名張 一ノ井 松明講、春を呼ぶ会・・・東大寺修二会を支える人たち
3月1日の夜、奈良氷室神社で、ひむろしらゆきサロンがありました。東大寺修二会に奉納されるいろいろな会や講の中でも古いといわれる、三重県名張市の一ノ井の松明講や支援される春を呼ぶ会の皆さんのお話や保山耕一さんの素晴らしい映像を拝見することができました。画像はヒライソウスケさんから拝借。
770年間、名張から奈良東大寺まで毎年3月、檜(ひのき)の木を奉納され、その檜を1年間乾燥させて、翌年の修二会の3月12,13,14日の韃靼(だったん)の松明に仕上げられて使われるそうです。
韃靼のたいまつは童子さんたちによって3月9日朝から、二月堂の下の若狭井のあたりで作られます。(見学可能)
修二会の大松明はよく燃える松の油を含む松の松明であるのに対して、韃靼の松明は二月堂の内陣でおこなわれる行法であるので、よく燃えて煤(すす)の少ない檜をつかうそうです。
2月に名張の松明山で樹齢100年くらいの1本の大木が切り出され、皆で運ばれて極楽寺で薄い松明の木に仕上げられるそうです。
様子を伝える極楽寺のHPです。
→http://www.gokurakuji-nabari.jp/taimatsu.html
帰りにりっぱな「伊賀一ノ井松明調進行事」という冊子とうすく仕上げられた松明の木を1枚いただきました。
東大寺の修二会のHPのページです→http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie1.html
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