100339270020150638145
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「手持ち材料のみで試作しました「まほろばの女」(ふりむかないで奈良市編)の全編が一応出来上がりました。

 

 

 

2018年6月25日 (月)

 なら燈花会サポーターを募集されています。

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今年も8月5日から14日までなら燈花会がひらかれますが、7月20日までサポーターを募集されています。
燈花会は多くのサポーターによって支えられています。
くわしくはHPをご覧ください。→http://www.toukae.jp/supporter/

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2018年6月24日 (日)

きらっ都・奈良3期生起業家募集中

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きらっ都・奈良ではこの春から夏にかけて卒業され近隣に独立されます。

 

現在3期生を募集しています。

 

いまがチャンスです。

 

くわしくはHPをご覧ください→http://machinara.jp/event_detail58.html

 

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2018年6月23日 (土)

6月30日から奈良市写真美術館では

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6月30日から10月21日まで、奈良市写真美術館では、入江泰吉 奈良を愛した文士と高畑界隈、展覧会が開かれます。

6月20日の奈良新聞によれば、7月1日からJR西日本の観光キャンペーン「ちょこっと関西歴史たび  奈良高畑」がスタート。9月30日まで、新薬師寺、不空院、福智院では文化財の特別公開があり、奈良市写真美術館でも写真展などが予定されているということです。

くわしくは、HPをどうぞ→https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/05/page_12438.html

奈良市写真美術館での川島小鳥写真展は6月30日から8月26日までひらかれます。女優の尾野真千子がモデルのようです。

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奈良市写真美術館のHPです→http://irietaikichi.jp/

2018年6月22日 (金)

6月23日、大安寺の竹供養

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6月23日に南都・大安寺では竹供養を行われます。

HPの案内です。

 

古来中国では、陰暦五月十三日(六月二十三日ごろ)を竹酔日あるいは竹迷日、竜生日、竹誕日、竹供養と称し、この日に竹を植えればよく育つといわれています。

 大安寺では、竹酔日の故事にちなみ、六月二十三日に恒例の「竹供養」「癌封じ夏祭り」が行われています。

 当日は、早朝からがん封じの祈祷が行われ、笹娘による大安寺名物の笹酒がふるまわれます。
 午後1時から竹供養の儀。虚無僧による尺八奉納演奏、竹林加持、銘竹の植樹、特別法話、茶筅製造の実演など多彩な行事が行われます。

http://www.daianji.or.jp/05-gyoji.html

映画『VISION』

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いま公開されている河瀬直美監督の「VISION」を見てきました。奈良県の吉野の映像と音楽の美しい映画です。
フランス語、英語のセリフもあり、日本語字幕スーパーもありました。

世界で高い評価を受ける河瀬直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、そして、日本が世界に誇る俳優永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画作品。

HPは→http://vision-movie.jp/

ことしは日仏友好160年ということで、ジャポニスムという催しがフランス、パリで開かれます。河瀬監督のこのVISIONも7月に上映されるそうです。たぶん吉野の映像は、フランスでも評判になることでしょう。

ついでながら、春日大社のおん祭りも100人規模でおわたり行列が10月22日頃にパリでおこなわれるとのことです。

ジャポニスムのHPです→https://japonismes.org/

2018年6月21日 (木)

『地域創生の戦略と実践』

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このほど『地域創生の戦略と実践』が出版されました。

目次は

第1章、地域創生の概念と戦略的視座

第2章、地域創生とマーケティング戦略

第3章、地域創生とブランディング・デザイン戦略

第4章、地域創生と地域居住戦略

第5章、商店街再生による地域創生

第6章、地域創生と観光まちづくり

第7章、地域創生へのツーリズム戦略

第8章、地域創生とクリエイティブシティ

第9章、地域創生と推進主体

終章、今後の地域創生への展望と課題

①地域創生のあるべき姿

②今後の地域創生への展望

③地域創生へ向けた今後の課題

編著者や著者の中に、濱田恵三先生や神戸一生先生、中川佳英子先生ら旧知の先生方もおられます。
奈良もちいどのセンター街にも取材頂き、夢CUBEを第6章の実践例として書いていただいています。
ありがとうございました。

『地域創生の戦略と実践』 晃洋書房発行、1900円+税

2018年6月20日 (水)

もちいどのセンター街の敷石のエピソード

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もちいどのセンター街の横道からの敷石には魚や鳥などいろいろな模様が彫られています。平成8年完成の頃、当時の森中事務局長の発案による魔除けだと聞いていました。

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このほどこの模様について「やまとびと夏号」に増田隆さんが書かれています。

曰く、もと興福寺の南大門(澤瀉門おもだかもん)の基壇の敷石に彫られていたということです。
興福寺中金堂伽藍整備事業として、南大門も10年ほど前に発掘調査が行われた。

そのころ敷石は敷いてあって、魚や鳥などがデザイン的なものあるいは魔除けではないかと想像されるということです。
南大門はもとの礎石があったところが復元され、その敷石は興福寺が回収したとのこと。
このほど、増田さんが調べられ、その敷石は現在興福寺の本坊にその一部が敷かれているということです。
最近、ちょうど興福寺本坊を訪れる用事がありましたので、興福寺南大門にかつて敷かれていた敷石を拝見することができました。増田さん、ありがとうございました。

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「やまとびと」は季刊で年4回発行されています。いろいろ特典や案内があって、年1000円の会費で送ってきてもらえます。やまとびと申し込みのページです→https://www.yamatobito.net/subscription/

やまとびとのHPです→https://www.yamatobito.net/

2018年6月19日 (火)

7月1日男声合唱ゾンタークのコンサート

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友人のOさんなどが出演される、男声合唱団「ゾンターク」の第13回定期演奏会がやまと郡山城ホールの大ホールで7月1日(日)にひらかれます。1000円全席自由。

http://www1.kcn.ne.jp/~wtnbae/

2018年6月18日 (月)

大阪地震

2018年6月18日朝7時58分に大阪を中心に発生した地震を「大阪地震」といわれてメディアに流れています。
わたしも出勤前自宅2階で地震にあいましたが、たしかに阪神淡路大震災のことを思い出す大きな揺れでした。
あとでテレビは10秒間くらいであり阪神淡路大震災の50分の1程度であったと評論していましたが、実際には阪神淡路大震災を思い出した人が多かったようです。
大阪北部、茨木市あたりがひどかったようで、友人のメールでは家の中がひっくり返った、テレビもパソコンも移動してしまった、冷蔵庫から中味が飛び出た、自宅の中でも履物を履いて、足の踏み場をかき分けた、ガスはまだ不通、などを聞くとそのたいへんさを感じます。
写真はありませんが、記録として残しておきます。
災害はいつ出会うかわからない、とあらためて思う次第です。皆様の安全を祈念申し上げます。

25日 鶯替え神事

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菅原道真が生まれたという、奈良市菅原町の菅原神社で「鶯替え神事」が6月25日おこなわれます。

「うそがえしんじ」と読みます。

まほろばソムリエの会の久門たつおさんのディスカバー奈良(毎日新聞)の記事です。

→http://www.stomo.jp/discover_nara/180607.html

以下は、神社のHPより

http://www.sugawaratenmangu.com/

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 この鷽替え神事は、天神さんのみ行われている神事です。

 菅原道真公が太宰府へ下向の翌年延喜2年(西暦902年)正月7日御自ら悪魔祓いの神事をされた時、 無数の蜂が出て参拝の人々を刺し悩ましました。その時、鷽鳥が飛来して蜂を食いつくし、人々の危難を救ったのは、菅公のご仁徳の賜として、鷽(嘘)が真(まこと)に成ると信じ、以後1千1百年の長きに渡り続いて来ております。
 この神事は鷽のお守りをお求めいただき、それを皆様でどなたでも結構ですから「かえましょ」「かえましょ」「かえましょ」と云いながら皆様で交換しあって頂き、数多く交換して頂ければ、それだけ 「鷽」が「真(まこと)」に変わると云われております。
 太鼓の合図で交換を終え、お守りの箱に番号がついておりますので、抽選であたった方は、その場で別 の賞品をお渡しいたします。これを5回程度繰り返します。
 また、買って頂きましたお守りは家の神棚か、できるだけ清浄な処にお祭りしてください。各ご家庭の一年の幸運を守って頂きます。

 
 

2018年6月17日 (日)

映画『万引き家族』

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いま話題の是枝監督のカンヌ映画祭の最高賞受賞作を見てきました。
ほんとうの家族が失っているもの、それが家族ではないつながりの「万引き家族」6人にあるというのがひとつのテーマではないかなと思いました。
東京のスカイツリーの見える町での出来事です。

映画のHPです→http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

2018年6月16日 (土)

田原本町 唐古・鍵考古学ミュージアム

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この6月1日から、唐古・鍵考古学ミュージアムがリニューアルされてオープンされました。
現在7月8日まで、「唐古・鍵遺跡の重要文化財~新指定品の紹介」という企画展がひらかれています。

HPです→http://www.town.tawaramoto.nara.jp/karako_kagi/museum/index.html

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2018年6月15日 (金)

なら「PHOTO CONTEST」

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第3回を迎えるなら「PHOTO CONTEST」が7月31日まで募集されています。くわしくは、http://photocontest.irietaikichi.jpをごらんください。

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2018年6月14日 (木)

6月17日、率川神社で三枝(さいくさ)祭、ゆりまつり

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6月17日は率川神社の三枝(さいくさ)祭、ゆりまつりです。10時30分から神事が挙行されます。午後は中心市街地をお渡り行列があります。
また前日の16日には桜井の大神神社からゆりがJR電車で運ばれ、JR奈良駅から率川神社へと運ばれるお渡りがあります。

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写真はゆりの造花です。


くわしくはHPをご覧ください

http://isagawa-jinja.jp/omatsuri/saikusa/

(追記)

百合かざし浴衣の列が踊り行く商店街に香り放ちて
(毎日新聞やまと歌壇)

2018年6月13日 (水)

7月21日から奈良県立美術館では

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美の新風ー奈良と洋画ー明治150年記念企画展がはじまります。会期は7月21日から9月17日まで。

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興福寺中金堂

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6月9日夕方の興福寺中金堂です。
姿が見えてきました。
このあと10月の落慶法要までまた包まれるように聞きました。10月7日からの落慶法要 が待たれます。

2018年6月12日 (火)

6月15日からロータスロード

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6月15日から8月19日まで、西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺の4ケ寺でロータスロード。蓮の道の特別ご朱印などの行事があります。各寺には、蓮が準備されています。朝方が蓮も咲いていて良いと聞きました。

奈良市観光協会のHPです→https://narashikanko.or.jp/news/2703/

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2018年6月11日 (月)

秋篠寺へ 3

押熊町から中山町を歩いて八幡宮を拝見して、午後4時近くにようやく秋篠町の秋篠寺に着きました。
夕方でしたので朝や昼の行列はなくスムーズにお参りすることができました。2016年の様子→鹿鳴人のつぶやき
まずこの日しか頂けない井戸の水をいただきました。

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そして大元帥明王像のお堂、大元堂へ。

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大元堂の秘仏厨子入大元帥明王立像は、檜寄木造、像高229.5cm、鎌倉時代作、重要文化財。堂暁律師が寺内の閼伽井に現れた大元帥明王を感得したという。

本堂へ。

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かつてこの写真を見て、どこのお寺か4つから選べという問題が、まほろばソムリエの試験で出たことを思い出します。

本堂の軒先をかりてこの日参加の同級生18名の記念撮影) お疲れさまでした。

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苔の美しい庭にある會津八一の歌碑。この日は暗くてフラッシュをたいてもうまく撮れませんでした。

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あきしの の みてら を いでて かへりみる いこま が たけ に ひ は おちむ と す

解説はいつもの素空氏のHPをご覧ください→素空氏の解説

(おしまい)

追記、

この日のみ秘仏公開雨ふれど秋篠の道友らと歩く(毎日新聞、やまと歌壇)

2018年6月10日 (日)

押熊八幡宮と常光寺へ 2

押熊の瓦の窯跡から、大きな道に出てさらに、ならやま大通りを横切って西へ行き、南に入る細い道をうねうねと歩いて、押熊八幡宮にいきました。紫陽花も淡い色に咲き始めています。

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八幡宮の八の字は、鳩が向き合っています。八幡さんは鳩と関係があるとのことでした。
天神社は牛であるのと同じように。

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さらに曲がりくねった道を歩き、押熊の常光寺に着きました。

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しばらく待って、本堂を拝観できました。赤童子や曼荼羅などの掛け軸を拝見。本堂では住職のお話がありました。6月6日しか開扉されない、秘仏「歓喜天」を拝観しました。生駒聖天さんの湛海上人の作とのことです。小さな金属製の金色の歓喜天でした。

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 押熊の八幡宮のすぐ近くの忍熊王子と兄の麛坂(かごさか)王子の墓もいきましたが、この日同じように回られた、まほろばソムリエの会の雑賀耕三郎さんがブログでくわしく書かれていますのでご覧ください。→

 

2018年6月 9日 (土)

雨の中のウォーク、カラト古墳、押熊瓦窯跡へ 1

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6月6日、前日までの晴天とは打って変わり、奈良も梅雨入りの雨でした。
この日のガイドは電動自転車で事前に下見をしてくれたり、資料作りをしてくれた、まほろばソムリエの三宅努君、そしてサポートがベテラン稲田英二君という豪華な布陣です。
近鉄高の原駅から平城ニュータウンを通って、押熊町、中山町、秋篠町から西大寺駅へのウォークです。同級生18名がひとりのドタ・キャンセルもなく1時高の原駅に集合・出発しました。一路西へ。ちょうど京都府との境の奈良市の北の端になります。

新興住宅の中、カラト古墳です。

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この古墳は、ニュータウン建設に先立って、昭和54年(1979)に発掘調査されました。上が丸く、下段は四角の、上円下方古墳です。下の方円は一辺13.8m。上の円形部は径9.2m。8世紀の貴族の古墳と説明されています。石室が唐櫃に似ているからカラトと名付けられたそうです。
以前車で近くまで来たことはあるのですが、見つけることができませんでした。
また奈良まほろばソムリエの試験が近くの奈良大学であった時、帰りにこの古墳を見に行くという人もいました。

それから「万葉の小径」を通りました。萩など多くの万葉集に出てくる植物が植えられ和歌と共に紹介されています。ゆっくり歩きたい小径です。

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さらに住宅街を歩くと大きな森が残っていて、そこに押熊の瓦の窯跡が再現されていました。

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雨ゆえに参加の皆さんの服装・装備もいろいろです。

美ビッド見て歩き *63 「東大寺と東北」特別展

毎月楽しみにしている川嶌一穂さんの奈良新聞の「美ビッド見て歩き」の6月は、宮城県の多賀城市の東北歴史博物館での展覧会です。東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北ーー復興を支えた人々の祈りーー」展です。
多賀城市は奈良市と友好都市です。大震災の翌年だったでしょうか、多賀城市を訪れたことがあります。鹿鳴人のつぶやき→
重源上人像などがいま多賀城市にお出ましされていると聞きます。6月24日まで。

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美ビット見て歩き 私の美術ノート *63 川嶌一穂

東北歴史博物館 東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北―復興を支えた人々の祈り」展

写真 会場入口で観客を迎える「大仏さまの右手」(著者撮影)

 七年前の東北大震災の惨状は、それを目の当たりにした私たち日本人の考え方や生き方に、ゆっくりと、だが確実に影響を与え続けている。

 何も出来ないが、せめて年に一度は東北を訪れようと決めて、本欄でも26年4月に三陸鉄道、27年3月に気仙沼のリアス・アーク美術館、28年6月に東京藝術大学美術館での「いま、被災地から」展を訪れた。昨年はその機会がなかったので、「東大寺と東北展」のチラシを見つけた時は、すぐ予定表に書き込んだ。

 東京駅から仙台駅までは新幹線でわずか1時間半。展覧会は込んでいたが、東大寺の仏さまの「出開帳」が賑わっているのは単純に嬉しかった。

 

 東大寺と東北との浅からぬご縁の始まりは、本欄28年7月の「石山寺」でも触れたように、大仏鋳造が開始された天平十九年(747)の2年後に、陸奥国小田郡(宮城県涌谷町黄金山神社境内)で初めて黄金が産出し、大仏表面の鍍金用の黄金九百両(12・6kg)が献上された時からだ。大伴家持がそれを寿いで「すめろきの みよさかえむと あづまなる みちのくやまに くがねはなさく」(「万葉集」巻十八)と詠んだのはよく知られている。

 アフロヘア―で有名な「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀如来坐像」(東大寺蔵と五劫院蔵)は、今回はじめて二体並んで拝見した。お顔の表情から衣文、印相までこんなに違っていたとは、別々に拝見した時は気付かなかった。

 平氏による南都焼討ち後の東大寺復興に比べて、江戸時代の復興については、公慶(こうけい)上人の事績をはじめ、五代将軍綱吉の生母・桂昌院が二月堂本尊に「御正躰(懸け仏・みしょうたい)」を奉納したことなど、知らないことが多かった。青海波を背景に、美しく荘厳された丸彫りの観音像を配した直径5尺(約153cm)に及ぶ巨大な「御正躰」は、桂昌院による東大寺復興への寄与の象徴と言えるだろう。

 貞観十一年(869)、平成の大震災と同じくらいの規模の地震が東北を襲った。食料支給や免税などの救済措置が取られ(「三代実録」)、いま博物館に遺蹟が隣接する多賀城に、復興庁のような機関が置かれた。貴族政治のイメージの強い平安時代も、危機管理能力はすごかったのだ。

帰りに博物館から、遺蹟「末の松山」と「多賀城碑」に運んでもらったタクシーの運転手さんは、海に近い自宅は全部津波で流されたが、家族は全員無事だったので、「自分はまだいい方だ…」と淡々と話された。

 

=次回は平成30年7月13日付(第2金曜日掲載)=

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かわしま・かずほ

元大阪芸術大学短期大学部教授。

メモ 東北歴史博物館 宮城県多賀城市高崎1-22-1。電話022(368)0106。JR東北新幹線仙台駅より、JR東北本線に乗り換えて14分、「国府多賀城駅」下車、すぐ目の前。月曜日休館。会期は6月24日(日)まで(一部展示替えあり)。http://todaiji.exhn.jp/

 

6月9日の奈良新聞1面の「国原譜くにはらふ」に恵さんという記者が書かれています。

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2018年6月 8日 (金)

器まつもりクリアランスセール6月8日から17日まで

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器まつもり・もちいどの本店ではほとんどの品を30%OFFにするクリアランスセールを8日から17日までおこないます。
レジーにて30%OFFです。

また2階の特設売り場ではMAX70%OFFのSpecial SALEも行っていますので2階へもどうぞ。

器まつもりのHPです→http://utsuwamatsumori.life.coocan.jp/

2018年6月 7日 (木)

元興寺 屋根裏探検

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元興寺創建1300年記念で、国宝禅室の屋根裏探検が6月16日から7月16日までおこなわれます。1000円とのこと。内見会の様子が新聞でも大きく報じられていました。事前予約が必要です。
申し込みは奈良市観光協会で受付されます。電話0742-22-3900です。

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2018年6月 6日 (水)

6月のならシネマテーク

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北フランスの大西洋に臨む港町に暮らすマルセル・マルクス。彼はル・アーヴルの駅前で靴磨きを生業とし、妻・アリエッティと愛犬ライカと仲睦まじく穏やかに過ごしていた。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着する。偶然にもマルセルは、警察の検挙をすり抜けた一人の少年イドリッサと出会い――。

「街のあかり」「過去のない男」などのフィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督の作品

開催日時

6月 8日(金)10:00 / 14:00 / 19:00

6月 9日(土)14:00 / 18:00

6月10日(日)11:00 / 15:00

開催場所

奈良国立博物館 講堂
奈良市登大路町50番地

HPです→http://cinematheque.nara-iff.jp/

2018年6月 5日 (火)

奈良マラソン2018受付近づく

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12月8日、9日におこなわれる奈良マラソン2018の受付がはじまります。

インターネット申込みは

県民枠は6月6日20時から11日まで。

一般枠は6月13日20時から18日まで。先着順とのことです。

例年、奈良マラソンは人気があり、即日締め切りと聞いています。さらに一般枠は専用払い込み用紙で、抽選とのことです。

くわしくはHPをご覧ください

http://www.nara-marathon.jp/

2018年6月 4日 (月)

もちいどの夢CUBE新規募集中です

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もちいどのセンター街が運営する、起業家支援施設「夢CUBE」の2区画、ただいま募集中です。
まん中あたりのG、そして一番奥のほうせき箱あとのJです。申込締め切りは6月30日(土)必着です。
くわしくはもちいどのセンター街のHPをご覧ください

http://www.mochiidono.com/

募集要項は→http://www.mochiidono.com/upload/pdf/762290785.pdf

いまがチャンスです。

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2018年6月 3日 (日)

6月5日奈良テレビ、ゆうドキッ!

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6月5日(火)のゆうがた5時58分からの番組、奈良テレビの「ゆうドッキ!」で、奈良もちいどのセンター街と夢CUBEが取り上げられます。

良かったらビデオにとってでもご覧ください。

番組のHPです→http://www.naratv.co.jp/yudoki/

2018年6月 2日 (土)

矢田寺のあじさい

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大和郡山市の矢田寺のあじさいが話題に上がる季節となりました。奈良交通では近鉄郡山駅と,JR法隆寺駅からあじさい臨時バスが6月2日から30日まで毎日運行されるとのことです。矢田寺への臨時バスのHPです→http://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2018spring_yatadera.html

2018年6月 1日 (金)

橋本町御高札場と奈良県里程元標

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5月31日、毎日新聞奈良版に毎週、奈良まほろばソムリエの会のメンバーが書いている、ディスカバー奈良に私が書いた「橋本町御高札場と奈良県里程元標」が載りましたので紹介します。 

奈良市の御高札場と県里程元標

奈良市三条通は平城京の時代からの道です。東六坊大路の餅飯殿通と交わるところは江戸時代、札の辻でした。幕府のお触れや命令を高札で広めた「橋本町御高札場」があり、興福寺や春日大社に近く、当時もにぎわっていた場所です。歴史を見直そうと、1984年に地元の人たちによって元の場所の近くに復元されました。
 
 また、明治時代に奈良県が設置された時、街道の起点を表す「奈良県里程元標」が建てられ、戦後は基礎の石積みだけが残っていましたが、2010年に現在の高札場のそばに復元されました。今は多くの人に注目され、記念撮影のスポットになっています。奈良は古い時代に目が行きがちですが、中世や近世の歴史にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

(奈良まほろばソムリエの会理事 松森重博)

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同じ紙面のやまと歌壇の小谷稔先生の「選者の一首」です。

木の蔭に二人静の花穂白くこぞりて今年の梅雨の近づく

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はからずも当方の作ものりました。

写真は5月30日東から中金堂を撮りました。

興福寺中金堂は覆屋を少し外され威厳現す

 

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